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3199.【ボストン旅行記】ハーバード大学教育大学院のプログラム説明会に参加して


今日は土曜日であったが、午前中からハーバード大学教育大学院(HGSE)で行われたプログラム説明会に参加した。ホテルを早めに出発したはいいものの、乗るバスを間違えてしまい、途中でそれに気づき、随分と迂回しながらもなんとか定刻に開場に到着した。

説明会が行われた建物は、ちょうど私が出願を考えている芸術教育プログラムのディレクターを務めるスティーブ・サイデル教授のオフィスがある建物だった。その一階には大きなホールがあり、まずはそこで修士・博士課程に関する説明が行われた。

質疑応答を含めて一時間弱の説明が終わると、今度はプログラムごとに現役の学生や卒業生を交えながらの説明会が二階で行われた。私はもちろん芸術教育プログラムの卒業生がいる部屋に入った。

部屋の前に長テーブルが置かれており、芸術教育プログラムに現在所属している学生を含め、その他には五つほどのプログラムの現役学生と卒業生がいた。その中に一人、昨年HGSEを卒業された日本人の方がおられ、この時間の説明会の後に個別にいろいろと話を伺った。

その方は私よりも少し歳が上であり、とても丁寧に私の話を聞いてくださるのと同時に、実際にHGSEに通ったからこそわかる様々な事柄を教えてくださった。中でも、出願に関しての助言が非常に参考になり、今回のボストン滞在中に、出願に際して最も重要な志望動機書のドラフトを書こうと思っていたため、明日以降にドラフトを執筆する際にその方の助言を参考にしたいと思う。

振り返ってみれば、六年前と四年前に博士課程に出願したことは相当無茶なことだったのだと本日改めてわかった。HGSEの修士課程を卒業したとしても、博士課程に進学できる者はごくわずかであるということを今日改めて知り、当時の自分の出願は合格の見込みがほとんどない無茶なものだったのだと思う。

また、六年前にせよ、四年前にせよ、当時は西海岸に住んでいたこともあり、実際にキャンパスに訪れることをせず、サンフランシスコ内で行われたプログラム説明会ぐらいにしか参加しておらず、教授に直接コンタクトを取るということもしていなかったように思う。

今回は、自分が本当に師事したいと思う教授が数名おり、そうした教授陣に連絡を差し上げることに一切の迷いはなく、可能であればボストンまで足を運び、直接面会をし、できればクラスを聴講させていただこうという強い思いを持っていた。

私はすでに欧米の大学院で修士号を三つ取得しており、四つ目の修士課程に進学することに関してはよく検討する必要があるという思いがあり、検討の一環として自分が師事したいと思う教授に直接会うことやクラスを聴講することは不可欠だと考えていた。

また、そうした理屈を超えて、実際にHGSEに足を運び、その場所が本当に自分の探究活動をさらに前に推し進めていくためにふさわしい場所なのかを感じ取る必要があるという思いが、自分のアクションを生み出していた。

その場所に行き、その場所の空気を吸い、その場所の大地を踏みしめるという基本的なことが私には必要だった。八月末から九月にかけて北欧旅行に出かけたばかりであったが、私は迷うことなく今回ボストンにやってきた。

今回のHGSE訪問は、自分のこれからの道を見極めていく上で本当に大切なことだったように思う。ボストン:2018/9/29(土)17:30

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