発達理論の学び舎

 Blogではオランダでの探究・創作生活の様子を日々共有しています

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    2612. 旺盛な読書と作曲のパズル性

    2612. 旺盛な読書と作曲のパズル性

    ここ最近は再び旺盛な読書を行っている。これまでも日々読書を行っていたが、どうしても大学院での研究や講義関係の書籍や論文を読むことが多く、自分が真に探究したいと思うものばかりを読むことはできなかった。 だが今はそうしたことが可能になっている。自らの純粋な探究心に基づいた読書を日々行うことは、これほどまでに充実感をもたらすのだということに改めて気付く。 今日からは、ルドルフ・シュタイナーが色について解説した“Colour (1992)”を読み始めた。日々作曲実践やデッサンを続けていけばいくほどに、色への関心が高まる。 色が私たちの知覚や脳に及ぼす作用などにはあまり関心がない。それよりもむしろ意識の形而上学的な側面から色の特性について考えていくことに関心がある。 また、色に対する理解を深めることで、自分が作る曲にも何らかの変化が現れてくるだろうと期待している。この夏は色々と読む本がたくさんある。それらが全て手元にあることが喜ばしい。 ブラヴァツキー、シュタイナー、オーロビンドに関する書籍を読み、美学と芸術一般に関する書籍を旺盛に読んでいく。それに加えて
    2611. 月から地球に生還した感覚

    2611. 月から地球に生還した感覚

    昨日と同様に、薄い雲が空を覆っている。今朝は五時半過ぎに起床し、六時あたりから一日の活動を開始した。 天気と同じく、夢に関しても昨日と同じように印象的な夢を見た。夢の中で私は、欧州での生活を終え、日本で再度一年ほど生活することになった。厳密には、パリから世田谷に引っ越すことになった。 夢の始まりは、世田谷のとある駅から徒歩で10分ほどの所にあるアパートの中だった。このアパートは幾分古びていたが、部屋の広さは十分であり、家具なども一式揃っていた。 日本での新生活に際して家具を揃える必要がないことは有り難かった。また、このアパートは一階建てになっていて、合計で三つの部屋しかない。 もしかすると、これはアパートというよりも、部屋だけがある平屋を三つ連ねたような居住場所と言った方が正確かもしれない。隣の部屋には、私よりも少し年上の女性が住んでいた。その方の職業は不明であるが、清潔感があり、とても感じの良い方だ。 引越してきてからすぐに挨拶に行き、その場で少しばかり話をした。あいにく、一番奥の部屋に住んでいる人は不在であった。雰囲気から察するに、そこは誰も
    2610. 本当の音を求めて

    2610. 本当の音を求めて

    時刻は夕方の七時半を迎えた。夕方まで晴れ間が広がっていたが、今は空に薄い雲がかかっており、今日は西日が強くない。小鳥の鳴き声が遠くの方でこだましている。 先ほど、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授からメールがあった。ツショル教授はいつも本当に丁寧に論文のドラフトを読んでくださる。 そして、細部に囚われない形で非常に重要な箇所について的確なフィードバックをいつも数多く与えてくださる。今回のドラフトに対してもそのようなフィードバックをしてくださった。 ちょうど明日の午後にミーティングがあり、今日メールに添付されたワードファイルへのコメントについて改めて意見をもらうことになるだろう。明日の午前中に頂いたコメントを丁寧に読み、ミーティングで何を議題として取り上げるかを事前に設定しておきたい。 おそらくミーティングは明日ともう一回ほどだけとなり、論文のドラフトをレビューしていただくのもあと一回だけになりそうだ。ここまで丁寧に指導をしてくださる教授もなかなかいないだろう。 ツショル教授はイギリスで博士号を取得しており、その時に受けた論文指導同じような
    2609. 船旅と宇宙旅行

    2609. 船旅と宇宙旅行

    今日も非常に天気が良い。時刻は夕方の四時を迎えた。フローニンゲンにおいてはこの時間帯が一番気温が高くなる。 確かに日差しは強いが、そこには凶暴さはない。それよりもむしろ、この時間帯の太陽はどこか祝福に満ちた光のように思える。 今日も午前中から、何かに取り憑かれたかのように書物を読んでいた。論文の提出を終える六月の半ばからは本格的にこうした生活を一年間送り続ける。 そしてそれはこの一年間のみならず、今後も継続していくだろう。こうした憑依性が自分のこれからの生活から失われることはないと思われる。 何かに憑依され、何かに帰依している感覚が内側にある。それを通じて残りの人生を生きて行くことになるであろうという直感めいたものがある。不思議なことを考え出す夕方だ。 もしかするとこれは、今朝方に見た印象に残る夢のせいかもしれない。早朝にこの夢についてはあれほどまでに文章を書き留めておいたのに、まだ夢の体験が完全に消化されていないかのようである。 一つの体験はそうやすやすと消化されるようなものではないということがわかる。じっくりと時間をかけ、省察を伴った形で緩や
    2608.「それ」

    2608.「それ」

    青空の広大さと小鳥の鳴き声の美しさはわかる。確かに今も晴れ渡る大空を眺め、小鳥の鳴き声に私は耳を傾けている。 しかし、そうしたこと以上にどうしても今朝方の夢の内容がまだ気になる。夢の内容については早朝から随分と書き留めた。そのため、内容そのものについてはもはや言及する必要はほとんど無い。 だがなんとも言えない感覚が自分の内側の中に蠢いていることは確かである。このざわざわする感覚は一体なんだろうか。 こうした感覚こそ外側に形として残していくべきなのだ。一刻も早くこうした感覚を曲として表現したいと思う自分がいる。 このざわざわした感じは、内側にあるものが外側に出てこようとする衝動に違いない。あるいは、形を求めてやまないものが形を求めている叫びにも似た衝動だと言っていいだろう。 そのような感覚が今の自分の内側にある。こうした感覚を曲として形にしていくための技術を今日も高めていく。今はなんとか言葉や絵を通じてこうした感覚を形にしている。 それが行えるだけでも幸いであり、仮にそれらを言葉や絵を通じて形にしなければ自分は一体どうなってしまうのだろうと思う。
    2607. 不気味な夢が開示したもの

    2607. 不気味な夢が開示したもの

    今朝方見た夢について書き留めていると、その夢についてあれこれとまた考えている自分がいた。夢の中の二つの場面はどちらも不気味な雰囲気を漂わせていた。 二つの場面の中で喚起されていた感情をもう一度思い出す前に、私は一旦書斎の窓の外から青空を眺めることにした。そこには鮮やかな青空が果てしなく広がっていた。 今もまだこの青空を眺めている。空には雲一つなく、遠くの空の下を飛ぶ鳥たちの姿が見える。また、今この瞬間には小鳥の鳴き声が聞こえたり、目の前の道路を走る車の音が聞こえたりする。 先ほど思い出していた夢が象徴するものは一体何だったのだろうか。一つ目の場面で印象的だったのは、上空10,000メートルまで続く橋のような煙である。 あの煙のうねった姿がとても印象に残っている。あの煙はうねりながら空に向かって上昇していた。あたかも滝が逆に流れるかのような勢いで、しかもそれは螺旋を描きながら天高く向かっていた。 ここでふと、それはヨガの伝統で言うところの身体エネルギーの上昇過程に似ていると思った。螺旋を描きながら、うねるようにして立ち昇って行くエネルギーの様子と、
    ⭐️【お知らせ】Back Number Vol 60-61(記事1181-1220)

    ⭐️【お知らせ】Back Number Vol 60-61(記事1181-1220)

    いつも「発達理論の学び舎」をご覧になってくださり、どうもありがとうございます。 過去記事1181から1220に編集をし、所々に追記をいたしました。 お役に立てる情報は少ないかもしれませんが、皆さんのご関心に合わせて、必要な箇所を読んでいただければ幸いです。 閲覧・ダウンロードは下記よりご自由に行えます。 ・Back Number Vol 60 ・Back Number Vol 61
    2606. 「信頼と裏切り」の夢

    2606. 「信頼と裏切り」の夢

    今日はここ数日に比べて少し遅めに起床した。六時前に起床し、六時半あたりから一日の活動を開始した。 今日も昨日に引き続き、晴天に恵まれるようだ。時刻は六時半を迎え、早朝のこの時間帯は雲一つない青空が広がっている。 今日から一週間は小雨が降る日もありながらも、最高気温は25度を越す日が続く。フローニンゲンは初夏に入ったようだ。 六月のフローニンゲンの平均最高気温が20度だということを考えると、この一週間の気温はずいぶんと高い。また、フローニンゲンの気温が最も高くなる七月と八月の平均最高気温ですら22度であることを考えると、初夏というよりも今週は夏のようだと思った方がいいかもしれない。 早朝の優しいそよ風が吹き、小鳥が街路樹の木々に止まって美しい鳴き声を発している。昨夜も就寝前に小鳥たちの鳴き声を聞くことができた。 夜の鳴き声の響きと朝の鳴き声の響きは随分と印象が異なる。夜の響きはどこか神秘的であり、瞑想的だ。一方朝の響きは、清朗感に溢れている。 小鳥の鳴き声を聞いていると、今朝方の印象的な夢を思い出した。特に二つの場面を覚えている。 夢の中で私は、あ
    2605. 作曲実践における新たな習慣と時間を超越するような曲に向けて

    2605. 作曲実践における新たな習慣と時間を超越するような曲に向けて

    今日も一日が終わりに差し掛かっている。昨日と同様に、今日もあっという間に時間が過ぎた。それも非常に濃密な時間感覚を持ってだ。 時刻は夜の八時半を迎えたが、外はまだまだ明るい。もうしばらくすると、太陽が一番長く出る時期に差し掛かるのではないかと思う。 ゆっくりと暮れ行く夕日を眺めながら、今日の振り返りを行いたい。今日は昼食後に作曲実践を行った。 学術論文の執筆に目処がついたため、幸運にも自由な探究時間と作曲に充てるだけの十分な時間がある。欧州の三年目は、読みたい本を読みたいだけ読み、書きたいだけ文章を書き、作りたいだけ曲を作るような生活を送る。 そしてそれは欧州での三年目だけではなく、それ以降にも永続して行われるような形にしたい。今後の人生は日々をそのように送る。そのように送ることを許さないものからは離れていくことにする。 今日はいつものようにバッハに範を求めて曲を作った。今日から少しばかり工夫を凝らし始めた。 参考にする曲を決めたら、まずはその曲の楽譜を目で追いながら注意深く聴く。楽譜を目で追うことによって初めて見えてくるものや感じられるものがあ
    2604. フローニンゲンという街の素晴らしさ

    2604. フローニンゲンという街の素晴らしさ

    フローニンゲンの街の良さを再確認するような日であった。今、燦然と輝く太陽の光がフローニンゲンの街に降り注いでいる。 時刻は夕方の四時半を迎えた。今日は三時前あたりに街の中心部にある役所に向かった。 欧州での三年目の滞在にあたり、その手続きの方法を聞きに街の役所に向かって自宅を出発してみると、今日は随分と暖かいことにすぐに気づいた。気温はかなり高くなり、半袖で外出するにはもってこいの天気であった。 役所に訪れるのは今回が初めてであるが、その近くには行きつけのインドネシア料理店があり、役所の周辺の地理は理解していた。あえて今日は普段通らないような道を歩いてみると、随分と色んな発見があった。 これまで見逃していた小さな教会や骨董屋など、この街にはまだ私の知らなかった場所がたくさんあることに気づかされた。役所に到着すると、そこはとても綺麗な建物であり、すぐに担当の人と話すことができた。 対応は迅速であり、説明も実に親切であった。今年の九月に修士課程を終えることになり、その後三年以内であればいつでも一年間ほどオランダで滞在できる許可を得ることができる。 こ
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