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10126-10129: フローニンゲンからの便り 2023年4月1日(土)



No.4605 魂の姿(その2)_An Image of Soul (Part 2)


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本日の3曲


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タイトル一覧

10126. GREに向けて5冊の書籍を購入して

10127. 今朝方の夢

10128. 辺境性と言霊学

10129. 心底・魂底癒されながら


10126. GREに向けて5冊の書籍を購入して


時刻は午前7時半を迎えた。今、小雨が辺りに降っているが、目の前の裸の木に小鳥がやって来て一休みしている。今日はこの雨のためか、小鳥たちは鳴き声を上げていない。小雨がポツリポツリと降る静かな朝である。そのようなことを考えていると、小鳥たちが鳴き声を上げ始めた。朝の静かな時間帯に彼らの鳴き声を聞くのはやはり良いものだ。彼らはまた夕暮れ時にも鳴き声を上げてくれる。それを楽しみにしながら今日の活動に従事していきたい。


昨夜、善は急げということで、IELTSの次に5年振りに受験するGREの対策書を購入した。GREの作り手であるETSが発刊しているGREの全分野をカバーした公式ガイドブックとverbalだけに特化した公式ガイドブックをまず購入した。前者に関してはこれで3回目の購入となり、後者については2回目の購入になるかと思う。数学についてはこれまで安定して点数を取れていたし、数学のセクションは難しくはないので、今回も数学の対策は気分転換がてら行うことにして、やはりverbalセクションとライティングセクションに力を入れたい。実は前回の試験の際に、verbalのセクションの最後のセットの問題を解いているときに、隣で別の試験を受けていた人がコンピュータートラブルに巻き込まれ、試験監督がコンピューター室に入って来て、その男性と話を始め、その話し声が原因で問題を解くことに集中できなかった。それを言い訳にしたくはないが、間違いなくそれが集中力を奪ってしまったことは確かであり、それがなければ158点から160点ぐらいverbalのセクションで点数を取れていたように思う。過去模擬試験を受けたときには161点を取得したことがあったので、今回はなんとか160点を超えた点数を取りたいものである。verbalのセクションの中でもreading comprehensionの問題に特に力を入れて対策をしようと思ったので、それに特化した問題集も購入した。GREの問題のパッセージは全てが難解な学術書や論文から引っ張って来たと思われるようなものばかりであり、逆にGREの問題のパッセージから色々な知識を得ていきたいという楽しみもある。それ以外の楽しみとしては、再度ここで難解な単語を覚えて行くという単語力のブラッシュアップを行うことである。GREに特化した単語集を吟味したところ、1冊良いものを見つけ、またGREのみならずSATを含めた難しい単語を問われる試験にも対応できることを意図した単語集も購入した。前者と後者では単語を効率的に覚えるための異なる工夫がされていて、前者はGREの類義語特定問題を想定しながら、コンテクストで覚えれるような工夫も施されている。一方後者は、より語源に遡った詳しい解説がされていて、ページもカラーのようで見やすさも好感を持った。合計で5冊ほどGREの対策に向けた書籍を購入したことになる。近日中に書籍が一括して届くようなので、IELTSの試験を終えた後に待っているローマとフィレンツェの旅行の際に、まずは2冊の単語集のうちの1冊を持っていき、旅行中に1周か2周単語集を回していきたいと思う。IELTSの対策も楽しいが、GREの対策もまたより難易度が高いゲームとして楽しめるだろう。フローニンゲン:2023/4/1(土)08:00


10127. 今朝方の夢


時刻は午前8時を迎えた。朝の静けさに耳を傾けると、ひっそりとした小鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。それに耳を澄ましながら、今朝方の夢について振り返っている。


今朝方の夢の中では、自分の攻撃性が発露する場面があった。それはいつもの構造的パターンを持っていて、誰かとの口論から始まり、結局口論をやめて身体的な制圧にかかるというものである。言葉には確かに力はあるが、言葉ではない身体的なものにもまた力がある。ここでは暴力という形でそれが現れているのだが、夢の中の自分はいつも自らの正義の貫徹のために己の身体的力を行使しているため、単純な暴力ではないように思える。自分自身の内側の何か大切なものを守るため、あるいは他者を守るために、目の前にいる人間を武力的に制圧することを夢の中の自分は時々行っている。夢が見せるそうした側面を持つ自己については引き続き考察を深めていきたい。この主題は本当に繰り返しよく夢に出てくる。それが体現された夢を振り返るだけでは根本的な治癒がなされていないように思えるし、そもそもその側面は治癒するべきものなのか、そして治癒されるべきものなのかという疑問も出てくる。夢が見せる自分の内側にあるそれを攻撃性とせずに、何か別の言葉で言い表せるかもしれない。適切な名付けが必要のようだ。それができれば、それはきっとより健全な形で夢の中や現実世界で発揮されるかもしれない。それを望む。直感的に、自分の内側にあるそれは、自分の活力の源になっているような気がするし、活動の根源力になっているようにも思う。当然それは自分の何かしらのシャドーと紐付いているものだろうが、暗にそれを解消するような手立てを打ってはならないほどに重要な力の根源であることを覚えておく。


今朝方はその他に、今はある球団の監督を務めているが、昔はアメリカのメジャーリーグで活躍していた元野球選手と、外国の街の郊外で話をしていた場面があった。その方と私は友人関係があり、街の郊外に美味しい日本食屋があるとのことだったので、その方と一緒にランニングがてら走って向かうことにした。店に到着すると、その日は土曜日で店は閉まっていた。私たちはそれを知って残念に思った。その方は以前土曜日にも来たことがあるらしく、どうやら最近その店が土曜日に店を開けることをやめてしまったようだった。なので私たちは再び来た道を戻り、街の中心部のレストランに行くことにした。昼食を食べた後、その方の家にお邪魔させてもらうことになり、そこでその方が行っている不動産投資の話をした。その方は選手時代に相当稼いでいて、所有する不動産も30個を越すほどだと権利書の数を見て思ったが、実際にはそんなに不動産を所有しておらず、数を限定して投資しているようだった。そこからは不動産に関する話題ではなく、人生に関する重要な話をしていた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/4/1(土)08:17


10128. 辺境性と言霊学


時刻は午後2時を迎えた。早朝に降り注いでいた小雨が止み、今は穏やかな午後の世界が目の前に広がっている。今日の午前中には、毎週土曜日の恒例のゼミナールのクラスがあった。今日から『日本教の社会学』という書籍を取り扱い、新たなテーマについて探究を深めていくことになった。本日のクラスの中で取り上げられた話題にはいくつも印象的なものがあるが、それらを俯瞰して眺めたときに、発達上の何かしらのアレルギーと中毒症状を患っていないかを確認することが改めて重要かと思った。これはアメリカの思想家のケン·ウィルバー が指摘していることでもあり、改めて自分が何かしらの主張や語り口、さらにはテーマを見聞きしたときに、それに対してアレルギー反応や中毒反応を起こしていないかを確認することは健全な発達プロセスを歩む上で重要だろうし、建設的な対話を実現する上でも重要だろう。


その他に印象に残っているのは、日本と西欧との対比でも、東洋と西洋の対比でもなく、辺境性という観点で日本を捉えてみるとどのようなことが言えるだろうかという点が挙げられる。日本は極東の国と言われるが、得手して日本人である私たちは自らが持つ辺境性に気づけていないし、それを意識することもあまりないのではないかと思う。日本が持つ辺境性というのは良薬と毒薬の双方の側面があり、それぞれについて改めて考察を巡らし、それが具体的にどのような社会現象として顕現しているのかを把握していきたいと思う。辺境性を持っているからこそ世界に果たせる日本なりの役割があるだろうし、自らの国が持つ辺境性の中に思わぬ宝が眠っているかもしれないとも思う。それと最後に、改めて日本語という言語特性に着目し、とりわけ日本語の持つ呪術的な言霊的性質を紐解いていくことは不可欠のことかと思わされた。それが日本人個人の思考と行動に深く影響を与え、日本の文化形成に多大な影響を与えている。いや、影響というよりも日本語の言霊性質が日本人の思考と行動と文化の根幹母体なのだから、それをしっかり把握しなければ、個人と社会の治癒·変容·救済などなし得ようがないということを思う。今後のゼミナールでは、やはりどこかでしっかりと言霊学を取り上げたいと思う。フローニンゲン:2023/4/1(土)14:15


10129. 心底・魂底癒されながら


時刻は午後8時半に近づいている。サマータイムに入り、日没の時間が伸びたことに伴い、今もまだ辺りがうっすらと明るい。早朝の日の出前の状況と見間違えてしまうような静謐な世界が目の前に広がっている。


今日は少しIELTSの対策を休憩する形で、他の取り組みに時間を多く使っていた。午前中から正午にかけてゼミナールのクラスを行っていて、その後も補足の音声ファイルを作成していた。そこからさらに、6年振りの単著の出版の連絡と近況報告を兼ねて、以前行っていた「一瞬一生の会」の皆様に連絡をさせていただくために音声ファイルを作成していた。話し終えてみると、結局90分近く話をしていた。先ほど音声ファイルをドライブ上にアップして、メールの文面を添えて連絡をしておいた。これにて本日やるべきことを全て終えた。


明日はロビンさんとのジークンドーのプライベートレッスンがある。幸にも、長く続いていた道の途中の場所の工事が終わっていたことを先日確認したので、道場に行くまでの時間が短縮されるのが嬉しい。これまで半年間ぐらいはずっと迂回することを強制されていたので、家を出発する時間を早める必要があった。だが明日からはもう迂回する必要はない。準備運動の時間を含めて、稽古の開始の30分ぐらい前には家を出発したいと思う。


この時間になって、また改めて小鳥たちが鳴き声を上げている。なんという美しい声だろうか。彼らが奏でる音楽に本当に心底癒されている。魂の底まで癒されていることを考えると、「魂底」癒されると言えるだろうか。この鳴き声を受けて、心と魂を落ち着けた状態で就寝に迎えそうである。さて、今夜はどのような夢を見るだろうか。豊かな夢の世界にダイブして行こう。フローニンゲン:2023/4/1(土)20:34


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2330, A New Challenge

My soul seeks a new challenge.

It can bring me to where I’ve never been.

Groningen; 08:53, 4/1/2023


No.2331, A Gifted Existence

Each existence is gifted from the real.

We must not forget that.

What is your gift endowed by the world?

Groningen; 13:06, 4/1/2023


No.2332, A Rose of a Moment

Each moment has its own rose.

It blooms all the time.

Groningen; 13:20, 4/1/2023

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