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9684-9687: マヨルカからの便り 2023年1月2日(月)



No.4337 メタモダンの放射_Metamodern Radiation


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2096, Majorca’s Spirit

Majorca’s spirit is dancing in the early morning.

The dance comes from the Kami of the brilliant sun.

Majorca; 08:04, 1/2/2023


No.2097, A Well of Kami

A well of Kami is shining at this moment.

It is not imaginary but real.

Majorca; 08:51, 1/2/2023


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本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9684.【マヨルカ滞在記】今朝方の夢

9685.【マヨルカ滞在記】今日の観光計画/今朝方の夢の続き

9686.【マヨルカ滞在記】バルデモサのショパン記念館を訪れて

9687.【マヨルカ滞在記】デスクトップ上の文献資料を読み終えて


9684.【マヨルカ滞在記】今朝方の夢


時刻は午前7時に近づきつつある。マヨルカの朝はとても静かである。今はまだ辺りは真っ暗で、ここから少しずつ明るくなってくるだろう。今日も日中の気温は20度近くまで上がるので、暖かさを感じられる1日になる。朝は意外と冷え込んでいて、今の気温は8度だ。とは言え、このぐらいの気温がフローニンゲンの最高気温でもあるので、早朝でも暖かいと言えるのだが。


早速今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、とても感動的な場面に出くわしていた。実際のところはその場には自分しかおらず、脳内に感動的な情景が果てしなく広がっていて、その世界に引き込まれるようにして感動の渦の中にいた。涙がじんわりと滲んできて、そこからも感動の強度は強まるばかりであった。


その次に見ていた夢は、アニメの世界と現実世界を行き来してミッションを遂行するものだった。ある有名な探偵アニメの主人公と一緒に2つの世界を行き来しながらミッションを遂行していくことは刺激に満ちていて、とても楽しかった。そこには知的興奮と実存的興奮の双方があった。どちらの世界でも有限の身体を伴っており、その身体に終わりが来ること、すなわち死が存在しているということが、知的興奮と実存的興奮の双方を倍加させていた。そこから私は、不死を実現させようとするトランスヒューマニズムの考え方を再考した。仮に死というものがなければそうした興奮は生じ得ず、有限性の価値を見出したのである。ひょっとしたら、不死を実現してもそれらの興奮を得られるようなテクノロジーが生まれてくるかもしれないが、今のところはそれがどういうテクノロジーなのかは想像しにくい。脳科学がより進歩し、その他の生命科学分野の知見を用いたテクノロジーが進化すれば、そうしたことは可能になるのだろうか。そのようなことを考えさせられていた。


ニースに滞在中もそうであったが、マヨルカ滞在中もよく夢を見ている。これは旅を通じた刺激が多いからだろうか。今回の旅行中においては書物はほとんど読んでいない。昨日は夕方に時間があったので、古事記の英訳版を読もうと思ったが、結局1ページも開かない状態だった。書物から離れ、滞在先の街の景色を眺めることが刺激となり、これまで蓄積していた知識が無意識の層から湧き上がってきて、それが夢の形になっているのかもしれない。マヨルカ:2023/1/2(月)07:03


9685.【マヨルカ滞在記】今日の観光計画/今朝方の夢の続き


時刻は午前7時半を迎え、空がダークブルーに変わり始めてきている。新年を迎えての2日目がゆっくりと始まろうとしている。今日は本格的に観光出かける予定だ。一番の楽しみは、世界遺産のトラムンタナ山脈を超えて北西岸のソーリェルを結ぶソーリェル鉄道に乗ることであり、後ほどチケットを購入しておこうと思う。朝一番の便は10時半とそれほど早くないので、朝食を摂ってゆっくりしてからホテルを出発すればいいかと思う。


今少し調べてみたところ、12/12から2/6まではなんと鉄道が冬季休暇に入っているようで、残念ながらそれに乗車することはできないことがわかった。なので、今日はバスを使ってショパン記念館に行ってこようと思う。それ以外にも今日は、昨日偶然見つけた“Museu Fundació Joan March”という美術館にも足を運ぶ予定だ。前者はホテルからバスに乗って行かないと行けないが、後者はホテルから歩いて行ける距離にあるのでまずはショパン記念館を訪れたいと思う。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢にはまだ続きがある。夢の中で私は、欧米のどこか別の都市に引っ越しをしていて、そこで新たな生活をスタートさせていた。髪の毛が伸びていたので、近所で良さそうな美容室を見つけ、そこに行ってみることにした。事前に予約を済ませ、指定した時間に店に行くと、担当の美容師さんが出迎えてくれた。その方は中年の男性で、私を見るや否や、ファッションのお洒落さを褒めてくれた。確かに服装はそれなりの格好をしていたが、靴に関しては運動靴を履いていて、私が笑いながらそれについて指摘すると、美容師の男性も笑った。そこからまずは洗髪をすることになり、洗髪は別の若い男性が担当することになった。その男性からいくつかの洗髪メニューを伝えられ、その方と相談する形で、マッサージ付きのものを選んだ。洗髪の最中はその男性と静かな声で話をしていて、洗髪が終わってからは、担当の美容師の方とビジネス社会の闇と政治の話で盛り上がった。そのような夢を見ていた。マヨルカ:2023/1/2(月)07:43

9686.【マヨルカ滞在記】バルデモサのショパン記念館を訪れて


時刻は午後3時を迎えた。先ほど今日の観光を終えてホテルの自室に戻ってきた。今日はまず最初に、小さくてとても美しい村のバルデモサに行った。ここはショパンとサンドが滞在していたことでも知られる場所で、実際に2人が住んでいた家が今は記念館として開館している。ホテル最寄りのパルマ駅からバルデモサまでは、バスで30分ほどの距離だった。今日は残念ながらソーリェル鉄道に乗ることはできなかったが、その代わりにバスの窓からの景色を十分に堪能した。バルデモサに向かう景色はとても印象的で、向かう方面には山を眺めることができた。そしてバルデモサでは、石材で出来たお洒落な家々の佇まいを堪能した。バルデモサではショパン記念館にしか訪れる予定ではなかったが、館内をゆっくり見た後は、村の中を歩いて散策した。それでも予想以上に早く村を回ることができたので、そこからまた中心部のパルマに戻ってきた。一昨日に空港から中心地までバスに乗った時、現金しか受け付けないのかと思っていたら、銀行のコンタクトレスのデビットカードなら使えることがわかり、さらにはそれを使うと現金で支払うよりも割引されるとのことだったので、運賃はデビットカードで支払うことにした。そのような形でバスに乗り、パルマに戻ってくると、そこからは一昨日に偶然見つけたMuseu Fundació Joan Marchという現代アート美術館に足を運んだ。ここは入場料が無料であり、館内はとても綺麗だった。ダリやミロの作品もあり、作品数自体は少ないが、いくつか足を止めて見入ってしまう作品があった。


今日はこれからデスクトップに保存しているトランスヒューマニズム関連の資料を読み進めていこうと思う。そして、来週の火曜日から始まる批判的実在論の入門講座に向けて、受講生の方に新年の挨拶を兼ねて、初回のクラスに向けた連絡事項をしておきたい。マヨルカ:2023/1/2(月)15:26


9687.【マヨルカ滞在記】デスクトップ上の文献資料を読み終えて


マヨルカでの充実した滞在も残すところあと2日となった。実質上、明日が最後の観光日である。今日は午後3時過ぎに観光から帰ってきて、デスクトップに保存していたトランスヒューマニズム関係の文献に全て目を通していき、読み終えたものから順番に削除していった。先ほど、これにて全ての文献に目を通した。そう思っていたら、あとはアメリカのトランスヒューマニスト党に関する分厚い資料が残っていたので、入浴した後にでも目を通そうと思う。トランスヒューマニスト党に関するその他の資料を読んでいる時に、この党のメンバーシップの登録を正式に行った。今のところ、仮に今年の夏からアメリカで生活することになったら、トランスヒューマニスト党のボランティアで関わりたいと思う。というよりも、基本的にこの弱小政党はボランティアで運営されているようだ。そもそもユニークな公約として、この政党は一切外部から資金を受け取っていないし、メンバーからの資金調達も一切しないことを掲げている。寄付ですら受け付けておらず、寄付を政党にするぐらいなら、トランスヒューマニズムに関する研究施設や科学者に寄付をしてほしいと述べているぐらいである。アメリカの大統領選は数百億円ぐらいの膨大な資金が動くと言われているが、トランスヒューマニスト党がユニークかつ共感するのは、政治とカネを切り離そうとしていることである。日本でも政治とカネの結びつきは強固であるが、トランスヒューマニスト党は新時代の政治として、カネと政治を切り分け、とにかく科学とテクノロジーの発展に資金を充てようとする。こうしたところは共感する次第だ。


その後、トランスヒューマニスト党の日本支部をどのように作ればいいのかを考えていたり、そもそも日本で政党を設立すればいいのかわからなかったので、総務省の規約を読んだりしていた。自分は政治家の特性はないが、何らかの形で政治に関わりたいと思っているし、リーダーシップを発揮して社会により直接的に関与していこうという意思が芽生え始めている。こうした意識が、毎週末のオンラインゼミナールで政治思想を取り上げたところにも現れているし、今後のクラスでは政治過程論についても取り上げようと思っていることにもつながっている。さて、デスクトップ上の文献史料に目を通すこともひと段落したので、明日からは寝かせておいた書籍の原稿のレビューをし、マヨルカ旅行から帰ってきた日かその翌日に、編集方に最終稿を送ろうと思う。マヨルカ:2023/1/2(月)19:15

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