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7623-7627: ロヴァニエミからの便り 2022年1月4日(火)



No.3113 動くもの_Moving Creatures


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1139, Gradual Progress

Gradual progress is crucial for robust development.

I don’t seek for rapid progress.

All I want to do is make gradual progress.

On a sleeper train for Helsinki; 05:50, 1/4/2022


No.1140, Martial Arts and My Life

Martial arts training has changed my life in a positive way.

My life is flowing more naturally than before.

It is like water.

My life can go anywhere.

Helsinki Airport; 07:29, 1/4/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7623.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキに向かう寝台列車より

7624.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキ空港に向かいながら

7625.【ロヴァニエミ旅行記】肩甲骨と股関節の柔軟性/ロシア語と中国語

7626.【ロヴァニエミ旅行記】システマ:トレーニング3(1/4/2022)眼のヒーリングエクササイズ

7627. フローニンゲンに戻ってきて


7623.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキに向かう寝台列車より


時刻は午前5時半を迎えた。寝台列車は順調に進行していて、あと1時間ほどでヘルシンキ中央駅に到着する。


ヘルシンキの今日の気温は、最高気温が2度であり、最低気温はマイナス2度だ。極寒のロヴァニエミにいたこともあり、ヘルシンキの今日の気温がとても暖かく感じられる。


フローニンゲンに関して言えば、最高気温が9度、最低気温が2度なので随分と暖かく感じられるのではないかと思う。これまではフローニンゲンの今日のような気温でも寒く感じられていたが、一面白銀世界のロヴァニエミに1週間弱滞在していたことによって、寒さに慣れている自分がいるように思う。改めて人間の適応力を見る。


寝台列車にはあと1時間ほど乗車するので、今から動的ストレッチを行い、そこから作曲実践をしたいと思う。ヘルシンキ空港にも早めに到着できるので、ラウンジではゆっくりできそうだ。


今夜からの断食に向けて、今朝は果物やサラダぐらいに留めておこう。今夜から明々後日の夜まで断食を行う。


ロヴァニエミでサウナに入って汗と共に老廃物を排出していたのと同じく、今度は胃腸をゆっくり休め、デトックスを行なっていきたいと思う。2022年の年初めに断食を行うことはとても意味がありそうだ。


昨日ふと、「お前は学校の勉強と運動しかできないな」という言葉を思い出した。これは中学校時代にある先生に言われた一言である。


大人になった今でもこの言葉を言われた時の情景を覚えている。他のことができなくても、自分にできることがそれらしかないのであれば、それらに焦点を当てていく。


今、武術を学術的にも実践的にも探究していこうとする姿勢は、中学校時代に先生から言われた言葉と関係している部分が多分にある。自分はおそらくマインドとボディの実践に秀でた部分があるようであり、そうした秀でた部分を起点にしてこれからも探究実践を進めていく。


幸いにも武術は、マインドやボディを超えて、スピリットやシャドーの領域にも関わる。さらには倫理の領域にも関係している点が自分にとっては有り難い。こうした多岐にわたる領域を包含している武術とこれからより一層真摯に向き合っていく。


昨日はそれ以外にも、改めて強さについて考えていた。人を癒せる強さを求めている自分。人を殺傷する強さではなく、抱擁と治癒を実現する強さを求める自分が内側にいる。強さを起点にしたそうした自分はこれまであまり見られなかったことである。


武術を通した自己発見。そのような自己を発見できたことは、武術を始めたことの1つの副産物であったように思う。


列車は今、刻一刻とヘルシンキに向かっている。少しずつ人がいるような雰囲気になってきた。


着実に進行していく列車のように、今日も自分の取り組みを着実に前に進めていこう。ヘルシンキに向かう寝台列車の中で:2022/1/4(火)05:44


7624.【ロヴァニエミ旅行記】ヘルシンキ空港に向かいながら


つい先ほど、無事に寝台列車がヘルシンキ中央駅に到着した。午前6時半に駅に到着し、プラットホームに降り立った時、やはり随分と暖かさを感じた。同じフィランドであっても、ヘルシンキとロヴァニエミは随分と気温が違うことを体感した。


駅に到着すると、空港行きの列車がすでに待機していて、チケットを購入してすぐさま列車に乗り込んだ。今、ちょうど列車が空港に向けて出発したところだ。


空港には7時過ぎに到着する。予定よりも少し早くに空港に到着できる。


フライトの時刻は10:40で、搭乗開始時間は10:15だ。まずはKLMのカウンターに行き、ボーディングパスを発行してもらう。その後、セキュリティーを抜けて、ラウンジに向かう。


ラウンジでは作曲実践をしたり、ジークンドーの鍛錬をしようと思う。ちょうど寝台列車の中で2曲ほど曲を作っていたので、あと1曲ほどラウンジで作ろう。このように、創作活動と武術の鍛錬が調和を成して進行している姿を見れて嬉しく思う。


ゆっくりと眠りから目覚めようとしているヘルシンキ。ロヴァニエミに比べて暖かいとは言え、ヘルシンキもうっすらと雪が積もっている。


今回ラップランドのロヴァニエミに滞在したことにより、北欧での生活に関するイメージが増した。これまでもヘルシンキやノルウェーには訪れているが、ラップランドほどの緯度の場所に滞在したのは今回が初めてであった。ラップランドの冬は過酷な寒さだが、そうした過酷な環境でしか育まれないものがあるということを今回の滞在で明確に感じた。


ラウンジでジークンドーの鍛錬をする際には、まずは基本的なオンガードポジションから練習しよう。これは、ピアノで言うところの基本的な指使いと同じであり、今後応用的な技を学んでも、頻繁にその基礎的な動きに立ち返ることは重要だろう。


応用的な技の動きがいまいちだったり、力がうまく入らない場合には、オンガードポジションがうまくいっていない可能性がある。今後技の確認の際には、その土台となっている基礎的な技を逐一見直していくことが大切になるだろう。


とにかく悪い動きを身につけたくはないので、正しい動きをゆっくり何度も繰り返し行おう。最初のうちは、フットワークの練習を毎日午前と午後に分けて行ってもいいぐらいだ。


今、マーシャルアーツの探究と実践に関してはジークンドーとシステマに焦点を当てている。最初、これら2つを同時に習うことは難しいかと思ったが、全くもってそんなことはないことがわかる。


システマにおいては呼吸法や受けを中心に練習し、接近したときの体の使い方を覚えていくことに焦点を当てている。一方、ジークンドーは体が接するよりも距離があるところからの立ち合い方を学ぶ目的が自分の中にある。


システマはもともと軍事格闘術であったのに対し、ジークンドーは軍事的に利用されていたものではないという違いもある。これから両者の探究と実践を続けていけば、自ずと相違点と共通点がより明確なものになるだろう。ヘルシンキ空港に向かう列車の中で:2022/1/4(火)06:46


7625.【ロヴァニエミ旅行記】肩甲骨と股関節の柔軟性/ロシア語と中国語


飛行機が離陸し、今はヘルシンキ上空にいる。ヘルシンキ空港にいる時は雪まじりの小雨が降っていたが、上空に出てみると世界は晴れて感じられる。眼下の雲海を眺めながら、2時間半弱のフライトを楽しもう。


空港には随分と早く到着したのだが、KLMのチェックインカウンターにはまだ誰も人がおらず、しばらく待つ必要があった。その際に、昨日の日記を読み返したり、ジークンドーのステップの練習をしていた。また、動的ストレッチも行なっていた。


肩甲骨と股関節は360度回転するそうであり、それらの部位をうまく活用できるようになると武術の技がグッと上手くなるであろうから、それらの部位の柔軟性を重点的に高めていく。まずは緩めることを意識していこう。


先日、マーシャルアーツに関する解剖学の書籍を購入したが、ここからは解剖学に合わせて整体に関する知識も習得できたらと思う。護身の際に、正中線上にある種々の急所を的確に捉えるだけではなく、その他にも人体には様々な急所となるツボがある。それらをまずは知識として押さえ、実践の中でそれらのツボが攻撃されるとどれだけ痛いのかを自分の身体を用いて体験していこう。


自分の身体のどこに凝りがあるのかを何かあるにつけて意識していこう。例えば、ふくらはぎは結構緊張しやすいということなので、日常的にそこをほぐすように意識したい。サウナに入っている時は尚更そのほぐしを意識しよう。


飛行機が離陸するまでの間、システマに関する書籍を読んでいた。システマの背後にあるロシア正教の思想が気になり始めている。プロテスタントでもカトリックでもなく、ロシア正教について、マーシャルアーツの観点から、とりわけシステマの観点からその思想を探究していこう。


ロシア発祥のシステマについて学術的な探究をする際にはロシア語が読めた方がいい。ロシア正教について学ぶ際にも同じことが当てはまるだろう。


ジークンドーについては、その背後にある道教の思想を深く理解していくためには中国語の読解力が必要だろうか。システマとジークンドーの文献解釈のために、どこかのタイミングでロシア語と中国語の学習を真剣に始めたいものである。


今日はフローニンゲンの自宅に比較的早く戻ることができる。今夜から断食を始めるため、夕食を作る必要もなければ買い物に出かける必要もない。


さっと荷ほどきをして、そこからはジークンドーの動画を見ながらトレーニングをしよう。ロヴァニエミに滞在中に閃いたアイデアとして、1階のフロアに置かれているダンボールを積み重ねてスペースを作り、そこでトレーニングをしようと思う。


引っ越しをしてから、読む必要のない本はまだダンボールに入れっぱなしにしている。ダンボールを積み重ねれば、それがパソコンを置くちょうどいい台になり、動画も見やすくなるだろう。


ここからはジークンドーのステップワークを徹底的に毎日練習し、無意識的に踊りを踊っているかのようになるまで練習を繰り返し、体で覚えていく。それが体得という意味である。


ステップワークに慣れてきたら、そこから打撃の動作などを加えていけばいい。まずは「居着かない」という武術の原則を徹底させるためにステップワークを練習することが鍵だ。ヘルシンキ上空:2022/1/4(火)10:13


7626.【ロヴァニエミ旅行記】システマ:トレーニング3(1/4/2022)

眼のヒーリングエクササイズ


あと1時間ほどでアムステルダムのスキポール空港に到着する。機内の窓の外には成層圏の青き世界が広がっている。


先ほど、システマ·トロント本部の動画を2つ見た。1つは眼のヒーリングに関するものであり、動画を見ながらエクササイズを機内で行った。


エクササイズを行いながら、視力の悪い右側の眼に凝りがあるのがわかった。それを呼吸と共に解していくようなイメージでエクササイズを続けていくと、凝りが随分と解消された。


眼のヒーリングエクササイズは毎日行おうと思う。朝と夕方の動的ストレッチと合わせて行うといいだろうか。


新しい習慣を構築する際には、既存の習慣にそれを重ねていくと上手く行きやすい。武術をする上で眼鏡は邪魔であり、日常においてもメガネが破壊されて怪我をすることを防ぐためにも、目のトレーニングも毎日行っていこう。


システマ においては呼吸と共にテンションを解放していくが、一方で身体にはパワーが注入されていくことをイメージする必要がある。まずは、テンションとパワーの違いを身体感覚的にわかるようにしていくことが求められる。


脱力していながらも、身体にはパワーがチャージされた状態。それがシステマにおいて理想の身体状態だと言えるだろうか。


筋肉は疲弊しやすいが、骨は疲弊しないという発想。筋肉を使って体を動かすことには体力的に限界があり、骨をどのように活用するかを意識してみよう。このあたりは古武術の身体操作が参考になるだろうか。


システマにおいてはサトルボディやサトルエネルギーを意識するエクササイズが結構ある。ジークンドーにおいてはそのようなエクササイズはあまりないが、念(イメージ)を使う技があることにはある。


ジークンドーも太極拳のように道教が母体になっているから、念というのは極意に存在している。それと、ここからジークンドーのトレーニングを意識的に積み重ねていくと、随所に陰陽の要素が見出されていくだろう。


これまで行っているステップワークの鍛錬においても陰陽の要素を探してみよう。きっとそれぞれのエクササイズの中に陰陽の対極性を見つけることができるはずだ。


ロヴァニエミの滞在中に考えていた通り、明日は早速自宅近くのジムに行き、サウナに入ろうと思う。まずは今夜中に会員登録をしておこう。


ジムにパソコンを持参すれば、ジークンドーやシステマの動画を見ながらトレーニングが行える。せっかくなのでサウナだけではなく、トレーニングを1時間ぐらいして、そこからサウナに入ろうかと思う。


今のところ室内履きとしてはボルダリングのシューズぐらいしかない。今日自宅でそれを履いてトレーニングをしてみて、窮屈さがないかを確認しておこう。大丈夫そうであれば、しばらくはそのシューズを用いてジムでのトレーニングを行う。アムステルダムに向かう機内の中:2022/1/4(火)11:29


7627. フローニンゲンに戻ってきて


時刻は午後6時を迎えた。予定通り、フローニンゲンには午後3時半頃に戻ってきた。


極寒のロヴァニエミで1週間弱滞在していたこともあり、オランダが随分と暖かく感じられる。皮膚のレベルで寒さに適応していたのか、フローニンゲンの寒さを全くもって感じられない。おそらく今度は逆にこちらの気候に徐々に慣れていくであろうから、こうした感覚は今だけのものかと思われる。


自宅に戻って一息ついたところで、旅の移動の疲れを癒すために、明日ではなく早速今日サウナ付きのジムに行ってみた。すると、ジムの屋外ではウェイトリフティングのグループセッションが行われていて、中に入って受け付けの男性に話を聞いてみたところ、ジムの屋内の全てのセッションはコロナの規制で禁止されているようだった。


同様にサウナも今は使えないということだった。明確な期限は政府も出していないが、1月の15日か16日をめどにロックダウンが解除され、それを受けて屋内のトレーニングとサウナを解禁するとのことだった。


今日サウナが入れなかったことは残念だが、ジムの場所は自宅から本当に近いことがわかり、ジムにサウナがちゃんとあることがわかったので良しとしよう。


ロックダウンが明けてこのジムでサウナに入り始めたら、サウナでは普段の脱力トレーニング以上の脱力を行うようにしたい。筋肉の緊張をとにかく解していく。


脱力を意識した形でサウナに継続的に入れば、インナーマッスルも弛緩させていくことができるのではないかと思う。サウナに入っている最中によくマッサージをするのだが、内臓や肺の箇所を目掛けて外からゆっくり押しながらマッサージを行っていきたい。


システマ的なマッサージで行うのであれば、拳や指を用いてマッサージをしていこう。マッサージの際に経穴に関する知識があると何かと便利かと思った。


武術においてもツボである経穴を狙った攻撃があるように、マッサージにおいてもその位置を知っておくことは有益だろう。近々、経穴に関する図鑑のような書籍を購入して手元に置いておこうと思う。


自宅に帰ってくると、移民局から手紙が届いていた。家に帰って早速封筒を開けてみると、滞在許可証の受け取りに関する連絡だった。今回はコロナによって申請が下りるまでに随分と時間がかかったように思う。


すぐさま移民局のウェブサイトに行き、そこでオンライン予約をした。1月はすでに予約が一杯であり、最も早くて2/14の日しか予約ができないようだったので、その日の午後に滞在許可書を受け取りに行くことにした。


無事に滞在許可書の申請が通って一安心である。いつの間にか年を跨いでいて、今年の夏には欧州永住権とオランダ永住権の申請を合わせて行う予定なので、新しい滞在許可書をもらってあまり時間を置かない形で再び永住権の申請をする必要がある。こちらの申請はそれほど大変ではないようなので、夏を迎えたら申請をしておきたい。


それでは今日は移動の疲れもあるので、早めに就寝しようと思う。時刻は午後6時半前だが、もうベッドに行き、ベッドの上で本を読むなりゆっくりしてから眠りの世界に入りたい。フローニンゲン:2022/1/4(火)18:24

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