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【フローニンゲンからの便り】16866-16869:2025年6月25日(水)



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タイトル一覧

16866

1人10冊倶楽部のキックオフミーティングに向けて

16867

今朝方の夢

16868

今朝方の夢の振り返り

16869

1人10冊100年プロジェクトのキックオフミーティングを終えて

16866. 1人10冊倶楽部のキックオフミーティングに向けて 

                             

時刻は午前7時を迎えた。一昨日、昨日に引き続き、今日も気温が低い。昨日に関しては、長袖長ズボンで室内で過ごしていた。今日もまずは長ズボンを履いて過ごしている。外気は18度で、日中の最高気温は22度とのことである。空は曇っていて朝日を拝むことはできず、その分涼しさを感じる形になっている。


今日は午後に、知人の中土井僚さんと立ち上げた「1人10冊倶楽部」のキックオフミーティングがある。このプロジェクトに賛同してくださった方は総勢200名を超え、今日のミーティングには150人近くの方が参加してくださる予定になっている。久しぶりにそれくらいの人数の方が参加してくださるミーティングを行うこともあり、場の雰囲気等を含めて色々と楽しみである。日本とオランダの時差の都合上、僚さんが1時間ほど早くミーティングを始めて場を温めてくださるとのことで、とても有り難く思う。今のところ、年に1冊か2冊の書籍を翻訳出版していくことを考えており、冊数に関してもコミュニティのメンバーの方とも相談した方がいいだろうか。記念すべき最初の書籍に関しては、すでに企画が通っており、版権の取得プロセスにある。今回の学びとして、版権の取得に時間がかかる場合があるということである。理想としては今頃にはすでに翻訳を始めていることを想像していたが、まだ版権の取得の最中にある。次回の作品については、企画を早めに練って、版権を先に取得しておいてもらうぐらいの時間的なゆとりがある方がいいだろう。仮に次回作が来年だった場合、イギリスの大学院留学を考慮に入れると、長い夏休みの最中に翻訳作業に集中できたらと思うので、夏休みに入る前に版権を取得しておいてもらうようなスケジュール感で動くようにしたい。実際にイギリスの大学院に行くことが決まったら、僚さんや編集者の方にその旨伝えておこう。フローニンゲン:2025/6/25(水)07:22


16867. 今朝方の夢  


今朝方は夢の中で、見慣れない学校の中にいた。その学校は設備の整った現代風の学校で、校舎の雰囲気からすると、公立ではなく私立の学校のようだった。学校の中にある本屋で書籍を吟味していると、とても小柄な2人の女性が目に入った。1人は同級生で、もう1人は彼女の姉のようだった。同級生の彼女とは同じクラスなのだが、彼女はとても寡黙で、他の生徒と話をすることはほとんどない。女子生徒とも話をしないぐらいなので、男子生徒はましてもであった。しかし自分は誰とでも分け隔てなく話す性格なので、教室や授業の移動の際にひとりぼっちの彼女を見かけた時には、時折話しかけることがあった。しばらくそれを続けていると、彼女は徐々に心を開いてくれ、言葉数が増えてきていた。彼女の姉は私のことを知っていたので、笑顔でこちらに近づいてきた。彼女の姉は彼女と違って随分と性格が明るく社交的だった。平積みになっていて手に取ろうと思った本に関して、ちょうど教室にその本があり、卒業に際して必要ではなくなったので私にプレゼントしてくれるとのことだった。実は私はその本はそれほど欲しいとは思っておらず、ふと目の前にあって目を引いたので手に取ってみようと思っただけだった。しかし、先輩の厚意を無駄にしないように、有り難くその本をいただくことにした。先輩はすぐさま教室に取りに行くのでここで待ってて欲しいと述べて、妹を連れて教室に向かって行った。しばらく周りにある本に目を通していると、2人が戻ってきて、先輩はその本を渡してくれた。それと今日を最後に学校にはもう来ないかも知れないので、今後何かあったら連絡できるようにと小さな紙に書いた連絡先を教えてくれた。先輩は来年からアメリカの大学に進学することになっていて、自分も海外の大学の進学を考えていたので、また何か相談させてもらうことがあるかも知れないと思った。自分のこれまでの学業成績と学力でどの大学に入れるのだろうかと想像して思いを巡らせていると夢の場面が変わった。


次に覚えているのは、現在ゼミに参加してくださっているある方と名古屋を舞台に鬼ごっこしている場面である。その方は本来は鎌倉あたりで生活しているのだが、なぜか名古屋にも土地勘があり、名古屋でコーチングの会社を立ち上げているとのことだった。その方のウェブサイトを拝見させていただくと、とても見栄えが良く、競合を出し抜いている感じがした。その方曰く、安い散髪屋ができるとそこに人が集まって、その散髪屋が独占してしまうような風潮がコーチング業界にもあるが、それとは真逆の方向性で、高品質なサービスを高価格で提供することを大切にしているとのことだった。自分も同じような考えを持っており、その方の考えに賛同しながらウェブサイトを見ていると、何やら興味深いラジオ番組を配信していることに気づいた。それをクリックしてみると、その方の音楽仲間数人と一緒に、怪談話をしているコンテンツが立ち現れた。みんな声楽をやっているということもあって声がとてもよく、怪談話の臨場感を見事に高めていた。その話の途中で突然、その方とその方の息子さんが以前夏のどこかの時期に日本全国を旅していた時の写真が私の脳裏に浮かんだ。その方のお洒落な帽子や鞄が印象的で、とてもセンスが良いと感じた。きっと息子さんも父のセンスを引き継いでお洒落になるのだろうと思った。そこでまたハッとして、気がつくと怪談話は終わっていて、今からその方と音楽仲間の方たちと鬼ごっこをしようということになった。私が逃げる役で、後の全員が鬼役となった。私以外の皆さんは名古屋に土地勘があり、私にとってはかなり不利な状況だったが、それが逆に緊迫感を生んで楽しい気分にさせた。しかし、この鬼ごっこはかなり真剣なもので、鬼に捕まったら警察に突き出されることになっていた。なので私はかなり真剣に逃走を始めた。計画では、近くのバス停でバスに乗り、名古屋駅に向かう列車に乗って、名古屋駅からできるだけ遠くに向かおうと思った。あるいは、あえて今いる場所に留まり続けて目眩しするのもありかと思った。フローニンゲン:2025/6/25(水)07:43


16868. 今朝方の夢の振り返り

        

今朝方の夢は、知への渇望と対人関係の深化、さらには自己成長への強い希求が、ふたつの舞台を通じて連続的に立ち現れる物語であるとChatGPTは述べる。まず現れた私立の最新鋭校舎は、既存の枠組みを超えて自らを磨き上げようとする主体の“内なるアカデメイア”を象徴している。公立ではなく私立である点は、社会に用意された標準化された教育環境ではなく、選び取られた環境──言い換えれば自己選択的な成長の場──に身を置こうとする意識の投影である。その内部に組み込まれた書店は、知識を自分の手で取捨選択する自由意思の顕在化であり、そこに平積みされた書物は「今ここで最も輝いて見える可能性」の束である。沈黙を守る同級生は、主人公のなかに潜む声なき自己、すなわちまだ言語化されていない直感や感情の象徴であり、語らずとも存在している内面の一角を示している。他者と隔絶しているがゆえに目立つその静けさは、主観が未整理のまま潜在している部分への気づきをうながすサインである。そこに社交的で快活な姉が登場する構図は、未だ言葉を得ない感情(妹)と、それを外界へ橋渡しする媒介者(姉)という二重写しを形成し、内面と外界をつなぐ“中間者”の機能を強調する。姉が差し出す一冊は、自分が本当に欲したわけではないが目に留めたものである。これは「必要性をまだ自覚していない贈与」、すなわち外界からもたらされる“偶然の恩寵”を意味し、その受け取りは自己が新たな学びを受容する柔らかさを示す。姉が進学するアメリカの大学は、地理的・文化的越境のイメージと結びつき、「慣れ親しんだ秩序を超えて自己を試みる未来像」を具体的な方角として指し示す。連絡先のメモは、夢の内的連続性を超えて意識と無意識とを結ぶ細い糸であり、後に思考や現実で再生される可能性を保つ“潜在的回路”の刻印である。場面が名古屋へ転換する瞬間、閉じられた校舎から開かれた都市へと軸足が移る。ここでの鬼ごっこは単なる遊戯ではなく、「追う/追われる」という緊張構造の中で自己の力動を試す儀式的行為である。名古屋という具体地は、自分にとって“土地勘の欠如”をもたらす舞台であり、未知のフィールドで自らの適応力を測る設定として機能する。鬼に捕まれば警察に突き出されるという異常なルールは、社会的失敗への恐れを誇張したメタファーであり、挑戦と逸脱のはざまで揺れるリアルな心理圧を物理的拘束の形で表現している。鬼ごっこ以前に映し出されるウェブサイトとコーチング会社は、価値観の明確化と専門性の洗練を象徴する。安価な散髪屋が独占する風潮に抗い、高価格・高品質を掲げる姿勢は、量より質を選び取る主体の意志と重なる。ここで語られる怪談番組は、声楽家たちの「声」がもたらす臨場感によって、言語・音声表現の威力──すなわちコミュニケーション技術の深化──を示唆する。怪談が恐怖を媒介として聴き手を惹きつけるように、自己の物語もまた感情の深層を震わせる表現によって他者と共鳴しうることを示す暗喩である。番組途中に閃光のように蘇る旅の写真は、時空を超えて想起がよじれる夢特有のモンタージュ効果であり、“時間”と“場所”の可塑性を体感させる。お洒落な帽子や鞄は外見的スタイルの洗練を示すが、それは単に装飾品ではなく、自己ブランドを纏うという意識的選択を映し出す。息子へと受け継がれるだろうという予感は、学びや価値観が世代を超えて伝播するイメージを伴い、この夢全体に通底する「知と経験の継承」というテーマを重ねる。以上を統合すれば、夢の前半は内面的環境の整備と未形成の自己領域への慈しみ、後半は外的世界での競争・表現・逃走という動的な実践が対を成している。書店での“欲しくなかった本”と鬼ごっこでの“望まぬ鬼役”という2つの受動的状況は、否応なく差し出される出来事を糧とし、そこから自らの意思を掴み取る過程を示す。さらに、アメリカ進学を射程に入れた自己像と、高価格コーチングを掲げる他者像とが呼応し、「境界を超えて価値を創造する」という大きな文脈が編まれている。結局この夢は、知の贈与と社会的追走劇という二重構造を通じて、自己が抱える“未言語化の可能性”をどう現実へ橋渡しするか、そして競合ひしめく世界でいかに独自の価値を選択し表現するかという問いを描く。捕まれば罰せられる緊迫した鬼ごっこは、選択に失敗した場合のリスクを突きつけるが、同時にそのスリルこそが自己を躍動させる源泉であると告げる。ゆえに本夢は、偶然と恐れを包摂しつつ、自由意志で未知の環境へ跳び込む勇気と、その中で磨かれる個別の才能や美意識を讃える、成長の寓意譚であると言えるだろう。フローニンゲン:2025/6/25(水)08:03


16869. 1人10冊100年プロジェクトのキックオフミーティングを終えて

                        

つい今しがた、「1人10冊100年プロジェクト」のキックオフミーティングを終えた。当初は「1人10冊プロジェクト」という名前であったが、100年後の人たちに読んでもらえる本を送り届け、100年後の未来を考えながら本を作っていきたいという思いから「1人10冊100年プロジェクト」というプロジェクト名に落ち着いた。最初の30分は中土井僚さんが場を温めてくださっていて、自分は30分後から参加をした。キックオフミーティングの中では、僚さんが開発された「Soundカード」という対話を促すカードを用いて、今回のプロジェクトにまつわるそれぞれの方々の思いをいくつかのグループに分かれて共有していった。自分も一参加者としてグループワークに取り組ませていただき、改めてこの現代社会において、そして来るAI時代において書籍にはどのような意義・価値・魅力があるのかを話していき、それぞれの想いが結晶化されていく姿に感銘を受けた。自分たちのグループから最終的に生まれたミッションステートメントは、「私たちは日本の良き活字文化とその精神性を残し・育み・伝承し、愛ある一冊の書籍との素敵な出会いを届けることを通じて、すべての人の智慧と慈愛を深め、まだ見ぬ扉を開くために存在しています」というものだった。同じグループでご一緒した方々からの対話から、そして全体でシェアしてもらった方々のご意見から、今回のプロジェクトの尊さを感じた。政治への無関心等を含めて、自分たちのアクションが何かを変えることに繋がることに自信を失いつつあるように見える日本社会の中にあって、今回のプロジェクトは書籍の届け方や出版業界を変えることに繋がるきっかけになるかも知れず、それ以外にも諸々の変化を自他、そして社会に対して起こせるのではないかと期待している。このプロジェクトでは、僚さんは自分の関心や取り組みを尊重してくださっていて、書籍の選定と翻訳は自分が担うことになっている。今日ミーティングにご参加いただいた方々、今日のミーティングには参加できなかったけれどもプロジェクトに賛同してくださっている方々の想いを大切に、そしてそれを力と励みに変えて、今後も深くて優しさのある書籍の選定と翻訳に努めていきたいと改めて思った次第である。フローニンゲン:2025/6/25(水)15:24


Today’s Letter

Our thoughts, speech, and actions are stored not only in our individual consciousness but also in our collective consciousness. Moreover, all of them are passed on to our future selves and to others. What kind of collective memory do we wish to preserve and create? Groningen, 06/25/2025

 
 
 

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