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3771. 曲中の重力と多調の検証

February 6, 2019

時刻は午前十時半を迎えた。今から昼食前の作曲実践を行い、その後、午後からのオンラインミーティングに向けて準備をしたい。

 

今朝は、朝焼けがとても美しかった。それは薄赤紫色に輝いており、幻想的な色を醸し出す空の下を無数のカモメたちが嬉しそうに舞っていた。

 

薄赤紫色の空を背景に、カモメたちが一斉に飛び立つ様は圧巻であった。そのような景色を拝めたことを有り難く思う。

 

今は薄い雲が空を覆っており、天気予報通りになるのであれば、午後からはみぞれ混じりの雨が降るだろう。

 

先ほど、シュタイナーが音楽について解説した“Music: Mystery, Art and the Human Being (2016)”を少しばかり読み進めていた。その中で、魂の涵養が進むと夢がより明瞭なものになるという記述に目が止まった。

 

昨年のある時を境とし、突如として私の中で夢の世界が拡張されるような体験があり、それ以降は、夢を想起する力がこれまでとは違う次元に到達したように感じている。もしかすると、昨年のそのタイミングをきっかけとして、自分の魂がまた一つ深い次元に成長を遂げたのかもしれないと思う。

 

そうでなければ、日々の夢の世界がこれほどまでに豊かになり、より明瞭なものになっていることの説明がつきづらい。午後からも引き続き本書を読み進めていこうと思う。

 

午前中にはその他にも、“Melody Writing and Analysis (1960)”を読み進めていた。その中にも興味深い観点があり、それは、曲の前半は重力が上がるかのようにシャープ系になることが多く、後半はフラット系になることが多いというものである。

 

ちょうど早朝の作曲実践では、シャープ系の調からフラット系の調に重力が落ちるような形で転調を適用したところだった。また、それとは逆向きの転調を今夜試してみようと思っていたところだったので、その記述に出会ったのは偶然であった。

 

以前の日記で書き留めていたように、調というのは曲における色であるのと同時に、それは固有の重力(ないしは重力場)であるとも言える。各調には固有の重力場があり、どの調からどの調に移行するかによって曲の表情が変わったり、ある調からある調への転調はスムーズなのに対して、ある調からある調への転調が難しいことがあったりするのは、こうした重力の影響だろう。

 

今夜の作曲実践では、今朝とは逆向きの重力の移動を転調によって実現させると、どのような効果が得られるのかを検証していく。それに加えて、可能であれば、多調の曲を作ってみようと思う。

 

例えば、ベース部分はフラット系の調を塗り、ソプラノ部分はシャープ系の調で塗ってみるという実験をしてみる。その際の響きはいかほどかを確かめていく。

 

多調の曲を作ってみようと思うことはこれまでもあったのだが、結局作らずじまいであった。そのため、今夜再びモーツァルトに範を求めて作曲実践をする際には、早朝とは逆向きの重力移動を試すのと、多調を試してみたいと思う。

 

重力の検証をするという観点においては、上下にあまり異なる調を組み合わせることは賢明ではないと思うので、ソプラノとベース部分に関しては隣接調を用いるようにしてみよう。フローニンゲン:2019/2/4(月)10:44

 

No.1646: Everyday Returning to the Flow of Time

 

Everyday is crystalized, and it dissolves and returns to the flow of time. Groningen, 11:09, Tuesday, 2/5/2019

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