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7097-7099: アートの国オランダからの便り 2021年7月2日(土)



No.2427 流出_Efflux


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.724, Morning Nature

I can hear a silent call from morning nature.

It continues to come and go.


Nature always speaks to us.

What kind of message do we receive today?

Groningen; 09:09, 7/2/2021


No.725, Music and Time

Music can create unique time and transform ordinary time.

We can regain rich time by music.

Groningen; 15:22, 7/2/2021

No.726, My Fearless Soul

Where does my soul go?

Nobody knows.

Yet, the spirit knows.

My soul goes where the omniscient spirit knows.

Therefore, my soul doesn’t have to fear anything.

Groningen; 21:57, 7/2/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7097. 今朝方の夢

7098. 文明の崩壊とテクノロジーに関するハイデガーの指摘より

7099. 携帯の買い替え時期/滞在許可証の更新の目処が立って


7097. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えた。今朝も空は曇っていて、気温も低い。どうやら今日は夕方まで曇り空のようである。


辺りの静けさに内省が後押しされる。そのような感覚の中で今朝方の夢について振り返っている。


夢の中で私は、豪華なバーレストランにいた。気がついた時にはもう店の中にいたのだが、その店はおそらく日本のどこかの街にあるように思う。店の中の店員と客も日本人だけしかおらず、そこが日本であることを伝えていた。


その店に連れてきてくれたのは私の友人だった。彼とは小中学校が同じであり、こうした店についても詳しい。店の内装は本当に豪華であり、昼間にもかかわらず、どこか夜のお洒落な雰囲気を発していた。


友人と昼食を兼ねてそのレストランで食事を済ませ、会計をする時になって彼はどこかに消えてしまった。会計担当の女性が私のところにやって来て、支払い方法について訪ねてきた。代金は全て友人が出してくれることになっていたので、少し彼を待ってみようと思った。


その女性には友人が戻ってきてから支払うと伝えると、何の問題もなく、支払いはまた後ほどでいいとのことだった。しばらく友人を待っていると、偶然ながら別の知人が現れた。友人の身長は190cmぐらいあるが、その方も大柄であり、今日は大きな男とやたらと一緒にいるなとふと思ってしまった。


どういうわけか、私はその方の名前をとっさに思い出すことができず、しばらくは名前を思い出すことに頭を使っていた。すると突然、私たちは長閑な田んぼ道にいた。先ほどまでは豪華なバーレストランにいたのだが、それとは真逆の雰囲気を持つ場所に瞬間移動していた。


しばらくその方と一緒に田んぼ道を歩いていると、突然その方の名前を思い出した。私はその方の名前を呼びながら話を続けていた。すると、今度は別の女性の友人と出会った。


その方もまた共通の関心事項を持っている知人であり、3人で田んぼ道の途中にあった公民館に立ち寄ることにした。その時に、向こうから軽トラックがやって来て、私たちの目の前で止まった。そして中から中年の男性と1匹の犬が降りてきた。


どうやらその男性は今から田んぼ道を犬と一緒に散歩するらしかった。犬の方を見ると、黒っぽい毛並みの中型犬であった。


私たち3人がその男性に挨拶すると、その男性は微笑みながら挨拶を返してくれた。私は、その男性をどこかで見たことがある気がしていた。確かその男性は動物の知識を豊富に持っている有名な人であり、動物関係の研究者だったように思った。私はその男性の背中を眺めながらそのようなことを思った。


今朝方はその他にも夢を見たように思うが、それらは感覚として残りながらも内容としてはどこかに消え去っている。夢は果たして消え去るのか、どこかに格納され続けているのか。そのあたりもまた興味を引くところである。フローニンゲン:2021/7/2(金)07:24


7098. 文明の崩壊とテクノロジーに関するハイデガーの指摘より


——深く病んだ社会にうまく適合できるというのは健全さの基準ではない——ジッドゥ·クリシュナムルティ


時刻は午後5時半を迎えた。早朝はうっすらとした雲が空を覆っていたが、この時間帯は晴れていて、燦々と輝く夕日を拝むことができている。とても穏やかな夕方の世界が目の前に広がっている。


午前中にふと、今自分を取り巻いている静かな環境について考えていると、自然の世界がどこか人間の世界とは全く異質な形で運行されているように知覚された。それと同時に、人間の世界が自然の世界の運行に負の影響を与えていることについても考えさせられた。


ポール·ヴァレリーはかつて「文明は命と同じく儚く脆い」という言葉を残していた。午前中に読んでいた書物がまさに人間の文明の崩壊のプロセスとメカニズムについて解説していたものであり、その書籍の内容とヴァレリーの指摘が重なる。


私たちの文明はいつか複雑性が極致に至って崩壊を迎えるのか、あるいは内的·外的要因によって複雑なシステムが複雑性を減少させる形で崩壊することによって文明が終焉を迎えるのか。そのようなことを考えていた。


そこからテクノロジーに関する論考を読み進めていた。その中でハイデガーが、テクノロジーの進歩を促すことよりも、あるいはテクノロジーの進歩を緩めることよりも、重要なことはテクノロジーに動機付けられている私たちの無意識の特性を理解することであるという趣旨のことを指摘していたことに共感の念を持った。


テクノロジーに関する世間の論説を眺めていると、それらはどれもテクノロジーの有効活用か、はたまた制限や廃止かという表面的な議論に終始しがちであり、重要なことはテクノロジーの深層に絶えず存在している政治的な意図を見抜くことであったり、テクノロジーを無意識に受容してしまう人間の心理特性を理解することだろう。それらの議論なくしてテクノロジーについて論じることは、テクノロジーに関する種々の問題の根本的な解決にはならない。


昨日、バーナード·スティグラーに多大な影響を与えたフランスの思想家ギルバート·シモンドンという思想家と出会った。シモンドンの書籍を早速調べてみると、英訳されたものがいくつか見つかり、それに加えてシモンドンのテクノロジー哲学を解説している書籍も数冊ほど見つかり、それらを文献購入リストに追加した。


これまでに届いた全ての書籍の初読を終え、ここからは重要な書籍を最初から最後まで音読していこうと思っている。それを終えたタイミングで次回の書籍の一括注文をしたいと考えているが、次回は随分と多くの書籍を購入することになりそうだ。


今はとにかく自分の関心テーマについて興味深いと思った書籍は全て購入し、全て読む姿勢を持っている。フローニンゲン:2021/7/2(金)17:41


7099. 携帯の買い替え時期/滞在許可証の更新の目処が立って


ゆっくりと進行していく夕方の時間。この時間帯の雰囲気は、朝の雰囲気と同様にとても穏やかで気に入っている。


心が洗われるかのような穏やかな質感を持った時間と辺りの雰囲気。それにいつも随分と支援してもらっている。


今朝方、携帯の画面を見ると、少し異変を感じた。実際には、それは数日前から起こっていたことなのだが、携帯を開いてスケジュールのアプリを立ち上げると、それが突如消えてしまう現象が生じていた。


その後、再起動するとスケジュールのアプリはうまく立ち上がったのだが、電話のアプリに同様の現象が生じていた。そこから何度か再起動を繰り返すと、ようやく電話が正常に使えるようになった。


そこでふと、携帯の平均的な寿命を調べてみた。すると、どうやら携帯の寿命は大体4~5年とのことであり、今の携帯はかれこれ7年間ほど使っていたので、そろそろ寿命なのではないかと思った。


基本的に私は、携帯をスケジュール帳と電話、そして携帯に触った時に表示される時計の機能しか使っていない。そうしたことから携帯が長持ちしていたのだと思うが、流石に7年も使っているとそろそろ買い替えかと思った。


今月はまだこの携帯を利用し、新しい携帯について少し調べた上で、来月のどこかで街の中心部の家電量販店に行って新しい携帯を購入しようと思う。


早朝に携帯の電話機能をなんとか復活させたかったのは、今日移民局に電話をしようと思っていたからである。電話機能が復活し、先ほど移民局に電話をして、滞在許可証の更新に関する書類について質問した。


すると、移民局のウェブサイトのどこに提出書類があるのかが無事にわかった。これまでは、“self-employed”という名称で、番号は7524が当てられていたのだが、更新に関しては番号が7535に変更になっており、 “work-related purposes”の中に“self-employed”が入れられていたのである。


人間の思い込みとは怖いものであり、私はずっと7524の数字と“self-employed”の名称を探していたのだが、それらが別のカテゴリーに入れられているとは気づきもしなかった。


早速書類をダウンロードし、ざっと全体を眺め、記入できるところはすぐに記入を進めていった。全体を眺めたところ、申請した時の雰囲気とほぼ同じであり、むしろ更新手続きはやはり容易のように思えた。


幸いにも、お世話になっている会計士のロブから提出に必要な会計書類が早速メールで送られてきて、財務書類に関してはそれで十分である。明日にでも、商工会議所のウェブサイトから最新の登録情報の証明書を発行してもらい、6/30時点のビジネスアカウントの銀行残高を自分でダウンロードすればいい。


更新手続きに目処がつくと、安堵感がやって来た。日々の探究活動や創作活動に存分に打ち込むためには、こうした身辺的な問題をクリアにしておく必要がある。


引き続きオランダに滞在できることに感謝の念を持つ。とにかく落ち着いた環境の中で自分の取り組みを前に進めていくこと。そのために自分はここにいて、そのために自分は今こうして生きている。フローニンゲン:2021/7/2(金)17:56

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