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10822-10825: フローニンゲンからの便り 2023年9月3日(日)



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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10822. 今朝方の夢

10823. サイケデリクスとテクノロジー/菌類の誕生の歴史

10824. サイケデリクス研究を進めている大学と学位取得プログラムを調査して

10825. サイケデリック・フェミニズム


10822. 今朝方の夢


時刻は午前5時半を迎えようとしている。辺りはまだ真っ暗で、久しぶりに夜明け前に起床したように思う。長らく睡眠の質は高く、今朝方は5時前に起床したので、7時間ほどの睡眠になっただろうか。ベッドに入って入眠したのが昨夜の午後10自前だったので、それくらいの睡眠時間を取っていたことがわかる。大体7時間から8時間ほどの睡眠時間がちょうどいい。


今朝方はいくつかの断片的な夢を見ていた。夢の中で私は、見知らぬ大学でサイケデリクスの講義をしていた。自分の立場は助教授ぐらいにあって、まだ若い研究者だった。コースを受講していた学生たちも若く、それでいてサイケデリクス研究に強い関心を示している人たちばかりだったので、クラスの中での生徒とのやり取りはこちらも刺激になった。その大学はサイケデリクス研究で世界を引っ張っている最先端の名門校のようだったので、教授としての待遇も良く、同僚にも生徒たちにも恵まれていることに大変感謝していた。


その他に覚えているのは、小中高時代のある友人(YK)とその他に数人の若者と一緒に見慣れない学校の校庭で凧揚げをしようとしていた場面である。糸には凧がついておらず一体何を空に上げるのかと思ったが、友人が糸を持って走り出し、その反対側には糸を抑えている女性がいた。この短い場面を挟んで、サッカー少年団から野球少年団に移った友人(RS)と再び高校でサッカーをする場面があった。高校でサッカー部に入るかどうかは悩んでいる自分がいたが、彼がサッカーをもう一度やるのなら一緒にやってみようかと思った。それくらいに彼は魅力的なプレイヤーだった。いざ部活の説明会に参加すると、月曜日から土曜日まで毎日練習があり、日曜日だけが休みのようだった。そのうちの火曜日と水曜日は練習時間が4時間もあると聞き、授業が終わった後にしては随分と長い練習時間だなと思った。果たして部活と両立して勉強できるのかが心配になったが、とりあえず両立できるかを試してみようと思った。そのような夢を見ていた。その他には、画家の友人と一緒に海の綺麗な港町に滞在している夢を見ていた。彼女は何かのCMの撮影の仕事がそこであって、私は彼女の仕事の様子を見守りながら時を過ごしていた。フローニンゲン:2023/9/3(日)05:31


10823. サイケデリクスとテクノロジー/菌類の誕生の歴史


今朝方も随分と気温が下がっていて、今の気温は11度である。9月に入り、いよいよ秋の到来といった感じだが、明後日からは再びフローニンゲンでいうところの夏日に戻る。なんと25度を超える日がしばらく続くようなのだ。明日も25度まで気温が上がるようで、明日も含めれば明日から今週末の日曜日までは25度を超える日が続く。今年の夏は本当に冷夏だったが、9月に入ってから25度を超えるというのは例年あまりないことかと思うので、気候の変動を感じさせる。これだけ気温に変化があると、その調節に向けて体調管理をしっかりしていこうと思う。


昨日、今後も科学の進歩を受けて新たなサイケデリクスが人の手によって生み出されるだろうが、将来的にはサイケデリクスを使わなくても、テクノロジーを通じて同様の変性意識状態に入ることが可能になるであろうということについて考えていた。サイケデリクスとテクノロジーの橋渡しをする研究や実践にも今後どこかのタイミングで従事することになるのではないかと予感している自分がいた。その予感の実現に向けて、サイケデリクスとテクノロジーについての研究を今から着実に進めておきたいと思う。


菌類の誕生の歴史について好奇心が増しているのだが、仮説的に地球に衝突した隕石に菌類が付着していたのではないかと昨日の午後に考えていたのを思い出す。いやひょっとしたらそれよりも以前に、すなわち地球が様々な隕石の結合によって形成されている最中にすでに菌類はそこにいたのかもしれない。菌類の発生はいつどのように起こったのか。それについても頭の片隅に置いて調査を続けたいと思う。サイケデリクス研究を通して、今様々なことに関心を示している自分がいる。サイケデリクスという窓は巨大であり、その窓を通して見える景色は無限に広いことを実感する。


それでは今日もまたサイケデリクス研究に打ち込んでいこうと思う。今から呼吸法とアニマルフローを行って身体を目覚めさせ、そこから読書に励む。正午までのおよそ6時間をまずは読書に充てる。午後からは成人発達コラボラジオの収録があり、そこでもまたここ数日のサイケデリクス研究の成果について話をすることになるだろう。ちょうど一昨日からラジオの配信用のシラバスを作っていた。それはサイケデリクスについてリスナーの方たちに体系的に知識を得てもらうことも目的にしているし、今後自分が大学や大学院でコースを受け持つことも想定している。今後逐一、文献や動画や音声、さらにはウェブサイトの情報などをそのシラバスに一元化していきたいと思う。フローニンゲン:2023/9/3(日)05:39


10824. サイケデリクス研究を進めている大学と学位取得プログラムを調査して


サイコアクティブな物質というのはあくまでも治癒や変容のための薬ないしはツールであり、それに関する知識や明確な目標設定がなければ、それは治癒や変容を促す薬やツールとしての役割は果たさない。正確な知識も明確な目的もない形でそれらの物質を摂取する人たちが治癒や変容を実現できないだけではなく、誤った使用によって人生を破滅させている例は枚挙にいとまがない。芸能人やスポーツ選手たちの中でとりわけそうしたた例が見られる。こうした事態を改善していくためには、兎にも角にもサイケデリクスに関する包括的で正しい知識を伝えていく取り組みが重要になるだろう。それは足元における活動であるが、そうした啓蒙活動に従事していきたいという思いを強めている。


午前中の読書は順調に捗っている。今、午前9時を知らせる教会の鐘の音が聞こえてきた。これまでのところ3冊ほどサイケデリクス関係の書籍の初読を終えた。それに加えて、サイケデリクス研究をしている世界の大学を調べてみたところ、サイケデリクス·ルネサンスと叫ばれているだけあって、文字通り世界の名門校がこぞってサイケデリクス研究に乗り出していることがわかる。サイケデリクスに関する研究所が多く設立される中で、サイケデリクスに関して修士号や博士号を取得できるプログラムはまだ少ない印象だ。世界の大学の中でそうした学位が取得できるのは今のところ数校だけである。サイケデリクス研究の進展に伴い、今後はより一層学位取得プログラムも増えてくるであろうから、引き続き注目をしていきたいと思う。フローニンゲン:2023/9/3(日)09:03


10825. サイケデリック・フェミニズム


午前9時にも鳴っていた教会の鐘の音が再び聞こえてきた。鐘の音の優しい音の波が去って行った後、鳩の鳴き声が辺りに静かにこだましている。目を閉じて耳を澄ましてみると、その他の小鳥の鳴き声も聞こえている。今日はすこぶる穏やかな日曜日だ。起床直後から気温はかなり低いが、太陽の姿が拝めるので、ここから夕方にかけてはもう少し暖かくなるのではないかと期待する。


今、本日4冊目の書籍として、フェミニズムとサイケデリクスに関する学術書を読み進めている。何やら「サイケデリック・フェミニズム」は、フェミニズムにおける第4の波となる運動とのことである。本書の読解を通じて改めて、区別と統合の必要性を感じた。確かにサイケデリクス体験を男性性と女性性の極に区分することができ、それぞれは体感としても開示するビジョンとしても随分と性質が異なることについて考えていた。そうしたことから、サイケデリクス体験に伴うそうしたタイプ分類をきちんと行い、渾然一体で議論しないようにすることが必要になる。しかしながら区別だけをして終わりにするのではなく、両極の価値を認めることを通じて、サイケデリクス体験の中で2つを統合させていくような試みが実践的には求められるだろう。この区別と統合というのは、未分化の状態から研究や実践をさらに豊かにしていくために必要な試みであることを忘れないようにしたい。そのようなことを考えていた。


そして、サイケデリクス体験における女性性の性質の現れは、女性のヴィジョナリー·アーティストの作品が収められた画集を眺めていてもその存在が確認されるし、古の物語や芸術作品を見ていてもその存在を確認することができると思った。この点に関する文献もいくつかすでに手元にあるので、また読み返してみようと思う。フローニンゲン:2023/9/3(日)10:12

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