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2292. 白い光で構成された書物


午前八時前を迎えると、フローニンゲンの空は一層輝きを増し始めた。辺りが降り注ぐ太陽の光を帯びている。

赤レンガの家々に反射する太陽の光を眺めていると、今朝方目覚める直前に白い光を知覚していたことを思い出した。これは時折起きる現象であり、特に不思議なことではないのだが、今朝方は自覚的にその光を観察するようにしていた。

もちろん、目をつぶっているため、心の眼を通じてその光の様子を観察していた。すると不思議なことに、その白い光の粒は、一旦一つのまとまりをなし、そこから徐々に中心から外側に広がっていった。

すると、拡散された光の奥に、一冊の書物を見つけた。その書物は全て英語で書かれており、私が意識を働かせると、それに呼応する形でページがめくられていく。

私はまずその書物の目次を眺めた。目次に刻まれた字が全て白い光で構成されている。見ると目次に刻まれているのは、これまで私が読んできた書籍のタイトルであり、同時にこれから私が読むべき書籍のタイトルであった。

過去読んできた全ての書物とこれから読む全ての書物のタイトルが、白い光に包まれたその書物の中に詰まっていた。私は引き続き、その書物のページを意識の作用を用いてめくっていた。

すると、その書物には無数の書籍のタイトルのみならず、要約文も記載されていた。私は食い入るように、白い光で構成された活字を読んでいた。

確かに文字を読んでいるという感覚があったのだが、それは見方によっては、私は光を読んでいたことになる。ベッドの上で目を閉じながら、私は気の済むまでその白い光で作られた書物を読んでいた。

そのような形で今日の一日が始まった。今朝方の夢にせよ、光で構成された書物にせよ、今日は少しばかり不思議なスタートを切っている。

実際に、私の思考も感覚も、どこか昨日とは異なるようだ。何かが完全に終わりを告げ、何かが完全に新たに開始されたような実感が沸々と湧き上がる。

まだ断定をすることはできないが、何か非線形的な飛躍のようなものが自分の内側で起こったかのようだ。この世界を見通す認識が、別の階層に至ったような感覚がする。

まさにそれは先程知覚した白い光のような認識世界であり、同時に、今書斎の窓から見えるフローニンゲンの澄み渡る空のように透明な認識世界だ。今実感しているこの認識世界について、後ほど文献調査をしようと思う。

本棚にあるどの書籍を調べればいいかのめどが一瞬にして立った。というよりも、その書籍に視線を向けた時、自分の体が動き出さずにはいられず、その書籍を本棚からさっと引き出し、書斎の机の上に置いた。

今日はまずこの書籍の該当箇所を読み進めようと思う。それが終わり次第、今日は13日目の研究インターンの仕事に取り掛かる。

今日はオフィスに行くことをせず、自宅で分析作業を進めていく。分析に必要なRのコードはすでに書いており、今日はそれを実行し、分析結果をまとめていくことにする。

それが済み次第、インターンのまとめとしてのレポートを作成することに取り掛かる。夕方までその仕事に取り組みたい。フローニンゲン:2018/3/19(月)08:08   

No.892: AI and Dynamic Systems Theory

In the morning, I read several articles on AI and dynamic systems theory.

Although those articles are both recent and old, they provided me with ample insights.

I’ll continue to read other articles today. My propensity exists in philosophical argument on these subjects, AI and dynamical systems theory. Groningen, 10:26, Sunday, 3/25/2018

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