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8629-8631: フローニンゲンからの便り 2022年6月18日(土)



No.3734 宇宙の階層_Layers of the Universe


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1621, A Graceful Mind

My mind becomes graceful.

It is a mirror of the graceful world.

Groningen; 19:13, 6/18/2022


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本日の3曲


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タイトル一覧

8629. この世界の去来性

8630. 旅から帰って来て最初に見た夢

8631. ファスティングをしながら


8629. この世界の去来性


時刻は午前9時を迎えた。とても煌びやかな朝の世界が目の前に広がっている。すでに朝日が燦然と輝いていて、光の世界の中に自分がいるような感じがする。旅に出かけた1週間前と比較すると、わずか1週間の中でも変化があったようで、より緑の濃いい世界が目の前にある。今朝はそよ風がとても心地良く、風が木々の葉を揺らしながらどこかに向かって進んでいる。押し寄せては返す波のように、そよ風もやって来ては去っていく。去来するそよ風は、どこか人の人生に思えなくもない。人の人生もまたやって来ては去っていく。人との出会いもまたそうだろう。この世界はひょっとすると、去来によって出来ているのかもしれない。2度と同じものがやって来ないこと。この世界の去来性の本質にはそのような特徴がある。今過ごしているこの瞬間もまた2度とやって来ない。こうして綴っている文章も2度と同じ文章が書けない点において同じである。フローニンゲンの朝の世界はとにかく落ち着いている。旅から戻って来て、改めてこの地で生活を営めていることに感謝する次第だ。


小鳥たちの鳴き声がとても心地良い。彼らの鳴き声に耳を澄ませていると、脳になんとも言えない電流のような刺激が走る。小鳥たちの鳴き声に耳を傾けることは、脳の組成を変える力を持っているのかもしれない。どうやら今日は天気がとても良いようだ。気温はそれほど上がらないので、過ごしやすい1日になる。明日と明後日は再び気温が20度を下回り、肌寒い日になりそうだ。ここからのフローニンゲンは、最高気温が20度前後、最低気温が10度前後の大変過ごしやすい日々が続く。


旅から帰って来た初日の今日の計画を書き留めておこう。昨日の段階ですでに荷ほどきを終え、玄関の草むしりも終えているので、今日は好きなように時間を使える。当初の予定通り、今日の活動のメインとしては、オットー·ラスキー博士との協働プロジェクトに関する音声ファイルを作成していこうかと思う。話す項目がすでに大方決まっていることが有り難く、その項目を眺めながら、必要であれば自分で項目を追加していこうと思う。あまり長々と話すのではなく、コンパクトに短く話すことを今回は意識してみようかと思う。音声ファイルを集中的に撮った後、文明学の探究を進めるために読書をしていこうと思う。カウナスに滞在している時と同様に、ビョンチョル·ハンの書籍の再読を旺盛に進めていく。いや、旅の前に到着した書籍で初読が終わっていないものが何冊かあるので、そちらの初読を進めていきたいと思う。フローニンゲン:2022/6/18(土)09:17


8630. 旅から帰って来て最初に見た夢


時の香りが満ちている。香ばしく、ほのかな時の香りを味わっている自分がここにいる。画一化された時ではなく、固有の時の中で、その時間に固有の持続を味わっている。こうした生活を大切にすること。時の香りを嗅ぎ、時の持続を感じること。それは時と密接につながった事物への感謝の念をもたらす。


旅から戻って来た今朝方は、早速夢を見ていた。夢の中で私は、大学の生協にいた。生協の本屋で立ち読みをしながら、購入する書籍の吟味をしていると、高校生ぐらいの若い女性が自分の隣にやって来た。そして突然、私の左手を握り、「万引きの現行犯逮捕だ」と述べた。私はキョトンとしてしまい、彼女は何を言っているのだろうと思った。しかし、彼女は本気で私が万引きをしたと思っているようだった。彼女は私のリュックを調べようとし、そこまでするのなら自由に調べてくれと私は述べた。当然ながら、リュックを調べても何も出て来なく、私は自分が万引き犯ではないことを彼女に伝えた。彼女は後には引き下がれなくなってしまったのか、それでもまだ私のことを疑っているようだった。どういうわけか私は、若くか弱そうな彼女にジークンドーの技を打ち込んで、目覚めてもらおうかと思った。一応親切にも、「こんな感じの技だよ」ということで、サイドキックやストレートリードなどの技を紹介した。すると彼女は表情が変わり、ジークンドーに興味を持ったようだったので、少し彼女にジークンドーを教えることにした。結局私は、彼女に技を打ち込むことはせず、武術を通して心が通い合ったのか、彼女は嬉しそうにしてその場をあとにした。


次の夢の場面では、私は欧州の見慣れない街を観光していた。空は少し曇っていて、小雨が降って来そうな気配があった。車道と車道の間にモニュメントが建っていて、そこにはある歴史的な貢献をした中世時代のある女性の記念碑があった。記念碑は建物の1階にあり、2階には立派な鐘があって、それはこの街の時を知らせる役割を果たしていた。そこを訪れたあとに、煉瓦造りの立派な建物があり、なんだろうと思って中に入ると、家のオーナーのフレディさんの店だった。フレディさんは私が知らないところで雑貨屋を開いていたのであった。ちょうどフレディさんが店番をしていて、少し話をした。後ろの客がフレディさんに声をかけて、商品について質問をし始めたので、私はそこを離れ、店の商品を眺めることにした。その間にも、客とフレディさんの話が耳に入って来たのだが、そこで初めて、フレディさんがフランス生まれで、長くイギリスに住んでいたことを知った。フレディさんの英語からすると、ひょっとしたらフランスで生まれながらもイギリス人なのではないかと思った。だが、やはりフレディさんはオランダ人のはずだという考えが脳裏をよぎり、少し頭が混乱しそうになった。すると、とても綺麗なしおりを見つけた。カゴに入っているしおりは向きを変えるとキラキラと光っていて、その輝きに目を奪われた。すると、私の右横にアジア系のオランダ人の女性がやって来て、彼女が笑顔でオランダ語で私に話しかけて来た。どうやらそのしおりの美しさに彼女は興奮しているようで、それについて話をしているようだった。残念ながら私はオランダ語があまりわからないので、英語にしてもらおうかと思ったが、ちょうど左横に彼女の友達のオランダ人女性がやって来て、2人で会話を始めたので、私はスッとその場をあとにした。雑貨屋を出ると、小雨が降り始めていて、本格的な観光は明日からだが、ちょっと近辺を散策してみようかと思ったところで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2022/6/18(土)09:38


8631. ファスティングをしながら


時刻は午後7時半を迎えた。今、穏やかな夕方の世界が目の前に広がっている。昨日の夜からファスティング を始め、今日はファスティングの2日目となる。固形物は一切摂取せず、基本的に水だけを飲み、ファスティングを進めている。当初の予定では月曜日の夜までファスティングをしようと思っていたが、今回のファスティングは明日の夜までにしようと思う。あまり長くやりすぎていてもしょうがなく、今の自分は明日までの3日間のファスティング で十分なように感じられている。明日の夜に摂取する回復食は、果物だけとする。回復食として、リンゴやグレープフルーツを摂取しようと思う。あるいは、そこにバナナを加えてもいいかもしれない。今日はファスティング中ということもあり、ゆったりと生活をしていた。とは言え、ラスキー博士とのプログラムに向けて、音声ファイルを21個ほど作っていたので、精力的に過ごしていたとも言えなくもない。また、ビョンチョル·ハンの書籍の再読も進めていた。今夜は、ラスキー博士とのプログラムの告知をしておき、少し早めに入浴をして、早めに就寝しようと思う。明日もまた、ラスキー博士とのプログラムに向けた音声ファイルを作成していくことに加え、ハンの書籍を読み進めていこう。旅を終えた初日は、早速充実感を感じさせる形でスタートできたことを嬉しく思う。むしろ、自分が充実感を感じられない日はないというぐらいに、日々は充実感という感情で彩られている。フローニンゲン:2022/6/18(土)19:40

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