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10199-10202: フローニンゲンからの便り 2023年4月16日(日)



No.4655 天空の衣_A Celestial Cloth


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本日の3曲


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タイトル一覧

10199. 突然やって来る死/ここからのGRE対策の流れ

10200. 今朝方の夢

10201. 穏やかな日曜日の中で

10202. 思わぬ事態に遭遇して


10199. 突然やって来る死/ここからのGRE対策の流れ


時刻は午前4時半を迎えた。今朝は少し早く目が覚め、小鳥たちの鳴き声が聞こえてくるよりも先に起床した。辺りはまだ暗く、そして寒い。いつものように湯たんぽを使いながらこの時間を過ごしている。そんなフローニンゲンも今日から再び最高気温は10度を超え、14度ほどになる。来週末には15度を超えてくるようなので、少しずつ温かい方向に向かっていることがわかる。そのようなことを書いた瞬間に、下半身に激しい熱を感じ、何かと思ったら、これまで愛用してきた湯たんぽの下から熱湯が漏れていることに気づいた。この湯たんぽは長らく愛用してきただけに残念である。素材として100度の熱湯に長く耐えられなかったのだろう。物もまたこのようにして突然死がやって来て、突然別れがやって来るのだと実感させてくれる体験であった。危うく火傷をしてしまうところだったが、まだ寒さが厳しく、上は三枚重ね着をしていて、下もヒートテックを着てその上に長ズボンを履いていたので火傷をしなくて済んだ。それは不幸中の幸いである。着替えを済ませ、床にこぼれた熱湯を拭いて今に至る。


さて、今日からはまたGREの対策に力を入れていこうと思う。先日受験したIELTSの結果は今日か明日、あるいは明後日までには分かるだろう。できることならIELTSの再受験はしたくなく、そのままGREの対策に入って次はGREを受験したい。今、単語集の2冊目に取り掛かっており、このペースだとローマ·フィレンツェ旅行の前に1周目を終わらせられそうである。とにかく1周目は速いペースで進めていき、単語集は何周も繰り返していくことが鍵である。旅行には2冊の単語集を持って行って、前半のローマの滞在中には最初の単語集を、後半のフィレンツェ滞在中には2冊目の単語集を繰り返し学習していこうと思う。単語集を5周ぐらい回したら、verbalセクションの問題を実際に解き始めていく。すでに数学のセクションの問題は解き始めていて、そちらの対策は順調に進んでいる。数学は得意なセクションではあるが、せっかくなのでこの機会に改めて数学の基礎的な事柄を英語で学び直したいので、フィレンツェの滞在の終わり頃に、GREの制作元のETSが出版している数学の公式ガイドブックを購入し、それに合わせて出版元は異なるが、ETSが公表している全てのライティングの問いに対して模範解答を紹介し、文章の書き方を指導しているライティングの参考書も購入しておきたい。そこからはもう何も追加する必要はなく、手持ちの問題集を丁寧に解いていきながら、本番が近づいて来たら公式サイトからコンピューター上で何度か模擬試験を受けてみるようにする。この流れで対策を進めていけば、きっと良い結果が得られるだろう。フローニンゲン:2023/4/16(日)05:01


10200. 今朝方の夢


時刻は午後5時半を迎えた。この時間になってもまだ辺りは暗いが、朗報としては、小鳥たちの鳴き声が聞こえ始めて来たことである。今、キッチン側の木に小鳥が1羽いるようで、ひとりで鳴き声を上げながら、仲間や世界に何かを伝えようとしている。あぁ、自分もあの小鳥のような存在なのだと実感し、その小鳥の姿に共感をしてしまう。仲間や世界のために声を上げていくこと。声を表現していくこと。その姿は多分に今とこれからの自分の姿を映し出している。


今朝方は1つだけ印象に残っている夢を見ていた。夢の中で私は、外国のどこかの研究所に招かれて、自分の研究の発表をしていた。私の研究内容は、新たな人種を作り出すことであった。それは生命倫理に触れる研究テーマだったが、自分は倫理の探究をしながら、できるだけ慎重にその研究を進めていた。幸いにも、良い研究結果が出た。そう、新たな人種を生み出すことに成功したのである。新たな人種の生み出し方に関しては、今の人間に対して過去の人種の遺伝子を色々と組み合わせることによって、結果的に数世代先の人種を作り出すことができた。私の研究発表は称賛され、その後に発表した人の研究内容は自分と逆方向の研究でとても面白かった。端的には、その人の研究は、今の人間から過去の人種を復元させるというものであった。お互いの研究はベクトルの方向は違えど、2人の間には研究にかける思いは共通していて、同じような発想で今の人間の限界を超克しようとしているのだとわかったのである。なので私たちは発表の後、長い間会話を楽しんでいた。そのような夢を見ていた。


この夢は、多分にトランスヒューマン的である。自分がトランスヒューマンのような形で夢の中に現れて能力を発揮することはこれまでよくあったが、実際に自分がトランスヒューマンを生み出すような事柄に従事している夢を見るのは今回が初めてなのではないかと思う。これもまた自分の内側の変化の兆しなのだろう。夢の中の自分は遺伝子工学的に新たな人種を作り出そうとしていたが、現実の自分はアプローチは異なれど、意識の変容や社会風土の変容を通じて新たな人種を生み出すことに貢献しようとしている姿は多分に重なる。フローニンゲン:2023/4/16(日)05:39


10201. 穏やかな日曜日の中で


時刻は正午を迎え、日曜日の1日がゆっくりと着実に進行している。今日はうっすらとした雲が空を覆っているが、太陽の光を地上に通しているため明るさを感じる。そんな日曜日の午前中は、GREの対策を進めていた。その他にも、ゼミナールに関する音声ファイルを2つほど作成していた。前者のGRE対策について言えば、2冊目の単語集が着実に進んでいて、この調子ならばローマ·フィレンツェ旅行までに十分1周目が終わり、もう1冊の単語集と合わせて、旅行中の隙間時間を使ってかなりの復習ができそうだ。旅の刺激と合わせて単語を覚えていくのは効果的であろうから、旅の最中での学習における記憶の定着に期待がかかる。午後にもあと少し単語集を前に進めていき、夕方からは息抜きとして試験とは関係のない読書をしようと思う。息抜きで言えば、GREの数学セクションの対策もまた息抜きとしての楽しさがある。今日は公式ガイドブックの最も難易度が高い問題セットに取り組み、数学の概念の復習をするべき箇所をいくつか見つけるという発見があった。今後は数学の概念を英語で理解することを意識した対策を進めていくことに加え、IELTSの対策と同じく、ミスのパターンをしっかりと把握していく必要がある。GREの試験でミスをしてしまうのは本当にもったいなく、特に難易度が優しい問題を落とすことは避けなければならない。これはverbalのセクションも数学のセクションも同じである。


今日はそれ以外に、夕食前に会計士のロブに昨年の財務諸表を作ってもらうために必要情報を送りたい。というのも、先日移民局から連絡があり、欧州永住権とオランダ永住権に関してその追加情報が必要で、会計士にそれを作ってもらう必要があると通達を受けたからである。幸いにも、それを提出したら2つの永住権が取得できる。大学院へ無事に受け入れられたら一旦欧州を離れることになるが、それもまだ未確定なので、永住権を取得できることは居住に関する可能性を広げてくれる。もし仮に来年からアメリカに行くことになれば、半年以上欧州から離れることになるため、10年後に自動更新されるはずの永住権は失効となるが、またオランダかどこかの国で永住権を取得するぐらい長く滞在することになるであろうからその心配はいらない。フローニンゲン:2023/4/16(日)12:53


10202. 思わぬ事態に遭遇して


時刻は午後8時を迎えようとしている。日曜日も間も無く終わりを迎えるが、外の世界はとても穏やかで、先ほど夕食後に部屋を換気しようとして窓を開けたら、庭を歩いていた猫がびっくりしてこちらを見ていた。猫の聴覚はやはり優れているらしく、窓を開ける音にもあれだけ敏感に反応するようだ。今後はできるだけ彼らを驚かせないようにしたい。


夕食前に、お世話になっている会計士のロブに欧州永住権とオランダ永住権の申請に関して移民局から要求された財務情報の連絡をした。その時に少し困ったことがあった。移民局から送られてきた通知を読んで、すぐにロブに連絡したのだが、そもそもその通知がしばらく郵便受けに入ったまま見えない形になっていて、改めて移民局のウェブサイトから財務情報について必要な書類をダウンロードしようとした時に、なんと追加の情報を明日中に提出しないければならないことがわかった。通知の文章には、その通知が届いてから2週間以内に追加書類を郵送かオンライン上で提出せよとのことであり、余裕があると思っていたのだが、そもそもその通知に気づいたのが随分と遅かったのでこのような事態になってしまった。今日は日曜日で明日の朝一番にロブが自分のメールを読んでくれ、他の仕事に優先して取り組んでくれたらなんとか提出が間に合いそうだが、果たしてどうなるだろうか。ロブには事情を説明し、謝罪をしながらも、なんとか優先して仕事を進めてもらえるようにお願いした。ロブはこれまで親身に会計士として自分のビジネスやビザに関する財務情報の提出にまつわるサポートをし続けてくれた。今回、仮に明日の夕方までに追加書類をPDFで作成して送ってきてくれたら、本当に大きな恩を受けたことになる。ロブには本当に感謝をしたい。


それではこれから気持ちを落ち着かせるために、箏の稽古をしようと思う。最近は即興演奏も板についてきて、これもまた音声ファイルの1人語りのように訓練によって能力を如何様にも伸ばしていけるのだと感じる。箏の演奏を通じて養われた即興性は、ジークンドーにおける即興性にも役立っており、その逆もまた然りのように思う。そして即興的に話をすることや、今このようにして即興的に文章を綴るという経験を通じて、自分の中でありとあらゆる即興力が高まり、即興力を生んでいる創造的な自己の深層部分が大いに寛容されているのを実感する。即興性と創造性は、人間にとっての喜びと楽しみ、そして幸福の源泉なのだと思う。フローニンゲン:2023/4/16(日)20:01 


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2775, Vortex of Morning Sounds

I’m in the vortex of morning sounds.

It’s not negative but positive.

I can find out a spot of the vortex of sounds in the world.

Groningen; 06:28, 4/16/2023


No.2776, A Watery Flow

The air embodies a watery flow.

It is malleable and omnipresent.

Groningen; 09:23, 4/16/2023


No.2777, Afternoon Recuperation

The afternoon also needs recuperation.

So do I.

Groningen; 13:03, 4/16/2023

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