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5843-5845: アートの国オランダからの便り 2020年5月21日(木)


No.436 響きの確認_Identification of Sounds

本日の言葉

The man who seeks his own welfare, should pull out this arrow: this arrow of lamentation, pain, and sorrow. Majjhima-Nikaya

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本日生まれた11曲

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本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています(2020/4/26より、投稿を再開しました)。

タイトル一覧

5843. コロナ渦においての思慮深い行動について

5844. 今朝方の夢

5845. 本日の振り返り

5843. コロナ渦においての思慮深い行動について

時刻は午前6時を迎えた。白いカモメが早朝の青空を優雅に羽ばたいている。辺りはすっかり明るくなっており、赤レンガの家々に朝日が照り始めるのも間もなくだ。

小鳥たちのさえずりが家の目の前の庭から聞こえて来て、それが心を清く安らかなものにしてくれる。

昨日は午後9時半前から就寝準備を始め、いざ就寝しようと思った時には、まだ辺りが明るかった。本当に随分と日が伸びたものだ。

ここ2日間は、諸々の取り組みの都合上、就寝前までパソコンの画面を眺める必要があり、その結果として、睡眠の質が少し下がっていたことに気付いていた。それが悪習になってしまうことを防ぐために、昨日は9時を迎える段階で、パソコンの画面を眺めることをやめ、早めに就寝したところ、やはり睡眠の質がとても高くなった。

今日からも以前のように、午後9時を迎えたら、パソコンを用いた作業をやめ、絵を描きながら寛ぎ、その後9時半を迎える頃になったら、早々と就寝準備を始めようと思う。

今日はとても嬉しいイベントがある。イベントと言うと大袈裟かもしれないが、本日ようやく髪を切れる。かかりつけの美容師のメルヴィンに前回いつ髪を切ってもらったのか覚えていないぐらいだ。

フローニンゲンの街も活気を取り戻し始め、確かにまだ入場制限がかかった店があったり、スーパーには特設手洗場が設けられていたりするが、人々の表情は明るく、コロナも随分と落ち着いたように思える。だが、日本の協働者の方々に話を聞いてみると、日本ではまだまだ陰鬱な雰囲気が漂っているそうであり、状況は少し違うようだ。

今回のコロナの件で、一体どれだけの人が物理次元のアクションだけではなく、精神次元のアクションを行ったのだろうか。確かに、ウィルスの拡散と感染防止のために、ソーシャルディスタンスを取ることは重要だと思うのだが、そうした物理的な次元における距離を取るだけではなく、一体何人の人が精神的次元における距離を諸々の現象に対して取ったのだろうか。それこそ、コロナかにおいて様々に流れる情報、とりわけそうした情報を流すマスメディアやソーシャルメディアとどれだけ適切な距離が取れたであろうか。

今回の件に関しては、「正しい情報を取り入れよ」と言っても、何が正しい情報なのか判断が難しいような状況であったから、確かに様々な方法を通じて情報を取り入れようとすることはあながち間違ってはいないアクションかもしれないが、一体どれほどの人が、個別具体的な情報を適切な距離、つまり俯瞰的ないしは客観的な視点を持ってそれを眺め、さらにはそうした情報を生み出す関係者の利害を含めた背景情報にまで思考を巡らせることができたであろうか。

そうしたことが仮にできていなかったのであれば、それはコロナに感染していなかったとしても、れっきとした精神的な犠牲者なのではないかと思う。また、情報に対する適切な距離だけではなく、こうした最中にある自己そのもの、とりわけ自己の内面をどれだけ冷静に眺めることができたであろうか。

自己の内面と認識上の適切な距離を取り、自分の心がどのような姿でいかように動いているのかを適切に観察し続けていた人がどれだけいるだろうか。また、社会そのものと適切な距離を取って、今回の一件を取り巻く社会の精神的なダイナミズムや、施策や制度の動向をどれだけ冷静に眺めることができたであろうか。

何が最適かが分かりにくい状況の中で、その場で最も最適な行動を取っていくことは確かに難しいが、少なくとも思慮深い行動というのは、上述のような諸々の現象·対象に対して適切な距離が確保されていなければ生み出されないもののように思える。フローニンゲン:2020/5/21(木)06:31

5844. 今朝方の夢

一昨日に無事にiPad Pro用の革のカバーが届き、iPad Proを使って絵を描く気分がまた新たなものになった。仮にそうした物理的な変化がなかったとしても、絶えず日々新たな気持ちを持って生きていこう。

それでは、今朝方の夢について振り返り、その後絵を少々描いてから、早朝の作曲実践に取り掛かる。今日は午後の散髪しか用事がないが、どこかで時間を取って、「一瞬一生の会」のための音声ファイルの作成をするか、依頼を受けている分析作業をしてもいいかもしれない。そのようなことを考えている。

夢の中で私は、前職時代のオフィスにいた。そこには以前お世話になっていた懐かしい顔がたくさんあって、お世話になっていた上司の大半はまだそこにいた。

私は、働いていた時と同じデスクにつき、今から仕事に取り掛かろうとした。すると、デスクを仕切るパーティションが撤廃されていることに気付いた。隣に座っている人の顔がより見えやすくなっており、フロア全体も眺めることができるようになっていた。

いざ仕事を始めようと思ったら、「加藤君の席はあっちになったよ」と1人の上司が話しかけて来た。どうやら私の席は移動されたらしく、上司が指差す方向に向かった。

ちょうどそこには、同じ大学を卒業した先輩の上司がいて、その方の横が自分の席かと思ったが、さらにもう1つ右隣だった。私の左横には、私よりも後から途中入社して来た上司が座っていた。その方はとても優しく気さくな方でもあったので、どのような仕事を行っているのか尋ねてみた。

何やら、ある製造メーカーの海外子会社の貸借対照表を精査し、税務的な観点からより適切に作り直しているとのことだった。それは面白そうな仕事に思えたので、何か手伝えることがあれば声をかけてくださいと述べ、私は自分の仕事を始めることにした。

すると、自分の机の上に、見慣れない資料が散在していた。どうやらそれは、自分がやってくる前にその机を使っていた人のものらしかった。

すると、「ごめん、ごめん」という声が聞こえ、声のする方をみると、小中高時代の友人(MS)だった。どうやら彼がその席を使っていたようであり、彼は資料を片付けると、どこかに行ってしまった。

いざ仕事に取り掛かろうとしたところ、その前にトイレに行っておこうと思い、私はトイレに向かった。トイレに入ろうとしたところ、洗面台に女性たちの姿が見え、自分が女子トイレに入ってしまったことに気付いた。どうやら私が働いていた時とは違い、男女のトイレの場所が入れ替わっていたようなのだ。

私は慌てて女子トイレから外に出て、男子トイレに入った。用を足す便器の前に立った時、突然便器からシャワーのような水が出て来た。私は慌ててそれをよけた。

いったいこれはなんなんだと思ったが、便器の状況を冷静に眺め、その後、水がシャワーのように溢れ出てこない便器を見つけ、その前に立ったところで夢の場面が変わった。今朝方にはその他にも、空を飛んでいる夢を見ていた。

ある島から別の島に移動するために、海の上空を飛んでいた。眼下の海を眺めると、巨大な魚が泳いでいる姿が確認され、ちょっと釣りでも楽しみたい気分になった。

夢の途中で、高度が徐々に落ちて来てしまう場面があり、その際にはいったん休憩をして、再び空を飛ぶと、また高い高度で飛ぶことができた。この夢は、休息を取ることの大切さを示唆しているように思え、適度な休息によって高い場所を飛び続けることが可能になることを教えてくれているようにも思える。フローニンゲン:2020/5/21(木)06:53

5845. 本日の振り返り

時刻は午後7時を過ぎた。つい今し方夕食を摂り終え、1日を振り返る日記を書いている。

今日は晴天に恵まれただけではなく、気温も高かった。この時期のフローニンゲンにしては珍しく、最高気温が25度近くまで到達した。午後に街の中心部に出かけた時は半袖で十分であり、しばらく歩いていると少々汗ばむほどであった。

本日ようやく髪を切ってもらうことができ、かかりつけの美容師かつ友人のメルヴィンが元気そうで何よりであった。店を1ヶ月半以上開けられなかった都合上、ビジネスへの影響はあったそうだが、その分自由な時間が多くあり、有意義に過ごしていたそうだ。

メルヴィンからのテキストメッセージにあったように、自宅にジムを作り、そこで鍛えていたおかげで随分と体が引き締まっていたことには驚かされた。

私よりもメルヴィンの方がオランダ政府の対応について詳しいであろうからいろいろ話を伺ってみたところ、来週からバーやレストランなどの飲食店が本格的にオープンするそうだ。ただし、店内で飲食することはできず、テラス席など、外でのみ飲食が可能とのことであった。

メルヴィンとも話し合っていたことだが、今回は物理的な次元でのウィルスのみならず、精神的なウィルスも蔓延し、それに感染してしまった人の方が多いのではないかと思う。精神的なウィルスの種類や性質には様々なものがあり、ここでそれらを取り上げることはしないが、いずれにせよ、物理的·物質的なウィルスの被害だけが拡大していたわけではないことは簡単に想像できるだろう。

夕方に戻ってからも色々と考え事をしており、やはり今回の世界的な危機的状況は、ウィルスの蔓延という形で単に大きく顕在化されただけであって、実は私たち現代人は最初から、絶えず様々な危機の下にいたのではないかという考えが芽生えた。今回の一件は、絶えず危機を意識し、危機に備えよ、あるいは危機に対処せよというメッセージだったのかもしれない。そのようなことを思う。

今日1日を振り返ってみると、本日もまた落ち着いた心で創作活動に励む1日だった。時の流れと寄り添い、それに合一する形で創作活動に打ち込んでいた自分がいた。

明日はオンラインミーティングが一件あり、それに加えて「一瞬一生の会」のための音声教材の作成を行おうかと思う。ここ最近はまたいくつかこれまでにない論点や概念について考えを深めている最中であり、それらについて現時点での理解や発見事項を音声教材にしていくつもりである。フローニンゲン:2020/5/21(木)19:32

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