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1143. 知識と経験の血肉化に向けた三つの方策


今朝の起床後、寝室から書斎に向かうために、寝室を一歩離れた瞬間に、自らの学習方法を見直すための三つの方策が思い浮かんだ。これは直感的なものであり、起床直後の私がなぜそのようなことを思いついたのかは定かではない。

とりあえず閃いたものについて書き留めておく。これまで幾度となく、知識と経験を文章の形にすることによって、学びを深めていくことの重要性を指摘していたように思う。これはすなわち、書くことによって知識と経験を血肉化していくことを意味しており、それは “learning by writing”と呼べるだろう。

インドの聖者ラマナ・マハリシが内省的な文章を書き続けることによって悟りに至ったように、知識と経験を自らの言葉によってまとめ上げていくことは、特殊な学習効果を帯びている気がしてならない。また、過去の偉大な哲学者たちのあり方を見ていると、彼らは皆一様に、大量の文章を書く人間たちであった。

そして、二つ目に重要なのは、教育哲学者ジョン・デューイも述べているように、 “learning by doing”という発想だ。これはデューイが指摘した「経験学習」と呼ばれるものであり、学習の本質はやはり自らの実践を通じて得られる経験の中にあるだろう。

そして、三つ目に重要なことは、 “learning by teaching”という発想だ。自分の知識と経験を他者に教えるという実践は、教えようとする内容の理解を間違いなく深めてくれる。この実践は、特に他者を通じた二人称的な実践であるがゆえに、書くこととはまた違った洞察を得ることができるだろう。

これら三つは、特に目新しいことではないのだが、今朝目覚めた時にそれら三つが一つの塊として自分の内側で姿を現したため、ここであえてそれら三つを列挙する形で書き留めておいた。大切なことは、それら三つのどれかを強調するのではなく、それら全ての相互作用を常に念頭に置き、それら三つを一つの総体的な実践として取り組んでいくことだろう。

自らの身体と精神を通じて得られる経験を自分の言葉として文章にまとめ、それらを他者に教える形で共有していくこと。それらは知識と経験の血肉化に不可欠であり、それらのサイクルを通じて、新たな知識と経験が再度内側に流入してくることが起こるだろう。

寝室を離れ、書斎に向かっている最中の私はそのようなことを考えていた。今日は朝から雨模様だ。

激しい雨が書斎の窓ガラスを打っている。風も少しばかり吹いており、今日は一日中、書斎の中で仕事をすることになるだろう。今日やるべきことは、まずは「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースの内容の全てを大雑把に振り返っておきたい。

コースの進行に合わせて、各クラスで取り上げられている論文の要約を常に行っていたため、それらの要約を参照しながら、各クラスの講義資料を見返しておきたい。それが終われば、第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』に関する紹介記事を二つほど執筆しておきたい。

これは自分用に書くのではなく、出版社に提出するものだ。記事の執筆が済めば、あとやるべきことは、明日の「タレントアセスメント」の最終回のクラスで行われるプレゼン資料を完成させることである。

ルーワーデンにあるホテルマネジメントスクールに対して、大学の入学審査の方法に関してデータ分析を元にした実証的な助言をするという課題について、その結果をその大学のアドミッション担当者に報告することが明日のクラスの内容だ。

この発表はグループで取り組むことになっており、私たちのグループには五人のメンバーがいる。当日の発表時間は短いため、最も早口で英語を話せるドイツ人のフランに当日の発表を任せ、私は五人の分析結果と推奨施策をプレゼン資料にまとめる役割を担うことにした。

その資料作りが済めば、オンライン教育と教育哲学に関する気になる論文をいくつか読みたいと思う。2017/6/7

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