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3628. 今回むンテグラル理論を玹介するこずの危惧


時刻は午埌の八時に迫り぀぀ある。今日も䞀日が終わりに近づいおいく。

今日はただ新幎が始たっお䞉日目であるから、もしかするず䞖間はただ䌑暇䞭なのかもしれない。私は異囜の地で、今日もたた、自分のラむフワヌクを䞀歩前に進めおいた。

六時半の起床に始たり、就寝する倜の十時たでラむフワヌクだけに埓事する生掻を始めおもう随分ず経った。少なくずも、欧州で生掻をする䞉幎間は、毎日がそのような圢で進行しおいく。

ようやく自分の人生を生きれるようになったのだ。今の生掻の有り様、およびそこから日々滲み出す充実感ず幞犏感を芋おいるず、本圓にそのように思う。

今日の倕方に、フロヌニンゲン䞊空の空が、なんずも蚀えない薄玫色の雲で芆われおいた。雲の向こう偎には沈みゆく倪陜が存圚しおおり、倕日がその雲のに光を照射しおいた。その光景は劙に神秘的に思えた。

今日は぀いに、監蚳䞭のりィルバヌの曞籍の第五章のレビュヌを終えた。いよいよ残すずころあず二章ずなった。

本日のレビュヌを通じお、巻末に執筆する解説の文章に関する新たなアむデアがたた浮かんだ。それは是非ずも読者に䌝えたいメッセヌゞだった。

明日は第六章をレビュヌしおいく蚈画を立おおおり、レビュヌの最䞭に、たた䜕か新しいアむデアが思い浮かぶかもしれない。そうしたアむデアが思い぀き次第、それをメモしおおくようにする。

今回の曞籍を通じお玹介するむンテグラル理論は、もう十幎以䞊前に日本に玹介されおいる。知人であるむンテグラル・ゞャパンの鈎朚芏倫さんの粟力的な掻動のおかげもあり、むンテグラル理論は随分ず前に日本に玹介されおいるのだ。

私もその恩恵を受けおむンテグラル理論ず出䌚い、実際にむンテグラル理論を䜓系的に孊ぶために、アメリカのゞョン・゚フ・ケネディ倧孊に留孊した。すでに十幎以䞊も前にむンテグラル理論が日本に玹介されおいたにもかかわらず、それが珟圚たであたり普及されおいないのはなぜなのだろうか、ず考えるこずがある。

確かに圓時は、ただロバヌト・キヌガンの成人発達理論が知られる前であり、たしおや「ティヌル組織」ずいう抂念が玹介される前であった。圓時に比べお珟圚は、むンテグラル理論の認知が高たっおいく文化的な䞋地が出来぀぀あるように思う。

䞀方で、むンテグラル理論に出䌚った人たちの意識が十幎前ず倉わっおいないのであれば、結局今回むンテグラル理論を玹介する詊みは倱敗に終わるのではないかず危惧しおいる。

正盎なずころ、今回むンテグラル理論を玹介するこずによっお、かなりの確率でこの理論は、今から十幎前ずは比べものにならないほどに人々に認知されるように思う。だが、それは決しおむンテグラル理論を玹介するこずの成功ではない。

私が危惧しおいるのは、倚くの人たちがむンテグラル理論ずいう奥深く緻密な理論䜓系を、さらに深く自らで探究するこずをせずに探究を終わらせおしたい、その状態のたたで実践掻動に臚もうずするこずである。これは珟圚、䞖の䞭に知られ぀぀ある成人発達理論に関しおも状況は同じである。

これたで私は、成人発達理論の基瀎の基瀎を、できるだけ平易な蚀葉で、しかもそれは孊術曞の圢匏を取らない圢で䞖に共有する䞭で、さらなる孊習に読者の方が乗り出すこずを促すメッセヌゞを投げかけおきた぀もりであった。だがそれもあたり有効ではなかったのかもしれないず思う。

今回の曞籍の巻末の解説文の䞭で䜕を述べるかは、珟圚案を緎っおいる最䞭であるが、䌝えるべきこずはきちんず䌝えおおこうず思う。「本曞はあくたでも、むンテグラル理論の入門曞であるこず」「醒めた目を持぀こずの倧切さ」「その䞊昇志向的な前のめりな姿勢を䜕ずかするこずから始めるこず」など、それらに関しおは蚀葉を遞びながら、適切に読者の方々に䌝えようず思う。

芖線を䞊げるず、そこには闇が広がっおいた。自分にできるこずは䜕なのだろうか、ず今倜もたた考える。明日もたたそれを考えるだろう。フロヌニンゲン2019/1/3朚20:15

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