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2309. 欧州での日々と美学探究へ向けて


夕方からパラパラと小雨が降り始めた。今日もこれから就寝に向かっていき、一日が静かに終わっていく。

一日が始まりから終わりに向かっていく速度というのはこれほどまでに早いものなのだろうか。いや、今日一日を振り返ってみたとき、その速さを一度たりとも感じなかった。

気づけば一日が終わりに差し掛かっていたのであるから、時の流れが遅かったとも早かったとも言えるものではないように思える。気づいたら一日が始まっていて、また気づいたら一日が終わりに迫っていたという感じなのだ。

本当に欧州での毎日はこのような形で過ぎていく。一日が一週間のようにも思えるし、同時に、一日は一瞬であるようにも思える。そんな不思議な時間感覚の中で毎日を過ごしている。

今日は午後の三時あたりに仕事を終え、その後から作曲実践に取り掛かっていた。ベートーヴェンの曲に範を求めながら一曲ほど曲を作った。

昨夜ふと、ここで一旦ベートーヴェンから少しだけ離れ、モーツァルトの曲に範を求めようと思った。実際に昨夜の段階で、書斎のソファーに積み重ねられた書籍の中からモーツァルトの楽譜を取り出し、それを机の横の椅子の上に置いていた。

今日の夜にもう一度作曲実践に時間を充てようと思っており、その際にモーツァルトの曲に範を求めようと思っていたが、その前に先ほど作った曲をアレンジする形で一曲新たに作りたい。

先ほどは長調の曲を作っていたため、それを短調にアレンジする形で新しい曲を生み出したい。先ほど曲を作った時に、工夫の余地のある場所を見つけたため、そのアイデアを活かす形で今夜の作曲を行いたい。

モーツァルトの曲を参考にするのは明日の楽しみにする。

今も引き続き小雨が降っているようだ。明日は一日中曇りとのことであるが、どうやら来週からはまた少し天気が崩れるらしい。最低気温がマイナスになる日も相変わらず続く。

今日はこれから就寝前の作曲に向けて、今朝ダウンロードした美学に関する論文を読み進めていきたい。とりわけ、音楽に関する美学の論文を何本か集めた。

これから少しずつではあるが、美学に関する探究を自分なりに進めていきたい。それは何より自分の作曲実践をより豊かにすることを目的にしており、またそれ以上に重要なことは、自分の人生そのものをより豊かにしていくことである。

美学の探究を通じて、作曲に関する思想的な深さを養っていき、自らの人生をさらに深めていくことにつなげたい。いつか本格的に美学の領域を探究したいという思いがあることをここに書き留めておく。フローニンゲン:2018/3/22(木)18:08      

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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