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7608-7611: ロヴァニエミからの便り 2022年1月1日(土)



No.3096 光の涙_A Tear of Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1133, Dimensionality

Various dimensions are moving to become one.

This reality is multi-dimensional and one dimensional.

Rovaniemi; 09:52, 1/1/2022


No.1134, Yamato

One of my important roles is to create harmony in this world.

For example, to harmonize eastern and western martial arts is one of my passions and roles.

I’m Yamato or Wajin who are inclined to create harmony.

Rovaniemi; 11:27, 1/1/2022


No.1135, Nature

Walking or just staying in a forest is superb healing for me.

That’s why I love Finland.

Nature is one of my best friends.

Rovaniemi; 15:14, 1/1/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7608.【ロヴァニエミ旅行記】ロヴァニエミで迎えた元旦の朝に

7609.【ロヴァニエミ旅行記】武術と存在の入れ子の解放

7610.【ロヴァニエミ旅行記】2つの博物館を訪れて

7611.【ロヴァニエミ旅行記】サウナを久しぶりに味わっての快感


7608.【ロヴァニエミ旅行記】ロヴァニエミで迎えた元旦の朝に


ロヴァニエミで迎えた元旦の朝。今朝は天気がすこぶるよく、午前9時半に近づこうとしている今、地平線の彼方に美しい朝焼けが見える。


ここ数日間、雪に覆われた世界の中で生き物を見つけることはできなかったが、鳥の鳴き声が聞こえてきた。こんなに寒い環境の中にも鳥が生きているということ。それに畏怖の念を持つ。


今日の最高気温は8度、最低気温はマイナス18度とかなり寒いが、1日を通して晴天であることは何より喜ばしい。おそらく滞在中にオーロラが見えるとしたら今日だけだろう。


さて今日はオーロラが姿を見せてくれるだろうか。それを楽しみに待ちたい。


昨日は、“The Matrix Resurrections (2021)”を見た。この作品を消化するにはまだ時間がかかりそうだ。


自分は、マトリックス世界のバグのような存在か。この世界における異分子としての自己。それが果たす役割について改めて考える。


映画を見終えて外に出ると、大晦日なので花火が上がり始めていた。そして日付が変わるタイミングで、対岸で大きな花火が上がり始めた。


嬉しいことに、宿泊先のホテルは対岸に面していて、部屋もそちらに面していたので、部屋から花火を鑑賞することができた。時間にして20分ほどだろうか。市民や観光客たちもホテルの前の通りに集まり、対岸の花火を静かに鑑賞していた。


自分もまた短い時間であったが、花火をぼんやりと眺めながら、新たな年の始まりを祝った。今年はきっと大きな飛躍の年になるに違いない。そのようなことを感じていた。


さて今日は、午前10時ぐらいにゆっくりと朝食を摂り、ホテルで少し休憩をした後に、アルクティクム博物館 (Arktikum)とピルケサイエンスセンター(Tiedekeskus Pilke)に行く。幸いにも、元旦の今日も2つの博物館は開いているようだ。後者のピルケサイエンスセンターの方が閉館時間が早いので、まずはそちらに足を運ぼう。


ここ最近は動的ストレッチを毎日行ったり、日中も武術の動きを鍛錬しているためか、以前よりもぐっすり眠れる。武術を習い始めることによって体が健康になるというのはよく聞く話だが、自分にもそれが当てはまりそうである。


今日も朝食前に動的ストレッチをし、博物館から帰ってきたらまた何かしらの鍛錬を行おうと思う。2022年は、自分にとって武術を深く探究する始まりの年になるだろう。ロヴァニエミ:2022/1/1(土)09:35


7609.【ロヴァニエミ旅行記】武術と存在の入れ子の解放


晴天のロヴァニエミの朝は本当に美しい。一面が白銀世界の中、朝焼けが背後に見えるこの景色を、今ゆっくりと味わっている。


2021年の最後の最後に武術の世界と再び出会い、合気道以来に本格的に武術のトレーニングを始めることになった。それは自分の中の関心や可能性を大きく開き、やって来た2022年の充実さをすでに予感させてくれている。


武術のトレーニングをし始めて、まずはそもそも純粋に自分の体を目一杯に動かす喜びがある。これまで抑圧されていた何かが解放されていくかのように、絵も言わぬ解放感を味わっている。


武術のトレーニングは、肉体の解放のみならず、精神や魂の解放をもたらしてくれるに違いない。インテグラル理論で言えば、存在の入れ子の基礎構造から順に解放させてくれるのが武術のトレーニングなのだと思う。


また、トレーニングを通じて自分の体に目を向けてみると、未知なる体の動きが発見されたり、より楽で力の出る動きを見つけた時などには大きな喜びの感情が伴う。それは純粋に楽しいものなのだ。


体を目一杯動かす喜びは、幼い子供たちが感じているものに近いかもしれない。一方で、自分の体の使い方を発見していく喜びは、より成熟したマインドが感じる喜びに近いと言えるだろう。


どんな分野に関しても、関心を持って書物を購入する際にはいつもそれは洋書なのだが、武術に関しては日本語でも良書がそれこそ無数に存在し、日本語を通じても武術の世界に触れたいと思ったので、大晦日の昨日、夕方から夜にかけて時間を取って、書籍やトレーニング用のDVDを探していた。


DVDに関しては、ジークンドーのものやシステマのもの、そしてさらには古武術の身体操作に関するものを購入した。以前使っていたDVDプレイヤーがうまく使えなくなってしまっていたこともあり、Apple社の純正品のSuper Driveを購入した。これによってDVDの再生もできるとのことなので、今からその到着が楽しみだ。


武術や身体操作に関する書籍もいくつか興味深いものが見つかり、結局30冊ぐらいを購入することにした。それらは来週の土曜日には到着するそうだ。


ここからは、ジークンドーに関しては近くの週に1回ジムに通う。ただし、それだけではトレーニング量が圧倒的に少ないので、自宅でもトレーニングを行っていく。


というよりも、武術の鍛錬というのは道場やジムだけで行うものでは決してなく、日常生活の全てを鍛錬の場とするのが重要だろう。ジークンドーとシステマのトレーニングは、毎日何かしらのものを自宅で集中して行いたい。まずは基礎的なものを精度高く行えるようになっていこう。ロヴァニエミ:2022/1/1(土)10:07


7610.【ロヴァニエミ旅行記】2つの博物館を訪れて


時刻は午後4時を迎えた。先ほど2つの博物館と買い物から帰ってきて、今はホテルの自室でくつろいでいる。


ホテルに戻ってきたときに、受け付けでサウナの予約をしておいた。今はコロナかであるから、サウナに入れる人数制限がある。


幸いにもサウナの開始である午後5時からの予約をすることができた。予約表を見ると、何名かの人たちと一緒にサウナを利用することになるようだ。


今日はまず、ピルケサイエンスセンターに足を運んだ。ここでは様々な展示物を通して、フィンランドの森林保護に関する様々な施作やデータを学ぶことができる。


展示品のあるフロアは1つしかないが、1つ1つの展示品の見どころが多く、結局2時間弱ぐらいこの博物館にいた。フィンランド人にとって森というのは文化の象徴であり、癒しの象徴でもある。


自分もロヴァニエミに来てから、深い雪と自然の中で過ごすことによって、心身共に随分と浄化されているのを感じる。改めて森の良さを見つめ直すきっかけとなり、やはりいつかはフィンランドかノルウェーのように緑豊かな場所で生活をしたいと思う。


世の中は産業時代から情報時代を経て、フィンランドはそこからバイオ時代への転換に向けて努力を積み重ねているようだ。環境に優しい経済を提唱しているその姿は、自然を大切にする仏教経済学の思想とも重なるものを見出すことができる。


展示品を見終えた後、ミュージアムショップに向かった。そこに置かれていた1冊の書物が目に止まった。日本語のタイトルで『フィンランドのこころ』というサウナを取り上げた書籍を読んでいたところ、店員の女性に声をかけられた。


「どこから来たのですか?」と英語で尋ねられたので、「日本からです」と答えると、その女性はなんと流暢な日本語を話し始めたのである。話を聞いてみると、彼女はこの地にあるラップランド大学に通っていて、コロナの前年の年に札幌大学に留学していたそうである。そうしたことから日本語がとても流暢だったのだ。


そこからは、ロヴァニエミと日本の雪質の違いなどについて話をしたり、彼女が日本で巡った色々な場所について話を聞かせてもらった。自分はまだ北海道に一度も行ったことがないということを述べると、彼女は驚いていた。


ちょうど今年の秋に北海道に足を運んでみようと思っていたので、彼女の話がまたその後押しになったように思う。しばらく話をした後、サウナに関する書籍をもう少し立ち読みし、結局それを購入することにした。


すると、会計の際に彼女がサービスで大量のメッセージカードをプレゼントしてくれた。彼女の厚意にお礼を述べ、博物館を後にした。


次に向かったのは、ピルケサイエンスセンターと隣接しているアルクティクム博物館である。ここではラップランド地方の歴史や暮らしぶりがわかる資料が充実していて、中でもこの地に生息している野生動物たちの標本が印象的だった。


特に圧巻だったのは、巨大な狼と黒いヒグマの標本であり、仮にそれらの動物と森の中で遭遇したらどのように対応するのが良いのだろうかと考えてしまった。どちらの動物も対峙した瞬間に必ず自分の心拍数が上がることが予想され、おそらく慌てて行動すると彼らは襲ってくるであろうから、いかにリラックスした状態で適切な行動が取れるかが大事だと思った。


システマ的な観点で言えば、やはりその瞬間に深い呼吸をすることが重要であり、その時に取るべき適切な行動とはなんなのかについては少し調べてみたいと思う。それでは今から少し仮眠を取って、そこからサウナを楽しもう。ロヴァニエミ:2022/1/1(土)16:37


7611.【ロヴァニエミ旅行記】サウナを久しぶりに味わっての快感


時刻は午後9時を迎えた。今日は午後5時から久しぶりにサウナに入ってきた。こんなに気持ちの良い汗を書いたのは本当に久しぶりである。


オランダはもう随分と前から気温が下がってきていて、それこそ8月の終わり頃からは、身体トレーニングをしてもさほど汗をかかないほどであった。ところが今日のサウナでは本当に良い汗をかくことができてとても嬉しく思う。


サウナの前に水分補給をし、サウナ室にもペットボトルの水を持参した。サウナ室に入って着替えをし、シャワーを浴びてサウナに入ると、すでに先客が1人いた。フィンランド人のとても体格の良い中年男性がいて、自分がサウナに入ってすぐ後にも同じような体格の中年男性が入ってきた。


そこからまずは15分ぐらいサウナを楽しみ、一度汗を流して水分補給をして再びサウナに入った。そこからしばらくしてまた汗を流して水分補給をし、合計で3回ほどサウナを楽しんだ。


その間にも首のマッサージをしたり、ふくらはぎのマッサージをするなどして、デトックスを促した。3回目のサウナの際には、気さくなベルギー人とイタリア人と同席し、そこから随分と話し込んでいた。そうしたこともあり、3回目は2回目よりも長くなったが、サウナの良さの1つはこうした裸の付き合いができることにある。


今日購入したサウナに関する書籍によると、実際にフィランドではビジネス上の交渉や商談などもサウナで行われていたりするらしい。確かにサウナによって裸で相手と向き合うことによって、裏表のないコミュニケーションが促されるのは確かだと思う。よく人は裸になって初めて本性が出てくるというがまさにその通りだと思う。


サウナが大変気持ち良かったので、サウナを出た後に受け付けでキーを返却する際に、明日のサウナの予約も済ませておいた。以前からサウナのある家に住みたいと思ったいたが、その思いがより一層強くなっている。


フィンランドであれば、例えば高級マンションには結構サウナが自宅に付いていたりもするし、家を建てる際にもサウナを合わせて作ってもらうこともフィンランドであれば比較的楽なのではないかと思う。


サウナは将来の自分の家にぜひ欲しいものだ。サウナによるデトックス効果とリラックス効果、そしてサウナに入っている間のまるで瞑想をしているかのような感覚が素晴らしい。


さて、実はつい先ほどオーロラが見えないかと思って外に出てみたが、オーロラが見える時間はもう少し後のようだった。一般的に、午後10時から12時までの時間帯が一番見えるらしい。


ところが改めてオーロラ観測アプリを調べてみると、先ほど見ていた場所が悪いみたいであり、今日は随分と高い確率でオーロラが見え、先ほどであっても川岸の端っこの方からであればオーロラが見えていた可能性があるとのことである。


後ほどまたそのベストスポットに散歩がてら行ってみようと思う。おそらく今日オーロラが見えなければ、明日以降は天気が曇りになってしまうので今回の滞在ではオーロラを見ることができないだろう。また後ほど、暖かい格好をして地図が示すそのベストスポットに行ってみよう。ロヴァニエミ:2022/1/1(土)21:16

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