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9646-9650: フローニンゲンからの便り 2022年12月25日(日)



No.4249 内面宇宙(その1)_An Inner Universe (Part 1)


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2075, A Mellow Christmas Time

A mellow Christmas time is flowing in the world.

Everything is cheerfully swimming in the gentle sea of the time.

Groningen; 09:23, 12/25/2022


No.2076, A Blissful Well

A blissful well exists in the world.

Incessant and limitless bliss emerges from the well.

Groningen; 13:01, 12/25/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9646. ChatGPTの自我の発達段階

9647. 今朝方の夢

9648. 箏の稽古(55):バッハの2声のコラールの演奏に向けて

9649. 箏の稽古(56):ここからの箏との付き合い方の楽しみ

9650. 神学大学院への出願を終えて


9646. ChatGPTの自我の発達段階


時刻は午前7時半を迎えた。今は外が真っ暗で何も見えないが、どうやら今は霧が出ているようだ。今日は午後から雨が降るようであり、雨の中で旅行前の最後の買い物に出かけることになりそうだ。幸にも、明後日の旅行の日は晴れるようなので何よりだ。


昨夜、ひょんなとこから久しぶりにIntegral Lifeのウェブサイトを覗いてみた。すると、先日テクノロジー哲学の講座で話題に上がっていたChatGPTが取り上げられていた。どのような形で取り上げられていたかというと、スザンヌ·クック=グロイター博士が開発した自我発達のアセスメントをChatGPTが受けたらどのような結果になるのかという面白い形で取り上げられていたのである。クック=グロイター博士本人とその他2人のスピーカー3人でその結果について解説している動画を興味深く眺めていた。結果としては、ChatGPTは発達段階4.5ぐらいの力を持っていることがわかった。クック=グロイター博士が述べていたように、アセスメントのそれぞれの項目に対してChatGPTが生成した文章は奇妙にも、3行ほどのもので、人間であれば質問項目によってばらつきがあるはずなのだが、そのばらつきがほとんどない形で言葉を生成してきた点は興味深かった。また結果に対する3人の考察も興味深いものがあった。そもそも発達段階4.5というのは、企業リーダーの平均的あるいは少し上の自我の発達段階である。このような結果が出た理由を探る際に、ChatGPTがそもそも何をデータとして機械学習をしているかが鍵になるという話になり、ChatGPTが取り込んでいるのは、80%以上が世の中のウェブ上のテキスト情報で、16%が書籍情報、3%がウィキペディア情報とのことだった。そこから考察するに、それらの情報ソースはやはり資本主義の影響を受けていて、そこで経済的な成功を収めることに幾ばくか関連したものであることが、ChatGPTの自我の発達を資本主義の社会でうまく立ち振る舞えるような段階にさせているのだろうとのことだった。この説明は一理あるように思えたし、今後より高度な思想書や学術書だけを情報ソース取り入れた場合には、ChatGPTの自我の発達段階はより高度化するかもしれない。それこそ、霊性学的なテキストだけ取り込んだ場合には、かなり高度な発達段階を体現しながらも、一般人にはよくわからない文章を生成することも考えられる。思わぬ形で先日のテクノロジー哲学の講座と発達理論が結びつき、嬉しい発見があった。これはトランスヒューマニズムとも関係する事柄であるから、引き続きこのテーマについても考察を深めていきたい。フローニンゲン:2022/12/25(日)08:01


9647. 今朝方の夢


昨日に引き続き、今日もクリスマスだ。特にクリスマスを祝うわけでもなく、いつもと変わらない生活をしている。今、小鳥たちがチュンチュンと鳴き声を上げ、彼らはクリスマスを祝っているのかもしれない。ここ最近は寒い日や天気の悪い日が続いたので、小鳥たちも今日は世界を祝いたい気分なのかもしれない。さて、今日はクリスマスということで、縁起を担いで、今日の午後に神学大学院への出願を完了させる。今は神学大学院に進んで心機一転、自分の研究と活動を大きく舵を切って前に進めることが最大の望みであり、その望みが叶ってくれればと思う。思いを込めた形で出願を完了させよう。


クリスマスの朝に今朝方見ていた夢は次のようなものだった。夢の中で私は、中学校時代の男性の国語の先生と一緒に楽しげに話をしていた。その先生はユーモアがあったので、話をしていてとても楽しかった。話をしていると、いつの間にか自分が列車の中にいて、列車を念力で止める力を自分が発揮していた。それは遊びでもいたずらでもなく、列車が思わぬ速度で走り出し、脱線しそうになっていたので、それを防ぐために自分は念力を使っていた。すると、同様の脳力を持つ若い外国人女性と出会い、彼女と少し話をしていた。そこからその他の超能力の話となり、自分たちがその他にどのような超能力が使えるのか、あるいはその他の人間離れした傑出した能力としてどのようなものを持っているのかの話となった。その話の一環として、トランスヒューマニズムの話を私の方からすると、彼女とはとても興味深そうに聞いていた。そのような夢の場面があった。その他にも、夢の中で箏の演奏を実に軽やかに行っている自分がいた。演奏の最中には、箏と一体化している自分がいて、音とも非二元の状態で合一していた。その時の自分は箏であり、箏が奏でる音でもあった。そして自分は絵も言わぬ恍惚感を感じていた。


夢の中で箏の演奏が出始めてきたこと、そしてトランスヒューマニズムも早速夢に出てきたことが興味深い。それらはどちらも自分の無意識の中に重要なものとして存在していることが窺われる。両者の探究と実践をこれからより一層積み重ねていくと、さらに興味深い夢を見ることができるだろう。そんな期待がある。フローニンゲン:2022/12/25(日)08:16


9648. 箏の稽古(55):バッハの2声のコラールの演奏に向けて


時刻は午前11時半を迎えた。先ほど、年内最後の箏のオンラインレッスンを終えた。今年はジークンドーのロビンさんだけではなく、箏においては藤田先生に出会えたことが自分にとっても大きなことであった。2人との出会いに改めて深く感謝している。


さて今日のレッスンでは、冒頭に前回からの疑問事項を先生に投げかけさせていただいた。『文化箏のための小曲集第2巻』を進める中で、押し手に関して改めて疑問が湧いていたので、それについてまず取り上げさせていただいた。直面していた問題としては、押し手の後に次の音を演奏する際に、押し手の余韻が変に響いてしまう問題があった。それについての解決策を模索する中で、今朝方レッスンの前に自分なりに解決策らしいものを見出したので、それを先生に投げかけさせていただいた。すると、その方向性が正しいことがわかった。問題の解決策の方向性は2つあり、1つは押し手で鳴らす音と次の音が同じ数字の場合には、次の音を鳴らす瞬間とほぼ同時に左手を弦から離し、押し手によって生じる余韻の音をかき消す形で次の音を鳴らすと綺麗に響く。もう1つの方向は、押し手で鳴らす音と次の音が違う数字の場合には、次の音、あるいは次の次の音を鳴らすぐらいまでは左手で弦を押さえたままにしておくと、押し手の余韻の音が混じらずに綺麗に響かせていくことができる。次の質問としては、クラシック音楽でいうところの「装飾音符(grace notes)」の演奏方法について尋ねた。それはテクニック集の第2巻の中で出てきたもので、先生に実演していただくことによって、演奏イメージが持てた。


そこからは、自分の創造的な試みとして、バッハの2声のコラールを箏で演奏したいという思いを先生に伝え、その方法について自分の考えを伝え、先生から助言をいただいた。そのおかげで、バッハのコラールを箏で演奏する明確なイメージが掴めた。まずは、ハ長調の曲を選び、それを縦譜に起こしていこうと思う。縦譜のテンプレートを先生から先日送っていただいているので、それを用いて、ソプラノのパートを1箏に割り当て、バスのパートを2箏に割り当てていこうと思う。まずはとりあえずバッハの原曲をそのまま縦譜に起こしていく。その時に、特にバスのパートの中で13弦の音域から外れてしまうものについては工夫を凝らしていこうと思う。今、一瞬で思考実験をしてみた時に、バスのパートはそもそもほぼ全て13弦の最も低い音の音域よりもさらに低い音ばかりなので、いっそのこと、バスのパートの音を全て1オクターブ上げていく必要があるかと思った。一旦そのアイデアで2声のコラールを縦譜に起こしていく。もう1つのアイデアとしては、4声のコラールのソプラノとアルトのパートを縦譜に起こしていけば、基本的には2つのパートは全て13弦の音に収まる。2つのアイデアを引き出しに持っておきながら、まずは最初の方の案を実行してみようと思う。年始以降にそれをやってみようと思ったが、思い立ったが吉日、今日の午後に神学大学院への出願を終えたら、早速楽譜を作ってみようと思う。先生とも話をしたのだが、原曲をまずそのまま縦譜に起こしてみて、そこからは2人で話をしながら、箏風にアレンジしていくことをしたい。例えば、トレモロを入れたり、すくい爪を入れたりといった具合に。この話を先生としながら、バッハのコラールを箏譜に起こしているような人は他にいないようなので、ぜひ挑戦してみたいと思ったし、話しながらワクワクしている自分がいた。そこに自分の創造性の発揮の機会があると見た。フローニンゲン:2022/12/25(日)11:52


9649. 箏の稽古(56):ここからの箏との付き合い方の楽しみ


今日の箏のレッスンの後半に、中島みゆきの『糸』を取り上げた。先生から先日いただいていたハ長調の横譜のものは三重奏なので、ソロで演奏する場合には、1箏パートと2箏パートを行ったり来たりさせる必要がある。それも慣れなのだろうが、最初のうちは視点移動が難しく、依然として技術的にそれは難しい。今日先生に調弦をし直していただき、その場で演奏していただいたところ、まさに自分が知っている『糸』の曲がそこに響いていて、大変感動した。自分が演奏していた時には、似ても似つかないような形で響いていたので、感動もひとしおであった。そもそも、ハ長調の曲を乃木調子で演奏していたために似ても似つかないような感じになっていたのだということに後ほど気づいたのだが。


ここ最近は乃木調子という和音階の陽音階を十分に楽しんでいたこともあり、再びハ長調に戻してみることを先生と話した。それによって、『糸』をハ長調で練習することができるし、先生から嬉しい知らせとして、自分が大学生までやっていたドラゴンクエストの主題歌のハ長調の横譜があるとのことだったので、その曲を含めて、ハ長調でここからまた箏の稽古をしていこうと思った。ハ長調の調弦すれば、バッハのコラールのハ長調を縦譜に起こしたものを演奏する練習ができるだろうし、ドラゴンクエストに加えて、クロノ·トリガーの曲も演奏することができるだろう。後者に関しては、ハ長調の曲を優先的に選んでいきながらも、それ以外の調であってもハ長調に編曲していけば、箏での演奏を楽しむことができるだろう。


先生からはすでに縦譜のテンプレートをいただいているが、どうやら横譜に関してはテンプレートのようなものがないようなので、エクセルを使ってみて、横譜を作成することも模索してみたい。今年は箏との出会いがあり、箏の演奏のみならず、来年からは編曲の楽しみも加わりそうであり、来年からの充実をすでに予感できることは嬉しい限りである。フローニンゲン:2022/12/25(日)12:07


9650. 神学大学院への出願を終えて


時刻は午後5時半を迎えた。つい先ほど、予定通りに神学大学院への出願を終えた。クリスマスの日に縁起を担いで出願を無事に終えることができて嬉しく思う。その前に買い物に出かけていたのだが、今日はクリスマスということもあって軒並み店が閉まっていた。スーパーで買い物をしようと思っていたのだが、スーパーも例外ではなく閉まっていて、せっかくの機会なので、以前から目をつけていた寿司屋で持ち帰りの寿司を注文することにした。幸いにもその店はやっていて、3人の店員の若い男性に声を掛けると、彼らは全員シリアからの難民のようであり、クリスマスとは関係なしに仕事をしているようだった。店が開いていることに関して彼らにお礼を述べると、彼らは笑顔になった。そんなやり取りがあった。先ほど無事に終えた出願に関して、店から帰ってきて、改めて全ての情報に抜け漏れやミスがないのかを確認していると、2時間以上の時間がかかった。志望動機書を改めて読み返すと、より適切な語彙が見つかったりして、そうした修正を加えていくと、予想以上に時間がかかったのである。しかしそうした時間を掛けることによって、納得のいく形で出願を終えることができた。出願に関して必要な情報は全て提出したのだが、オンライン上でのステータス表示の中で、TOEFLの試験結果についてまだ青いチェックマークがついておらず、念のためアドミッションオフィスに確認のメールをしておいた。おそらくは先ほど出願完了をしたばかりなので、以前に提出したオフィシャルレポートの情報が照合されていないのだろうと思われる。一応、メールにはETSにオフィシャルレポートの送付を依頼した証明書のPDFを添付しておいた。これまで一度もオフィシャルレポートが届かないということはなかったので大丈夫かとは思うが、念のためアドミッションオフィスに確認した次第だ。


これにて年内に行うべきことは全て完了した。無事に出願が完了したことを祝って、今夜はいつもより箏の演奏に時間を充てたいと思う。乃木調子からハ長調に調弦し、今日のレッスンで取り上げた『糸』や他のJ-POPの曲を練習してみようと思う。フローニンゲン:2022/12/25(日)17:37

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