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3196.【ボストン旅行記】明日の計画と旅先での古書との出会い


結局今日は一度も作曲実践をしなかった。アムステルダムからボストンにやってきた昨日も曲を作ることはできず、結局このまま丸二日曲を作らない日が続きそうである。

自分が行っている作曲は、音楽言語の形として外側に形になろうとするものに対して望む形を与えることであり、そうした衝動が内側に起こっていなければ、無理に曲を作る必要などない。とにかく自分の内側の要求事項に忠実となり、形になることを望む内的感覚が現れた時に、しかるべき形にすることだけを心がけていく。

今日も遅くとも九時半頃には就寝し、明日に備えたい。明日の朝、早起きをして一曲だけ曲を作ることができればと思う。今回のボストン旅行に持参した楽譜はモーツァルトのピアノ小作品が収められたものである。明日からは作曲を行うエネルギーが取り戻され、同時に創造を待つ内的感覚が姿を現し始めるだろう。

明日は土曜日だが、明日もまたハーバード大学教育大学院(HGSE)を訪れる。明日は午前九時から、HGSEの修士・博士プログラムに関する説明会が行われる。

時間にして三時間ほどのイベントであり、軽食も支給されるとのことであるから、かなり力の入った説明会だと思う。今日HGSEを訪れて改めて実感したが、やはりHGSEを含めて、ハーバード大学の持つ諸々の力の大きさを実感した。

それらの力を個別具体的に取り上げる必要などほとんど無いであろうし、私もそうした力の存在は以前から頭では理解していたが、実際に当地に来て諸々の体験と観察をしてみると、ハーバード大学の持つ底力の大きさがわかってくる。

おそらく明日の説明会にも人的資源と金銭的資源を随分と費やしているのだろうと思う。正午に説明会を終えたら、その足で、ダウンタウンに出かけ、イザベラ・ガードナー美術館を訪れたい。

これは先日、偶然にもボストン市内の美術館をあれこれ探している時に見つけたものである。所蔵作品の数によりけりだが、もしかしたら昼過ぎから閉館ギリギリまでそこにいるかもしれない。

美術館を訪れたあとに、一度宿泊先のホテルに帰り、一休みしてからボストンに在住の知人の方とディナーを共にする。これまでの旅において、旅先に知り合いがいるということは一度もなかったように思えるため、旅先で自分が誰かと一緒にご飯を食べているというのは少し不思議な感じがする。

ここから少しばかり過去の日記を編集して、今日も早めに就寝したい。今日はHGSEでクラスを聴講した後に、ケンブリッジ内の古書店に二店ほど足を運び、各店で三冊ほど良い古書と巡り会えた。

購入した書籍は、下記の六冊だ。

1. “Free the Children: Radical Reform and the Free School Movement (1972)”

2. “Standardized Minds: The High Price of America’s Testing Culture and What We Can Do to Change It (1999)”

3. “The Culture of Education (1996)”

4. “The Foucault Reader (1984)”

5. “Modes of Creativity: Philosophical Perspectives (2011)”

6. “Frames of Mind: The Theory of Multiple Intelligences (1983)”

ボストン滞在中は、これらの書籍に目を通す時間はあまりないかもしれない。もう二軒ほど気になる古書店を後日訪れ、購入した書籍はフローニンゲンに戻ってからゆっくりと読み進めていきたい。ボストン:2018/9/28(金)20:48

No.1330:Vibration of Autumn

It is evening now, and today is slowly approaching the end.

I felt that autumn deepened very much. Groningen, 17:35, Friday, 10/19/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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