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10979-10987: フローニンゲンからの便り 2023年9月28日(木)



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タイトル一覧

10979. 今朝方の夢

10980. サイケデリクスを取り巻くメタオブジェクトとメタサブジェクト

10981. サイケデリクスを摂取する3つの大きな目的/カリフォルニア州の数種類のサイケデリクスの合法化の法案について

10982. 300冊を超すサイケデリクス研究書を購入して/「国際マジックマッシュルームの日」に起きたこと

10983. シロシビン·ティーの作り方と注意点

10984. サイケデリック·クエストの楽しさの中で/シロシビン·カカオドリンクの勧め

10985. サイケデリクスの協働に関する進展の予感/サイケデリクスと創造性

10986. シロシビン・マッシュルームの栽培キットに関する説明を受けて

10987. 哲学する身体・科学する身体・神学する身体


10979. 今朝方の夢


時刻は午前5時半を迎えた。闇に包まれた朝の世界の中で、静かに今朝方の夢について振り返っている。


夢の中で私は、駅の構内にいた。不思議なことにそこが前職のオフィスになっていて、列車がやって来るプラットホームにつながる各階段の横にそれぞれの部門のオフィスが対応していた。部門が違うあるマネジャーと懇親会の席で一緒になり、そこで話が盛り上がって、今度昇格して昇格研修に出かけた際にはお土産を買ってきてくれるとその人は述べた。私はそれをとても嬉しく思い、ちょうどその日がその方が研修から帰ってくる日だったので、何をお土産に買ってきてくれるのかとても楽しみだった。ちょうどその方が所属する部門に用事があったので、駅の構内を歩いてそこに向かうと、偶然にもその方が前方からやって来た。すると驚いたことに、私と目が合った瞬間にその背の高いマネジャーは視線を逸らした。その時のその方の表情は何か決まりが悪いような顔をしていた。私はその瞬間に、その方は口約束でお土産を買って来てくれると述べただけで、実際にはお土産を買って来てくれなかったのだと直感的にわかった。少し残念な気持ちで向こう側の部門に到着すると、そこには小中高時代の女性友達(MH)がいて、彼女が「お土産どうだった?」と尋ねて来た。私は事情を説明すると、「あのマネジャーはそういうところがあるのよ」と言って怒っていた。そこからまた2人ほど女性社員が私たちの話に加わって来て、その男性マネジャーの調子の良い口約束を批判し始めた。私はそこまで批判しなくても思ったので、その場から立ち去ることにした。


するとそこで偶然、小中高時代の小柄な友人(YU)と出会った。彼は隣の部門に書類を渡しに来たとのことだったので、そこに案内してあげた。しかし、隣の部門のあるオフィスに入った瞬間に少し悪臭がして、匂いの発生源は何かと思った。どうやらその部門にいる中年男性の体臭らしく、それは相当にきつい匂いで、部屋中に充満していたので、用事を済ませたら早くオフィスから出ようと彼に伝えた。その様な夢を見ていた。


その他にも、小学校6年生の時の担任の先生が、突然教室で素手で絵を描き始め、着席していた生徒全員がその大胆さと見事な絵に感嘆の声を漏らした場面があった。そこから先生は、私たちもきっと気持ち良く絵を描けるであろうから試してみると良いとって、道具を貸してくれた。道具と言っても絵の具だけなのだが、大量の絵の具を惜しみなく使って良いと言ってくれたので、私を含め、学級全員が遠慮なく思い思いに好きな絵を描いた。今朝方はその様な夢を見ていた。フローニンゲン:2023/9/28(木)05:50


10980. サイケデリクスを取り巻くメタオブジェクトとメタサブジェクト


時刻は間も無く午前6時を迎える。辺りが真っ暗で外の様子はわからないが、どうやら今は雲1つない快晴らしい。ここから夜明けを迎えれば、きっと素晴らしい朝日を拝むことができるだろう。それに期待する。今朝方の気温は17度ほどあるので、部屋にいても寒さはそれほどではない。とは言えもう冬の格好をして過ごしているのだが。今日はここからもう1度下がり、日中は20度まで気温が上がるそうだ。普段は木曜日の今日にジムに行っているが、今日はジムが改築工事のために休みなので、午後は室内で自重トレーニングを楽しもうと思う。


昨日、Netflixの“The Business of Drugs (2020)”の全6話を見終えた。このドキュメンタリーから学ばされることは非常に多かった。このドキュメンタリーではサイケデリクスというよりもハードドラグがメインに扱われていたが、サイケデリクスが今後合法化されていく際に考えなければいけない教訓の様なものもこのドキュメンタリーから考えさせてもらった。とりわけカンナビスの合法化によって浮上した問題は、おそらくサイケデリクスの合法化の際にも似た様な問題が浮上するはずなので、カンナビスの合法化によって得られた教訓を活かす必要があるだろう。


それにしてもハードドラッグの問題は非常に複雑な構造になっており、その問題に関与する無数の人や組織が巨大なダイナミックネットワークを構成していることが印象的だった。それはイギリスの思想家のティモシー·モートンの言葉を借りれば、地球環境問題と同じぐらいのハイパーオブジェクトだと思った。ひょっとしたら「ハイパー」という言葉よりも、そうした問題が私たちの認知を超えているという意味で「メタオブジェクト」と述べた方が良いかもしれない。こうしたメタオブジェクトとしての複雑な問題をどう解決していくのか。自分はそうした問題から逃げずに解決に向けて尽力したいと強く思う。


サイケデリクスというのは1つのオブジェクトに過ぎないが、それを取り巻く問題はメタオブジェクトである。そしてサイケデリクスの内的ビジョン系のものは、私たちに超越体験をもたらすがゆえに、それはメタサブジェクトの誘発物だという見方もできる。どこまで研究しても無限の深さを見せるサイケデリクスと人間の意識。それらの双方がメタオブジェクトとしての性質を持っているようで、とりわけ私たちのサブジェクトとしての意識がメタオブジェクト性を実は内包しているというのは大変興味深いことである。それゆえに人間は、自らのメタオブジェクトを知らず知らずに発動させて、地球環境問題を含めた巨大なメタオブジェクトを生成してしまうのかもしれない。それはある意味皮肉にも必然的なことであり、同時に人間は絶えず今のサブジェクトを超越していくことができる力を持っているので、この超越の力を活用して、現代社会で問題になっている種々のメタオブジェクトの問題の解決に乗り出したいものである。フローニンゲン:2023/9/28(木)06:10


10981. サイケデリクスを摂取する3つの大きな目的/

カリフォルニア州の数種類のサイケデリクスの合法化の法案について


時刻は午前7時を迎えた。この時間になってようやく辺りが随分と明るくなった。しかしまだ朝日を拝むことができておらず、もうしばらく気長に待とう。朝日が姿を現す前に、小鳥の鳴き声が聞こえて来た。その鳴き声だけでもう十分に心が癒されている。つい今し方朝のコーヒーを煎れた。コーヒーミルで豆を挽き、自分の手で作った朝のコーヒーは格別である。コーヒーをすすりながら、ここから正午までの5時間をまずはサイケデリクス研究の読書に充てていく。午前中の5時間で随分と知識や洞察が得られるだろう。


サイケデリクスを摂取する目的には大別すると3つのものがあるかと思う。現在のサイケデリクス·ルネサンスの流れを受けて、まずは意識の治癒目的がある。これはとりわけ心理療法的な活用を目的にしている。もう1つは意識の変容目的である。当然ながら意識の治癒も伝統的なシャーマニズムの中でサイケデリクスが活用されていた時の目的でもあったが、そこでは意識の変容というものもまた追加の目的として掲げられていた。その流れは今にも引き継がれており、意識の変容目的でサイケデリクスを摂取することも多い。そして最後に、意識の探索·探求目的というものがある。これは哲学者であれば、意識とはなんぞやということを考えることにもつながる。別に哲学者ではなくても、意識の性質や可能性について関心のある人は多いだろう。仮にそうした哲学的な指向性がなかったとしても、今の自分が知らない自分について知りたいという思いや欲求は大なり小なり誰しもの中にあるはずである。さらには、自分が知らない内面世界の景色への憧れというのも大なり小なり誰しもが持っているのではないかと思う。そうした欲求を満たすためにサイケデリクスを活用するという道もある。コーヒーを淹れながらそのようなことを考えていた。


それともう1つコーヒーを入れる前にアニマルフローの実践をしていた時に考えていたのは、今月通過したカリフォルニア州の数種類のサイケデリクスの合法化の法案についてである。そこでは、シロシビン(及びシロシビン )、メスカリン、DMTが合法化された。前者2つは紛れもなく自然物であるが、後者は合成物である。しかしよくよく考えてみると、DMTは私たち人間に内在しているという意味で自然物であるという考え方だけではなく、元々宗教儀式でDMTが含まれるアヤワスカの使用を連邦政府レベルで合法としていたことと関係しているかもしれないと思ったのである。アヤワスカが合法でDMTを違法とするのはロジックの整合性が取れなかったのだろう。宗教儀式でDMTが含まれたアヤワスカの使用を認めることを超えて、その安全性を加味して、今回はDMTが合法化されたというのはサイケデリクス関係者にとっても大きなニュースだったのではないかと思う。DMTも確かに科学的な研究の積み重ねがあるが、それ以上に科学的な研究の積み重ねがあり、治癒的な効果があるLSDやMDMAもどこかのタイミングでカリフォルニア州で合法化されるのではないかと予想している。フローニンゲン:2023/9/28(木)07:23


10982. 300冊を超すサイケデリクス研究書を購入して/

「国際マジックマッシュルームの日」に起きたこと


午前中のサイケデリクス研究の読書は順調に進んでいる。2冊目の書籍を読んでいる最中に、まだ手元にない書籍を見つけ、それを調べて購入しようと思ったところ、ティモシー·リアリーが残した執筆物についてそう言えばまだ全部読んでいなかったと思ったので、とりあえず読んでいないものを全て購入することにした。今日は追加で10冊ほどのサイケデリクスに関する学術書を購入する予定で、先月と今月を合わせると、サイケデリクスに関する学術書を300冊以上購入したことになる。これで主要な書籍の大半を購入したことになるが、絶版になっているものや、近々新しくペーパバックで出版される書籍もまだあるため、それらについても追って購入をしていきたいと思う。研究に必要な書籍が着実に手元に届き、それを読みながら研究が深まっていることに毎日充実感を感じている。あとは研究を形にしていくための論文の執筆と、実践としてはサイケデリクスをうまく社会実装させる取り組みに従事していきたい。


つい先ほど驚くことに気づいた。まず本日初めて知ったこととして、毎年9月20日は「国際マジックマッシュルームの日」とのことであり、シロシビン·マッシュルーム好きな世界の人たちにとっての休日らしい。それと同様のコンセプトで、毎年4月20日は「国際カンナビスの日」と制定されているらしい。何に驚いたかというと、まさに8日前の9/20にシロシビン·マッシュルームを摂取していた自分がいたのである。その時には日本からの来客の方がいて、その方と一緒にシロシビン·マッシュルームを摂取したのだが、一切何も体験が起こらなかったのである。過去15回の体験の中でそのようなことは一度も起こらず、色々とその理由の解明に奔走していたのだが、結局合理的な説明をつけることはできず、もしかしたら世界中で多くの人たちがシロシビン·マッシュルームを摂取し、それを通じた大きな集合意識が形成され、私たちはそこに入っていくことができず、むしろ置いてきぼりにされる形で集合意識から弾き出されてしまったのではないかと思った。これはかなり大胆な仮説であるが、それ以外に合理的な説明を付けることが難しく、この仮説は一定の真実を内包しているように思う。 いずれにせよ、毎年9月20日が「国際マジックマッシュルームの日」ということを知れたのは大きな収穫であり、今後は毎年この日を祝いたいと思う。祝い方としてはもちろんできる限り聖なるマッシュルームを摂取したいと思う。フローニンゲン:2023/9/28(木)09:19


10983. シロシビン·ティーの作り方と注意点


シロシビン·ティーを作る際に、これまでは沸騰したお湯をそのまま刻んだシロシビン·マッシュルームに注いでいたが、シロシビンは熱湯によって分解されてしまうようなので、今後は沸騰したお湯を少し冷ましてから注ぐようにする。これまでは特に沸騰したお湯でもさほど問題なかったが、改めてシロシビン·ティーの作り方の注意書きを見るとそのような記述があったので次回からは注意したいと思う。煎茶を淹れるぐらいの70~80度でシロシビン·ティーを作ってみることにしようと思ったら、別のウェブサイトの説明では、50~60度ぐらいが最適らしく、まるで玉露を淹れるかのような温度である。これまで何気なく沸騰したお湯を注いでいたが、このように改めて調べてみると、シロシビン·ティーを作る際にもノウハウと技術が必要なことがわかる。前回、「国際マジックマッシュルームの日」に摂取した際には明らかに沸騰してグツグツしていたお湯を注いでしまったことが、もしかしたら真の原因だったのかもしれない。ちょうど今週末にまた日本から来客の方とシロシビン·セッションをする予定なので、上記の注意事項を忠実に守りたい。まずはシロシビン·マッシュルームをできるだけ細かく刻むことがポイントで、この作業をすることによって、お湯を注いだ時によりシロシビンがこし出される。みじん切りにするぐらいのつもりで細かく刻んだら、カップに50~60度ぐらいに冷めたお湯を注ぐ。ここでもポイントは、100度に沸騰したお湯が50度まで自然と冷えるには30分も時間がかかるようなので、最初から沸騰させないようにお湯を沸かすことが重要である。白湯の理想の温度が50度前後とのことなので、お湯を沸かしながら、適当なところでそれが白湯として飲めるほどの温度かを確認し、白湯ぐらいだと思ったら、それを刻んだシロシビン·マッシュルームに注いでいくのが賢明だろう。


また、アステカ族の伝統では、シロシビン·マッシュルームとカカオを組み合わせることが行われており、それゆえにかつて親友のメルヴィンが、99%ぐらいのビターチョコレートと一緒にシロシビン·マッシュルームを摂取することを勧めてくれていた。ちょうど毎朝100%のオーガニックカカオパウダーのドリンクを飲んでいることもあり、今回はお茶というよりも、このカカオパウダーとシロシビン·マッシュルームを配合させた形で、シロシビン·カカオドリンクを作ってみたいと思う。蜂蜜などを加えて甘くすることも推奨されたりするが、糖分がシロシビンの効力を弱めてしまうので、強い効力を期待する場合には蜂蜜などの糖分は加えない方がいい。カカオがシロシビンの効力を増幅させてくれることを考慮にして、今回はこのドリンクを作ってみよう。フローニンゲン:2023/9/28(木)10:45


10984. サイケデリック·クエストの楽しさの中で/シロシビン·カカオドリンクの勧め


こうして毎日サイケデリクス研究漬けの生活を送っていると、本当に毎日新しい発見があることに驚き、そしてその発見によって大きな喜びがもたらされている。まさに自分は、「サイケデリック·クエスト(サイケデリクス探求)」という冒険をしているようだ。色々と学問的·実践的な難題にぶつかりながら、1つ1つその課題を克服していくことはサイケデリック·クエストに他ならない。その醍醐味は、課題の解決に加えて、やはり宇宙の宝石とも言えるような種々の発見事項になるだろうか。それは内面世界の外面世界の双方に無数に存在していて、ごくわずかの人しか知っていないようなことを発見したと思えるような事柄に出会えることもしばしばあるし、自分だけの唯一の体験をすることもある。そうした諸々の事柄や現象が自分の好奇心を大いに刺激し、好奇心に翼を授けてどこまでも自由に跳ばせてくれる。そのようなことを毎日感じられて、自分は本当に幸せである。


先ほど、改めてシロシビン·ティーの作り方に調べていたところ、いくつもの重要な事柄に気づかされたことは大きな発見であった。これまですでに16回ほどシロシビン·マッシュルームを摂取しているが、最初の数回はティーを作るという発想がなく、細かく刻んでそのまま食べていた。しかし、基本的に市販のシロシビン·トリュフの味は美味しくなく、臭みがあるのでそのまま食べることには適していない。そこで親友のメルヴィンに教えてもらったのがシロシビン·ティーだった。お湯の最適な温度まではメルヴィンから教えてもらうことはなかったが、カカオとのシナジー効果について教えてもらえたことは幸運だった。それはアステカ族の叡智(アステカ文明において、シロシビン・マッシュルームは「神の肉体」と呼ばれており、カカオは「神の食べ物」と呼ばれている)でもあり、その叡智を受け継ぐ形でこれからはシロシビン·カカオドリンクを作っていきたい。


そこで改めてカカオについて調べてみると、それはモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)的な働きを若干するとのことである。モノアミン酸化酵素は、神経伝達物質を不活性にさせる。一方の、モノアミン酸化酵素阻害薬的な働きとはその逆で、その効果としては、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を増やし、その伝達をより円滑にする。100%のオーガニックのカカオパウダーを多く使えば、マイルドなモノアミン酸化酵素阻害薬的な働きをするらしく、今週末のシロシビン·セッションでは、十分な量のカカオパウダーを使いたいと思う。さて、それを試してみて、果たしてこれまでよりも効力のある形でシロシビンが働くのかとても楽しみである。フローニンゲン:2023/9/28(木)10:58


10985. サイケデリクスの協働に関する進展の予感/サイケデリクスと創造性


時刻は午後2時を迎えた。この日記を執筆して午後の探究活動に少々従事したら買い物に出かけてこようと思う。買い物の帰りに近所のおもちゃ屋に立ち寄って書籍を受け取ってくる。自宅に戻ってきたら、今日はジムが休みなので自宅で自重トレーニングに従事したいと思う。


思考·言葉は現実化し、サイケデリクスの協働に関する進展の予感がする。そのような予感があり、メールを確認したところ、サイケデリクスの今後の研究とビジネスに向けて何か動きがありそうなメールを受けた。このようなことが本当に起こるのだと驚かされる。自分が実現したいことを頭に思い描き、それを実際に口に出してみることの大切さを改めて身に染みて実感する。この件はここから進展を迎えるわけだが、仮に今後企業との協働作業が始まったら、お互いのニーズを確認し合いながら、通常のビジネスミーティングに加えて、サイケデリクスについての勉強会を行っていき、関係者と一緒にサイケデリクスに関する知識を蓄えていくことが大切のように思える。そうした積み重ねの後に製品·サービス開発が実現されていくのではないかと思う。企業との本格的な協働に向けて、協働関係者との勉強会に向けて、自分は日々研究に明け暮れていくことが重要かと思う。


午前中、サイケデリクスと創造性の研究に従事しているジェイムズ·ファディマンの研究を興味深く眺めていた。サイケデリクスの中でLSDは、スティーブ·ジョブズを含め、多くの起業家に影響を与えたし、無数の芸術家の創造性に刺激を与えた。科学研究において言えば、アメリカの生物科学者キャリー·マリスもLSDを摂取したことにより、DNAサンプルの特定領域を増幅させる反応を閃き、ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 法を発明した。そしてマリスはその功績で1993年にノーベル化学賞を受賞した。その他にも、イギリスの生物学者のフランシス·クリックはDNAの二重螺旋構造の共同発見者の1人であり、彼もLSDを摂取したことによってDNAの二重螺旋構造を思いついたと述べている。クリックもまた1962年にノーベル生理学·医学賞を受賞している。その他のノーベル受賞者にもLSDを含め、その他のサイケデリクスを摂取したことを通じて創造的なアイデアを得た人が少なからずいる。そのような事実を受けて、ファディマンの研究を引き継ぎ、発展させる形で、サイケデリクスと創造性に関する研究に従事するのも面白そうである。もともと自分はフローニンゲン大学の最初のプログラムがまさに「創造性とタレントディベロップメント」だったこともあり、サイケデリクスと創造性、サイケデリクスとタレントディベロップメントという組み合わせはとても相性が良いだろうし、自分のこれまでの学術的研究の蓄積を活かすこともできる。今、何か大きな幸運と縁の波に乗っている感覚がある。この波を本当に大切にし、サイケデリクスの分野で日々精進を重ねていこうと思う。フローニンゲン:2023/9/28(木)14:17


10986. シロシビン・マッシュルームの栽培キットに関する説明を受けて


時刻は午後3時半を迎えた。先ほど買い物から帰ってきた。この日記を書き終えたら自宅での自重トレーニングを行おう。アニマルフローのインストラクターサイトに45分ほどの動画があるので、それに合わせてアニマルフローを十分に行い。そこから必要に応じて追加のトレーニングをしていこうと思う。その際には大胸筋と下半身を鍛えていくことを意識しようかと思う。


今日はまず、この間お世話になったスマートショップに足を運んだ。前回親切に色々と説明をしてくれたオーナーのサーシャはおらず、共同オーナーで彼女のボーイフレンドのラジェンドラがいた。ラジェンドラとは初対面だったが、とても親切に色々な説明をしてくれた。今回はシロシビン·マッシュルームの栽培キットを購入しようと考えていると伝えると、栽培の仕方は全て製品の中に書かれていて、とても簡単とのことだったが、その概要を教えてくれた。キットの蓋を開けた時点で栽培の開始らしく、そこからは温度を21度から25度に保ち、毎日水を上げていく必要があるとのことだった。ちょうど10月の半ばに数日家を開け、10月末からは1週間ほどボストンに旅行に出かける予定なので、栽培は待った方が良さそうだねとラジェンドラと笑いながら話した。シロシビン·マッシュルームを自分の手で育てたいという思いを抑え、ボストンから帰ってきたら購入することにした。もちろんその頃には随分と寒くなっているから室温のコントロールが難しいが、大体部屋の温度は19.5から20度ほどを保てているので、栽培キットに袋をかぶせるかタオルを巻くなどして少し温度を高める工夫をすれば問題ないかと思う。ラジェンドラの説明で1つ嬉しい驚きがあったのは、1度収穫して終わりではなく、栽培キットは3度の収穫まで可能とのことであり、毎回シロシビン·トリュフを購入するよりもお得とのことだった。栽培を始めてから収穫までの時間もさほど掛からず、わずか2週間から3週間で1度目の収穫をすることができるとのことだった。これはぜひボストン旅行から帰ったらすぐにラジェンドラとサーシャの店に行って栽培キットを購入しようと思う。


それとラジェンドラがトリュフティー(マッシュルームティー)についても念押しで、ティーを飲む際に糖分を取らないようにということと、沸騰したお湯を使わないようにという親切な助言を受けた。シロシビンは安定した物質だが、それでも沸騰したお湯はシロシビンを破壊してしまうそうだ。さらに調べてみると、70度を超えるとシロシビンが損傷し始めるとのことなので、それに注意して今週末のシロシビン·セッションの準備をしたいと思う。 フローニンゲン:2023/9/28(木)15:54


10987. 哲学する身体・科学する身体・神学する身体


時刻は午後5時を迎えた。今日は午前中から曇り空となり、1日を通して曇っていた。幸いにも雨は降っておらず、静かな世界がずっと目の前に顕現していた。午後に散歩がてら買い物に出かけた際にもその静けさを感じていた。


今日はジムが改築工事中なので、自宅で自重トレーニングを行った。ジムでのトレーニングより時間が短くはなったが、その分集中していたし、軽めのトレーニングを行ったと思えば、週に2回のジムでのトレーニングの良いインターバルになったのではないかと思う。


トレーニングをしながらふと、サイケデリクス研究を通じて、哲学する身体、科学する身体、神学する身体があることに気づき、探究の進歩に呼応して、それらの身体がますます涵養されていくのを実感していた。全ての学問的探究も実践も、自らの身体を通して行われるという当たり前のことに再度気づき、知性に固有の領域があるというのは、別の表現で言えば、様々な身体意識の領域があるということなのである。それぞれの領域の知性を涵養していくというのは、それら固有の領域の身体意識を開発していくことに他ならない。また逆に、固有の身体意識を開発していくというのは、それに対応する領域の知性を育んでいるということなのだ。このように知性と身体は密接に繋がっていることを改めて思い、ボディとマインドの有機的な繋がりを筋力トレーニングを通じて身体的に実感したところである。


今日はこれから「インテグラルサイケデリクス学日報」の音声ファイルを作成していこう。そこから様子を見て何か書籍を読むか、あるいは夕食の準備をしようかと思う。サイケデリクスに関する世界のニュースを掲載しているサイトについては、夕食後に確認することを習慣にしてみようということもアイデアとして閃いた。サイケデリクス業界は日夜動きが激しく、まるでブロックチェーン技術業界のようである。両者はこれからの社会において間違いなく極めて重要な業界であろうから、少なくともサイケデリクス業界については自分の専門領域として、日々世界のニュースを追いかけていこうと思う。午前と午後は学術書や論文を読むことを優先させ、そのサイトをそれらの時間帯に見ることはせず、夕食後の時間に閲覧するようにする。早速今夜からこのアイデアを採用してみよう。 フローニンゲン:2023/9/28(木)17:18

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