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2392. 能動的な反復学習


今朝の目覚めの際、またしても小鳥たちが美しく優しい歌声を奏でていた。ここ数日間連続して小鳥の歌声に包まれる形で起床している。これはとても有り難いことだ。

冬の時代、寒く真っ暗闇の中を一人で起床していた時のことを思うと、小鳥たちの歌声に抱擁される形で目覚めることができるというのはなんと有り難いことだろうか。小鳥たちの存在のおかげで、起床した直後から、その日を生きる活力と幸福感が湧いてくる。

八時を迎えようとしている今においても、まだ小鳥たちは小さく鳴いている。ただし、人々の活動が本格的に始まっているこの時間帯においては、小鳥たちの鳴き声がほとんどかき消されてしまっている。

だが、それでも意識を集中してみれば、時折小鳥たちの美しい鳴き声が聞こえて来る。日々どのような活動にどれほど従事していたとしても、ふとした瞬間に小鳥の鳴き声に意識を向けるような心のゆとりを持ちたいと思う。小鳥たちは常に歌声を奏で、私たちを励ましてくれているのだから。

今日は午前中に、協働プロジェクトに関するミーティングが二件ほどある。そのミーティングに向けて、少しばかり最後の準備をしたいと思う。

ミーティングが終わってからは、いよいよフローニンゲン大学での最後の試験となる、「デジタルラーニングと学習環境」のコースの試験に向けて学習を進めていく。試験の対象となる文献にはこれまで三回ほど目を通した。

そのため今日からは、文献を読み進めていく中で重要箇所をまとめていったワードファイルを繰り返し読みたいと思う。午後の早い段階で一度読み返し、夜にまたそれをもう一度読み返す。

明日は比較的時間があるため、そのワードファイルを時間帯を変えて、合計で三回ほど繰り返し読んでいく。一日の間に時間帯を変えて同じ情報と繰り返し接すると、定着率が必然的に高まるということを経験上知っている。

こうした繰り返しの実践は、思い起こしてみると中学校時代あたりに身についたものなのではないかとふと思う。学習した内容を定着させるためには、時間帯を変えて繰り返し接するということは極めて効果があるように思う。

こうした繰り返しをする際にも、何も考えずに単純に繰り返すというよりも、繰り返しの最中は能動的である必要がある。今回の場合で言えば、ワードに書かれた文章を音読し、音読の合間合間に自分自身に対して記述された事柄を説明するようにする。

分かりにくい言い回しがあれば、その文章表現を改めていく。あたかも自分が自分の教師であるかのように自らに説明をしていく形で繰り返しワードを読んでいく。取り上げられた概念にせよ、理論にせよ、自分の腑に落ちる言葉でそれを説明していく。

今日は少なくとも、そうしたことを午後と夜の二回にわたって行いたいと思う。実際の試験は木曜日の午後に行われるため、今日から水曜日、そして木曜日の午前中を含めて、随分と繰り返しの学習を行う時間がある。

フローニンゲン大学での最後の試験も抜かりなく準備をし、納得のいく形で試験を終えたいと思う。試験が終われば、その夜に中欧旅行に向けた荷造りを行い、翌朝いよいよワルシャワに向かって旅立つ。フローニンゲン:2018/4/9(月)08:10 

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