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8804-8807: ストックホルムからの便り 2022年7月22日(金)


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No.3854 マルメの朝の宝石_A Morning Gem of Malmö


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1693, A Grass of Light

A grass of light is shining in the evening of Stockholm.

It has a unique life as we do.

Stockholm; 19:32, 7/22/2022


No.1694, Mutual Chase

I’m chasing a trace of evening light.

It is following a trace of my progress, too.

Stockholm; 19:33, 7/22/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

8804.【ストックホルム滞在記】今日の観光計画

8805.【ストックホルム滞在記】今朝方の夢

8806.【ストックホルム滞在記】ストックホルム歴史博物館と経済博物館を訪れて

8807.【ストックホルム滞在記】文化理論に関する書籍と4冊の楽譜を購入して


8804.【ストックホルム滞在記】今日の観光計画


時刻は午前6時を迎えた。今この瞬間のストックホルム上空の天気はすこぶる良く、朝日が燦然と輝いている。今宿泊しているホテルは港に面していて、ホテルの自室の窓の外には朝日に輝く海が見える。今の素晴らしい天気からは想像しにくいが、今日は夕方から小雨が降るそうだ。なので今日の観光には折り畳み傘を持参しようと思う。それにしても、昨日は予想外の出来事に見舞われたものである。ヨーテボリからストックホルムに向かう列車が電気不足のために途中で停車し、結局予定よりも5時間も遅れてストックホルムに到着した。そのせいで当初の計画は随分狂ってしまったが、そのおかげで色々と学ばされれたこともあったので良しとしよう。5時間の列車の遅延があったので、ホテルに到着したのは午後8時になっていた。そこから軽めの夕食を摂り、いつもとほとんど変わらない時間に就寝した。列車の中で合計8時間ぐらい過ごしていたので、その疲れもあってか、昨夜は熟睡できた。今朝方の目覚めはとても良く、今日の観光に向けて心身共に準備は万端である。今宿泊しているホテルにはネスプレッソがあるので、マルメやヨーテボリのホテルのように朝食前にレストランに降りて行ってコーヒーをもらって来る必要はない。朝食は7時から12時までと時間が長く、今日は午前9時頃にレストランに降りて行って朝食を食べようと思う。さて、このホテルの朝食はどのようなものか期待が膨らむ。


昨日は結局5時間ほど遅れてストックホルムに到着したので、昨日の段階で訪れようと思っていた現代美術館は本日の最後に訪れようと思う。ホテルの朝食を摂り終えたら少し休憩して、午前10時頃にまずは経済博物館に行こうと思う。ホテルからそこまでは歩いて15分ほどである。その後、来た道を戻って来るような形で東洋博物館に行き、最後に現代美術館に訪れたいと思う。今日は3カ所ほど美術館を巡るので、活動的な1日になるのではないかと思う。ストックホルム:2022/7/22(金)06:31


8805.【ストックホルム滞在記】今朝方の夢


昨日は列車に8時間ほど乗っていたこともあり、読書が捗った。ヨーテボリで購入した6冊の書籍のうち、5冊ほどの初読を終え、再読を始めたものさえある。残り1冊に関してはストックホルムに到着してから読もうと思っていたので、今日から読み始めようと思う。それは監視資本主義に関するものであり、少し分厚いが、初読は比較的早く終わるように思う。全ての書籍の初読を終えたら、持参した2冊の書籍を含めて、また再読をしていこう。今回の旅は観光も充実しているし、読書も充実している。旅の最中に見たものが刺激となって、それが読書にも良い影響を与えているようだ。


ストックホルムに到着した時に、懐かしさが込み上げてきた。列車が中央駅に入ってくる最中に、夕日に輝くストックホルムの湾が見えて、とても美しかった。駅に到着してホテルに向かう道のりも、今から4年前に歩いた記憶が蘇ってきて、当時を懐かしく思った。このように、同じ街に再度訪れることによって、以前の旅の時と今の自分を比較し、その変化を知ることができる。4年前から今にかけて具体的にどのような変化があったかを理解するよりも、確かに何かが変わったという感覚が得られるだけで十分であった。この4年間において自分がどれだけの歩みをどのように辿って来たかは自分がよく知っているのだから。


今朝方は昨日の移動の疲れもあってか熟睡できていたのだが、夢を見ていた。夢の中では、ある有名なRPGゲームを作った女性のプログラマーと話をしていた。彼女は天才プログラマーと呼ばれているとが、物腰は低く、とても謙虚で話がしやすかった。彼女には、ゲーム作りのプロセスやその楽しさについて色々話を伺うことができ、自分の創作活動の刺激になった。話を聞きながら、彼女は純粋にゲームが好きで、ゲームを作ることも純粋に好きなのだと強く感じた。その純粋性が鍵を握っているように思えた。彼女と別れた後も、しばらく彼女の話を自分なりに振り返り、自分の創作活動をこれからどのようにすればより有意義なものになるかを考えていた。今朝方はそのような夢を見ていた。確かそれ以外にも、ストックホルムに似た風光明媚な街を舞台にしていた夢もあったように思う。晴れ渡る朝の世界の中で、街を散策していると、次から次へと洞察が降って来て、そうした洞察を天からの贈り物だと思っていた自分がいた。ストックホルム:2022/7/22(金)06:48


8806.【ストックホルム滞在記】ストックホルム歴史博物館と経済博物館を訪れて


時刻は午後5時を迎えた。先ほど、ストックホルムの街の中心部にある楽譜屋に立ち寄り、そこのイギリス人の気さくな店員から聞いた話によると、昨日のストックホルムは歴史的な暑さだったそうだ。道理で暑かったわけだが、それでも気温は30度ほどであり、日陰に入れば暑さをさほど感じないほどだった。日本の夏と比べたら暑さは全く大したことはないのだが、欧州ではイタリアやフランスなどで異常な気温になっているとBBCのポッドキャストニュースを通じて知った。今日のストックホルムは、朝方はとても天気が良く、それでいて暑さも大したことはなかったので、半袖で出かけると清々しさと共に暖かさも感じられるというような気温だった。幸いにも、天気予報が少し外れ、小雨に見舞われることなくホテルに戻ってくることができた。


今日の観光は予定を変更し、まずは経済博物館に訪れ、中心部から少し離れた場所にある、現代アートが展示されているMagasin III Museum for Contemporary Artに向かった。後者に関しては、残念ながら今の時期は閉まっていて中に入ることができなかった。その代わりに、道中、中心部から外れた場所のストックホルムの様子を垣間見ることができた。とても大きい芝生の公園があり、そこにヘリコプターが降り立つ光景を見たり、その近辺の非常にお洒落な作りのマンションを見た。経済博物館からは歩いて25分ほどだったので、良い運動になった。帰りはさすがに歩くと汗をかくかと思ったので、バスに乗った。バスは、コンタクトレスのクレジットカードで乗ることができ、手持ちのクレッジカードだと、アメックスではなく、マスターカードの方がコンタクトレスなので、そちらを使った。


話を経済博物館に戻すと、そこは歴史博物館と2つで1つの博物館であり、この立派な博物館は無料である。館内に入った時に、ふと既視感を得た。どこか見覚えのある博物館だなと思ったが、すぐに経済博物館の方に向かい、既視感についてはさほど考えることをしなかった。のちに歴史博物館に行って気づいたのだが、ここは今から4年前にストックホルムを訪れた際に来たことのある博物館だったのだ。2階のオルガンや教会の鐘を見た時にここを訪れたことがあるという確信を得たのである。また、地下1階の財宝のコレクションを見た記憶も鮮明にあり、当時を懐かしく思った。今回は、ハイパーインフレーションを扱った特別展示をじっくりと見た。ハイパーインフレーションの定義として、毎月50%の物価上昇が挙げられるが、それが1年間累積すると、一年後には129倍ほどの物価上昇となり、1杯のコーヒーがどれだけ値段が高くなるのかを示す展示があった。その他にもクイズ形式で、「次の6つのうち、どれがかこにマネーとして使われていたか?(複数回答あり)」という展示があり、選択肢として「石、コーヒー豆、チューリップ、貝殻、お茶、チーズ」が挙げられていた。石や貝殻がマネーとして使われていたことはほぼ常識のように思えたが、「ティーコイン」や「チーズコイン」として、お茶やチーズがマネーとして使われていたのは知らなかった。コーヒー豆やチューリップはマネーとして使われていなかったのだそうだ。残念ながら、経済やマネーに関する英語の文献はなかったが、十分博物館の展示を楽しむことができ、満足して博物館を後にした。ストックホルム:2022/7/22(金)17:29


8807.【ストックホルム滞在記】文化理論に関する書籍と4冊の楽譜を購入して


時刻は午後6時を迎えようとしている。そろそろ夕食を食べようかと思う。スウェーデンの旅行中は、現地の大型スーパーのサラダバーを利用して、箱にサラダを詰めてそれを夕食として毎日食べている。サラダ類だけではなく、ヴィーガン用のプロテイン豊富な食材も充実しているので、このサラダバーを重宝している。興味深いのは、マルメ、ヨーテボリ、ストックホルムの順番に、1kg当たりの価格が少し高いことである。円換算すると、数円から数十円ほどの差しかないと思うが、物価が若干異なることがそこから窺える。


さて、今日は博物館以外にも、再び本屋に立ち寄り、そこで文化理論に関する書籍を購入した。これまでこの分野の学術書を特別購入していなかったこともあり、購入したルートリッジ出版の“Cultural Theory and Popular Culture: An Introduction”という書籍は非常に参考になる。同著者の“Cultural Theory and Popular Culture: A Reader”という書籍も先ほど中身を調べたところ、大変興味深かったので、8月の書籍の一括注文の際に購入しようと思う。改めて、文化理論に関するハンドブックシリーズがないかを確認していたところ、“Routledge Handbook of Social and Cultural Theory”を含め、文化理論と隣接領域のハンドブックシリーズの学術書をいくつか見つけることができたので、それらも合わせて購入しようと思う。街の中心部の書店を訪れた後、その足で楽譜屋に向かった。そこでも良い縁があり、4冊ほど楽譜を購入した。元々はスウェーデンの作曲家の楽譜を購入しようと思っていたが、まず目に止まったのは歴史上、作曲家として活躍した女性たちのアンソロジーの楽譜である。そのコンセプトの楽譜として2冊ほど良いものがあったので、それらをまず購入することにした。そして、店員の自分と同い年ぐらいの男性に声をかけてスウェーデンの作曲家の楽譜を尋ねてみたところ、お勧めのものをいくつか見せてもらい、そのうちの2冊を購入した。1冊目は、その店員の男性がこの店にやって来て、一番最初に注目した思い入れのある楽譜とのことだった。出版年は1982年と古く、言語もスウェーデン語だが、楽譜においては言語は関係ないので、それを購入することにした。この楽譜には、過去100年以内のスウェーデンの名作曲家の代表曲が収められていて、文献価値としても高いと思われた。その他にも、自分は各国の民族音楽に関心があるので、スウェーデンの民族音楽のピアノ曲の楽譜がないかを尋ねたら、またお勧めのものをいくつか取り出してくれ、そのうちの1冊を購入することにした。大変良い買い物ができたことを嬉しく思う。旅の最中に購入した書籍が思い入れのあるものになるのと同じく、旅の最中に購入した楽譜もまた思い入れの深いものになる。早速今夜の作曲実践では、4冊のうちのどれかの楽譜を選んで、そこに掲載されている曲を参考にしながら作曲実践を楽しもうと思う。ストックホルム:2022/7/22(金)18:09

 
 
 

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