top of page

1855. 作曲実践と学術研究に打ち込む日々


静かな土曜日の夜。八時を過ぎ、辺りは既に闇の深さが増しようのないほどの闇に包まれている。

気温も低く、今朝は早朝に霜が降りており、冬の様相がいよいよ濃くなってきた。これから来年の五月末まで寒い時期が続く。

本格的な寒さはこれからであり、これからがまさに冬の芯と対峙する季節となる。しかし、今年は冬の心臓と対峙するというよりも、また別の向き合い方ができるのではないかという気がしている。

昨年から今年にかけての欧州の生活の中で、私はまた異なる内面世界の層に行き着いたような気がしているのだ。今この瞬間にいる内面世界の層から捉えると、どうも今年の冬は昨年とは違った形で体験することになるだろうと予感している。 今日は昨日に引き続き、作曲実践と学術研究を納得のいくまで進めることができた。メロディーを創出する理論と技術を学ぶために、数日前から “Melody writing and analysis (1960)”という書籍にじっくり取り組んでいる。

出版年からわかるように、これはメロディー創出に関する古典的な書籍だと言えるだろう。出版年がいかに古くても、この書籍の価値は依然として高いように思える。

この書籍と出会ったのは偶然であったが、200ページほどの薄い書籍の中に具体例が豊富に掲載されており、一つ一つの具体例から学ぶことが極めて多い。この書籍は全部で73章の構成を持っており、ここ数日間本書に取り組み続けているが、まだ4章までしか進めることができていない。

これは意図的に私が時間をかけて本書と向き合っていることと関係しており、本書の具体例一つ一つから多くの学びを得ようとする意思と関係しているだろう。一つ一つの具体例を実際に作曲ソフト上に並べ、そこからさらに自分なりのメロディーを生み出す実践へとつなげている。

つまり、ある章の一つの項目の中で紹介されている具体例を見るたびに、それを作曲ソフト上で再現し、そこからさらに自分なりのメロディーを生み出すことを行っているがゆえに、書籍の進み具合は緩やかなものとなる。

本書はメロディー創出に関する足腰を鍛える鍛錬だと思って読み進めており、詰将棋を行って将棋感を磨くような意識を持って本書と向き合っている。今日は随分と本書と向き合っていたように思うが、結果として1章ほどしか読み進めていなかった。

だが、このペースを崩すことなく、一つ一つの章を時間をかけながら、本書の最後まで確実にたどり着きたいと思う。 作曲実践に合わせて、今日は六本ほどMOOCに関する学術論文を読み進めた。そのうちの半分が今取り掛かっている研究で引用できる内容を持っており、残りの半分は今後の研究に活用できるかもしれないという目処が立った。

科学的な研究においては、当面の間、MOOCをテーマとし、発達科学、教育科学、複雑性科学、システム科学、ネットワーク科学、AIの領域を横断しながら研究を進めていくことになりそうだ。

気づけば探究領域の射程が随分と広がっているが、人間の発達と学習をどこまでも深く探究しようとすると、もはやそうした領域に触れないわけにはいかないだろう、というのが私の考えである。

今日も日中に随分と作曲実践に時間を充てたので、就寝前には、新しく着手する研究で活用する非線形ダイナミクスの手法、とりわけフラクタル分析の手法に関する論文をいくつか検索し、読むべきものをダウンロードしておきたいと思う。

明日も、明後日も、それからも、今日のような日であれば、もう私は何も望むことがない。2017/12/2(土)20:34

No.500: Like Shakespeare and Mozart

In my future, I will keep a diary in a more melodious way like Shakespeare did.

I will compose music in a more natural way like Mozart did.

Words and music will overflow spontaneously from my existence.

Freedom and liberation will be there. 16:05, Friday, 12/8/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page