ハーバード・ビジネス・レビューへの投稿記事の公開「成人発達理論で考える部下の育て方とリーダーの成長」
- 6 時間前
- 読了時間: 3分

皆さま
いつもお世話になっております。
成人発達学者の加藤洋平です。
本日より、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)にて、新たな連載(第6回〜第11回)が公開されます。
今回のシリーズは、これまでの「器」と「能力」という二軸モデルをさらに一歩進め、その背景にある理論の前提、陥りやすい誤用、そして実務で活用するための具体的な技術に踏み込む内容となっています。
前回までの連載では、「どのように見立て、問い、育てるか」という実践の入口を提示してきました。今回のシリーズでは、その実践をより精度高く行うために、「なぜそれが可能なのか」「どのように誤るのか」「どうすれば再現性のある形で扱えるのか」という深層に焦点を当てていきます。
扱うテーマは大きく三つの流れで構成されています。
序盤では、「大人になってからも人は変わりうるのか」「なぜ優秀な人のスキルが別の状況では通用しないのか」といった、成人発達理論の前提そのものを捉え直します。ここでは、能力中心で人材を捉える見方の限界を、理論的に明らかにしていきます。
中盤では、成人発達理論を学ぶ人が陥りやすい落とし穴として、「部下へのラベル付け」という問題を取り上げます。理論は使い方を誤ると、かえって成長を止めてしまう可能性があります。この回では、理論を人を固定化する道具ではなく、関係性の中で活かす視点へと転換するための重要な示唆を提示します。
後半では、発達を実際に「見立て、測り、促進する」ための具体的な技術に踏み込みます。インタビューによる見立ての技法、文章完成テストを用いた思考構造の把握、そして思考の構造そのものを可視化するアプローチまで、実務で応用可能な方法を段階的に紹介します。
特に文章完成テストは、ジェーン・ロヴィンジャー によって発展された手法であり、「何を考えているか」ではなく「どのように意味づけているか」を捉える点に特徴があります。これは「器」を見立てるうえで極めて有効なアプローチです。
また、思考構造の可視化というテーマは、FBIやCIAのような高度な意思決定を求められる組織でも重視されている観点であり、「思考の内容」ではなく「思考の構造」に着目する重要性を示しています。
本シリーズを通して目指しているのは、成人発達理論を「知っている状態」から「扱える状態」へと移行することです。
理論を理解することと、それを実務で使いこなすことは別の次元にあります。
今回の連載が、そのギャップを埋める具体的な一歩となれば幸いです。
以下が各回の概要です。
**************
【第6回】●大人になってからも人は変わりうる:成人発達理論の源流を理解する【前編】公開日:2026年4月2日 7:00https://dhbr.diamond.jp/articles/-/13738
【第7回】●優秀なリーダーのスキルも条件が変われば、再現性が担保されない:成人発達理論の源流を理解する【後編】公開日:2026年4月9日 7:00
【第8回】●「部下のラベル付け」という成人発達理論を学ぶ人が陥りやすい落とし穴公開日:2026年4月16日 7:00
【第9回】●部下の発達を測定し、学習を促進させる効果的なインタビューの技法──成人発達理論に学ぶ公開日:2026年4月23日 7:00
【第10回】●部下の「思考の癖」を知り、学びを加速させる──成人発達理論の文章完成テストの活用と注意点公開日:2026年4月30日 7:00
【第11回】●FBIやCIAも採用する「思考の構造」を可視化し学びを加速させる手法──成人発達理論を用いた実践的アプローチ公開日:2026年5月7日 7:00
**************
また、DHBRの最新記事をいち早く受け取りたい方は、ぜひメールマガジンにもご登録ください。
◆DHBRメールマガジン:世界最先端の情報が無料で届きますhttps://id.diamond.jp/signup/f2d19901adc204d77aa497a3b758ffd6
本連載が、皆さまの発達理論の理解と実践をさらに一段引き上げる契機となれば幸いです。
ぜひ今回の記事をお読みいただき、周囲の方にも共有いただけましたら嬉しく思います。


コメント