

1916. 来年からの探究活動
昨夜、今後の学術探究の進め方に関して少しばかり立ち止まって考えていた。今の私は、自分が何を真に探究したいのかをすでに分かっている。 そして、そうした探究対象が少しずつ形を変え、多様な領域に伸びていくことも知っている。昨夜、来年から所属する予定の米国の大学院で何かしらの講義を...


1643. 発達科学・教育科学・システム科学・ネットワーク科学
数日前に、大学キャンパスで偶然にも、博士課程に所属している仲の良いドイツ人のヤニックと出会った。何やら、どこかの学会で行ったポスター発表のポスターを、自分の研究室の前に張りに行こうとしている最中とのことだった。 そこで少しばかりヤニックと立ち話をしていた。彼は発達心理学科に...


1471. 多文脈的熟成学習
今日はなぜだかいつも以上に充実した一日だったと感じる。特に何かいつもと変わったことはないのだが、どうしたわけか充実感が内側から滲み出してくるのだ。 夜の八時に近づき、夕日が東の空にもう少しで沈みそうだ。一日の最後の光を拝んでいると、今日一日の充実感がさらに強く感じられてくる...


1365. 森有正全集と「差異」について
夕食前、ようやく一息つくことができた。今日は起床直後にみなぎる活力を感じていたのだが、そうした活力があったとしても、その日が充実したものになるかどうかはそれほど関係ないことを思い知らされたような一日だった。 午前中のゼミナールの件をまだ引きずっており、音声の不具合で受講者の...


1356. 自己に課す機械学習
早朝、ポール・シリアーズの “Complexity & Postmodernism: Understanding Complex Systems (1998)”を読み終えた。随所に洞察に溢れる記述があり、複雑性科学と発達科学を架橋させる哲学論文を執筆する際に、この書籍を参考...


1353.「私たちは常に今というこの瞬間の時間と空間を生きているんだよ」
今日は午後から歯医者に行ってきた。半年前に親知らずを抜いた時に、定期的に歯の検診に行こうと決意し、あれから早いもので六ヶ月が経った。 午後二時前に自宅を出発すると、さわやかな風に全身を包まれた。八月に入るというのに全く暑さを感じさせない気温である。とはいえ、さすがに長袖を着...


1351. 『風雅集』の近くへ:「人工知能の哲学」の探究へ向けて
真っ赤に輝く朝日が寝室に差し込み、今日という一日を開始させる。サッカー日本代表の能力開発に携わり、主要メンバーの何人かと話をする夢を見た。 特に、「戦術理解能力」と「戦術実行力」に関して話を聞き、それら両者のメンタルモデルをより高度なものにしていく方針を固める。能力開発の担...


1350. 発達科学者かつ複雑性科学者としてのパスカル
今日は数本の論文を読み、午後からはサイバネティクスの創始者であるノーバート・ウィーナーの“The Human Use of Human Beings (1950)”を読んでいた。この書籍を読んでいると、現代社会で注目を集めている人工知能に関する議論を進める上での非常に重要な...


1332. 複雑性科学を活用した発達研究について
昨日に引き続き、今日もグレン・グールドが演奏するバッハの楽曲を聴く。しばらくは、この異質なピアニストの演奏を聴く日々が続きそうである。 書斎の窓越しに外を眺めると、一日のうち最も強い日差しを持つ太陽光が辺りに降り注いでいる。日本で生活をしていた頃や米国で生活をしていた頃は、...


1331. 出版記念ゼミナールの第一回のクラスより
今日は午前中に、『成人発達理論による能力の成長』の出版記念ゼミナールの第一回のクラスが行われた。久しぶりにオンラインゼミナールを開講することもあり、初回の今日は諸々のことに少々手間取ることが多かった。 今回のゼミナールからマイクロソフトのPPTではなく、Preziを活用した...