2930. 盲目的な夢遊病者
時刻は午後の六時を迎えた。今日は読書を旺盛に進めることができた。まるで乾いた土が水を吸収するように書物を読み進めていた。 早朝に紐解いた、クリシュナムルティの書籍“Krishnamurti to Himself: His Last Journal...
2929. 仮眠中の現象と今朝方の夢
サンフランシスコの坂道を登り、坂道の頂上から湾を見渡すのが好きだった。 随分と前にサンフランシスコ近郊で生活をしていた日のことを懐かしく思い出した。なぜこのような記憶を思い出したのかわからない。 そういえば昨日は、エーゲ海に思いを馳せるようなことがあった。未だかつてエーゲ海...
2928. 探究衝動と創造衝動の渦の中で
読みに読み、書きに書き、作りに作るという衝動が止まらない。 書斎の窓の外を眺めると、そこには爽やかな朝の景色が広がっている。小鳥の美しい鳴き声が辺りにこだまし、書斎の中にはシューベルトのピアノソナタが響いている。自分の身体を取り巻く環境は至って爽やかで落ち着きがある。...
2927. 人生という贈り物に対する返礼
フローニンゲン大学での二年目のプログラムを終え、まだ一ヶ月も経っていないのだが、再び学術的な探究を旺盛に行っていきたいという強い意欲が芽生えている。芸術教育、霊性教育、美学を教育哲学によって紐付けていくという試みに着手したいという思いが沸々と湧いてくる。...
2926. 芸術教育・霊性教育・美学の探究に向けて
今朝は六時前に起床し、六時半から一日の活動を開始させた。なぜだか今日は早朝から活力に満ち溢れている。 確かに私は毎朝自らの活力の存在に気づくが、いつもはより静謐な流れとしてそれを感じる。一方、今日はどこか激烈な流れとしてそれを感じている。...
2925. 絵画作品からの作曲と平穏さ
今日もまた一日が終わりに向かっている。時刻は午後の六時を迎えた。 この時間帯のフローニンゲンはまだ真昼のような明るさを持っている。だが時刻としては夜に入りかけていると言っても良いだろう。 夕方にかかり付けの歯医者を訪れ、半年に一度の歯のクリーニングをしてもらった。行きも帰り...