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7561-7562: フローニンゲンからの便り 2021年12月16(木)



No.3036 彼方への扉_A Door for the Other World


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1105, An Eternal Process

A dark night is over.

A bright new day has come.

Yet, the next dark night will come soon.

But it will be over again.

Groningen; 10:54, 12/16/2021


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本日の3曲


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タイトル一覧

7561. 護身術に関する夢/クラヴ・マガの集中トレーニング

7562. 嬉しい知らせ


7561. 護身術に関する夢/クラヴ・マガの集中トレーニング


時刻は午前9時を迎えた。静かな朝の世界が目の前に広がっている。この時間帯になると、もう夜は明けていて、今は澄み渡った空がどこまでも遠くに伸びている。


今朝方は、護身術に関する夢を見ていた。オランダのどこかの街で行われているトレーニングワークショップに参加していて、そこでオランダ人の参加者と楽しく交流をしていた。


ワークショップの後半に、自分のオリジナルの技を作るというものがあった。それは状況に合わせて即興的に自分の技を表現するというものであり、それが一番面白かった。


自分でも思わぬ技がその場に生まれたことに面白さを感じていただけではなく、他の参加者も1人1人がとてもユニークな技を楽しげに表現していたことが面白かったのである。まさに護身術もまた芸術なのだと思った。それは身体を通じた身体芸術なのだ。


確かに護身術は、マーシャルアーツとは別のものだと言われることが多いが、それでもそこに体現されているものとして芸術的なものがあることは確かなように思えた。オランダは芸術が生活に浸透している国であり、オランダ人は身体を通じた芸術表現も抵抗なく行えているようだった。その点も興味深く思った。


そのような夢を見ていた。この夢はおそらく、昨日の過ごし方に影響を受けているだろう。


昨日は、イスラエルの護身術クラヴ·マガやロシアの護身術システマについて、集中的なトレーニングを受けられる機会がオランダでないかどうかを探していたのだ。幸いにも、クラヴ·マガの6日間の集中トレーニングがアムステルダム郊外の街であることを知った。


それは年に4回ほど提供されていて、次回が1月の中旬にある。それ以降は、4月、6月、9月に提供されるらしい。


今、そのジムに問い合わせをしていて、この集中トレーニングが英語で提供されるのかを確認している。この集中トレーニングは、クラヴ·マガをしたことがない人も対象にしているらしいが、かなりチャレンジングな内容だ。


6日目はグレード試験の日であり、5日間で習ったことを確認し、無事に試験に通れば次の級に進めるとのことだ。システマにはこのような昇級制度はない。昇級制度の良し悪しについて思うことは、またどこかで書き留めておこう。


いずれにせよ、最初の5日間は朝8時から夜の5時まで、8時間ほどのトレーニングがある。途中に昼食休憩があるが、それでもなかなかのトレーニング量だ。


最初の週は金土日とトレーニングが続き、残りは翌週の金土となり、最後の日曜日に試験があるらしい。仮にこのトレーニングプログラムに参加するとなると、会場近くのホテルに宿泊したいと思う。


ジムから返信があり、英語でプログラムが提供されていれば、早速申し込んでおきたいと思う。ここで取得できたグレードは、世界どこに行っても通用するようだ。


どうやら、グローバルでグレードの認定基準が統一されているようなのだ。それであればここで取得したグレードをもとに、今後世界のどこで生活しようとも、近くのクラヴ·マガのジムでは自分のグレードにあったトレーニングを受けることができる。


調べてみると、クラヴ·マガには、イエロー(レベル1)、オレンジ(レベル2)、グリーン(レベル3)、ブルー(レベル4)、ブラウン(レベル5)と5つあり、それを超えたところにブラックがあるようだ。


どうやらこのジムではブラウンベルトまでの認定をしているらしく、自分のペースに応じて、このジムで定期的に集中トレーニングを受けるのもいいかもしれない。そのようなことを考えていた。フローニンゲン:2021/12/16(木)09:31


7562. 嬉しい知らせ


時刻は午後7時半を迎えた。今日は午後に嬉しい知らせがあった。それは、オランダのアルクマーというアムステルダム郊外の町で年に4回開催されるクラヴ·マガの集中的なトレーニングが英語話者でも参加できるということだ。


プログラムの提供者からそのような連絡があった。一応トレーニングはオランダ語で行われるが、通訳が入り、過去にも毎回オランダ語話者以外の参加者がいたそうである。それを聞いて、早ければ来年の1月中旬の時期か4月初旬の時期のトレーニングに参加してみようと思う。


このような集中的なトレーニングは、自分にとって他の学習·実践領域においても大切にしていることである。もちろん成長を急ぎすぎることは「ピアジェ効果」を含めて問題があるが、それでも学習や実践のフェーズにおいてはどこかで集中的な取り組みをしなければならない時が必ずある。


外国語においても外交官やスパイが集中的にある言語に没入することによってそれを高度に習得していくが、それと要領は同じである。今回はクラヴ·マガについてそのような形で集中的なトレーニングをまず積んでみたい。


1度そのトレーニングプログラムを受講してみて、それは毎年4回のタイミングで行われるから、半年後にまた集中的なトレーニングを受けるようなリズムを考えている。そのあたりは様子を見て判断しよう。


クラヴ·マガの集中的なトレーニングは見つけたが、システマについてはそのようなものはあまりないようだった。そもそもクラヴ·マガとシステマは共通するところもあれば、随分と異なるところもある。


例えば、前者においてはグレード制があるが、後者にはない。またインテグラル理論の観点からすれば、前者がよりグロスの領域に立脚しており、後者はよりサトルの領域に立脚している。術理の観点から行けば、後者はより密教的なものにも思える。


後者の密教的な性質にはとても関心があり、試しにシステマのトロント本部のオンラインコースを受けてみることにした。オランダ時間において、明日の土曜日の午後5時からスタートするものがあったので、それは都合がいいと思い、即断で受講することにした。


クラヴ·マガのトレーニングはフローニンゲンでも受けれそうな目処が立ったので、あとはシステマのトレーニングを受けられる場所を見つけたい。


クラヴ·マガもシステマも即興的な身体運動を要求する点が面白く、それを通じて自分の創作活動や普段の生活にもより即興的な要素が増してくるのではないかと思う。「即興力」とでも呼べるような力がさらに磨かれるのではないかという予感がする。


例えば音楽においては、即興的な一筆書きの音楽がより生み出されるのではないかという期待がある。そうしたことはあくまでも副産物として、まずは純粋にそれらの護身術を楽しんで実践しようと思う。フローニンゲン:2021/12/16(木)19:45

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