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2529. 国際ジャン・ピアジェ学会に向けて


新たな週を迎えた月曜日の今日、まずは協働プロジェクトに関する報告用のレポートを作成したい。これは昨日から取り掛かっていたものであり、今日の午前中を使えばかなりの部分が仕上がると思う。

その作業に目処が立てば、午前中のうちに一つ論文を読んでおきたいと思う。この論文は、現在執筆している論文で用いているものであり、具体的には、研究データを定量化する際の三つの基準のうちの一つを司るものだ。

複雑性科学の領域に固有な概念は何かをリストアップする際に活用したのがこの論文であり、今日は論文で取り上げられている用語の一つ一つに改めて目を通していきたいと思う。おそらく自分の中で抜け漏れている用語があるはずであり、そうした言葉の理解を深めたい。

いかなる仕事に従事しようとも、言葉の理解は不可欠であり、そうした理解は絶えず深まっていくものなのだ。この論文に目を通したら、おそらく昼食を摂る頃になるだろう。

今日は昼食を摂ってしばらくしたら、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授とのミーティングがある。研究の方は非常に順調に進んでおり、論文の執筆も大部分を終えることができている。

ここからは論文で記載する内容をより深めていくことに意識を向けていく。今日のミーティングは、その実現に向けた話し合いをツショル教授と行うことになっている。

研究ミーティングがあるため、今日は昼食後に作曲実践をすることはできないだろう。バルトークの『ミクロコスモス』に範を求めて、一曲ほど短い曲を作ることなら可能かもしれない。

時間の余裕を見て、作曲をするのかどうかを判断したい。仮に作曲実践に時間を充てることができなければ、研究ミーティングを終えて夕方に自宅に戻ってきてから、ゆっくりと作曲実践を行おうと思う。

焦ることなく、一つ一つの実践を大切にしていく。一つの実践から得られる学びを最大のものとし、その学びを次の実践につなげていく。

一つ一つの実践を大切にするという姿勢と、そこから得られた学びを次の実践につなげていくという学びの連鎖を途切れのないものにしていく。夕方の作曲実践を終えたら、協働執筆中の書籍の原稿のレビューを行いたい。

このレビューに関してもこの二日間を使って少しずつ進めてきた。今日それに取り掛かることで、一通り全体に対するレビューを完成することができるだろう。

あとは次回の打ち合わせの前にもう一度自分のレビューコメントを眺め、何か追加することや修正することはないかを確かめていく。

昨夜は、いよいよ今月末に迫った国際ジャン・ピアジェ学会に参加するために、学会会場近くのホテルを予約した。この学会の開催場所はアムステルダムであり、オランダ国内で開催されるものだが、フローニンゲンからアムステルダムまでの距離を考えると、学会期間中は現地に宿泊をした方が賢明だろうと思われた。

今回の学会は、アムステルダム中央駅から一駅ほど南に下った場所にあるアムステル駅付近のホテルで行われる。学会の前日に三年振りにヴァン・ゴッホ美術館に足を運びたかったのと、会場周辺を歩いて散策したかったこともあり、ちょうどゴッホ美術館と学会会場との間のホテルを予約することにした。

宿泊先のホテルから学会会場へとつながる道をまだ歩いたことはなく、途中で渡るアムステル川の眺めも今から楽しみだ。当の学会では、ちょうど開催日の真ん中の日の最後に私の発表がある。

発表に向けた資料作りを来週末あたりから始めたいと思う。今回は数多くの著名な発達科学者が世界各国から参加することもあり、今から期待感が高まる。

学会でのスケジュール表を眺め、そこでの発表内容の概要を読むだけで、自分にとって非常に意味のある学会になるだろうということがわかる。現在行っている研究に関しても、査読付き論文を出し、どこかの学会でまた発表をしたいと思う。フローニンゲン:2018/5/7(月)07:27

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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