top of page

9717-9721: フローニンゲンからの便り 2023年1月8日(日)




No.4361 トランスヒューマンの翼_Transhuman Wings


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2111, A Sunflower

A sunflower is dancing to music.

The music comes from the universe.

The flower is one with the universe itself.

Groningen; 08:51, 1/8/2023


No.2112, The Afternoon Moon

The afternoon moon appears dimly in the sky.

A parade happens under the moon.

Groningen; 13:02, 1/8/2023


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9717. 今朝方の夢

9718. 今朝方の夢の続き/今日の活動内容

9719. トランスヒューマニズムに関連する様々な倫理領域への関心

9720. バッハの和音・対旋律宇宙の中へ/テレマンの曲の数字譜化

9721. 書籍の一括注文を終えて


9717. 今朝方の夢


時刻は午前7時半を迎えた。昨日も穏やかな太陽の光が地上に降り注いでいたが、どうやら今日も天気は晴れてくれるらしい。今日もまた太陽を拝むことができるのは嬉しい限りである。今日の最高気温は9度で、最低気温は5度とのことで、これくらいであれば湯たんぽなしでも生活できる。旅から帰ってきて、まだ一度も湯たんぽを使っていない。12月の途中に極寒の寒さになった時に湯たんぽは活躍していたが、今は寒さも和らいでいるので湯たんぽいらずである。


今朝方の夢について今静かに振り返っている。夢の中で私は、フィールドワークに出かけていた。おそらく場所は日本ではなく外国であったと思う。雰囲気として、西洋諸国のどこかの国であった。何のフィールドワークに出かけたのかというと、同じ言葉を発し続けてしまい、同じ行動をし続けてしまう人たちが集まる村に向かった。そこで彼らの精神分析をしたり、彼らの共同体がどのような精神と仕組みで運営されているのかを調査することが目的だった。彼らは社会の中では病人として扱われているが、それはひょっとすると単なるラベル貼りに過ぎず、彼らには何か特殊な能力があるかもしれないということも調査上の観点になっていた。彼らが生活する村に到着すると、雰囲気は思っていた以上に明るかった。早速調査を始めると、村の人々の協力もあって、順調に調査が進んでいった。気がつけば、調査も終わり、村から離れる日となっていた。私は旅館に宿泊していて、旅館で朝食をゆっくり摂り、そこから荷物の支度をして玄関に向かった。すると、協働者のある知人の方が玄関まで出向いてくれ、お別れの言葉を述べた。しかしその時に、最後に私と一緒にやりたいこととして、裸になって笑顔でツーショットの写真が欲しいと言われ、流石にそれは断った。その方は上はすでに裸で、下は下着姿であった。少し照れ笑いを浮かべながら、その方は私を送り出してくれた。時計を見ると、予定よりも時間が遅れてしまっていて、これだとバスに乗り遅れてしまうと思った。バスに乗り遅れると、必然的に列車にも乗り遅れてしまうと思った。しかし焦っても仕方ないし、列車の本数は多いはずだと思って、ゆっくりとバス停に向かった。するとちょうど大きな観光バスが停車していたのでそれに乗った。するとそこには小中学校時代の部活の先輩がいて、先輩たちはどうやら旅行に出かけているようだった。バスの中では先輩たちと話をしながら楽しく時間を過ごした。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/1/8(日)07:44


9718. 今朝方の夢の続き/今日の活動内容


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、そう言えばあの夢の続きとして、バスで駅に向かった後、駅の中が不思議な空間になっていたのを思い出した。そこはとても入り組んでいて、すぐに乗車予定の列車が止まっているプラットホームに辿り着けなかった。空港によくある動く歩道の高速版のような物が随所に設置されていて、それに乗ってみると、真っ直ぐに進むだけではなく、下や上に向かっていくものもあり、特に下方向に進む際には少し恐怖感があった。前のめりになって倒れてしまわないかという心配があったのである。駅全体として近未来的な雰囲気を発していたのだが、不思議と人はあまりいなかった。これだけ大きな駅に人が少ないことがかえって不気味に思えたのは確かである。そもそも旅館を出発する時刻が予定よりも遅く、バスも乗り遅れていたので、列車もまた当初の予定とは違うものに乗ることになった。目的のプラットホームがある場所がわかった時には少しホッとして、あとは気長に元いた場所に戻ろうと思った。そのような夢だった。


昨日はオンラインゼミナールのクラスがあり、クラスの後にも補助音声ファイルを作成していたり、箏の数字譜作成などに時間を使っていたこともあって、読書はさほどしていなかった。今日はその分いろいろと書籍を読み進めていこうと思う。それに加えて、午後には書籍の一括注文をしておきたい。新年最初の書籍の一括注文は、トランスヒューマニズムやポストヒューマニズムに関してまだ手元にない書籍を買い揃えることを目標にしている。ゾルタン·イスタヴァンが一般書を含め、トランスヒューマニズムに関する小説も執筆しているようなので、それについても購入しておきたい。書籍の一括購入以外には、昨年の最後の四半期の税務申告をするために、夕食後に会計士のロブに申告に必要な情報を送ろうと思う。その際には、最初の三四半期において費用計上が抜けていたので、それについて修正したことも併せて連絡をしておく。その作業はすでに終わっているので、ロブへの連絡はそれほど時間がかからないだろう。フローニンゲン:2023/1/8(日)07:56


9719. トランスヒューマニズムに関連する様々な倫理領域への関心


やはりトランスヒューマニズムの問題で一番大きな焦点は、生命倫理に関するものかと思われる。それに付随する形でテクノロジー倫理があるという位置づけて、優先的には生命倫理についての探究を進めていこうと思う。神学大学院に進学したら、神学大学院のコースだけではなく、メディカルスクールにおける生命倫理のコースを履修したり、工学科のテクノロジー倫理に関するコースも履修したいと思う。生命倫理に加えて忘れてはならないのは、AI倫理である。これはテクノロジー倫理の範疇に入れることができるが、学問領域としてはすでに個別にAI倫理という分野が確立されているので、早速関連書を購入してみようと思う。網羅的にその分野を学ぶに際しては、オックスフォード大学出版やケンブリッジ大学出版のハンドブックシリーズが秀逸であり、早速調査をしてみよう。生命倫理に派生させる形で、ナノテクノロジーを扱うナノ倫理に関する網羅的な学術書も早速購入してみようと思う。午後の書籍の一括注文の際には、それらの書籍を購入する。


その他に書き留めておきたいことは、進学を検討している大学院のコースを調べてみた時に、そこは総合大学であるから、様々な学科でそれぞれの領域ごとの倫理のコースが提供されていて、総数で言えば400近いコースが提供されていて驚いた。人文学と自然科学、さらにはビジネススクールやロースクール、そしてデザインスクールなどで倫理のコースが必ず提供されていて、時代は倫理の時代なのかと思うほどである。それだけの数の倫理のコースが提供されているのを見ると、現代社会が倫理上の問題で覆われているという見方ができるし、実践者の倫理観の欠如や倫理的知性の未熟さという問題も見えてくる。そのようなことを考えながら、自分は自分にできることとして、まずはトランスヒューマニズムに関連する倫理領域を集中して探究していきたいと思う。フローニンゲン:2023/1/8(日)10:04


9720. バッハの和音・対旋律宇宙の中へ/テレマンの曲の数字譜化


先ほど、午前中の箏の稽古を終えた。昨日作成した般若心経の数字譜の演奏はなかなか難解なので一旦脇に置き、今はもっぱら自作したバッハのコラールの数字譜の演奏を楽しんでいる。やはりバッハのコラールは素晴らしい。深い味わいがあり、演奏中にどこか昇天に近いような感覚を得ることすらある。般若心経の演奏に代えて、バッハがキリスト教の教えと世界観を体現させたコラールを引き続き弾き込んで行こうと思う。


今からもう1曲追加してコラールの数字譜を作成したい。今日中に、4声のコラールのソプラノとアルトの旋律部分を抜き出して、前者を1箏に、後者を2箏に割り当てて数字譜にしたい。実際には2つの箏での演奏になるが、それをなんとかソロで演奏したい。2箏パートを全て演奏するのではなく、おそらく1箏パートを演奏する中で左手を使う局面においては2箏パートの演奏をせず、それ以外の箇所はピチカートを基本技法として2箏パートの旋律も演奏していく。バッハのコラールはなんと言っても和音や対旋律が美しいこともあり、それを活かさない手はない。今のところ2声のコラールのソプラノ部分を抜き出して演奏するだけでも十分に楽しいのだが、2つの旋律を抜き出して、それらを同時に鳴らしていけば、バッハの作り出す和音宇宙と対旋律宇宙に入っていくことができ、今以上の喜びが演奏から得られるに違いない。早速午後には数字譜に落としてみて、バッハの音楽世界にここからさらに深く入っていきたい。


バッハ以外に注目をしたいのは、バッハと同時代人であり、当時はバッハ以上に人気のあった作曲家であるテレマンである。テレマンは生涯において4000曲以上の曲を作曲したと言われている偉大な作曲家の1人である。テレマンの楽譜も持っており、テレマンの曲のメロディーを楽しむ形で、バッハのコラールに並行して、テレマンの曲も数字譜にしていきたい。フローニンゲン:2023/1/8(日)11:58


9721. 書籍の一括注文を終えて


時刻は午後7時を迎えた。今し方夕食を摂り終えた。胃腸に負担をかけないようにするためと、栄養をしっかり吸収できるようによく噛むことを意識して食事を味わうと、旨味も増す。噛むという行為への意識の集中が、心が満たされた状態での食事を可能にしてくれているようなのだ。


今日は夕方に時間を取って、新年最初の書籍の一括注文を行った。注文予定リストの60冊ぐらいの書籍を1冊ずつ吟味していき、今の自分に必要な下記の36冊の書籍を購入した。最初に調べていたのは、生命倫理、ナノ倫理、神経倫理、AI倫理、遺伝子操作倫理などの倫理に関する書籍である。そこからは改めてトランスヒューマニズムの書籍とポストヒューマニズムに関する書籍を購入していった。それらの分野に関するこの世の全ての書籍を持っているわけではないが、調査の限りだと書籍レベルでは9割近くの書籍を購入したことになり、今後も新刊書が出てくるだろうが、当面は世の中にすでに出回っている購入したそれらの書籍を何度も繰り返し読んでいこうと思う。今年の秋から神学大学院での研究を始めることができたら、学術書だけではなく、学術論文も大量に読んでいくつもりである。2022年の終わりにまた新しい研究テーマが見つかって本当に嬉しく思う。今のところそれは、自分が使命感を持って従事できる領域であり、多分に実践的な要素を持っていることも自分の奮い立たせてくれる。自らが研究者として、そして実践者としての高度な倫理観を携えて活動に当たりたいと思う。倫理観というのは結局のところ、健全なる美意識と密接に結びつくものなのだと思う。そうした美意識を涵養していくことが、真善美の真と善の領域で根底部分で結合を果たし、三つの領域を高度に開発してくれるはずである。


1. Handbook of Nanoethics

2. The Oxford Handbook of Neuroethics

3. The Oxford Handbook of Bioethics

4. The Oxford Handbook of Ethics of AI

5. The Ethics of Genetic Engineering

6. Ethics and the New Genetics

7. Ethics and Emerging Technologies

8. The Remnants: Essays, Interviews & Other Writings

9. The Theistcideist: A Transhumanist Explores Religion, Spirituality, and Atheism

10. Philosophy and the Future: A Transhumanist Examination of Where We're Going

11. The Futuresist Cure: Notes from the Front Lines of Transhumanism

12. Upgrading America: The Political Writings of Zoltan Istvan

13. The Anti-Deathist: Writings of a Radical Longevity Activist

14. A Transhumanist Journal: Writings that Launched the Transhumanism Movement

15. The Transhumanist Wager

16. The Transhumanism Handbook

17. Handbook of Research on Learning in the Age of Transhumanism

18. The Palgrave Handbook of Posthumanism in Film and Television

19. The Bloomsbury Handbook of Posthumanism

20. The Transhumanist Reader: Classical and Contemporary Essays on the Science, Technology, and Philosophy of the Human Future

21. Transhumanism and the Image of God: Today's Technology and the Future of Christian Discipleship

22. Transhumanism: A Grimoire of Alchemical Agendas

23. Geoengineered Transhumanism: How the Environment Has Been Weaponized by Chemicals, Electromagnetics, & Nanotechnology for Synthetic Biology

24. The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology

25. Critiquing Transhumanism: The Human Cost of Pursuing Techno-Utopia

26. On Transhumanism

27. TRANSHUMANISM: What is it?

28. Future Superhuman: Our transhuman lives in a make-or-break century

29. The Posthuman Condition: Ethics,Aesthetics & Politics of Biotechnological Challenges (Matchpoints)

30. On Posthuman War: Computation and Military Violence

31. Cyborg Citizen: Politics in the Posthuman Age

32. Posthumanism in Digital Culture: Cyborgs, Gods and Fandom

33. Posthuman Ethics: Embodiment and Cultural Theory

34. Posthuman Studies Reader: Core Readings on Transhumanism, Posthumanism and Metahumanism

35. Post-Human Futures: Human Enhancement, Artificial Intelligence and Social Theory

36. Transhumanism and Posthumanism in Twenty-First Century Narrative

フローニンゲン:2023/1/8(日)19:07

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page