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5043-5044:フローニンゲンからの便り 2019年10月15日(火)


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本日の9曲

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タイトル一覧

5043.【日本滞在記】山口県滞在最後の朝に

5044.【日本滞在記】今朝方の夢

5043.【日本滞在記】山口県滞在最後の朝に

時刻は午前5時を迎えようとしている。今私がいる山口県光市は、まだ闇に包まれていて、光の到来を待っている。

一日が活動に向けてゆっくりとした呼吸をしている。私たちが呼吸をするのと同じように、今日という日もまた呼吸をしているのだ。

今朝は4時過ぎに起床し、心身の状態はすこぶる良好である。実家に戻ってからも、しっかりとした料理を食べるのは夕食のみであり、朝と昼は基本的に果物がメインとなっているため、消化にエネルギーを充てる必要がなく、日中は十分な活動が行え、それでいて高い質の睡眠が確保されている。

午後10時以降に起きて何かしようと思っても、集中力も活動エネルギーも高くないのだから、オランダでの生活同様に速やかに就寝し、午前4時頃に目覚めるという生活が、今回の一時帰国の最初から最後まで続いたことを嬉しく思う。その恩恵を享受する形で、朝から晩まで十分な活動に従事することができた。今日もまたそのような一日になるだろう。

今日はこれから、いつもと同じように早朝の作曲実践を行う。これから父が海のチェックに行き、そこから帰ってきたら、いつものように野菜と果物をふんだんに使ったジュースを作ってくれるだろう。

今日は朝一番に父と一緒に警察署に行く。父は免許の更新を行い、私は来年に控えた免許の更新のために住所変更をしておく。

警察署を訪れた後に、近くの大型スーパーに立ち寄り、今日の夕食用の食材を購入する。実家に滞在できるのは今日が最後のため、今夜の夕食は最後の晩餐となる。

オランダで生活をしているときには、牛·豚·鳥のみならず、魚も食べないのだが、実家に帰ってきてからは、魚だけは食べるようにしている。やはり山口県で入手できる魚は新鮮で実にうまい。

事前に肉類は食べられないことを両親に伝えていたこともあり、今回の滞在中には肉料理を一切食べておらず、そのおかげで腸内環境が良好な状態を維持されているのだと思う。今夜の最後の晩餐を何にするかは悩ましいところだが、今夜もまた何かしらの魚を選び、それを父に料理してもらおうと思う。

瀬戸内海の静かな波音が聞こえてくる。その音に耳を傾け、音と一体となる。

瞑想的な意識の中で音を聞くこと。瞑想が音楽となり、音楽が瞑想となる。山口県光市:2019/10/15(火)05:03

5044.【日本滞在記】今朝方の夢

闇に固有の音と瀬戸内海に固有の音が静かに耳に届けられる。いや、その音を受け取っている私は、それを耳だけで受け取っているのではなく、全身を通じて受け取っている。音というのは全身あるいは全存在を通じて聞かれるものだということがわかる。

日の出まで後一時間ほどだろうか。今の気温は15度ほどであり、日本も随分と秋めいてきた。オランダの気温の方が確かに低いのだが、オランダに戻ってからも、それほど苦労なく日蘭の気温差に適応できそうだという予感がある。

明々後日の今頃は、オランダの家で目覚めている頃だろうか。オランダでの新たな生活がとても楽しみである。

予期していた通り、今回の一時期帰国を通じて、自分の人生はまた新たな方向に動き出した。しかも、その方向性は肯定的なものであり、その動きは力強く着実だ。

それを切望していたわけではなく、來るべくしてそれがやってきた。人生の歩行運動とはそのようになされるものなのだ。

明鏡止水の心持ちの中、今朝方の夢について思い出す。自分の心が穏やかな水面のようであれば、認識の光は水面に反射して、鏡のように自己の内奥を映し出してくれる。

夢の中で私は、小中学校時代の何人かの友人と、それ以降に付き合いのあった何人かの友人と一緒に、ソフトボールで全国大会の出場を目指すことになった。最初私たちは、お互いの進路の都合上、全国を目指して激しい練習に取り組むかどうかを迷っていたのだが、いざ全国を目指すと決めたときに、チームは一つになった。

もちろん、メンバーの全員が全国を目指す練習に励むようになったわけではなく、各人の都合によって、チームから抜け出る者も何人かいた。私は大学進学を考えており、夏から秋にかけて週に5日間、朝から晩まで練習するのは厳しいかと思ったが、ここで何か一つのことに打ち込むことをしなければ、一生何に対しても打ち込むことなどできないと思った。

また、友人たちと一丸になって練習に励み、全国大会に出場したいという強い思いが湧き上がっていたため、私はみんなと一緒に激しい練習に取り組む決意をした。私たちのチームの監督兼コーチは、小学校6年生のときにお世話になった先生だった。

私たちは先生に、これから本格的な練習に取り組む旨を伝えた。すると先生は笑みを浮かべ、先生も気合いが入ったらしく、早速これから練習しようということになった。その日から私たちは、チーム一丸となって激しい練習を毎日続け、結果として全国大会に出場することになった。その達成感たるや凄まじいものがあった。

そして何より、一つの物事に打ち込む尊さを学び、それがもたらす感動の渦に浸っている自分がいたのを覚えている。今朝はその他にも夢を見ていたが、その他の夢についてはもう覚えていない。実家を出発する明日の朝はどのような夢を見るのだろうか。山口県光市:2019/10/15(火)05:19

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