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10343-10347: フローニンゲンからの便り 2023年5月15日(月)



No.4752 この瞬間_This Moment


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本日の3曲


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タイトル一覧

10343. GREのオンライン講座に申し込んで/今朝方の夢

10344. 美しさに満ちた夢を見て

10345. 精度と速度の均衡点を見出すこと

10346. 簡素化を意識した読解方法

10347. 良き社交の場としてのジム/要素分解して情報量を落とす読解方法


10343. GREのオンライン講座に申し込んで/今朝方の夢


時刻はゆっくりと午前6時半に近づいている。今日からまた新たな週が始まった。今、書斎の目の前の緑化された車庫の屋根を見ると、そこに白い花が咲いていることに気づいた。手前の方と奥の方に数輪の白い花が咲いていて、今朝までそれに気づいていなかった自分がいたことに気づく。あの花の名前は何というのかわからないが、とても優しげに咲いている。ここから冬を迎えるまでは、その花を眺めながら癒されることも多いだろう。この2日間は20度を超えるような日が続いていたが、今日からまた肌寒い日がしばらく続く。今日の最高気温は14度で、最低気温は7度なので随分と肌寒い。午後にジムに行く際にはジャケットを羽織っていく必要がある。


昨夜メールを確認した時に、ETSからメールがあり、GREのオンライン講座のクーポンコードが発行されているようで、期限が明日に切れることがわかったので、早速それを活用して講座を申し込んでみた。そして講座画面を開いてみると、かなり充実したコンテンツが提供されているようだったので嬉しく思った。今週の金曜日まではペーパーベースでの対策が進むが、それ以降からはこの講座を活用してコンピューターベースで対策を進めていく。IELTSもそうだが、GREも実際の試験がコンピューター上で行われることを考えてみると、日頃の対策もコンピューター上で進めていくことが大切になる。もちろん試験で問われる概念の理解や単語の暗記などはペーパーベースで対策を進めていくことができるし、単語の暗記はむしろペーパーベースの方が効率が良いとさえ言えるかもしれない。しかしながら、問題演習のフェーズに入ってくると、本番と同じ環境設定をして、コンピューター上で問題を解くことが望ましい。講座を申し込むときの自分の心境は、最新のゲームソフトを1本購入するような感覚であった。ここから1ヶ月強お世話になるであろうGRE対策講座は自分にとって、1ヶ月強やり込んでいくことのできるゲームソフトのようである。ペーパーベースでの対策を終えた後、こちらの講座を通じて勉強することが今からとても楽しみである。


小鳥の鳴き声が大きくなってきた今、今朝方の夢について振り返っている。今朝方は、見慣れない建物の中でグランドピアノを運ぶ夢を見ていた。その建物は誰か知人が住んでいるマンションのようで、私はその知人の引っ越しを手伝っていた。引っ越しの手伝いにはなんとある大物のお笑い芸人の男性も来ていて、その芸人の方ともう1人別の知人と一緒に、合計4人でピアノを下に運び出していた。そのピアノが如何せんグランドピアノだったので1階に運び出すのはかなり大変だった。途中、ピアノが通路の壁や階段にぶつかりそうになり、そうしたことに注意しながらピアノを運び出した。そのような夢を見ていた。そう言えば、ピアノがある箇所で引っかかってしまった時に、ピアノを分解する案が出され、4つに分解した場面があった。それをすると大変運びやすかったが、結局それでもピアノの体積の大きさから運ぶことが難しかったことを覚えている。フローニンゲン:2023/5/15(月)06:35


10344. 美しさに満ちた夢を見て


月曜日の朝もとても静かである。聞こえてくる音と言えば、小鳥の鳴き声ぐらいである。そんな静謐な環境の中で毎日過ごすことができていることに本当に感謝したい。スイスの秘書地であるシルス·マリアで過ごしていたトーマス ·マン、ヘルマン·ヘッセ、そしてニーチェはおそらくこうした気持ちでその地で休息しながら自らの取り組みに励んでいたのだろう。また、ノルウェーの山小屋で『論理哲学論考』を書き上げたウィトゲンシュタインもおそらく今の自分と同じような静謐な環境の中で己の取り組みに励んでいたに違いない。彼らのような偉大な先人たちと同じような環境を毎日享受する中で自分の取り組みに従事できていることに心から感謝したいと思う。ここには自分の取り組みを邪魔するものは何もなく、ただひたすらに自分の取り組みに邁進できる。そんな素晴らしい環境がある。自分が日本で生活することを選ばないのは、どうしても種々の邪魔が入るためであり、これからもそのときの自分に最適な環境をこの世界の中に求めていきたいと思う。自分の探究心が、探究魂が、その最善最高の燃焼をもたらしてくれる場所を求めることをはこれからも変わらないだろう。


そのようなことを考えていると、今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、画家の知人と3人の妹が出演する舞台を観に行っていた。私は一人っ子として知られているが、実は3人の妹がいて、これまではずっと妹がいるということを意図的に隠しているようだった。3人の妹のうち、一番歳が近い妹は姉のように思えてしまうぐらいしっかりしていて、時々本当に姉のように接してしまうことさえあった。4人が立つ舞台は、大きくはないが立派な劇場で行われた。会場に到着すると、すでに劇場の中は暗くなっていて、もう少しで舞台が始まるようだった。会場には有名な教育系ユーチューバーの2人組がいて、舞台に登場する女性の話をしていたので、知人や妹のことを何か話していないだろうかと聞き耳を立てていた。すると、壇上の幕が開き、いよいよ舞台が始まった。今回の舞台は演劇ではなく、セリフは一切なくて、踊りだけで物語を観客に伝えていくものだった。4人はそれぞれ別々の場面で登場し、4人は共に美しい衣装に身を包み、見事な踊りを披露していた。舞台の中の1つのシーンとして、妹の1人が小さな人形に扮して踊る場面があった。その人形の足は台に固定されていて、台の上でクルクル回るようになっていた。妹は見事にまるで本当の人形であるかのように踊っていて、それには思わず感嘆の声が漏れた。会場の観客たちも同様に驚きを持って妹の踊りを眺めていた。すると、その人形の隣にもう1体人形があって、そちらの人形も踊り始めた。こちらの人形の踊りは華麗な舞だけではなく、深遠な舞も体現していて、自分も含め、観客はさらに驚いた。さらに驚いたことに、その人形の舞を踊っているのが自分の母だとわかったのである。妹たちもそうであるが、母がいつの間にこのような見事な踊りを習得したのかは気になることだったが、どうやら自分が知らないだけで、うちの家系は伝統的な踊りを代々受け継いできた家系なのだとそこで気づいた。


見事な舞台を観た後に、私はバスに乗ってどういうわけか学校に立ち寄った。そこは自分が実際に通っていた小学校と中学校を融合させたような場所だった。バスが学校に到着すると、そこには多くの人だかりができていて、何事かと思ったら、どうやらこれから先ほど舞を披露した4人がここにやってくるようだった。自分も知人と3人の妹にねぎらいの言葉をかけようと思っていたのでそこで待つことにした。するとすぐに1台の白い大きな車がやってきて、扉が開くと、まずは画家の知人が出てきた。そして彼女に続く形で3人の妹が車から降りてきた。すると、その場は歓声に包まれ、スマホで写真を撮るシャッター音がたくさん聞こえてきた。4人は舞台でも披露していた着物姿のままであり、4人ともにとても美しく見えた。4人の姿に見惚れていると、4人は校舎の中に入っていった。そしてある教室で、それぞれが着ていた着物の解説を各人がしてくれるとのことだったので、自分もその教室に足を運んだ。まずは画家の知人が着ていた着物について解説してくれた。観客席からは見えづらいものもあったので、解説をしてくれるのはとても助かった。何より自分も着物に関心があったので、興味深く話を聞いていた。特に印象的だったのは、薄い紫の下地に白い花の刺繍が入った着物であり、その着物の美しさは格別だった。友人の話では、また4人が違う着物を着て舞台に立つとのことであり、その日時を聞いて、また舞台に足を運んでみようと思った。早速スマホからチケットを購入し、彼女たちの舞には他にはない唯一無二の極大な美が宿っていて、そこから大きな力を分け与えてもらっているようだったので、4人の舞台がまたとても楽しみだった。


最後に、教室の中で小中高時代の女性友達の1人(KF)から、さっきの舞台の動画を見せて欲しいと言われた。そう言えば自分は動画撮影を頼まれていたなと思い、動画撮影自体は2階席にいた別の友人に任せたことを思い出したので、彼に動画撮影の件を尋ねてみようと思った場面もあった。いずれにせよ、今朝方の夢は美しさに満ちていて、着物と踊りの2つの美を堪能させてもらえる素晴らしい内容だった。フローニンゲン:2023/5/15(月)07:13


10345. 精度と速度の均衡点を見出すこと


今日もまたGRE対策の一環として、verbalセクションの模擬試験を1セット解いた。その前に少し準備運動として、数学の問題を数問ほど解いた。毎日ほぼ同じ時間にverbalセクションの問題を1セットほど解いていて、それは試験本番とほぼ同じ時間帯であるから、環境設定としても理想的のように思える。厳密には、本番が開始されるのは午前9時で、まずはライティングセクションが1時間ほどあるので、実際にverbalセクションに取り掛かるのは午前10時頃からになるであろうが、同じ午前中の時間ということには変わりなく、いつも大抵午前8時ぐらいからverbalセクションの問題を解いている。本番が近づいてくれば、もちろん模擬試験は文字通り本番と同じく午前9時からスタートさせるのが良いだろう。そうすれば、1時間のライティングセクションの後にどれだけverbalセクションと数学のセクションでパフォーマンスを発揮できるのかがわかるだろうし、模擬試験をその時間設定で何回か取り組めば、パフォーマンスは安定してくるだろう。


さて、今日のverbalセクションの模擬試験を振り返ってみると、まだ時間を気にせずに解いているとは言え、少し時間がかかっているように思えた。数学に関しても制限時間は気にせずにゆっくりと解いているのだが、それでも制限時間よりもすでに5分以上早く問題を解き終えている。ここからはverbalセクションの問題の解き方に関して、精度を維持しながらいかにスピーディーに問題に解答していけるかを少しずつ意識していこう。とは言え、まだ精度を重視し、それを高めることに特化した方がいいようにも思えるので、実際に大胆に意思決定をしてスピーディーに問題を解いていくのは、コンピューター上で本番と同じ環境設定で模擬試験を解く時に限定してもいいかもしれない。そうなってくると、やはり何度か本番と同じ環境設定でコンピューター上で模擬試験を受けることが重要になってくる。そこで精度と速度の絶妙な均衡点を見出し、その均衡点に乗りながら問題を解き続けていくことを訓練しようと思う。今から先ほど解いた問題の答え合わせをして、その後、数学の模擬試験も1セットほど解きたいと思う。それでもまだ午前中は時間があるだろうから、ライティングセクションの対策を進めていく。


今後のライティングセクションの対策方針として、もう間も無く2つのタイプの問題の模範解答を読み進めることが1周するので、そこからはargument essayの問題とissue essayの問題の双方で、自分なりのテンプレートを作っていこうと思う。それぞれの問題形式にはさらに細分化していくつかの問題形式に分かれる。それぞれの問題形式について、イントロダクション、ボディ、コンクルージョンのパラグラフでどのような定形表現を使えばいいのかを書き出し、テンプレートを磨き込んでいく作業をこの次に行いたいと思う。フローニンゲン:2023/5/15(月)09:20


10346. 簡素化を意識した読解方法


GREのverbalセクションにおいては確かに高度な語彙力があればあるだけ高得点を取れる可能性が高まるが、それ以上に重要なのはやはり文章を正しく読解するということと論理力かと思われることが今日の問題演習から改めて実感させられた。自分が間違える問題を精査してみると、大抵の場合、与えられた文章の意味をきちんと汲み取れていないことにある。それはsentence equivalence、text completion、reading comprehensionの全ての問題形式に当てはまる。それではなぜ文章の意味を汲み取れていないのかというと、文中の単語を知らないからという理由ではなく、複雑な文章を複雑なままに理解しようとしていることが決定的な欠陥かと思った。つまり、GREで出題されるパッセージは大抵、構文的に入れ組んでいて、装飾語が色々と付いているため、そうした複雑な構文構造や多様な装飾語が付いたままに文章を理解しようとすると、理解が落ちてしまったり、そもそも文意を正しく汲み取ることが不可能になってしまうことがあるのだ。そうであればその対策はシンプルであり、複雑な構文構造をシンプル化させることと、文意(主たる意味やメッセージ)を把握するには不必要な装飾語を無視して文章そのものをシンプル化させることである。GREでとにかく重要なのは、結局著者は何を言いたいのか、著者の主張は何かを押さえることであり、仮にそれがreading comprehensionの問題であれば、パッセージのそれぞれの文章は、著者の主張を支えるためにどのような役割を果たしているのかを掴むことである。GREではIELTSのような形で細部を問われることは基本的になく、とにかく文章の主題とそれを伝えるための文章の大きな流れと構成を把握していく形で読解をしていけばいいのである。明日からになるが、明日からの実践演習では、3つのそれぞれの問題形式においても、文章の簡素化を意識しようと思う。それは与えられたセンテンスやパッセージが複雑になればなるだけ効果を発揮するだろう。複雑なものを複雑なままに把握することは誰しも難しいことであり、そうであればその複雑性を低減させるように工夫して文章を読んでいけばいいのである。こうした当たり前のことも意外と忘れがちであり、これは何もGREのverbalセクションの対策において重要なのではなく、普段学術書を読んでいる時にも意識したいことだ。要約すると、文法構造の複雑性を低減させる形での読解と、不要な装飾語に囚われることなく著者の主張が何であり、それをどのように確証させようとしているのかの大まかな流れを掴んでいくように読解を進めていくことをこれからより一層鍛錬していくことの大切さを今日の問題演習から学ばされた。フローニンゲン:2023/5/15(月)10:09


10347. 良き社交の場としてのジム/要素分解して情報量を落とす読解方法


時刻は午後5時を迎えた。今、夕方の世界に小鳥が清澄な鳴き声を響かせている。天気予報の通り、少しポツポツと雨が降り始めた。先ほどまでジムにいて、帰りにスーパーに立ち寄ってきたのだが、帰り道から小雨が降り始めていた。だが幸いにも傘を差すほどでは全くなく、雨足が強くなる前に帰ってくることができた。


今日のジムのトレーニングも大変充実していた。通常の月曜日はパーソナルトレーナーのエリーザとのパーソナルトレーニングの日なのだが、今週はエリーザの都合が合わず、パーソナルトレーニングは木曜日となった。そのため今日は1人黙々とトレーニングに励んでいた。そんな中、以前更衣室で雑談をしたアジア系のオランダ人の若い男性に声をかけた。というのも彼はムエタイをやっていて、今度試合をすると述べていたので、その試合結果がどうだったかを聞いてみたかったのである。しばらくぶりに会話をしたところ、どうやら出場予定の試合の階級に体重が満たなかったようで、試合ができなかったらしい。彼は自分よりも少し身長が高いぐらいなので、あと体重を3kgから4kgぐらい増やすのは容易ではないと述べていたのは頷ける。試合に出場できなかったと聞いて残念だったが、そこから少し会話をした。彼の名前はトゥワンといい、生まれは韓国で、生後8ヶ月からオランダに来たとのことだった。なのでオランダ語がネイティブで、英語も大変流暢である。話によると、彼は大学生とのことだったので、フローニンゲン大学かハンザ応用科学大学に通っているのではないかと思う。どちらの大学に通っているかはあえて質問しなかった。現在通っているジムにはトゥワンを含め、中央市場の行きつけの魚屋で働いているダミアンを含め、何人か知り合いができたのは喜ばしいことである。名前は知らなくても会ったら挨拶をする仲の人も数人いるため、ジムは自分によって良い社交の場になっている。


帰り道、今日のGRE対策について振り返っていた。特にverbalセクションについて、より精度高く効率的に文章読解を進めていくことができないかと考えていた。午前中に書き留めていたように文章の難易度を自分の工夫によって低減させていくことは非常に重要で、その方法について考えていた。text completionやsentence equivalenceにおいては、文法構造に注目しながら、装飾語に囚われず、1つ1つのセンテンスが何を言わんとしているのかの本質を掴んでいくようにする。つまり、一言でそのセンテンスの意味を表すと何と言えるかを考えていくと、本質がうまく抽出され、情報量を落とすことができる。文章読解においては、理論、主張、根拠(証拠)の3つの要素にそれぞれのセンテンスを分解し、どんな意味の理論か、どのような主張か、どのような根拠か、という問いを考えることを通じて、そこでもまたそのセンテンスの本質を一言で言い表すようにしてみよう。補足すると、主張には推論や仮説などが含まれ、根拠には科学的な事実や現象としての事実なども含まれる。おそらくGREの文章だけではなく、いかなる文章も要素分解すると、何かしらの理論の提示か、主張の提示か、根拠の提示かに分けられるのではないかと思う。主張の後に事実の提示がくればそれは根拠の提示になるが(例:今日は学校に行くのは面倒だと思った。というのも雨が降ったからだ)、主張が何もなくていきなり事実が提示されれば、それは記述的事実として認識すればいい(例:今日は雨だった)。なので細かく分けると、理論、主張、根拠、事実と4つに要素分解して読解問題を解いてみようと思うし、これは普段英文を読むときのみならず、日本語の文章を読む時にも意識してみようと思う。フローニンゲン:2023/5/15(月)17:31


本日の自由詩(free verse)

No.2962, Celestial Serenity

I can feel celestial serenity here and now.

It navigates me to a deeper realm of reality.

Groningen; 07:42, 5/15/2023


No.2963, A Gentle Poem

A gentle poem emerges from the depth of my soul.

It can have the power to soothe any pain of the world.

Groningen; 11:55, 5/15/2023


No.2964, An Energetic Fountain

I have an energetic fountain in the depth of myself.

An infinite amount of energy wells up from there.

Groningen; 13:21, 5/15/2023

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