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9669-9673: ニースからの便り 2022年12月30日(金)



No.4323 トランスヒューマニズムの宇宙_The Universe of Transhumanism


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2086, The Empty World

Since the world is saturated with emptiness, everything can happen.

Contingency and necessity melt into emptiness.

Nice; 08:58, 12/30/2022


No.2087, Morning Pleasure

The sunny morning is full of pleasure.

Everybody sings a pleasurable song.

Nice; 10:03, 12/30/2022


No.2088, Immortality from Shinto Perspectives

How can I think of immortality from Shinto perspective?

How does Shinto consider immortality?

Nice; 20:42, 12/30/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9669.【ニース滞在記】本日の観光予定

9670.【ニース滞在記】今朝方の夢

9671.【ニース滞在記】今朝方の夢の続き

9672.【ニース滞在記】今朝方の夢を再び振り返って

9673.【ニース滞在記】ルノワール美術館を訪れて


9669.【ニース滞在記】本日の観光予定


時刻は午前7時半を迎えようとしている。ニースの朝空がようやく明るくなってきた。昨日は結局小雨が降ることはなく、今日もまた天気が良いようだ。幸いにも、ニースの滞在中は折り畳み傘を使うことが全くなく、天気に恵まれている。観光をする上で、それは嬉しい限りである。


さて、今日は1箇所だけ足を運ぼうと思っている。今回のニース旅行でシャガール美術館と同じぐらいに訪れたかったルノワール美術館に足を運ぶ。ここは開館時間が午前と午後の2回に分かれていて、今日は午後の時間帯に訪れたいと思っている。午後は2時から開くようなので、開館と同じ時刻に美術館に到着したい。


ホテルから美術館までの行き方を調べてみたところ、昨日利用したNice-Villeという駅から列車に乗って、美術館の最寄り駅まで14分ほどの乗車時間とのことである。そこから美術館まで歩いて20分弱の時間を要する。今日はルノワール美術館しか訪れる予定はないので、美術館ではできる限りゆっくりと鑑賞を楽しみたいと思う。午後1時半の列車に乗れば、開館時間を少し過ぎた頃に美術館に到着できるのでちょうどいいように思う。今日もまた、美術館に行くまでの時間は集中して書籍の原稿の修正に取り掛かりたいと思う。おそらく美術館から帰ってくるのは夕方になるであろうから、午前中の時間しか原稿の修正に取り掛かることは難しいように思う。夕食後は集中力が落ちるため、夜は原稿修正以外のことをしながらゆっくりと過ごしたい。ニース:2022/12/30(金)07:39


9670.【ニース滞在記】今朝方の夢


気がつけば、明日はもう大晦日である。そして、明日はニースを出発してマヨルカに向かう日でもある。ニースの滞在は充実していて、ここには日常とは違う非日常的な時空間が広がっていると感じられる。それを感じられるのが旅の醍醐味であり、それを通じて自己はまた治癒と変容の歩みを進めていく。


今朝方は2つほど夢を見ていた。夢の中で私は、見慣れない市民ホールにいた。市民ホールのコンサート会場で、今から協働者の方と一緒にプレゼンをすることになっていた。プレゼン内容は、マジックマッシュルームに含まれるシロシビンが脳に及ぼす影響に関するものだった。プレゼンを行う前に控え室で、ある知人の女性の方と話す機会があった。その方は本業以外のボランティアで、ある慈善活動を行っている。以前その方が紛争地域を訪れた際に、脳を部分的に切断しなければならなかった子供や大人を見てきて、彼らの役になんとか立ちたいという思いを持っていた。シロシビンが脳に及ぼす効果に関しては随分と研究が進んでいて、その中には新たな神経経路の形成や脳全体の機能の強化などがあったため、その方の関心に合致するのではないかと思った。しかし、実証研究のほとんどは健常者の脳を対象にしたものであり、部分的に脳が損傷していたり、脳の一部が摘出されている人たちにどれだけ効果があるのかは疑問が残った。そのような疑問を残しながらも、プレゼンの時間が来たのでコンサートホールに向かった。そこではすでに協働者の方がシロシビンの効果に関する動画を流していた。ところがその動画は、科学者が真面目にその効果を語るものではなく、大砲がどんぱち飛び交うシーンから始まる暴力的な内容だった。今回のプレゼンの聴衆は、科学者や対人支援の専門家ばかりのため、その動画は不適切だと思い、協働者の方に別の動画に切り替えてもらうようにお願いした。そのときに、その方は聴衆に混じってくつろぎながら動画を見ていた。動画が上映中ではあったが、その方に少し大きな声で呼び掛けたところ、私の右隣にその方の同僚がいて、声を出さずにそっと対応した方がいいと言われた。なのでそこからは、協働者の方を手招きで呼び、壇上に降りて動画を変えることにした。私はすぐにYoutube動画の検索画面に英語で、「シロシビンの脳への効果」といったキーワードを打ち込んで、望ましい動画を探した。目星の動画が見つかるまで少し時間があり、その間何か話で繋ごうと思ったが、聴衆の人たちは静かに見守ってくれていたので、動画を見つけることに集中した。そのような場面があった。


次の場面では、ある社会学者の教授と話をしている場面があった。そこは日本のどこかの街で、時刻は夕暮れ時だった。カラスの鳴き声が聞こえたので、その教授に、オランダと日本ではカラスの大きさも鳴き声も違うことを伝えた。するとその教授は関心を持ったらしく、オランダのカラスはどのような感じなのか尋ねてきた。オランダのカラスはとても小さく、鳴き声もあまり聞こえないぐらいの小さな音であると述べた。そもそもオランダではゴミを捨てるシステムが日本と異なり、生ゴミを漁るようなカラスはほとんどいない。餌となる生ゴミの有無が個体差に影響を与えたのではないかと思ったのでそれを伝えた。するとその教授はオランダのゴミ捨てのシステムに関心を示し、それについても尋ねてきた。オランダでは、街の至る所にその近辺の住民専用のゴミ捨て場がある。地下3mぐらいに掘られた穴に、金属製のゴミ箱が縦長に設置されていて、その蓋を開けるには専用のカードが必要になる。それをかざすとゴミ箱の蓋が開くようになっていて、カードはそのゴミ箱の近くの住人しか使えないようになっている。カードの番号とゴミ箱の番号が対応しているのである。そのような説明をその教授にすると、大変興味深いということを述べて嬉しそうにしていた。そのような夢を見ていた。ニース:2022/12/30(金)08:03


9671.【ニース滞在記】今朝方の夢の続き


つい先ほど、1階のレストランに降りて、ダブルエスプレッソをもらってきた。コーヒーカップにダブルエスプレッソを2杯分入れて、今自室でそれを味わっている。オーガニック豆の良い香りと濃厚な味を持つエスプレッソは、目覚めの一杯としてふさわしい。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、ニースの滞在中は結構夢を見ていることに気づく。確か前回のフランクフルト滞在中にはあまり夢を見ていなかったように思うし、日本に一時帰国した際にも時差ぼけの影響があるうちはあまり夢を見ていなかったように思う。ところが、ニースではかなりの夢を見ている。オランダからニースまでの移動距離がほとんどないことが無意識を安定させながら、同時に観光を通じて五感から入ってくる様々な情報が無意識を刺激しているように思える。それが夢の形となって現れているのではないかと思う。今朝方の夢の続きとして、まだ覚えていることがあるので振り返っておきたい。


夢の中で私は、大学時代の2人の友人(AT & YN)と一緒に話をしていた。話をしていた場所は見慣れない建物の中であり、その建物はシルバーカラーをしていた。それを白銀と形容するか、灰色と形容するかは微妙なところだが、あまり見慣れない色をした建物の中にいたことは確かである。友人のうちの片方は少し前に結婚をしていて、奥さんも仕事をしているようだった。彼自身は高給取りで、奥さんは別に金銭目的で働いているわけではなく、自分のやりがいを求めて働いているようだった。奥さんの方も所得が高く、2人は結構な額の税金を支払っているという話題になった。そもそも彼は会計士と弁護士の2つの資格を組み合わせてビジネスを展開していて、自分の事務所を構えて、大企業をクライアントに持っていた。彼は自慢をするわけでもなく、隠すわけでもなく、さらりと今年の所得を教えてくれた。すると、3億円を上回る所得のようであり、自分よりも所得が多いのだということをその時に知った。しかしながら不思議なことに、自分と支払う税金の金額は同じであった。彼は脱税をしているわけでは決してなく、純粋に事業にかかる費用が多いようで、その分利益が少なくなり、結果として私と同じぐらいの税金の支払いになるようだった。私の所得は彼よりも幾分少ないが、事業にかかる費用が通信費と書籍代ぐらいしかないため、利益が膨らみ、結果として支払う税金の金額が大きくなっていた。もう一方の友人は個人事業主ではなく、航空会社に勤務してパイロットをしているので、自分で税金の計算をする必要はなかったし、私たちよりも支払う税金の総額は随分と少なかった。その後、3人と留学に関する話をした。会計士と弁護士の資格を持っている彼は過去にコロンビア大学に留学していて、もう一方の友人は学位取得のための留学はしていないものの、パイロットの訓練のために海外で生活をしていた経験がある。そこで私は、自身3回目となる留学を考えていることを2人に伝え、海外で学ぶこと、そして海外で生活することがもたらす意義と価値について意見交換をした。そのような夢を見ていた。ニース:2022/12/30(金)08:41


9672.【ニース滞在記】今朝方の夢を再び振り返って


時刻は午前9時半を迎えた。大晦日を前日に控えたニースは快晴に恵まれ、とても清々しい雰囲気を放っている。ホテルの自室からは、教会らしき立派な建造物を眺めることができる。その作りは、どこかパリのノートルダム大聖堂に似ている。


つい今し方朝食を摂り終えた。旅行中は日中に動くこともあって、朝食をしっかり摂っている。観光の際はよく歩くので、エネルギーとプロテインを事前に補給する意味で朝食を摂る必要がある。今日の観光は午後からなので、今からエスプレッソを片手に、書籍の原稿の修正に集中したいと思う。


今朝方の夢をすでに十分振り返っていたと思ったが、また1つ夢を思い出した。夢の中で私は、小中高時代の親友(NK)と一緒に海辺を散歩していた。すると、川と海が出会う地帯に何かが浮かんでいるのが見えた。見ると、立派な辞書が数冊と、和書が数冊浮かんでいた。よくよく目を凝らしてみると、どこか見覚えのある本だった。そして足元をふと見ると、書籍が入っていたと思われる段ボール箱があり、そこに自分の名前が付されたシールが貼ってあった。そうそれは、自分が以前に注文した書籍で、結局届かなかったので注文し直したものだった。郵送の際に使われた段ボールの中にはまだ本が入っていて、それらも海水に濡れそうになっていた。親友は、私の本だとわかると、海に浮かんでいる辞書を海に入って拾いに行ってくれた。私は彼の行動に感謝をし、拾い上げられた辞書を眺め、本当はそれらはこんな運命にならなくて済んだのにと残念に思った。本来自宅の玄関に届けられたであろうそれらの書籍は、誰かが玄関から段ボールを持ち出して、ここに捨てたのだと思った。そんなことをした人間の心当たりはなかったが、自分の研究や自分のことをよく思っていない人が世の中にいるのだろうと思った。そうした人間が一定数生まれてしまうのは表現者として仕方ないことである。私は、そうした人間のひどいしうちにめげず、これからも自分の仕事に邁進し、自分が正しいと思うことや自分が目にした真実を世の中に問うていこうと改めて思った。ニース:2022/12/30(金)09:51

9673.【ニース滞在記】ルノワール美術館を訪れて


時刻は午後4時半に近づこうとしている。つい今し方ホテルに戻ってきた。先ほどまで、ニース郊外にあるルノワール美術館にいた。ニース中央駅から西に4駅ほど行った“Cros-de-Cagnes”という駅で降りて、そこから20分ぐらい歩いた小高い丘の上にルノワール美術館がある。ここはルノワール一家が実際に住んでいた場所であり、その敷地の広さに驚いた。シベリウスの家もかなり広大な敷地を持っていたことが懐かしく思い出され、シベリウスは湖の近くかつ森を感じさせるような場所に住んでいたのに対して、ルノワールは山を感じさせる丘の上に住んでいたことが特徴的である。ルノワール美術館からは穏やかな午後の光に煌く地中海の様子を眺めることができた。駅から美術館に到着する頃にはじんわりと汗が出るほどの暖かさで、着ていたコートを脱ぎ、長袖も腕まくりをする必要があるほどだった。そのため、丘の上で浴びた風は気持ちよかった。


この美術館に所蔵されているルノワールの作品数はそれほど多くないが、ルノワールに特徴的な筆遣いや色使いがわかるような名作がいくつかあった。きっと春や秋には柔らかい太陽の光がこの丘に降り注ぎ、夏には煌く太陽の光がこの丘に降り注ぐのだろうということが容易に想像され、それは実際のルノワールの作品からも感じられることである。また、ルノワールは人物も優しく描くことが特徴的で、この画家の内面の穏やかさを物語っているように思える。あるいはそれは、ルノワールの人間を見つめる優しい眼差しを表していると言えるだろうか。ゆっくりと美術館を堪能し、敷地内の自然を味わってから、来た道をゆっくり戻ってホテルに戻ってきた。


予想よりも少し早くホテルに帰ってくることができたので、書籍の原稿の修正の続きをしたい。幸いにも、あと少しで全ての章の修正が終わる。この様子だと、明日は終章の追加をできるかもしれない。明日はバルセロナ空港で3時間ほど乗り換え時間があるので、ラウンジで終章の執筆に取り掛かろう。これでマヨルカに滞在中は少し原稿を寝かせることができ、マヨルカからフローニンゲンに戻る頃にまた再度原稿を見直して、編集者の方に最終稿を送ろうと思う。ニース:2022/12/30(金)16:27

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