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896. 自然のせせらぎに耳を傾けて


昨日、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とのミーティングを終えた後、近くのノーダープラントソン公園を通った。公園の中には、多くの人たちが春の太陽光を浴びながら、芝生でくつろいでいた。

その中には、半袖で芝生に寝転んでいる人もいた。それぐらい昨日の天気は良かった。今日も昨日に負けないぐらいの快晴である。

午前中の仕事を終えた後、私はランニングに出かけた。近くのサイクリングロードを走っている最中、体がとても軽く、いつまでも走っていられるような感覚になった。

私は速く走ることを意識することはもはやないが、ただただ長くゆっくりと走り続けたいという意識が芽生えることがある。これはランニングに関してだけではなく、自分の仕事にも当てはまることであり、むしろ仕事においてそうした姿勢を貫きたいと思う。

ランニングを終え、自宅に戻ってきて整理体操を行っていた。すると、小鳥の鳴き声や春の風に揺られる木々の音が聞こえてきた。

それらの音に耳を傾けながら、私は、そうした自然がもたらす音も捨て難いと思った。優れた作曲家が残した数々の音楽も確かにそれらの音色は素晴らしいのだが、それに負けないぐらいの音色を、自然は奏でてくれる。

整理体操をしながら、私は心行くまで自然の音に耳を傾けていた。帰宅後、午後から論文の執筆に取り掛かった。

まずは、「複雑性とタレントディベロップメント」のコースにおける共同論文のファイナルレビューを行った。幾つかの箇所に対して、加筆・修正を行った後、全体を通して二回ほど論文を読んだ。

とりあえず私のレビューは完了し、後は一緒に論文を執筆しているインドネシア人のタタのレビューを待つだけだ。彼女のレビューが終われば、提出期限よりも何日か早く論文を提出することができるだろう。

ウィーンに飛び立つ前日の日曜日に、この論文を担当教授に提出する予定だ。そちらの論文のレビューが完了したため、これからは修士論文の執筆に時間を充てたい。

具体的には、昨夜取り掛かっていた次の作業を継続し、「状態空間グリッド」に関する章に加筆・修正を加え、今日中にそれを完成させておきたい。昨夜、研究対象とするオンライン学習の特定のクラスだけではなく、全てのクラスに対してアトラクターの選定作業を行った。

その結果をもとに、 “Results”のセクションを書き換える必要がある。分析結果から、興味深いことに、教師と学習者間のある一つの特定の行動パターンがアトラクターと見なされたので、それが各クラスの変遷に応じてどのように発達していったのかを分析したい。

つまり、オンラインコース全体を通じて、そのアトラクターの強度がどのように変化したのかを捉えるような分析をしておきたいと思う。その箇所を加筆することができれば、その後の時間は、研究とは直接関係のない読書に充てたいと思う。2017/3/31

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