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9792-9797: フローニンゲンからの便り 2023年1月23日(月)



No.4416 光の協奏曲_A Concerto of Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2144, Aspiration for Visiting UAE

My soul aspires to visit UAE.

I just follow the aspiration.

Groningen; 08:28, 1/23/2023


No.2145, A Shinning Universe

A shining universe appears in front of my eyes.

My third eye catches it.

Then, I became the entire light.

Groningen; 10:59, 1/23/2023


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9792. 今日の計画/UAE訪問計画

9793. 今朝方の夢

9794. エンハンスメントのあるなし

9795. 遺伝子工学と優生学

9796. ジムでの筋力トレーニングの良さを実感して

9797. ジムでイエメン男性と話をして


9792. 今日の計画/UAE訪問計画


時刻は午前7時を迎えようとしている。また新たな週が始まった。ここ最近は寒さがグッと厳しくなって来たが、その分晴れの日が多いことは喜ばしい。今週末からは今度は気温が上がりながらも、小雨マークの日が続いていて、天気の良さと気温はどうやらトレードオフの関係にあるらしい。いいとこ取りができない人生の側面を映し出しているかのようだ。今日の最高気温は3度、最低気温はマイナス1度である。


今日は天気が良いようなので、今日もまたジムに行こうと思う。昨夜はサウナに入るためだけにジムに行ったが、今日は筋力トレーニングのためにジムに行く。いつものようにまずは鏡のあるダンススタジオでジークンドーの稽古をし、そこから筋力トレーニングを行う。筋力トレーニングは1時間程度に留める予定だ。特に背筋や下半身の筋力を鍛えることを意識し、胸と腕への刺激は程々にしようと思う。というのも木曜日のパーソナルトレーニングの焦点がそれらの部位であり、月曜日にそれらの部位を鍛え過ぎてしまうと、中2日の休息では筋肉の回復がまだ追いつかないからである。今日はジムに行くことを踏まえて、正午にはパスタを摂取しておきたい。ブロッコリー、カリフラワー、そしてマッシュルームを入れたパスタに玄米味噌を和えたものをエネルギー補給として食べる。ジムに行く前の定番メニューである。


昨日、今週末ぐらいにそろそろUAE旅行の計画を立てようと思った。今のところアブダビに行くことは確定しており、ドバイの見所が多いかどうかによってドバイにも滞在する予定だ。ざっと調べてみたところ、ドバイにも結構面白そうな美術館や博物館があり、お隣の首長国である第3の都市のシャールジャにも足を運んでみたい美術館があったので、アブダビとドバイにそれぞれ4日ずつ滞在するか、どちらかは5泊するような旅程を組みたいと思う。今のところ2月末か3月の頭を予定している。どうやらUAEは3月になるともう暑さを感じるぐらいとのことなので、2月末か遅くても3月の初旬に訪れたいと思う。今ドバイの気温を確認したら、なんと今日の最高気温は24度で、最低気温は16度とのことであり、それはフローニンゲンの真夏並みの気温であることに驚いた。文化も違えば気候も違うUAEにぜひ足を運んでみよう。フローニンゲン:2023/1/23(月)07:16


9793. 今朝方の夢


先ほどUAEについて色々と調べていると、暗号資産関係を含め、科学テクノロジーの分野においてもUAEは先端的な取り組みをしようとしていることが徐々に明らかになり、ますます興味深い国だと思った。単に税金における優遇措置があるという理由だけでUAEに注目していたところから、もっと別の切り口でこの国について理解をしたいという思いが高まっている。そして何より、イスラム教やイスラム文化への関心から、UAEにはできれば2月末に訪れてみたいと思う。スケジュール的に3月の初旬の方が望ましければそのようにする。


今朝方は1つ記憶に残る夢を見ていた。夢の中で私は、それこそドバイを彷彿とさせるような煌びやかな街にいた。そこの気温はとても暖かく、冬場でも半袖で過ごすことができた。街を歩いていると、カレー専門のお洒落なレストランを見つけ、そこに入ってみることにした。天気も良かったので、せっかくなのでテラス席で食事を摂ることにした。メニューがどこにあるかなと探していると、テーブルの下にメニューが差し込めるスペースがあり、そこにメニューがあった。メニューを開けてみると、メニューの数が豊富で驚いた。ウェイトレスの女性が横を通りかかろうとしていたので、私は彼女を呼び止め、注文をしようとした。まだメニューを吟味していない状態だったので、ウェイトレスの女性もゆっくり選んでいいですよと述べていたが、迷っても仕方ないので、メニューの右列のベジタリアン用のカレーの中から1つを選んだ。英語の併記もあったが、書かれている言語はアラブ語だったので、メニューの中身はよくわからなかったが、とりあえずそのメニューを注文した。しかし結構お腹が空いていたので、ロブスターカレーも注文することにした。そのメニューにはサラダやオレンジジュースが付いているようだったが、その他に魚の刺身などは取り放題のようで、ビュッフェコーナーがあった。そこでサーモンの刺身を取ろうとしたら、偶然にも小中学校時代の友人(KS)に出会った。そこで彼と立ち話をしていると、このレストランのウェイトレスの女性と昨日バーで出会い、意気投合したので食事も一緒にしたとのことだった。実はその女性とは自分も一昨日バーで出会っていて、食事こそ一緒にしなかったが、とても気さくな女性だと思った。すると彼はいなくなり、その代わりに今話をしていた彼女が目の前に現れ、にこやかに微笑んでいた。フローニンゲン:2023/1/23(月)07:44


9794. エンハンスメントのあるなし


昨日の続きとして、マイケル·サンデルの“The Case Against Perfection (2007)”の続きを読み進めている。トランスヒューマニズムに関することとして、本書の中でオペラが例に挙げられていた。一昔前のオペラはコンサートホールのテクノロジーが発達しておらず、その分オペラ歌手の芸術性によって生み出される豊かな音楽体験があった。一方で、現在はハイテクな音響設備の導入によって音楽体験に変化が生じたそうである。オペラ歌手側も聴衆側もハイテクな音響設備に依存することによって、オペラの質が随分と変化したそうである。確かにハイテクな音響設備によって別種の豊かな音楽体験が得られるようになったとも見える一方で、オペラ歌手側の工夫の余地が減り、聴衆が作品を聴きながらその意味を汲み取ろうとする態度などが強い刺激によって希薄になっている側面はありそうである。それ以外の例として、成長ホルモンを使ったアスリート専用の競技大会とそうした薬物を使用しない競技大会を区別するという話も本書の中に出てきており、これはゾルタン·イストヴァンも提唱しているものだ。サンデルが引用する資料の中には、仮にそのような2種類の競技大会が生まれた場合、より多くの視聴者が集まるのはこれまでの競技大会ではなく、エンハンスメントされた競技大会であろうと予想されていた。おそらく自分も視聴するならばそちらを選ぶように思える。そこから、現代の過剰な刺激時代の特性に考えを巡らせることになった。現代は色々な面で刺激が過剰であり、おそらくエンハンスメントされた競技大会の方を優先的に選んで視聴するというのは、より強い刺激を求めるという現代人の特性の現れなのではないかと思われる。さて、本当にそうした競技大会が実現された場合、大衆がどのような行動を選択するのかは注目に値する。そしてそこから彼らがそのような行動を取った動機と社会的背景を考えていくことをしてみたいと思う。引き続きサンデルの書籍を読みながら、トランスヒューマニズムと関連する話題について考察を進めていこうと思う。フローニンゲン:2023/1/23(月)09:02


9795. 遺伝子工学と優生学


早朝から引き続きマイケル·サンデルの書籍を読んでいる。今読み進めているのは遺伝子工学やエンハンスメントと優生学との関係に関する章で、このテーマはトランスヒューマニズムの運動において避けて通れない話題である。アメリカのかつての優生学運動がどのように展開されたのかについてより詳しく知りたいと思うし、それに影響を受けたヒトラーの優生学運動についてもより調べてみる必要がある。遺伝子工学の技術を活用することは、ある種私的な優生学運動、あるいは自由市場型優生学運動だという見方ができる一方で、そこにはかつての優生学運動にあったような排除の政治的発想がないことから遺伝子工学を用いた人間の改変と創造を肯定する意見もある。かつての優生学運動は確かにどれも政治と結びついていて、特定の遺伝子だけが残り、その他の遺伝子を排斥する形で進められていたが、今のところそのような排除的な政治思想がないということが今後実際に遺伝子工学が適用された場合にも同じ事態であるとは全く限らない。文化の方向づけによって、もてはやされる遺伝子の種類が必ず出てくるだろうし、それに群がる群衆の様子が容易に想像できてしまう。そうなれば、必ずそれは政治と結びついてくるだろう。すでに誕生してしまった遺伝子工学という学問分野と技術と、これからの私たちはどのように向き合っていけばいいのだろうか。それについては倫理学や道徳学の学問的に蓄積された知の力を借りながら、絶えず今の時代のコンテクストに照らし合わせて柔軟にそして深く考えていかなければならない。遺伝子工学と優生学に関するトピックについては、手持ちの書籍を参照する形でさらに探究を深めていこう。今読み進めているサンデルの書籍は、その探究の良い下地を作ってくれる。フローニンゲン:2023/1/23(月)09:58


9796. ジムでの筋力トレーニングの良さを実感して


やはりジムでのトレーニングはいいものだ。改めてそれを強く実感している。先ほどジムから自宅に戻ってきて、今は少し寛いでいる。この日記を書いて、さらにはジムで思いついたアイデアをノートに記入してからまた読書に取り掛かろうと思う。ここからはフランシス·フクヤマのポストヒューマニズム批判の書籍を読み進めていく。


さて、今日のジムでの筋力トレーニングを通じて、ジムの中に漂っているポジティブな雰囲気の中で自分の向き合う形でトレーニングすることの効能を感じた。確かに自宅でトレーニングするというのは移動がないために楽であるが、逆に言えば、近所のジムに歩いていくことそのものが良い気分転換になり、ジムでのトレーニングは個人トレーニングのようでいて、集合トレーニングのようでもある。意識の共鳴という現象がそこに確かに起こっているようで、おそらく1人では発揮できないようなパフォーマンスがそこで発揮されることはよくあるのではないかと思う。またミラー効果なのか、他者に見られていることを意識すると、1人でトレーニングをしている時よりも身体を追い込んで鍛えやすい。さらには自分の場合、ジムでのトレーニングは自分の内側に意識を向けていくヨガの実践と近しい形で行っているような感覚があり、それはとても良いことだ。


ジムに到着していつものようにウォーミングアップがてら鏡のある部屋に行くと、そこにパーソナルトレーナーのエリーザがいた。大きな音楽を流しながら彼女はすぐにこちらに気づき、挨拶をしてくれた。何やら今夜担当するHIITのクラスに向けて予行練習をしているようだった。彼女の予行練習の邪魔にならないように、部屋の右に移動してそこでジークンドーの鍛錬を少々行った。そこからは筋力トレーニングに励んだのだが、1時間を予定していたトレーニングは結局いつものように1時間半となった。いつも3セットで1つのエクササイズを行っているが、木曜日のエリーザとのトレーニングでは行わないであろうエクササイズに関しては4セット1つのエクササイズとして追い込んでいった。特に背筋と下半身の筋力を重点的に鍛えた。その他にも胸の筋力は、バランスボードを用いた腕立て伏せを3セット行い、胸の下側の筋力を鍛えるためにダンベルバーを用いて3セットほど鍛えた。ここ最近は腹筋を鍛えるのにアブローラーを使っていて、エリーザ曰くそれを好む人はほとんどいないとのことだが、自分にとってそれはお気に入りである。他の人がアブローラーを使っている様子を見ると、自分の動きにはもう少し改善の余地があることがわかった。具体的には、もし膝をつける場合、足は宙に浮かせておいて、身体を前方に倒していく際にはもっと深く倒していこうと思った。今の自分のやり方だと負荷量がいまいちのように思えたのは、身体を前方に倒す角度が甘かったからである。木曜日にもアブローラーを使おうと思うが、その時にはもっと前方に身体を倒していこうと思う。膝をつかないバージョンの際には、アブローラーに似た器具を使って、右手と左手を前方に交互に出すことによって捻りの動きを加えて腹筋を鍛えることを行っている。こちらの方が負荷量が高く、最後の追い込みにこれを12回2セット行った。今日の天気は曇りだったが、筋力トレーニングによって心が晴れ晴れしていた。やはり筋力トレーニングによって成長ホルモンやセロトニンが確かに分泌されていることを実感する。フローニンゲン:2023/1/23(月)16:26


9797. ジムでイエメン男性と話をして


引き続き心地良い感じが続いている。これはジムでの筋力トレーニングで得られたものである。今のところ、週に2回ジムに行って筋力トレーニングをすることが完全に習慣となった。電力価格の高騰を受けてサウナの時間が限定的となったことに伴って、さらにはもう1日サウナだけ入りにジムに行くことも習慣になりつつある。この寒さの厳しい時期に億劫になることなくジムに週3日歩いて通っているのだから、これはもう他の季節においては問題なくジム通いできるだろう。幸いにもジムは近くにあって、散歩がてら15分ほどの距離ということも幸いしている。今週日曜日には、ロビンさんの道場のジークンドーのワークショップに参加する予定なので、日曜日にいつもサウナに入っているがその代わりに土曜日にサウナに入りに行こうと思う。午前中から昼にかけてオンラインゼミナールがあり、それを終えて気分転換にサウナに入りに行こう。


今日のトレーニングを終えて更衣室に入ると、部屋の隅で礼拝をしている中年男性の姿を見た。ちょうど今朝方UAE旅行について少し調べていたところだったので、何か偶然を感じた。彼は目を瞑って布を地面に置いて礼拝を5回ほど行っていた。すぐに彼がイスラム教徒だとわかり、彼の礼拝を邪魔しないように、それでいて彼の礼拝の様子を観察していた。彼の礼拝のおかげでメッカの方向がわかり、今後自分も更衣室ではメッカの方角を意識することになるかもしれない。礼拝が終わったところで彼に声を掛けると、彼は気さくにも話に乗ってくれ、彼はイエメン出身であるとのことだった。彼にイエメンについて尋ねると、イエメンは内戦の最中であるから渡航は危険であり、訪問はお勧めしないとのことだった。彼も戦禍を逃れてオランダにやって来たそうだ。彼は仕事としてネットワークエンジニアをしているとのことで、コンピューターエンジニアと何が違うのか尋ねてみたところ、よりサイバーセキュリティーに特化して、ファイアーウォールの構築などに従事しているとのことだった。彼は2週間前に初めてジムに来たようで、普段は結構忙しいのでジムにどれだけ通えるかわからないが、またジムであったら話をしようと行ってお互いに別れた。今朝方UAEについて色々と調べ、イスラム教についても少しずつ学んでいる最中だったので、彼との出会いは何かの縁かもしれないと思った。また彼と話をしたことによって、イスラム教国の中で治安の良い国とそうでない国についての理解も深まり、やはりUAEやサウジアラビアなどは観光で訪れやすいことがわかったことは収穫であった。フローニンゲン:2023/1/23(月)16:42

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