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3324. 教育哲学者の話を聞く夢


今朝は五時半に起床し、六時前から一日の活動を開始させた。日曜日の今日もとても充実したものになると確信する。

昨日の充実感がうまく今日にバトンを引き渡し、起床した瞬間にそのような確信が生まれてきた。日々を充実感と共に生きること。それが自分の人生を生きることだろう。

今朝はいつもより少し早く起床したが、理想的には毎日この時間帯に起床したい。明日からは、この時間帯に目を覚ましたら、必ずそこで起床しようと思う。

今朝方は少しばかり夢を見ていた。夢の中で私は、ある大学と企業が同居している建物の中にいた。そこでは、学術研究や講義が行われている傍ら、企業活動も営まれている。

さらには、その建物には教授陣のオフィスがあり、私はある女性教育哲学者のオフィスの中にいた。その方は日本人であり、どうやらとても有名な学者のようだったが、私は名前を知らなかった。

その教授を紹介してくださったのは、以前勤めていた会社の先輩だった。その教授のオフィスはそれほど大きなものではなく、興味深いことに、そこは仕事部屋というよりも、どこか自宅の一室のような雰囲気を持っていた。

というのも、そこにはベッドや食器棚などがあったからだ。食器棚の一つに、何やら高価そうなグラスがいくつもあった。

私がそのグラスを眺めていると、その教授が親切にもそれらのグラスについて説明をしてくれた。そのグラスの名前を聞くと、私の父が持っているグラスと同じものなのではないかと思った。

:「研究室にこうしたグラスがあるというのは面白いですね」

女性教授:「そうね、ここはもう自分の家の一室と同じぐらいにくつろいだ環境だと思ってるわ」

女性教授は微笑みながらそのように述べた。自宅の部屋と同じぐらいにリラックスして研究に打ち込むのは悪くなく、むしろそれは理想のように思えた。

そのような話を教授としていると、教授を紹介してくださった先輩がやってきた。何やら、その先輩も企業組織の文脈において教育哲学に関心があるらしく、今日は色々とその教授に話を聞きに来たのだそうだ。

私は相変わらず食器棚に置かれているグラスや陶芸品を眺めており、それらを眺めながら二人の話に耳を傾けていた。先輩の質問の中に、早期教育の効果に関するものがあったが、それに対する教授の回答が秀逸で驚いた。

私であれば、その質問に対しては科学的な研究の成果によって導き出された「ピアジェ効果」に触れながら回答するところを、その教授は幾人かの哲学者の思想を織り交ぜながら回答をしていった。その教授は出だしに、「無理な早期教育は五つの点において危険ね」と勢いよく切り出した。

一つ目の回答において、数人の哲学者の思想を紐解いてなされる指摘は大変洞察に溢れていた。二つ目の回答にも興味を示していたところ、突然10名ぐらいの人たちが教授の部屋に流れ込んできた。

その後ろから、ホテルのボーイのような人がトレイに飲み物と食べ物を載せてやってきた。それが教授の部屋に届けられると、やってきた10名の人たちは教授への挨拶もそこそこに、飲み物と食べ物を持って部屋から去っていった。

教授は「相変わらず困ったわね」と笑顔でぼやきの言葉を漏らした。どうやら、ブランチの時間になると、飲み物と食べ物が教授の部屋に運ばれてくるらしく、それは本来、それらを飲み食いしながら会話を楽しむためのものなのだが、多くの人たちは飲み物と食べ物をもらったらすぐにその場を去るようなことが習慣になってしまったらしい。

それは本当に一瞬の出来事だったので、私は飲食物が運ばれてきてからそれがなくなるまでの出来事を唖然として眺めていた。今部屋に入ってきた中に年配の男性教授がいて、彼は地面に置かれていた書籍を倒してしまったのだが、それに気づいていないようだった。おそらく、飲食物をもらうことしか頭になかったのだろう。

女性教授は、倒された書籍を元に戻して話を続けた。そこからも洞察に溢れる話が続き、しばらくしてから、私は授業の時間が迫っていることに気づき、随分と長居をしてしまったと思いながら、その教授にお礼を述べて部屋を離れた。

そのような夢を今朝方見ていた。フローニンゲン:2018/10/28(日)06:25

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