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10718-10721: フローニンゲンからの便り 2023年8月13日(日)



その他のカリンバ即興演奏曲はこちらからご視聴いただけます。

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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10718. 溶け合う音/根本的経験主義の発想を活かした言霊学研究

10719. 追加で5冊書籍を購入して/今朝方の夢

10720. 今朝方の夢の続き

10721. アニマルフローを取り入れた準備運動とクールダウン


10718. 溶け合う音/根本的経験主義の発想を活かした言霊学研究


時刻は午前7時を迎えた。今、鳩がホーホーと鳴く声を小鳥の鳴く声が合わさって聞こえてくる。空は曇っているが、雨は降らないようで、とても穏やかな日曜日の朝だ。


先ほど、音の余韻を味わうようにして瞑想実践を兼ねてカリンバの即興演奏作曲をしていた。合計で3つほどの曲を作った。余韻として残る音の色彩を次の音にうまく溶け込ませていく形で、音を用いて自由に絵を描くようなイメージを持ちたい。それは創造性の領域に関する実践であるだけではなく、霊性の領域の実践でもある。この実践が自分の癒しと変容につながっていることを実感する。


昨夜今後の研究の焦点は、サイケデリクス哲学、神経神学、テクノロジー哲学にしていこうと思った。サイケデリクス哲学で扱う物質としてはシロシビンを主にし、それはキノコに含まれているものなので、キノコについてより深く知ろうと思った。菌学者で有名なポール·スタメッツ教授の書籍はまだ読んだことがなく、ドキュメンタリーを通じてしか彼の仕事について知っていない状態なので、取り急ぎ彼の主著を数冊購入しようと思う。


昨日のゼミナールでは、言霊学を引き続き扱っていった。クラスの内容を改めて思い出している。言霊学を理解する時には、インテグラル理論でいうところの4象限的な観点が重要になるが、中でも自分はウィリアム·ジェイムズがいうところの「根本的経験主義(radical empiricism)」の発想を重要視したい。それぞれの言霊には固有の音があり、それを右上象限的に理解していくことはもちろん大事だが、音を身体を通じて感じた後に、その身体感覚の意識内容、あるいは意味内容まで探求していく姿勢を持ちたい。単に感覚データだけを見るのは古典的な経験主義であり、感覚データを超えて、それが左上象限の意識内容としてどのような知覚的意味が立ち現れているのかを見ていくのがジェイムズが述べた根本的な経験主義のアプローチである。さらには、言霊に伴う意識の流れそのものを理解するような試みをしたい。それを研究として扱うならばやはり現象学的なアプローチになるだろうか。そのようなことを考えていた。フローニンゲン:2023/8/13(日)07:09


10719. 追加で5冊書籍を購入して/今朝方の夢


日曜日の朝の穏やかな時間を楽しんでいる。静かに心を落ち着かせて、今この瞬間の自己と世界に向き合っている。


先ほど、菌学者ポール·スタメッツ教授の書籍を合わせて、キノコに関する学術書を5冊購入した。サイケデリクス哲学や神経神学の研究に向けてシロシビンの調査をするための書籍だけではなく、キノコの生態系に関する書籍や歴史などについての書籍も購入した。結局今年の夏も50冊近くの学術書を購入することになった。ここから秋に入り、冬に入ってくるが、その季節において旺盛な読書をしていこうと思う。


今朝方は夢の中で、日本の地方都市の宿に留まっていた場面を見ていた。その宿では、小中学校時代の友人(KF)のお母さんが食堂で働いていて、朝に食堂に降りて行った時に話しかけてもらったのを覚えている。食堂に行ってから、ふとトイレに行きたくなったので、先にトイレに行っておこうと思った。男性用のトイレに行くと、そこでは掃除が行われていた。見ると、清掃員の人たちは全員女性で、しかも全員が中年で小太りだった。全員が小太りだったのでトイレは狭く感じ、まだ便器の掃除が終わっていないようだったので、トイレを済ませるのは食事の後でいいかと思った。食堂に引き返すと、まだ時間が早かったためか、食堂には相変わらず人がいなかった。それは自分にとって好都合だったので、早速食事をいただくことにした。食事の受け渡しをしている場所で何が食べたいかを伝えようとしたときに、ココアのパンを勧められたので、それをいただくことにした。本当はおにぎりとサンドイッチが欲しかったのだが、その要望を伝える前に食堂の中年女性からココアパンを勧められた形となった。今朝方はそのような夢を見ていたことをまず覚えている。フローニンゲン:2023/8/13(日)07:46


10720. 今朝方の夢の続き


早朝に空を覆っていた雲がどこかに消えた。そして、朝日が地上に降り注ぎ始めた。それを祝うかのように、小鳥たちが鳴き声を上げている。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、夢には続きがあるのでそれについても振り返っておきたい。その夢の場面は印象に残るものだった。


夢の中で私は、見慣れない日本の地方都市にいた。そこは観光名所として栄えているようだったが、人はさほどおらず、観光するにはうってつけの場所のように思えた。その日の午後に自宅に戻ることになっていたので、午前中を散策に充てようと思った。旅館から出発し、スマホに表示された興味深い洞窟に行ってみようと思った。その洞窟までは歩いてかなりの距離がありそうで、1時間以上はかかりそうだった。いざ旅館を出発すると、突然台風のような雨と風に見舞われた。折り畳み傘を持っていたので雨は凌げるかと思ったが、折り畳み傘では役に立たないほどの雨で、もう濡れる覚悟で洞窟に向かった。洞窟まであと15分ぐらいの場所に差し掛かると、そこは住宅地で、住宅地の間を小川が流れていた。本当であれば透明で少量の小川も、台風のような雨風によって増水し、流れがとても早かった。小川を架ける小さな橋を渡って向こうに行こうとし、いざ向こう側に足を一歩踏み入れた瞬間に、ここから先に進むのはよそと思った。雨風の中せっかくここまで来たし、洞窟まで後少しだったが、時刻は11:35を表示していて、帰りの時間も迫って来ていると思ったので引き返すことにした。


その決心をして振り返り、一歩を足を踏み出した瞬間に、先ほどまでの台風のような雨風が嘘のようにピタリと止んだ。そして、空には美しい虹がかかった。その瞬間、私は洞窟を見に来たのではなく、この虹を見に来たのだと思った。そこからの足取りはとても軽く、来た道と少し違う道を通りながら旅館に帰っていると、住宅地を抜けた。大きな通りに対して十字架のようにしてもう1本横に2車線の通りがあり、信号待ちをしていると、左側からゴミの収集車がやって来た。収集車の後ろに若い男性が足を掛けて乗っていて、その男性が透き通るような声で収集車の会社の宣伝をしていた。最初私は、石油会社の宣伝かと思ったが、どうやらその感じの良さそうな青年は自分の会社の宣伝をしていたようだった。宣伝と言っても何かを売りつけるような宣伝ではなく、自分たちの仕事を世の中に知ってほしいという意味での宣伝だと解釈した。自分がどんどんと遠ざかっていくゴミ収集車の姿を最後まで眺めながら、青になった信号機を渡り始めた。そこで目覚めた。フローニンゲン:2023/8/13(日)08:43


10721. アニマルフローを取り入れた準備運動とクールダウン


時刻は午後6時半を迎えた。今、ゆったりとした気持ちで空を眺めている。眺めている視線の先には夕方の青空はなく、空はうっすらと雲で覆われている。


今日は午後に、パーソナルトレーナー早田航さんとの「成人発達コラボラジオ」の16回目の収録を終えた。本編の話の中心テーマはリフレクションの仕方や本の読み方などの話となったが、改めてそれらについて話をしながら、自分の中での学習·実践上の癖のようなものを見つめ直す機会となった。本編の言葉で言えば、まさにアンラーニングの意識を持って自分の今の学びや実践を改めて見つめてみたいと思った次第だ。


そこから振り返りのセッションでは、今関心を持っている「アニマルフロー」というトレーニング方法についてトレーナーである航さんから貴重な話をいただいた。中でも、早速明日からのジムでのトレーニングで取り入れてみたいと思ったのは、準備運動とクールダウンの運動としてアニマルフローを行ってみることである。準備運動の段階で、本格的にトレーニングで鍛えていく際よりも広い可動領域で準備運動をしていく大切さを学んだ。また、クールダウンに関しては、心拍数をゆっくりと落としていく意識はこれまでもあったが、一番重要な学びは、筋力トレーニングで縮まってしまった筋肉を伸ばすような動作をクールダウンで行うことである。この要素にもアニマルフローの動きは効果的らしく、早速明日のジムでのトレーニングは特に準備運動とクールダウンの運動でその動きを取り入れてみようと思う。このようにして、何か新しいことを学べばまた未知のことが既知になっていくプロセスを味わうことができる。世界は未知で満ち溢れているのだが、未知な世界に好奇心と探究心を持って分け入っていくと、常に新たな真実が開示されることが非常に興味深い。フローニンゲン:2023/8/13(日)18:38

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