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3443. 身体を通じた理論学習


時刻は午後の八時半を迎えた。日曜日が終わりに向かい、新たな週の始まりに向けて動き出しているかのようだ。

夕食後、昨日の座禅瞑想の体験を理論的に解釈するために、発達心理学やトランスパーソナル心理学の専門書を本棚から引っ張り出し、それらを読んでいた。数多くの先人が同種の体験を積み、それらを理論的に体系化した記述を読んでいると、色々と参考になることがある。

もちろん、昨日の体験内容自体は自己に固有のものだと思うが、それらの体験がどのような階層の意識状態から生み出されているものなのか、さらにはそうした意識状態によってもたらされる治癒と変容の効果はどういったものなのかを理論的に理解することは大切であろう。

本日中に全ての記述に目を通すことはできなかったため、明日も引き続きいくつかの専門書を読み進めていく。

昨日に言及していたように、ここから数週間は長時間の座禅瞑想をしないようにする。行うとしたら、年末の最後の週の土曜日か、その前の週の土曜日にする。少なくとも三週間ほどは間を空けてから座ろうと思う。

夕方に、協働プロジェクトに関するレビューの仕事を終え、再び作曲理論の学習について考えていた。そこでは作曲理論を学んでいたわけではなく、それをどのように学んでいくかについて新たな工夫は何かないかを考えていたのである。

作曲理論を学ぶ際には、とにかく手を動かして学ぶことが大事であるため、書籍の中に記載されている譜例は、MIDIキーボードを実際に打ちながら音を出していこうと思う。確かに、自分はピアノを演奏する気は今のところないため、作曲ソフト上に音を並べていくだけでも十分なのかもしれないが、それよりも、実際に自分の手を使って音を出してみるということは学習効果がより高いだろう。

とにかく身体を通じた学習を心がけていく。もう一点、現在学習を進めている書籍はPDF形式であるため、それを印刷した方が学習が進めやすいように思う。また、絶えず自分の頭を積極的に働かせていくために、学習の最中に自分なりのまとめノートを作ることも有効に思える。

そうしたこともあり、近々再び近所の文房具屋に行き、五線譜ノートを購入しようと思う。今使っている作曲理論のテキストを三回繰り返して読むまでは、一日の作曲実践は二回でいいかもしれない。

まずはテキストの全体を通して一度読み、二回目からはまとめノートを作りながらゆっくり進めていく。その際に、MIDIキーボードを使って、自分の手で音を鳴らしてみるという身体実践を取り入れていく。

今はとにかく作曲理論の基礎の習得に全力を注ごうと思う。明日にまた作曲理論の学習をすることが今から楽しみだ。フローニンゲン:2018/11/25(土)20:43

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