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10846-10851: フローニンゲンからの便り 2023年9月7日(木)



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タイトル一覧

10846. 今朝方の夢

10847. 秋のキャンパスビジットに向けて

10848. HDSに提出するライティングサンプルについて

10849. HDSに提出するライティングサンプルの大まかなアイデア

10850. 心身が喜ぶトレーニングを終えて

10851. 若返り効果があるとされるザクロのエラグ酸サプリを購入して


10846. 今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えた。今、美しい朝焼けの見える空に飛行機雲が見える。あの雲はどこからやって来て、どこに行くのだろうか。あの雲を作り出している飛行機がどこから出発し、どこに向かっているのかに思いを馳せる。それは自分という存在がどこからやって来て、どこに向かうのかを考えることに等しい。自分という命の起源。そしてその命がこれから向かおうとしている先に自ずから思いが向かう。


鳩がホーホーと鳴き始め、今、ピチチと1羽の小鳥が鳴き声を上げた。この世界は実に美しい。地球の生態系の問題や社会の闇が山積みであることは承知であるが、それでもこの世界には美しさがあることを忘れたくはないし、その美しさを守り、育んでいく取り組みに従事したいものである。そのようなことを考えていると、今朝方の夢を思い出した。


夢の中で私は、小中高時代の友人(FA)と一緒に外国の町を散策していた。しばらく歩いていると、飲み屋街のような場所があり、その雰囲気は日本のそれだった。こんな外国の街に日本の飲み屋街に似たような場所があるのだと興味深く思って、色々と店を見て回った。するとそこにカラオケ屋があって、後からそのカラオケ屋に立ち寄って久しぶりにカラオケでもしようということになった。その前に腹ごしらえということで、何か食べ物を買いたいと思った。ちょうど近くに大学の生協のような場所があったので、そこに立ち寄った。すると、どういうわけか私はその生協の馴染みの客らしく、店員の中年女性たちに色々と話しかけられた。買い物カゴに幾つかの食べ物を入れていき、いざレジで会計をしようとすると、生協の会員証の提示を求められた。そんなものは持っていないと思ったら、レジの女性が再発行の仕方を教えてくれた。生協の奥にあるパソコンを使ってすぐに再発行できるとのことだったので、会計を済ませる前に先に会員証の再発行を勧められた。なのでパソコンのある場所に向かった。するとそこには古びたデスクトップがずらりと並んでいて、2人ほどどこか暗い雰囲気の男性がパソコンを使っていた。そのうちの1人の隣に腰掛け、体がぶつからないようにしてパソコンのキーボードを打ち始めた。そこで夢から覚めた。確か実際には、会員証の再発行をする前にカラオケ屋でも店員の男性の何か話をしていたことを覚えている。その飲み屋街は一体が日本的な雰囲気で、そこで働いている人も日本人ばかりだったのが印象的である。フローニンゲン:2023/9/7(木)06:47


10847. 秋のキャンパスビジットに向けて


先ほど、今年の秋に行う予定のキャンパスビジットで何を尋ねるのかについて少し考えていた。特に、ハーバード公共政策大学院(HKS)では、当初はトランスヒューマニズムの観点で、すなわちテクノロジーに関する公共政策を探究したいと思っていたが、今の最大の関心はサイケデリクスにあり、薬に関する公共政策に関心を持っている。その観点で改めて調べたところ、薬に関する公共政策に関するコースはないようで、あるとすればパブリックヘルスに関する公共政策を扱うぐらいのようだ。研究センターとしても薬を直接的に扱うというよりも、保険制度について扱うものが2つあるだけでなので、HKSへの出願を少し躊躇っている。今のところ、神学大学院への出願は必ず行う予定であり、キャンパスビジットもする予定なので、そのときに念のためHKSのアドミッションに事前にアポイントメントを取って、薬に関する公共政策の探究ができるのかどうか、直接的に述べれば、サイケデリクスに関する公共政策の探究ができるのかを確認してこようと思う。薬やサイケデリクスについての法規制の観点からパブリックヘルススクールで研究ができなかも調べてみたい。


今のところは、HDSであれば直接的にサイケデリクスについて扱うコースはなかったとしても、コースワークの中でサイケデリクス研究ができそうだという実感があるし、何よりHKSには神学·宗教学の観点からのサイケデリクス研究を行っている研究センターがある。その研究センターに所属すれば、自分の研究を前に進めていくことができるだろう。なので今のところはHDSが第一志望で、HKSにも出願するかどうかは秋のキャンパスビジットの際に決めたい。アメリカ以外の国で行けば、より直接的にサイケデリクスについて学べるプログラムがカナダのオタワ大学とイギリスのエクセター大学にあるので、それらのプログラムが来年正式にローンチされるとのことなので、それらのプログラムへの出願も検討している。今のところの出願先は、ハーバード大学、オタワ大学、エクセター大学となる。いずれの大学に行っても自分なりの研究を進めていくことがきっとできるだろうと確信している。フローニンゲン:2023/9/7(木)07:20


10848. HDSに提出するライティングサンプルについて


時刻は午前10時を迎えた。朝の穏やかな世界が広がっている。朝日が眩く、小鳥たちの鳴き声も輝いている。


今日はサイケデリクス研究の読書を一旦脇に置き、大学院への進学に向けた調査をしていた。今のところハーバード大学神学大学院(HDS)とオタワ大学が第一希望である。いずれの大学も魅力的なプログラムを提供していて、特にオタワ大学においては、「サイケデリクスと意識」というタイトルの修士課程が間も無くローンチされるとのことだ。


HDSには今年の秋にキャンパスビジットをしてみようと思っていて、神学·宗教学の観点からサイケデリクス研究を行える研究センターにも訪問してみようと考えている。


HDSの出願に際しては、制限字数1,500字ほどのライティングサンプルが要求されるらしく、これは過去に自分が執筆した論文やタームペーパーを提出するものだ。それでいくと、フローニンゲン大学で執筆した2つの修士論文のどちらかを提出するか、あるいは国際学習科学学会に採択された論文を提出するかを考えていた。しかしよくよく考えてみると、それらの論文は執筆から5年以上の時が経っているし、HDSで行いたいサイケデリクス研究に関するものではないので、出願用のライティングサンプルとして、研究したいテーマに関する短い論文形式の文章を一から執筆してみようと思った。アドミッションプロセスの中で最も重要と言っても過言ではない志望動機書(Statement of Purpose: SOP)の中で、HDSで行いたい研究の具体的な背景と内容については“See my submitted writing sample”と明記する計画を立てている。


やはり一から文章を執筆することによって研究に対する自分の熱意を伝えられるだろうし、熱意だけではなく、HDSが持つどのようなリソースが自分の研究に合致するのかをきちんと説明することもできるだろう。SOPの制限字数はわずか1,000字なので、そこで自分の研究内容について全て盛り込むことはできない。そこではこれまでの学歴や職歴について触れる形で、HDSで学びたいことと絡めた説明などもしないといけないので、具体的に行いたい研究について詳細に論述する機会はない。ゆえにその機会をライティングサンプルに持たせる形で、アドミッションの方々に自分がどのような観点でサイケデリクス研究をしていきたいと考えているのかをより詳細に伝えていきたいと思う。フローニンゲン:2023/9/7(木)10:18


10849. HDSに提出するライティングサンプルの大まかなアイデア


今日はもっぱら大学院への出願に向けた調査と準備をしている。先ほど、HDSに提出するライティングサンプルについては一から書き下ろすことを決断したので、そのアイデアについて書き留めておきたい。


まず、HDSで行いたいサイケデリクス研究の主眼は、サイケデリクスがもたらす未来のスピリチュアリティに関する可能性の研究であり、「インテグラルサイケデリクス学(integral psychedelicology)」の確立に向けた包括的な研究にある。HDSで研究センターに属して行う具体的な研究は前者になり、後者は独自に進めていくものになるだろう。もちろん研究センターでの研究機会を通じて少しずつ研究領域を拡張させていき、インテグラルサイケデリクス学の確立にまで包括性を高めていきたいと思っている。


ライティングサンプルでは、インテグラルサイケデリック学についての見取り図を説明するよりも、具体的な研究内容についての文章を執筆したい。インテグラルサイケデリック学についての見取り図は抽象的な説明に終始しがちだと思われるので、一旦その話題は脇に置いておき、HDSで具体的にまず着手したい研究について書く。そこでは2つほどアイデアがあり、1つはHDSに在籍していたジェイムズ·ファウラーの発達モデルを活用した、サイケデリクス体験の質的調査である。ファウラーの発達モデルは段階モデルだが、それをサイケデリクス体験がもたらす状態に対する説明モデルとして活用することを検討している。ファウラーの主著“Stages of Faith (1981)”の巻末資料を参考にして、質的調査用紙を作成したい。ひょっとしたらスザンヌ·クック=グロイターの自我の発達モデルも活用するかもしれないが、それはその次の研究アイデアとして温めておくのでもいいだろう。あまり多くの研究者について言及している紙幅がないので、ファウラーに絞って文書を書いていく。


もう1つの研究アイデアは、サイケデリクスと仏教、サイケデリクスと神道に関する研究である。前者については、すでにいくつかの学術書が執筆されている。そもそもサイケデリクスと宗教についての研究が今どのような状態になっているのかについて概説をしておきたい。最初にサイケデリクス·ルネサンスについて言及し、そこでどれだけ多くの世界の名門大学がサイケデリクス研究をしているのかをまず紹介する。しかしそれらの大学での主眼はサイケデリクスに関する科学であり、哲学でもなければ、宗教でもないという限界について論じる。哲学に関してはようやく、エクセター大学のピーター・ショッステッドや西オーストラリア大学(The University of Western Australia)クリス・リーズビーの研究が見られ、「サイケデリクス哲学(philosophy of psychedelics)」という分野を確立している。しかし依然として「サイケデリクス神学(theology of psychedelics)」という分野は確立されていないということについて言及したい。その後に、サイケデリクスとキリスト教についての研究は少し見られ、それよりも数が減る形でサイケデリクスと仏教についての研究があることを論じる。それを受けて、サイケデリクスと神道の研究というものは自分が知る限り、世界のどの研究者も着手していない点を指摘し、当該研究分野への貢献について仮説とリサーチクエスチョンを立てる形で文章を締め括っていくという構成を考えている。


補足として、サイケデリクス·ルネサンスの隆盛とは逆に、チャールズ·テイラーが述べるように、現代は世俗化された時代ということで、聖なるものへの関心が減退していることに触れ、新たなスピリチャリティとして「サイケデリック·スピリチュアリティ(psychedelic spirituality)」を模索する重要性について言及したい。フローニンゲン:2023/9/7(木)10:49


10850. 心身が喜ぶトレーニングを終えて


時刻は午後5時半を迎えようとしている。今日も連日と同様に、日中の最高気温は30度ほどに達する夏日であった。午前中は上着を羽織って過ごしていたが、午後からは室内の気温も上がり、上着を脱いで半袖で過ごしていた。そして午後にジムに行く際には太陽の光を適度に浴びてとても気持ち良かった。道中のノーダープラントソン公園では夏日の時の日常的光景が今日も見られた。人々が芝生にシートを敷いて、太陽の光を浴びながら読書をしたり、昼寝をしたり、おしゃべりをしている姿を見た。この光景はいつも自分の心を幸せにしてくれる。人々が幸せな姿を見るのが自分は好きなのだ。それは自分の学習上·実践上の動機でもあり、人々に幸せな気分になってもらい、笑顔になってくれることが何より嬉しいのだ。


ジムに到着すると、やはり今日は夏日のためかそれほど人はいなかった。自分のように自由に時間がコントロールできる人はさほど多くないのかもしれないし、夏のような暑さなのかもしれない。いずれにせよ、さほど混んでいないジムはとても快適で、好きな時に好きな場所で望む器具を使えるのはとても助かる。まずはトレーニングルームで上半身を主に鍛えていった。今日は木曜日ということで自主トレーニングの日で、この日は最近心肺機能を高めることに焦点を置いている。その代わりに月曜日はパーソナルトレーニングの日でもあるので、そちらでしっかりと筋肉を鍛えることを行っている。もちろん木曜日にも筋肉を鍛えているのだが、月曜日よりも負荷量を抑え、心肺機能と持久力の向上に焦点を当てたトレーニングをしている。それが功を奏して、最近は着実に持久力が向上しているのがわかる。また激しい動きからの回復も速やかになっており、筋持久力と呼ばれるものが高まっているようだ。1時間弱メインルームでトレーニングをした後は、ダンスルームに移動し、そこでダンベルボールをフットサルボール代わりにして、ボールと戯れていた。これが結構息切れをさせるぐらい良いトレーニングになっている。先週からこの遊び的なトレーニングを始めたのだが、先週よりもボールに触れる感覚が思い出され、息切れの感じも弱まっている。今後もこの遊びのようなトレーニングを取り入れていきたい。とにかくトレーニングは創意工夫を楽しみ、自分の心身が楽しさを感じ、喜ぶ動きを積極的に取り入れていきたいと思う。フローニンゲン:2023/9/7(木)17:39


10851. 若返り効果があるとされるザクロのエラグ酸サプリを購入して


時刻は午後8時を迎えた。今、暮れゆく青空を眺めている。辺りはまだ暗くなく、確かに日が落ちるのは夏の時期に比べて早くなったが、それでもまだまだこの時間帯は明るい。日中は30度ほどの気温に達していたが、この時間になってくると涼しさがあり、そよ風がとても心地良い。窓を開けているとそよ風が訪れてきてくれるのだ。


トランスヒューマニズムの研究をしているときに、オートファジーやサーチュイン遺伝子といったものに出会い、長寿研究については引き続き最先端の科学的発見の動向を追うようにしている。その中で、老化した細胞がサーチュイン遺伝子の活性化によって修復できることがわかり、それを促すものとしてザクロに含まれる「ウロリチン」によって活性化できることがわかってきたということを少し前に知った。そのことを思い出したので今日のジムからの帰りに行きつけのオーガニックスーパーに立ち寄ってザクロを探したところ、食べ物としては売られていなかったが、100%ジュースがあったので購入してみた。そして自宅に帰って飲んでみたところ美味であった。ザクロは英語で“pomegranate”というのだが、これはジョン·エフ·ケネディ大学時代に友人から教えてもらっていたこともあり、記憶に残っている単語である。ただしオランダ語ではそれについて知らなかったので、店の中でスマホを使って翻訳をしたところ、オランダ語では“granaatappel”という。もちろん瓶のパッケージの写真からザクロだとわかっていたが、念のためこの単語を英語に翻訳し、それがザクロだとわかったので購入した次第だ。もちろんザクロジュースは美味しいのだが、少々値段が張るし、100%ジュースとは言えウロリチンの十分な量が摂取できなさそうだと思ったのでサプリメントを調べてみたところ、オーガニックの値段も手頃なサプリがあったのでそれをアマゾンから注文することにした。今は朝には数種類のキノコのサプリを飲み、午後にはCBDオイルを少々摂取している状態だが、もう1種類ぐらいであれば無理なく続けられそうだと思ったので、ザクロのサプリが届いたらそれも毎日摂取してみて身体がどのように変化するのかを検証してみたい。


専門的にはウロリチンはザクロ由来の「エラグ酸(ellagic acid)」という腸内代謝物らしく、エラグ酸が体内に取り入れられて、腸管に届いて、腸内細菌で分解されると若返りに効果があるとされるウロリチンになるとのことだ。サプリの表記に“urolithin(ウロリチン)”ではなく、“ellagic acid”と英語で表記されていたので最初はあれっと思ったが、上記の理由からそのような表記になったのだと思われる。エラグ酸の若返り効果はいかほどに。フローニンゲン:2023/9/7(木)20:15

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