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3328. 不老不死の薬を浴びる夢


日曜日が終わり、新たな週を迎えた。今日は五時過ぎに起床し、五時半を少し過ぎたところで一日の活動を開始した。

サマータイムが終了したせいもあってか、起床時間が少し早くなり、これは早寝早起きを心がけている自分にとっては望ましい。五時台に起床することができると、その日一日の活動に従事する時間が随分と増えたような感覚があり、強い充実感を持って一日を過ごすことができる。

今朝は起床した時に、脳が完全な休息を取り、一日の活動に向けての準備が万全であるかのように感じた。今日も旺盛な探究活動と創造活動に従事していこうと思う。

今朝方は印象的な夢を見ていた。夢の中で私は、海外に出張に出かけるために空港に向かおうとしていた。実はその数日前にも海外に出張をしており、出張から帰ってきた後に、家で父と少しばかり話をしていた。

話のテーマは航空運賃の請求についてであった。というのも、今回出張したのは、父の会社の海外子会社にコンサルティングを提供するためであり、交通費の申請の決まりについて確認する必要があったからである。

本来であれば、出張前にそれを確認する必要があったのかもしれないが、私は事後的にその確認をした。今回は移動時間が比較的長かったため、ビジネスクラスを利用した。

父に確認したのは、ビジネスクラスに搭乗した全ての金額が請求できるのか、それともエコノミークラス分までしか請求ができず、その差額はこちらで負担する必要があるのかどうかだった。

そのようなやり取りを父としている最中に、私は次の出張に持って行くワイシャツの準備をしていた。そのような場面があり、そこから私は次の出張に向けて空港に向かっていた。

どうやら今回の出張は、一度中国の空港に行き、そこを経由してオーストラリアかどこかに行くことになっていた。中国に行くまでのフライトの時間が迫っており、私は少しばかり急いで空港に向かった。

空港に到着すると、どうやらそこで目的のフライトに搭乗できるわけではなく、そこではボーディングパスしかもらえず、別の空港へは歩きかバスで移動する必要があるようだった。

歩くと随分と時間がかかり、バスで行こうにも待ち時間があるであろうから、目的の空港に行くための最適の手段が何かを少しばかり考える必要があった。すると次の瞬間には、私はあるホテルの一室にいた。

そこは開放的な窓があり、大きく立派な机が備え付けてあった。見るとその机には、書類か何かにサインをしている一人の日本人男性がいた。

その男性とは面識はないのだが、日本で有名な実業家であった。その方がサインをしているのは、何かの請求書であり、どうやらそれは航空券に関するもののようだった。

その方が書類にサインをし終えると、笑顔で私に話しかけてきた。なにやらその方は、不老不死の薬を手に入れたらしく、それが浴室にあるとのことだった。

その方が浴室にある不老不死の薬を見ていってはどうかと提案をしてくれたので、私は浴室に行ってみた。するとそこには、一人の中年の中国人男性がいて、その男性はお湯が張られていない浴槽の中にかがみこんでいた。

どうやらシャワーから不老不死の薬が流れ出てくるようであった。私は不老不死を求めるというよりも、むしろその逆で、一生を閉じることなく永遠に生き続けることに対して恐怖感のようなものを覚えていた。

それは死ぬ恐怖ではなく、生き続ける恐怖だった。その恐怖心を持った瞬間に、浴槽にかがみこんでいた中国人男性と私の体は入れ替わり、私が浴槽の中にいた。 

するとシャワーから、不老不死の薬が一滴ずつしたたり出し、私はそれを浴びた。一滴でも自分の身体にそれが付着すると、人間は不老不死になるそうだった。

私は不死であることの恐怖と、不死であることへの関心の間に揺れており、一滴ずつ薬が垂れてきた時にはある種の放心状態にあった。垂れてくる薬を否定することも、進んで受け入れることもせず、したたり落ちる薬を無心の状態で浴びている自分がその場にいた。フローニンゲン:2018/10/29(月)06:13

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