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2380. 感動と内面の成熟


たった今、毎日の日課である午後の仮眠を終えた。仮眠の前にオンラインミーティングがあったためか、頭が非常に冴えており、今日の20分間の仮眠はほぼグロス意識にあった。

しかし、仮眠から目覚めるか否かの最後の瞬間にはサトル意識にあったように思う。というのも、そこではサトル意識に固有の豊かな心象イメージが立ち現れていたからである。

また、不思議なことに、私はとても低いドレミファソラシドの音階の進行を聴いていた。それは確かに低い音だったが、不気味な音の進行ではなく、原初的な音の深さを伴うような世界がそこに広がっていたように思う。

米国に渡って人間の意識について探究を始めたことをきっかけに、そして三年前に日本に一時帰国していた際にエネルギーワークの実践を始めたことをきっかけに、日々の生活の中でより深い意識状態にアクセスすることが可能になった自分を見る。

それにしても今日はなんと素晴らしい天気だろうか。早朝からずっと晴れ間が広がっており、この天気は明日以降もしばらく続くそうだ。

小鳥たちの存在には本当に感謝をしなければならない。彼らはまだ早朝と同じように近くで美しい歌声を奏で続けている。

もちろん、時折休憩を挟むが、彼らは常に自分の身近なところにいて、こんなにも美しい声をこちらに届けてくれる。それに応えようとしない人間はいるだろうか。

仮にそれに応えられないようであれば、自己を超えた存在からの促しに応えられるはずもない。さらには、人生から投げかけられた問いに応えていくということもできないに違いない。

先ほどのオンラインミーティングの中で、感動と発達現象に関する興味深い話題が取り上げられた。人は歳を重ねるごとに感動しやすくなるという。確かに、それは一理あるだろう。

しかし、ここで私たちが見逃してはならないのは、単に歳を重ねたから日々の出来事に感動しやすくなったのではなく、そこには内面の確かな成熟があると思うのだ。私たちは内面が成熟するにつれて、この世界の諸々の現象や出来事から豊かな意味を汲み取ることが可能になる。

内面が成熟し、汲み取ることのできる意味が豊かなものになればなるだけ、それが一つの重層的な意味の物語になる。私たちは意味を構築する(meaning-making)生き物であるのと同時に、物語を構築する(story-making)生き物だ。

内面の成長とはつまるところ、この世界から汲み取る物語が深まる過程に他ならず、構築する心の物語がより豊かになることを意味するのだろう。内面の健全な成熟過程とはまさに、この世界から汲み取る意味と物語が深まることを意味しており、私たちの内面が豊かになればなるほどに、この世界から汲み取る意味と物語により深い感動の念を覚えるのは当然ではないかと思う。

この世界を透徹した眼差しで見つめる中で、仮に悲惨な意味と物語がそこに存在しているのであれば、それに積極的に関与しよう。そうした意味や物語を生み出したのは私たち人間に他ならず、それらの意味と物語を新たなものに書き換えていくことができるのも私たち人間なのだから。フローニンゲン:2018/4/6(金)14:46

No.952:Reminiscence of Central Europe

My memories about the trip to Central Europe are coming back silently.

One merciful aspect of the trip showed up all of a sudden. That trip included not only flamboyant facets but also pious aspects. Groningen, 10:21, Sunday, 4/22/2018

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