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3537. 曲の構造的なパターンと多調の実験に向けて

December 19, 2018

今日はこれから、ショパンのマズルカに範を求めて作曲実践を行う。ここ最近ショパンに範を求める際は、ワルツを参考にしていたが、今日はマズルカを参考にしたい気分だ。

 

目の前の薄暗い夕方の雰囲気を反映するような曲ができるかもしれないし、はたまたそれとは対照的に、どこか晴れやかな曲ができるかもしれない。第一小節の第一手目、つまり最初の音の感覚によって曲の大半の雰囲気が決定されるかもしれない。

 

もちろん、作っている最中に感覚に変化があれば、転調などを活用して雰囲気を変えていこう。ショパンの曲を参考にしていていつも興味深いのは、そこに構造が見出しやすいことである。

 

あるモチーフを持つブロックが後になってそっくりそのまま繰り返し用いられていたり、若干変化を加えて展開されていたりすることが多い。ショパンの楽譜を前にした際の一つの楽しみは、そうした構造的なパターンを発見することである。

 

これから作る曲においても、まずはショパンの楽譜の中に潜む構造的なパターンを把握することから行いたい。

 

本日の作曲理論の学習では、多旋法(ポリモード)について学んだ。それは端的には、二つの旋法を楽曲内で同時に活用することだが、「知識として学ばないとこんな発想は出て来ない」というような技術だと思った。

 

作曲は本当に実践が何よりも大切なのだが、同時に、作曲技術の諸々の観点を学ぶことが大切だと改めて思わされた。

 

今日の学習を通じて、多旋法に関しては、「そういう手法もあるのか」という理解レベルに留まることは確かだ。まだそれを実践で活用していないので、それは単に一つの観点として自分の内側にあることに留まる。

 

だが、こうした観点があるとなしとでは、大きな違いがある。多調(ポリトーナル)に関するテキストの説明を読んでいた際に、ショパンのある楽曲の一部が用いられていた。

 

多調という概念を学ばなければ、その小節内に上部はある特定の調で作られており、下部は別の調で作られているということに気づくのは難しいように思った。もちろん、調の分析を習得していれば、その小節内に二つの調が混ざっていることを見つけることはできるだろう。

 

しかし、多調という概念がなければ、それは作曲者の単なるミスだと受け取ってしまう可能性がある。そうした点において、まずは知識としての観点を獲得することの大切さを実感する。

 

明日の早朝に行う作曲実践では、早速多調の技術を適用してみようと思う。まだ私は教会旋法に慣れておらず、調を扱う方が容易だろう。

 

また、早朝の作曲実践では、バッハの四声のコラールに範を求めているため、コラールのようにパートが対等関係にある構成の場合、多調が適用しやすいと書かれてあったことも実践を試みようと思った理由である。

 

多調の効果を強く出すためには、選択する調の差が大きい方が良いのだが、その場合には逆に音のぶつかりが多くなるため、不協和が生まれてしまう可能性も高くなる。最初はあえて隣接する調号のキーを選択しようと思おう。

 

明日の作曲実践が今から楽しみである。フローニンゲン:2018/12/17(月)16:32

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