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10041-10046: フローニンゲンからの便り 2023年3月14日(火)



No.4567 宇宙の印_A Sign of the Universe


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本日の3曲


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タイトル一覧

10041. 新たな意識の扉が開かれて

10042. 今朝方の夢

10043. 可能性の扉が開かれて

10044. 市場に立ち寄って/学問横断的な公共政策領域

10045. 実在の領域に関与する公共政策学

10046. メタ次元での問題解決とメタ次元での思想の提示に向かって


10041. 新たな意識の扉が開かれて


時刻は間も無く午前8時を迎えようとしている。今、激しい雨が降っていて、風も強い。昨日の強風がまだ命を持っているかのようだ。どうやら午前中までは雨が降るようで、そこからピタリと雨が止むようだ。今日は午後に髪を切りに行く予定なので、それまでに雨が止んでくれることを祈る。今のところの天気予報であれば、その時間帯には雨が止んでいるはずだ。昨日はとても暖かい1日で、ジムに行く際には手袋をしていく必要がなかった。マフラーは相変わらずつけていたが、帰りには身体が温まっていたこともあり、マフラーをつけることはなかった。一方、今日の日中の最高気温は6度なので、昨日と比べて低い。そして最低気温はマイナス1度になるので、まだまだ冬の様相である。


昨日考えていたことを少し振り返っている。これまでの関心を離れて、新しい関心に向かっていくこと。それは発達の要諦であり、発達の証でもある。それまでの自分が想定してなかったような関心に向かっていくというのは、意識の扉が開かれた証であり、意識が拡張されたことを示す。それが今の自分に起こっている。


哲学、科学、宗教の横断的な探究を公共政策と絡めて行う道。公共政策においては、とりわけ再生エネルギーとパブリックヘルスに焦点を当てていき、それらにまつわる哲学·科学·宗教上の問題を研究していく。今、自分の関心事項とそれに伴う実践の輪郭が少しずつ見え始めている。それはこれまでの自分には想像もつかなかったものだが、そうしたものが向こうからやって来たことが嬉しい。発達課題も人生の道もまた向こうからやって来るものなのだ。向こうからやって来たものに自己を委ねること。今年1年は特にそれを意識する必要がありそうだ。その意識がまた次の扉を開き、新しい世界に自分を連れて行ってくれるだろう。そんな確信のある朝だ。フローニンゲン:2023/3/14(火)08:06


10042. 今朝方の夢


雨脚が弱まり、今は小雨程度の雨になった。風は少しあるようだが、雨も風も午後には収まるだろう。朝の創作活動を終え、ここからはIELTSの対策に入っていこうと思う。今の自分にとってIELTS対策は、アカデミック英語の4技能をブラッシュする絶好の機会になっているし、問題を解くことそのものがゲーム感覚のように楽しいものになっている。こうした試験対策は、ゲームのように楽しむに限る。創意工夫をしながらそれを楽しめば、結果的に望む点数が得られるであろうし、楽しみながら取り組む過程の中で技能が高まっていく。今日は普段以上にライティングパートに力を入れて対策をしていこう。高得点の模範解答の英語表現からは学ぶことが多く、それは今後のアカデミックライティングにつながる。


今朝方の夢を今思い出している。夢の中で私は、ジャカルタに向かうために空港にいた。その空港はとても巨大で、迷路のように入り組んでいて複雑な構造になっていた。気がつくとフライトの時間がもう間も無くになっていたが、私は空港で少し仮眠を取りたいと思った。ラウンジで仮眠を取ることにしたのだが、そうするともう完全にフライトは乗り過ごすことになってしまう。それを分かった上でラウンジに行って仮眠を取ろうとしたのは、もっと遅い時間のフライトがあることを知っていたからであり、そちらに乗ればいいと思っていたからである。最初に予約していたフライトは朝の7時頃に出発するものでとても早く、空港に到着した頃にはもうすでにボーディングが始まっていた。そうしたこともあって、焦ってその飛行機に乗るよりも、午後の時間のフライトにゆったり乗っていこうと思ったのであった。空港はとても複雑な作りになっていたが、雰囲気としては明るく、うっすらと黄色い光に包まれていた。確かこの夢の中で、インドネシア人の女性と話をしていたのを覚えている。それはラウンジの係員だったが、あるいは売店の店員だったか定かではないが、目的地のジャカルタの近況などについて興味深い話を伺っていたのを覚えている。フローニンゲン:2023/3/14(火)08:54


10043. 可能性の扉が開かれて


時刻は午後4時を迎えた。つい今し方、かかりつけの美容師のメルヴィンの店から帰って来た。天気予報の通り、今日は昼前には天気が回復し、晴れ間が見えていた。そして時折空が曇ってあられが降るという状態にあった。今は穏やかな夕日が地上に降り注いでいる。


メルヴィンの店が見えて来たときに、メルヴィンが店の前のベンチに腰掛けてギターを演奏していた。自分の前に客がいなくて時間があってなおかつ外が晴れていれば、メルヴィンはこうして外でギターを弾いている。今日はそうした日だった。今日は晴れていたがそれでも外は寒かったので、すぐに店の中に入っていつものようにダブルエスプレッソをもらって話を始めた。いつもこの20分ぐらいの時間がお互いにとっての近況報告の時間であり、同時にお互いにとってはライフコーチングのような時間になっている。


メルヴィンへの知らせとして、結局今年はアメリカに行くことにはならず、少なくとももう1年フローニンゲンで生活することを伝えた。それに対していくつかメルヴィンから問いかけがあり、それらの何の問いも自分のこれからの道を開いていく洞察に溢れるものだった。今年アメリカに戻ることにならなかったことによって、これからの自分の研究·実践領域がさらに明確なものになりつつあることは確かであり、そこに新たな扉が開いたことを見る。また、アメリカの大学院での研究活動に従事することが延期になったことに伴って、新たな翻訳出版のプロジェクトが動き出したことも大きなことである。どちらも共に今年の夏からアメリカに行っていたら実現できなかったことである。特に後者は時間の都合上無理であったろう。今こうして改めてメルヴィンからの問いかけを振り返っていると、今年1年の充実さをすでに予感している。深めるべきことがどんどんと深まっていき、新たな可能性の扉がどんどんと開かれていく姿が想像される。それはとても喜ばしいことである。いつもメルヴィンとの対話には励ましを与えてもらっている。実存的·霊的·創造的な励ましがメルヴィンとの対話によっていつももたらされていることに今日も大いに感謝した。自分の話を終えた後、メルヴィンの近況を伺ったところ、メルヴィンも日々成長の歩みを着実に続けていて、この5週間の間に色々と変化があったことが窺えた。ちょうど来週にロンドンに行って、そこでラップを披露するイベントに参加するとのことだった。英語がネイティブではないメルヴィンにとってそれは大きなチャレンジとのことだったが、そうしたチャレンジによって人は成長していくのだということを改めて思った。今年は自分にとっても新たな可能性の扉を開いていくチャレンジの年になるだろう。自分が関心を持ったことは全てチャレンジしていく心持ちで、この1年間を十全に過ごしていきたいと思う。欧米での12年目の生活、欧州での8年目の生活は大きな飛躍の年になるだろう。フローニンゲン:2023/3/14(火)16:09


10044. 市場に立ち寄って/学問横断的な公共政策領域


夕方の太陽の日差しはとても美しい。気温はまだまだ低いが、このように太陽の姿を拝めるようになって来たことは嬉しい限りだ。


先ほどメルヴィンの店から帰ってくる途中に、中央市場に立ち寄って買い物をして来た。オーガニック野菜売り場で椎茸を購入し、魚売り場でマグロの刺身とサーモンの刺身を購入した。今日はトレーニングの翌日であるため、筋肉の合成がまだ活発で、今日の夕食はマグロの刺身をいただこうと思う。サーモンの刺身は明日にいただく。フローニンゲンの中央市場はいつも活気があっていい。魚売り場の店員が自分のことを知っていて、お互いに同じジムに通っていることが分かった。彼は私の顔を覚えてくれていたのである。それを受けて私も、彼を見たことがあるなと思った。今度ジムで会ったら話をしようということになった。フローニンゲンに丸7年ほど生活していて、今年の夏から8年目を迎えるに際して、それだけ長い間この町で生活をしていたら、知らず知らず顔見知りが増えるのも自然なことかと思う。市場は散髪に行く際や街の中心部に行く際に活用する程度だったが、椎茸が安く購入できるのと、とても新鮮な刺身を購入できることもあって、今後はより積極的に活用しようと思う。市場は火曜日、木曜日、金曜日、土曜日に開かれていて、午後5時まで開いている。木曜日はジムに行く日で、ここからジムに行く時間を少し早めれば、ジムから帰ってくる時に市場に立ち寄ることができ、市場で購入した新鮮な刺身をトレーニング後の夜に食べることができる。今後は木曜日に市場に立ち寄ることにしたい。もし事情によって木曜日に行くことが難しければ、翌日の金曜日に散歩がてら市場に行こう。


それでは今から公共政策に関する書籍を読み進めていきたい。公共政策の分野は、学問横断性が問われることを改めて思う。様々な学問領域を横断することをずっと続けている自分が関与するべき分野だと改めて感じる。公共政策で自分が焦点を当てる社会課題は確かに複雑で、学問横断的な知識とアプローチが要求される。公共政策という領域に関与するために自分はこれまで様々なことを学び、様々な関係当事者と協働して来たのではないかと思う。具体的に関与するべき問題や協働する組織を明らかにしていき、その実現に向けてこれからも学習と実践に励んでいきたい。公共政策大学院への扉が開くかどうかはわからないが、今の自分はそこに向かって動き始めている。そこに向かう魂の運動がどのような形をもたらすのか。それを楽しみに日々の探究活動に励んでいこう。フローニンゲン:2023/3/14(火)16:25


10045. 実在の領域に関与する公共政策学


公共政策学に関する書籍を読み進める中で、それは社会科学の1領域とみなせる一方で、一般的な社会科学と少しその目的が異なることが見えて来ている。経済学や社会学などの一般的に社会科学と括られる学問分野は、その分野が扱う問題のメカニズムや構造を分析することに主眼が当てられる。一方で、公共政策学というのは、単に問題の背後にあるメカニズムや構造の記述に留まるのではなく、それらに積極的に介入し、問題を改善していくことに焦点が当てられる。批判的実在論の観点からすれば、実在領域におけるメカニズムや構造の記述に重きが置かれるのが一般的な社会科学であるのに対して、公共政策学は実在の領域そのものに関与し、現実·経験世界の諸課題を解決していこうと志向する。そうした大きな違いがある。


現在行われている思弁的実在論の講座のある受講生の方が、「実在には、理論でも実践でも、汲み尽くすことができない深みがある。双方共にものを扱う作法であり、ものを汲み尽くすに及ばない」ということを述べていた。実在領域に根差す社会課題もまたそのような性質を持つ。社会課題そのものを全て把握しきることはできない。そうした謙虚な姿勢を持ちながら、同時に理論と実践という作法を通じて、実在に存在する諸課題に積極的に関与していくこと。それが今の自分が最も情熱を傾けていることのように思える。実際に公共政策大学院に通うことを通じて具体的な問題解決の作法を学ぶのかはまだわからないが、仮に神学大学院への進学を決断しても、そこでも必ず公共性をテーマにし、公共に関する問題に取り組んでいきたいと思う。フローニンゲン:2023/3/14(火)17:03


10046. メタ次元での問題解決とメタ次元での思想の提示に向かって


何気なく、それでいて豊かな1日が終わりに近づいている。自分はこうした気持ちと共に毎日を過ごしている。その堆積が、いつかきっと大きな実りをこの世界にもたらしてくれるだろう。自分にできることは、豊かさと共に毎日を生きていくことだけである。


今日もまたこれからの自分のやるべきことについて考えていた。その中で、やはり自分はメタなものを好んでいる性質が明らかになって来た、メタ理論の構築や、メタな次元で問題解決していくための思想の提示、さらにはメタな方向性の提示など、そうした事柄への志向性が自分は強い。個別に問題を解決していくよりも、メタ的な次元で問題解決を行ったり、メタな方向性を示すことが自分の貢献の道なのかもしれないとやはり思う。


アンドリュー·フィーンバーグのようにテクノロジーと民主主義を関連付けて取り上げたり、バーナード·スティグラーのように資本主義の内在的な問題とテクノロジーを関連付けて取り上げていくことに加え、宗教とテクノロジーを関連付けて論じることにも強い関心がある。どうやら、テクノロジーに関与していくという方向性は引き続き維持したいし、理解を深めていきたい事柄のようだ。そこからさらには、テクノロジーと公共性を関連付けた探究をしていくことができれば本望である。自分の使命は、公共性とテクノロジーを絡めて、それらの交差する領域の社会課題に対してメタな問題解決をすることとメタな方向性を示すことにあるのかもしれない。そのようなことを考えていた。そのように考えてみると、公共政策に関心を示しながらも、何か自分が経済学的な分析の枠組みや統計学的な分析の枠組みを用いて個別具体的な社会課題を分析するというよりも、やはり自分のメタ的な志向性ゆえに、メタな問題解決と方向付けに向けて探究の舵を切っていこうかと思う。もちろん、公共政策とテクノロジーを関連付けた学術書は積極的に読み進めていくが、公共政策単体でその分野を学ぶことは少し筋が違うように思えて来ている。もちろん公共政策学や政策科学という学問領域へ関心はあるが、それと必ずテクノロジーを絡めたり、宗教を絡めるなど、領域横断的な探究をしていきたいと思う。そうした領域横断的な探究がメタ次元での問題解決とメタ次元での思想の提示につながっていくである。知人の方に行っていただいた占星術においても、やはり自分は領域横断性とメタ性を鍵に持っているようなのだ。これからも絶えず視点を上げながら、メタ的な次元での課題解決と思想の醸成に向けて日々の探究に励んでいきたいと思う。今日の振り返りを締め括るにあたって、このような気づきが生まれたことを嬉しく思う。この気づきは、明日からの自分の取り組みに対して明瞭な方向性を与えてくれる。フローニンゲン:2023/3/14(火)20:17


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2276, A Morning Star

A morning star starts to shine.

Everybody has waited for it.

Full of vitality would be given to us.

Groningen; 08:39, 3/14/2023


No.2277, A Distance Memory

A distant memory is actually close to me if I try to recollect it.

Such a memory brings me to where my soul wants to go.

Groningen; 10:44, 3/14/2023


No.2278, Following a New Star

I found a star that had been invisible to me.

Now, it sheds light on the path of my life.

All I can do is follow the star.

Groningen; 11:05, 3/14/2023

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