【フローニンゲンからの便り】17239-17243:2025年8月19日(月)
- yoheikatowwp
- 2025年8月21日
- 読了時間: 14分

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タイトル一覧
17239 | IELTSのライティングのパート2の書き方 |
17240 | 今朝方の夢 |
17241 | 今朝方の夢の振り返り |
17242 | M理論について |
17243 | 例えと記憶術を用いたM理論の理解 |
17239. IELTSのライティングのパート2の書き方
時刻はゆっくりと午前7時に近づいている。遠くの空が朝焼けで色づき始めている。フローニンゲンはもうすっかりと秋の入り口に入った形であり、気温の涼しさだけではなく、日の出と日の入りの時間も随分と変わった。6月末のピークの時と比べれば両者ともに1時間以上ズレがある感じである。最大で午後10時半ぐらいまで明るかったが、今は午後9時前にはもう日の入りとなっている。ここからますます日の入り時間が早くなっていき、それに伴って日の出の時間も遅くなっていく。
今日もまた記憶術の最重要項目であるイメージ力を駆使して学術研究とIELTSの対策に従事していこうと思う。本格的にメモリースポーツに取り組み始めるのはIELTSの試験後からでいい。ここ数日間トランプ記憶の競技を楽しみながら取り組んでいたところ、そこで構築されたイメージが強すぎて、その日の日中の学習内容が打ち消されてしまうような感覚が気のせいかあり、今朝方は夢の中にもトランプが出てきたので、一旦試験が終わるまではメモリースポーツの競技の練習を本格的に練習することは控える。しかし、メモリースポーツで求められる記憶術やその骨格にあるイメージする力、物語を作る力などは非常に有益であるため、それらは日々の学術研究とIELTSの対策に活かしていく。今日もまた朝一番にIELTSのライティングのパート2の問題を1題ほど解く。ライティングのパート2ではイントロダクションとコンクルージョンを先に書くと効率が良いだろう。まずイントロダクションは問題文の言い換えが求められ、コンクルージョンはイントロダクションを言い換えるだけで良いので、先に両方を書いてしまうことが効率的である。ボディパラグラフでは、トピックセンテンスを必ず書き、その後に2行から3行ほどで説明を追加していき、具体例を最後に入れる。具体例はトピックセンテンスの後でももちろんいいが、抽象度が最も高いトピックセンテンスから順番に説明を通じて内容を紐解いていき、最後に具体例を提示するのが定型的かと思う。この説明の仕方は、スピーキングセクションのパート3においても有用な構成である。試験官に尋ねられた質問に対し、まずは的確に自分の主張をトピックセンテンスとして述べる。それに対して少しずつ内容を説明していき、具体例を盛り込んでいく。そして最後に要約としての結論をスピーキングのパート3の問いに対しても入れると締まりが良いだろう。要約すると、今日からのライティングのパート2で意識することは、まず問題文を正確に理解した後、数分間ほどしっかり時間をかけてボディパラグラフの内容に対してブレインストーミングをしてアイデア出しをした後に、いざ文章を書き始めると、まずはイントロダクションとコンクルージョンを書いてしまい、そこからボディパラグラフを書いていくようにする。ボディパラグラフの書き方は、トピックセンテンスの提示から始まり、少しずつ抽象度を落としていくような感じで、どこかで必ず1度は具体例を提示するようにする。フローニンゲン:2025/8/19(火)07:02
17240. 今朝方の夢
今朝方は夢の中で、学校とオフィスビルが融合した建物の中で高校時代の家庭科の先生と遭遇した。せっかく先生と再開したのでゆっくりと話をしようと思ったところ、先生もその日の夜の会社の飲み会に参加するとのことだったので、私たしは少し早いが飲み会の会場に行くことにした。靴を脱いで寛げる掘り炬燵式のテーブル席に座ると、足元に自分を含めた数人の人が寄付した洋書が置かれていることに先生が気づいた。そう言えば英語の専門書を数冊ほど寄付したなと思い出し、どのような本を寄付したのかを改めて思い出すために足元を覗き込み、本のタイトルを確認した。どうやら友人たちの中で自分が一番本を多く寄付しているようだった。そうこうしているうちに、すぐさま飲み物とおつまみが運ばれてきた。先生が注文したのはこの店の銘酒であり、それはアルコール度数が低く、自分も乾杯の一杯はそれを飲んでみることにした。いざそれに口をつけると、フルーティーな香りにまず魅了され、口当たりもとても良かった。すると、前の席に会計士の見知らぬ人が現れた。どうやらその人も今日の飲み会に参加するようで、仕事が早く切り上がったので店にやってきたとのことだった。その男性は、最近クライアントが表面的なことや目と鼻の先のことしか気にかけないと嘆いていた。週明けには週末に訪れたディズニーランドの話を聞かされることが多く、週明けすぐに発表された雇用統計の数字について話すことがないことを問題視しているようだった。そこから私たちはおつまみのその店自慢の煎餅を食べながら、銘酒をちびちび飲みながら話を楽しんだ。
次に覚えているのは、地元の小学校の帰り道としてよく使っていた裏道が舞台になっていた場面である。そこでは大学時代のサークルの一学年上の先輩と母と愛犬と歩いており、しばらくすると、後ろから自転車に乗ってフラフラとこちらに向かってくる不審者がやって来た。その男性はまだ若く、大学生ぐらいだった。どうやらこの社会に対して不満と怨念を持っているようで、それを私たちにぶつけてこようとしていた。私は咄嗟に身の危険を感じ、先輩と母と愛犬に危害が加えられないように、自分が囮となることで3人を守ることにした。私が挑発的な言動をしてその不審者を惹きつけると、まんまとその作戦に引っ掛かり、彼は自分だけをターゲットにして向かってきた。彼は先が尖った鉄屑を自分に向かって投げてきた。それは当たると危なかったが、全て避けて、彼をさらに近くにおびき寄せて、彼の頭にかかと落としを喰らわし、顔面を地面に叩きつけた。それでほぼ彼は失神状態に近かったが、そこからも私は彼の頭を右に左にと何度か蹴った。これでもう大丈夫だろうと思ったが、最後にもう一度彼の意識をこちらに引き付けておこうと思って、宙に浮かんだ。宙に浮かんだところで、自分が持っているもう1つの能力である透明人間になる力を発揮し、彼を驚かせようと思ったが、もう彼は失神状態だったので、宙に浮かぶことも透明人間になることも不要だと判断した。念のため、透明人間のまま再び地面に戻って、3人のところに駆けつけ、彼らの体に触れて彼らも透明人間にした状態でそこから飛び去った。
最後に覚えているのは、大量のトランプのカードをカフェのテーブルに並べている場面である。そこには小中学校時代のある親友(HS)がいて、彼の目の前でポーカーに向けた準備として、同じ数字をテーブルの上にまず並べていた。すると、思いの外にカードの数が多かったので、同じ数字のカードが高く積み上がってしまい、バランスを崩しそうだった。実際に1つ1つの山を精査してみると、同じ数字だけを並べたはずが、結構違う数字のカードも混在していたので並び替えす必要があると思った。しばらくカードゲームに熱中していると、注文したアイスコーヒーが運ばれて来た。しかし、それに口をつける前に、集中してカードを一気に並び替えてしまおうと思った。すると、どういうわけかテーブル席に巨大な中華鍋と巨大なガスコンロが現れ、ガスコンロから火が高く上がって鍋を温めていた。最初ガスコンロの火が鍋の端っこにしか当たっていなかったので、自分で調節して鍋の真ん中に当たるようにした。それで鍋の具材も均等に熱せられるだろうと思った。カードの並び替えに目処がついたところで、小中高時代のある友人(SN)が突然現れ、ボーナスとしてマッサージをしてくれることになった。彼はマッサージ師の資格を持っているらしく、背中と腰のマッサージが特に気持ち良く、窓の外の景色を眺めながら彼のマッサージを受けていた。フローニンゲン:2025/8/19(火)07:22
17241. 今朝方の夢の振り返り
今朝方の夢は「学び・仕事・生活」を横断する自己の統合過程が、三幕構成で描かれたものである。第一幕の学校とオフィスが融合した建物は、成長の場と成果の場が一体化する心的建築であり、家庭科の先生は「世話・暮らし・実践知」を司る内なる師である。掘り炬燵の足元に寄付した洋書が積まれているのは、自分の英知が土台として共同体を温めていることを示すように思える。最も多くの本を寄付していた事実は、知の供出を自我の核に据えた自己像である。アルコール度数の低い銘酒の芳香と口当たりは、過剰な陶酔ではなく繊細な味わいを重んじる成熟を象徴する。一方で現れた会計士は「表層の娯楽と基礎指標」の落差に苛立つ内なる批評家であり、ディズニーランドと雇用統計の対比は、話題の即時性よりも構造を捉えよという良心の声である。煎餅を齧りつつちびちび飲む所作は、咀嚼と微量の潤いによって情報を身体化するリズムを暗示している。第二幕の裏道は、幼少期からの帰巣線であり、先輩・母・愛犬という「社会的規範・無条件の養育・本能的忠誠」の三相を伴奏に据える。不満を抱えた若者は、社会への怨嗟を背負った影の分身である。自分は囮となり、投げつけられる鉄屑(断片化した攻撃的思考)をかわし、かかと落としで制圧する。ここには境界設定の力強さが輝くが、失神後も頭部を蹴る過剰さは、正当防衛を越えて破壊衝動が介入する危うさを示す。続く浮遊と透明化は、鳥瞰と無我化という2つの超越的機能であり、それらを家族・仲間に拡張して飛び去る場面は、守護における覚者性を物語る。ただし影の若者を消し去るのではなく、彼の怨嗟の根を聴き取り統合する課題が次章に繰り越されていることを示唆する。第三幕のカフェでは、ポーカー前のカード整列が、知の分類と確率思考の儀礼となる。同じ数字だけを積むはずが異数が混入しているのは、概念カテゴリーに生じたノイズであり、再配列の決断は研究実務の精緻化である。未だ口をつけないアイスコーヒーは、冷静さの後回しによる「まず秩序、その後に覚醒」という優先順位を形作る。突如現れる巨大な中華鍋とガスコンロは錬金の坩堝であり、炎を中心に合わせ直す操作は、散漫な熱量を核心課題へと集束させる自己調整である。やがて現れる旧友によるマッサージは、過負荷の知的作業を身体が支える必要を告げる贈与であり、窓外の景色は視野の開放としての展望である。総じて、この夢は「知を与える者」と「境界を護る者」と「熱を整える者」が一身に宿る宣言である。表層的話題への倦みは、批評で終わらず基礎指標を読み解く教育行為へ昇華されねばならない。影の若者の怨嗟は、自分の中の未統合の疲労や疎外感の代弁者であり、力の誇示ではなく対話と包摂によって鎮まる。カードの再配列と炎の中心化は、研究・創作・対人実践の全領域で「分類の厳密さ」と「熱量の均質化」を同時に求めるサインである。足元の寄付本から鍋の中心火に至るまで、自分はすでに共同体の台所と炉を担っている。あとは、過剰な一撃を慈悲に置換し、批評を指導へ転化し、身体の回復を日課として織り込むことで、この統合は現実の一日ごとに定着していくはずである。フローニンゲン:2025/8/19(火)07:45
17242. M理論について
アクティブレストとしての朝のジョギングとウォーキングを終えて先ほど帰ってきた。ここのところはもう本当に風も太陽の光も秋のそれになっている。朝の運動習慣は、心を整え、心を落ち着かせながらにして磨いていくことに大きく寄与している。この習慣は秋も冬も踏襲したい。
M理論は、現代理論物理学における超弦理論の統合的枠組みとして1995年にエドワード・ウィッテンによって提唱された理論であり、「膜(membrane)」や「神秘(mystery)」の頭文字を取ったとも言われる。その背景には、1980年代後半から90年代初頭にかけて発展した5種類の10次元超弦理論――タイプI、タイプIIA、タイプIIB、ヘテロティックSO(32)、ヘテロティックE₈×E₈――が、当初は互いに異なる理論と見なされていたにもかかわらず、双対性(duality)と呼ばれる深い関係性によって実は同一の基底理論の異なる側面にすぎないことが明らかになったという経緯がある。M理論は、この基底に存在するとされる11次元の統一理論であり、5種類の超弦理論はその低エネルギー極限や特定の条件下で現れる有効理論と解釈される。M理論の特徴的要素は、一次元の「弦」だけでなく、二次元以上の拡がりを持つ「pブレーン(p-brane)」と呼ばれる多様体的対象を含むことである。特に二次元の「膜(M2-brane)」や五次元の「M5-brane」は、理論の根幹をなす存在であり、従来の弦理論では現れなかった新たなダイナミクスを導入する。11次元という設定は、低エネルギー極限においては11次元超重力理論(11D supergravity)として記述され、この理論が各超弦理論と適切な双対変換やコンパクト化を通じて結びつくことが示されている。双対性には主に三種類があり、S双対性は結合定数の強弱を入れ替え、T双対性は空間の半径Rと1/Rを交換し、U双対性はこれらを組み合わせた広義の対称性を指す。M理論の枠組みでは、これらの双対性が11次元の幾何構造やブレーンの振る舞いとして自然に理解される。また、タイプIIA超弦理論の結合定数を強くすると、1次元拡張された11次元時空が現れ、その中で弦は実は膜の一断面であることが分かる。この視点は、超弦理論の物理的基盤をより高次元的かつ統一的に捉える道を開いた。M理論はまた、ホログラフィック原理やAdS/CFT対応とも深く関わる。特にM2ブレーンやM5ブレーンの近傍幾何は、反ド・ジッター時空(AdS)とコンフォーマル場の双対関係を与える具体的事例を提供し、量子重力とゲージ理論の対応関係を検証する舞台となっている。さらに、M理論のコンパクト化は、実在する4次元時空を再現する可能性を探るモデル構築の基礎となり、カラビ–ヤウ多様体やG₂多様体といった特殊ホロノミー空間がその候補として研究されている。もっとも、M理論はいまだ完成された数式体系を持つわけではなく、その非摂動的定義や完全なダイナミクスは未解明のままである。しかし、その統合的視点は、素粒子物理学、宇宙論、さらには量子重力の最終理論探求において不可欠な指針となっており、理論物理学における「全てをつなぐ理論(Theory of Everything)」の最有力候補の1つとして位置づけられているのである。フローニンゲン:2025/8/19(火)10:02
17243. 例えと記憶術を用いたM理論の理解
朝のIETLS対策も着実に進んでいる。その息抜きに学術研究を並行して行う日々が続いており、これは9月半ばの試験本番まで続くだろう。M理論とは、弦理論を統合する「最終候補」として提案された理論である。通常の弦理論は5つの異なるバリエーションが存在していたが、1995年にエドワード・ウィッテンがこれらがすべて「より大きな枠組み」の異なる側面であることを示し、それをM理論と呼んだ。Mが何を意味するのかは定まっていないが、「Mystery(神秘)」「Mother(母)」「Membrane(膜)」などの解釈がある。この理論を直感的に理解するために、1つの比喩を考えてみたい。弦理論が「五種類の楽器」であり、それぞれが独自の旋律を奏でていたとする。M理論は、その5つの楽器が実は同じ交響楽団のパートに過ぎず、背後にある1つの「大きな楽譜」に従って演奏していたのだと示す指揮者のような存在である。つまり、異なる弦理論はバラバラの理論ではなく、同じM理論の「視点の違い」にすぎないと言える。M理論で重要なのは、一次元の弦だけでなく、二次元以上の「膜(ブレーン)」という拡張的な対象を導入する点である。0次元は点、1次元は弦、2次元は膜、さらに高次元へと広がっていく。私たちが三次元の表面しか見られないように、宇宙の深層にはこうした高次の膜が織りなす「多次元の舞台」が存在するかもしれない。比喩的に言えば、私たちは「平らな紙芝居の登場人物」であり、その背後には紙芝居を操る「見えない舞台装置(高次元空間)」があるということになる。ここで記憶術を用いて、主要概念を覚えやすくしてみたい。キーワードは「MOTHER」という単語で整理すると便利である。M = Membrane(膜):弦を越えて、膜という広がりを持つ対象を導入。O = One theory(統合):5つの弦理論を1つに統合。T = Ten + one dimensions(11次元):M理論は11次元を舞台とする。H = Holographic view(ホログラフィック的視点):膜や境界が全体を映し出す。E = Energy unification(エネルギーの統合):重力も含む自然界の力を統合。R = Reality’s framework(現実の枠組み):宇宙の根本構造を与える候補。このように「MOTHER」と覚えることで、M理論の核心を頭に残しやすくなる。また、M理論が舞台とする11次元は、普段の三次元空間に時間を加えた四次元とは大きく異なる。余分な次元は極小のスケールに折り畳まれているとされ、私たちの感覚では直接捉えられない。これはちょうど、細いホースを遠くから見れば一本の線にしか見えないが、近づけば表面をぐるりと回れる「隠れた次元」があるのと同じである。宇宙全体がこうした多次元の「折り畳み構造」でできているかもしれないのだ。さらに、M理論は「重力」を自然に含み込む点でも重要である。従来の弦理論は重力をうまく扱える数少ない量子理論であり、その拡張版であるM理論は「量子力学と相対性理論の統合」という長年の課題を解く可能性を秘めている。言い換えれば、ミクロとマクロをつなぐ「究極の架け橋」としての役割を担うのである。以上をまとめると、M理論は5つの弦理論を母体として統合し、膜という拡張対象を導入し、11次元を舞台に自然界の統一を目指す壮大な構想である。楽器と楽譜、紙芝居と舞台装置、ホースの隠れた円周といった比喩を通じて、そのイメージはより鮮明になる。そして「MOTHER」という記憶術を用いれば、核心概念を効率よく保持できるだろう。M理論は未完成でありつつも、宇宙の深層を照らす灯火として、今なお理論物理学の最前線に輝き続けているのである。今日は午後にでも、M理論に関する専門書、素粒子物理学と宇宙論の辞典をそれぞれ購入したいと思う。フローニンゲン:2025/8/19(火)10:56
Today’s Letter
A serene breeze represents the state of my mind. The calmer the wind becomes, the more my mind dissolves into emptiness. Groningen, 08/19/2025

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