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3447. 作曲理論の学習に伴う喜びと充実感


気がつけば夜の八時半を迎えていた。週の始まりの月曜日が静かに終わりに向かっている。

今日は作曲理論を集中的に学ぶ一日であり、明日もそのような一日にしたいと思う。とにかくここからは、作曲理論の基礎を構築することに集中したい。

作曲理論の基礎を確立したら、再び旺盛に作曲をしていくのと同時に、自分が好む作曲家の実際の楽譜を次々に分析し、そこから作曲上の着想を得ていく。それを行うために、もうしばらくしたら、楽曲分析のための参考文献を購入しようと思う。

分析を通じて得られた事柄は逐一作曲ノートに書き留め、それを自分の作曲の中で活用していく。現在学習している作曲理論のテキストの一読目を終え、明日からは二読目に入る。

この時には、早朝の日記で言及していたように、MIDIキーボードで実際に音を出しながら学習をしていくのと合わせて、自分でまとめノートを作っていく。さらには、テキストの中にある課題を拡張させて、それを元に練習曲のような短い曲を作っていく。それは16小節ぐらいで十分だろう。

これまでに作ってきた600曲は、一つ一つの音符を置く際に、それはすべて直感であり、なぜそのように音を置いたのか自分では全く説明ができない。つまり、その背景には理論がなく、明確な意図に基づいて生み出されたものではないということである。

作曲に伴う真の感性を育んでいくためには、この習慣を一度改めなければならない。惰性で音を生み出していくのではなく、言葉を一つ一つ選びながら文章を構築していくような手順で曲を作っていく。

そのためには、最初は本当に短い小節でいいので、学習したことを元に、すべての音を明確な意図と理論に基づいて生み出す訓練をしていく。明日からのテキストの二読目の開始に並行して、日々の作曲実践はそうした意識に基づいて作曲をしていく。

ピタゴラスが音楽の理論的な探究を開始してから、2500年ほどの間に発達してきた作曲理論は、本当に奥深いものを持っている。そうした事柄を学ぶことに大きな喜びを見出している。

しかもそれが、自分の作曲実践をより豊かなものにしてくれると気づいてからは、なお一層のこと作曲理論を学ぶことに面白さと充実感を見出すようになった。今は本当にまっさらな状態であるが、音楽大学を卒業していないにもかかわらず、どこかの大学院で教えられるぐらいまでに作曲理論を学びたいと思うようになっている。

作曲理論を習得することは、発達理論を習得することと同様に、一つの大きな財産となるだろう。明日からの学習がまた楽しみであり、明日への期待感を持って今日も就寝に向かう。フローニンゲン:2018/11/26(月)20:50

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