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7275-7277: フローニンゲンからの便り 2021年8月29日(月)



No.2656 朝の色彩_Morning Colors


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.853, A Shared Journey

A new day came.

It means that a new journey has started.

I’m very glad to share the journey with my friend today.

Groningen; 09:04, 8/29/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7275. 今朝方の夢

7276. 今朝方の夢の続き

7277. 親友メルヴィンと共に過ごした日


7275. 今朝方の夢


時刻は午前8時を迎えた。辺りは雨雲のせいで薄暗く、今、小雨が地上に降り注いでいる。


ここ最近はめっきり寒くなり、気温の上では秋らしさを感じる。最高気温はもう20度を超えることがなく、最低気温は10度を少し超えるぐらいだ。


今朝方はいくつか印象に残る夢を見ていた。夢の中で私は、山間にある食堂にいた。その食堂には精神病を患っている弟を支援する1人の女性がいて、彼女は懸命になってその食堂で働いていた。店が繁盛していることは良いことだが、その分体力的にきつそうだった。


昼食時に店に入ると、かなりの客がいて、私はしばらく席に着いて注文を待った。すると、気がつけばどこかの駅にいた。それは大阪のどこかの駅のようである。


私はスイカも定期も持っておらず、ふらりと改札を抜けていこうとしたが、すると突然私の肩を叩く人がいて、振り向くと友人だった。友人が「それはやってはいけない」ということを表情で示し、私は彼に手に持っていた携帯ゲーム機を渡して、改札から引き返した。あのままプラットホームに向かって電車に乗っていたらキセル乗車であった。


改札から引き返すと、私のところに2人の中年の駅員がやって来た。私が改札に何も通さないまま入っていくのを見たとのことであり、キセル乗車を疑ってきたのである。


私は実際には列車に乗車しておらず、キセル乗車ではないと伝え、現にこのように引き返して来たではないかと主張した。しかし、2人の駅員は改札の中に入っただけでもキセル乗車だと述べ、警察に引き渡すと主張してきたのである。


私は悪気があって改札の中に入ったわけではなく、携帯ゲームに没頭していると、気がつかないうちに改札の中にいたのだと述べた。自分の行動の一部始終を見ていたのであれば、私が友人にゲーム機を手渡す瞬間を見ただろうと付け加えて述べた。


すると、2人は少し自分の主張に納得したようだったが、彼らの頭は非常に固く、とりあえず警察の所に行って事情を詳しく聞くということを述べた。面倒なことになったなと思ったら、すでに私は釈放されていて、駅の外のタクシー乗り場にいた。またあの2人の駅員が自分を捕まえにきたら面倒だと思ったので、タクシーをすぐさま捕まえようと思った。


すると、2台のタクシーが1列になって止まり、そのうちの前のタクシーに乗った。運転手は中年の男性であり、少し耳が遠いようだった。


私は神戸に向かって欲しいと述べた。タクシーはすぐさま出発し、一息ついたところで、運転手は何のために神戸に行くのかと私に尋ねてきた。特に目的はなかったが、友人の結婚式に参加するためだと適当に嘘をついて答えた。


そういえば、まだ一度も神戸に行ったことがないと思い、神戸のどこかのホテルに宿泊し、少し観光でも楽しもうかと思った。タクシーが走り始めてしばらくすると、現金をほとんど持っていないことに気づいた。


先ほどの駅ではスイカも定期もなく、今回は現金がないことに気づいた。だが幸いにもクレジットカードならあるので、タクシーの運転手にカードでの支払いが可能かを尋ねたところ、一応可能とのことだが、過去一度もカード払いに応対したことがないとのことだった。


運転手は運転しながら不安げに助手席のダッシュボードを開け、小型のテレビのようなものを取り出した。それはカードを読み取れる機械のようだったが、初めてみるような読み取り機であった。


支払いができないとお互いに困ると思ったので、私は神戸ではなく、新大阪で降ろしてもらうことにした。新大阪から新幹線で神戸に行けばいいと考えたのである。乗車した大阪の場所から新大阪までは近かったので、その分のタクシー代なら現金で支払えると思った。フローニンゲン:2021/8/29(日)08:20


7276. 今朝方の夢の続き


午前8時半を迎えようとしている日曜日の朝。今、引き続き小雨が降っているが、9時を過ぎると小雨が止み、天気が回復するようだ。明日からの1週間は天気が良いようなので何よりである。


今日は正午に友人のメルヴィンが自宅にやって来るので、午前中に家の掃除をしておこうと思う。昨夜、隣んのサハルから書籍を受け取った。数日前に注文していた何冊かの書籍が届けられたのである。


書籍の受け取りの際にNintendo Switchを持っているかを聞いてみたところ、持っていないとことだったが、サハルの元奥さんがそれを持っていて、サハルの息子のフィンは奥さんのところに遊びに行った際にマリオのゲームを楽しんでいるらしい。


サハルがアニメを見ていたフィンを呼び、フィンにどのキャラクターが好きかを尋ねたらマリオとのことだった。サハルがフィンに、ゲームの中で喋るマリオのどんな言葉が好きかを尋ねたところ、聴き慣れない言葉だったが、フィンがマリオの可愛らしい物真似をした。


今日の正午に自宅にやって来る友人のメルヴィンの理髪店にはNintendoのゲーム機があり、メルヴィンはNintendo Switchを持っているのかどうかを聞いてみよう。持っていれば今後一緒に遊んでみたいと思う。そのようなことを考えながら、今朝方の夢の続きを思い出していた。


今朝方の夢はかなり連なっていて、タクシーに乗った後、結局目的地の神戸ではなく、新大阪で降りた。タクシーを降りた瞬間に、私はタクシーの運転手と共に山岳地帯にいて、落ち着いた雰囲気の山間の道を一緒に散歩していた。


道の脇には小川が流れていて、笹の葉がたくさん繁っていたこともあり、涼しげな雰囲気を醸し出していた。実際にその辺りを歩くのはとても清々しかった。


しばらく歩いていると、私は突然空に向かってジャンプをし、宙に浮かんだ。そこでバク宙のような動きをしたり、宙に浮かんで楽しんでいた。


高さはおよそ10mぐらいであり、道を見下ろすと、そこに数名の観光客が歩いていた。彼らは全員若い女性であり、彼女たちもこの涼しげな道を歩くことを楽しんでいるようだった。


しばらく宙の上で自由に楽しむと、再び道路に降りてきた。そこからは引き続きタクシー運転手と川沿いの道を歩き始めた。そこでふと、川の上流は白く濁っており、濁酒のようだということに気づいた。試しにその中に入って、川の水を舐めてみると、味が確かに甘酒のようだった。


運転手も川に入ってきて、道端に落ちていた木でできた酒を酌む大きな道具を川に投げ込み、それに捕まって川下りをしようとしていた。川は全く深くなく、流れも緩やかだったので川下りは危険ではなかったが、私たちはそれをするのを止めた。


川に投げ込んだその道具を回収し、元の場所に戻しておいた。川に入ったことによって酒を飲んでしまったのか、ほろ酔い気分で歩くことになった。


再度川の方を眺めると、なんと、川にカレイが泳いでいた。あれはヒラメではなく、間違いなくカレイだと確信してしばらく川を見ながら歩いていると、川の幅と深さがどんどんと狭まり、大量のカレイが腹を天に見せながら唐揚げ状態になっていた。


太陽の自然熱で唐揚げになるなど見たことがなかったが、自然とそうなっていた。カレイの唐揚げは美味いことを知っていたので、川の中で唐揚げ状態になっているカレイを食べたい気持ちになってきた。そこで夢の場面が変わった。


最後の夢の場面も山間が舞台になっており、夢は連続しているようだった。川沿いの道を抜けると、目の前に立派な山荘が現れた。そこの駐車場に、赤い高級車が止まっていて、ちょうど中からその所有者が出てきた。その男性はある中年の日本人俳優だった。


彼に話を聞くと、その車は6千万円ほどしたらしい。中を見せてもらうと、シートがコンパクトに10列もあり、驚いた。最初の3列には大きなモニターテレビが各シートに付いていて、残りの列には各シートに小さなモニターテレビが付いていた。


気がつけば、先ほどまで隣にいたタクシー運転手は消えていて、その代わりに小中学校時代の女性友達(RS)がいて、彼女は好奇心から、真ん中あたりの席に座ると、所有者の俳優の男性は怒った。席に座るぐらいどうってことないことであり、些細なことで怒るその男性の器の小ささを思った。


ふとシートの下を見ると、そこに石鹸が落ちているように思えたので拾ってみると、バナナだった。バナナが3本ほどセットになって落ちていたのである。私はそれを彼に渡した。それはオーガニックのものではなく普通のバナナだと思ったが、ラベルからオーガニックのものだと後ほど分かった。


山荘の玄関までやって来ると、友人の彼女は何かを思い出したように、家に戻ると述べたので、玄関口で彼女を送り出した。すると小雨が降り始め、彼女は傘を差してその場から消えていった。フローニンゲン:2021/8/29(日)08:49


7277. 親友メルヴィンと共に過ごした日


時刻は午後9時を迎えた。つい先ほどまで親友のメルヴィンが家にいた。


今日は本当に素晴らしい1日だった。昼過ぎからメルヴィンが自宅にやって来て、結局午後の8時半まで一緒に過ごしていた。


最初の数時間は霊的実践を共にし、その後はお茶を飲みながら色々なことについて語り合っていた。メルヴィンほど自分と霊的波長が合う人間はいないように思える。それを今日改めて確信した。


メルヴィンと共に行った霊的実践は、これまでに体験したことないほど深いものになった。その体験は筆舌に尽くしがたい。過去10年において様々な霊的体験を1人で行ったり、他者と共に行ってきたが、今日の体験がその深さの観点において一番だったように思う。


体験の深まりと共に小さな自我は溶解し、完全に全てと一となる時間が続いた。まさに三昧のような体験と涅槃に参入する体験が続いていた。


時間にして4時間ぐらいがあっという間に去った。霊的実践後、意識をこちらの世界に落ち着かせ、お茶を飲んだり、フルーツを食べたりしてリラックスした。そこからは霊的実践におけるお互いの体験や知覚されたビジョンなどをシェアし、気付いたらそこから4時間ぐらい話し込んでいた。


終始明るい気分で対話を行い、お互いに様々な点で啓発されていた。相互啓発·相互啓蒙とはこのようなことを言うのだろう。


メルヴィンが昼過ぎにやってきた時には少し浮かない顔をしており、その理由を尋ねると、ちょうど今メルヴィンは人生の帰路に立っていて、色々と調整を図っているとのことだった。嬉しい知らせとして、つい先日に、新しいガールフレンドができたとのことだった。


今度の彼女はセラピストをしており、霊的波長がとても合うとのことだった。出会いについて尋ねると、それはまるで映画のワンシーンのように素敵なものだった。そんなこともあるのかと不思議に思う出会いであり、メルヴィンもそれを奇跡的な出会いだと形容していた。


そこからも取り留めなく色々な話をした。するとあっという間に午後8時半になっていたのである。とても充実した時間を共に過ごせたことに今もなお感謝している。


そう言えば、霊的実践を一緒に行う際に、何の曲をBGMにかけるかを話し合った。メルヴィンも私もクラシック音楽が好きなのだが、メルヴィンがふと「ショパンはどうだろう?」と述べた。


最初私はショパンの曲は感傷的過ぎるかもしれないと思ったが、いざショパンの一連のコンチェルトをかけてみたところ、それが本当に素晴らしかった。ショパンの素晴らしい音楽によって内的感覚がナビゲートされ、何度もあちらの世界に参入していった。通常私たちがリアルだと思っているのとは全く違う多様な向こう側の世界に幾たびも足を踏み入れることができたのはショパンのおかげだと思う。


メルヴィンと過ごした今日という日を自分はずっと覚えているだろう。それほどまでに今日もたらされた体験は啓示的なものであった。


またいつかメルヴィンと霊的実践を共にする約束をし、メルヴィンがゲートから去るのを見届けた。


人生は様々な出来事を私たちに突きつけて来るが、今日のような素晴らしい体験をもたらしてくれることが人間の人生にはあるのである。それをこれからも忘れないようにしたい。


この世界にいるソウルメートと出会えた喜びを噛みしめながら、ゆっくりと床に就こう。フローニンゲン:2021/8/29(日)21:22

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