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7222-7224: フローニンゲンからの便り 2021年8月9日(火)



No.2577 夜光の踊り_A Dance of Night Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.809, Reality and My Existence

A dreamy construction always spreads out in front of my eyes.

Reality is malleable and mercurial.

My existence is both a fixed and variable point in this reality.

Groningen; 09:01, 8/9/2021

No.810, Unwavering Faith

Unwavering faith would deliver good fortune.

A dark night tells me so.

Groningen; 21:38, 8/9/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7222. 今朝方の夢

7223. 旅とテクノロジー/今朝方の夢の続き

7224. 今朝方の夢の続きの続き/最高倫理責任者について/暗号共産主義とメタ自動化/世界の宗教とトランスヒューマニズム


7222. 今朝方の夢


時刻は午前8時を迎えた。今朝は空に薄い雲がかかっていて、朝日を拝むことはできない。


気温は依然として肌寒く、今日の最高気温は19度、最低気温は14度とのことである。ちょうど今の時間帯が最低気温であり、室内では暖かい格好をしている。


今のところ今年の夏は、7月の半ばに2、3日ほど30度を超えた日があったぐらいであり、それ以外は肌寒い日々が続いている。週間予報を見ると、今週の木曜日は25度まで気温が上がるが、それ以外の日はやはり涼しいままである。もしかしたら、今年はもうこのような涼しさのまま秋に突入していくのかもしれない。


昨日は午後からトレーニングをし、午後はもう書物から離れて映画を見ていた。おかげで3本ほどの映画を見ることができた。


今後もトレーニングをする日の午後は書物から離れ、映画でも見ようと思う。それが良い気分転換になり、翌日からの探究活動に良い影響を与えるであろう。


今朝方の夢を改めて振り返っている。夢は大きく分けると2つあったが、それらは連続しているようにも思える。夢の中で私は、日本の見知らぬ田舎にいた。そこは田園と山が多く、私は大学時代のゼミナールの友人たちと一緒にフットサル施設に向かっていた。


森林を切り開いた場所にフットサルコートが新しく作られたらしく、そこでみんなとフットサルをやることにした。どういうわけか私はトイプードルの愛犬を連れていて、リードを付けることなしに一緒に歩いていた。


愛犬もこの土地は初めてのはずなのだが、持ち前の嗅覚でフットサル施設への道を感じ取っているらしく、私たちに道を教えるかのように先導してくれていた。ところがフットサル施設を前にして、いつの間にか愛犬がどこかに迷子になってしまった。


愛犬は非常に高い知能を持ち、賢いので、きっと自分のところに戻ってくるか、自分独りで家に戻れるのではないかと思い、とりあえず様子を見ることにした。その間にフットサルをしようと考えたのである。


施設に到着すると、まずは受け付けをする必要があった。受け付けに到着すると、ここに一緒にやって来たのは大学時代のゼミの友人たちだけだと思っていたが、小学校時代の友人(TM)や現在協働している方もいた。


私以外の全員は更衣室に行くのではなく、真っ先に大浴場に向かった。これからフットサルをしようというのに、まず全員が風呂に入ろうとしたのである。


運動前に風呂に入ってしまうと、今の季節は夏であるから、フットサル中はより一層汗をかくだろうなと思った。彼らが脱水症状にならなければいいのにと思いながら私は受け付けをした。


その際に、先ほど全員でチラッと見た場所は正式なフットサルコートではなく、屋内·屋外の2つの種類のフットサルコートは別の建物にあるようだった。風呂に入っていたみんなに声を掛け、あまり長湯しないように忠告し、フットサルコートの場所を教えた。


私は先にコートに到着し、しばらくするとすぐにみんなやって来た。そこからは全員で楽しくフットサルを始めた。


最初の数試合の中で、私は随分と得点を決めたので、それ以降の試合では他の人に点を取ってもらおうとアシスト役に回ろうと思った瞬間があった。フローニンゲン:2021/8/9(月)08:17


7223. 旅とテクノロジー/今朝方の夢の続き


今週の水曜日にワクチンの2回目の接種がある。接種後、2週間弱でデジタル証明書が発行されるらしく、それを受け取れば自由に欧州の他国への旅行が自由にできる。


ちょうど昨日にオーナーのフレディさんと話をする機会があったのだが、オーナー夫妻は今月末にスイスと南ドイツに行くとのことだった。南ドイツには美しい森があるらしく、その辺りに宿泊をするらしい。


その話を聞きながら、自分は来月のどこかでドイツのボンに行くことを伝えた。ボンで生まれたベートーヴェンの話となり、その時にフレディさんが、ベートーヴェンの名前から察するとオランダとベルギーにルーツがありそうだということを述べていたのが印象に残っている。


ボン旅行に向けて、来週か再来週にホテルの予約をしておこう。ボンであれば飛行機ではなく列車で行くことができそうであることが、先日ドイツと国境を接しているウィンタースウェイクという街に行った時に思った。


景色を楽しみながらゆっくりと地上を移動してボンに向かいたい。フランスの思想家のポール·ヴィリリオはかつて、テクノロジーによる異常な速度を獲得してしまった人間は知覚と感覚を大きく変容してしまったと指摘している。


旅においてできるだけ飛行機ではなく列車を使おうとしているのは、そうしたことが背景にある。これはヴィリリオの思想に影響を受けたというよりも、以前から自然とそのようなことを直感的に感じ取る自分がいて、異常な速度に取り囲まれた人間社会に対して問題意識があった。


ちょうど一昨日と昨日には、ヴィリリオが提唱した「速度学(dromology)」に関する書籍を2冊ほど読んでいた。旅を実現させる際には移動手段だけではなく、ホテルや移動手段のチケット入手に関するテクノロジーが存在しており、旅を切り口にしてテクノロジーについて色々と考えることができる。


今回の旅では、旅とテクノロジーについて色々と考察を深めていきたいと思う。その際にヴィリリオの思想や、ルイス·マンフォードの文明論に関する思想を考慮に入れたい。


それでは今から朝風呂に入ろうかと思う。今日は午後から雨が降るようなので、昼前あたりに近所のオーガニックスーパーに買い物に出かけたい。


今朝方の夢の続きの記憶が蘇る。フットサルに関する夢を見た後に、フットサルを終えた私たちは、バーベキューをすることになった。同じテーブルには同じ小学校だった友人(TM)と同じ小中高に通っていた友人(YU)がいて、彼らと楽しく話しながらバーベキューを食べていた。


私はどういうわけか、普段食べない肉を取ろうとしていた。しかもそれは普段絶対に避けている加工肉であるソーセージだった。


同じ小学校に通っていた友人にソーセージを3本取ってもらい、それをパンに挟んでフランクフルトを作ってもらった。彼はソーセージの上にケチャプをかけ、それを私の皿の上に載せてくれた。


一見するとそれは美味しそうなのだが、やはりこれまでずっと肉を食べてこなかったこともあり、何か違和感があった。端的に、自分の身体はもはや肉を受け付けておらず、せっかく作ってもらったフランクフルトは別の人にあげようと思った。


ちょうど隣にもう1人の友人がいたので彼にあげようとしたところ、彼はもうお腹一杯のようだった。せっかくの食べ物を無駄にしたくないと思ったので、私はそれを犬か何かにあげようと思った。


しかしながら、そもそも自分が加工肉を避けているのはその発癌性物質の危険性ゆえであり、そんなものを他の動物にあげることにもまた抵抗感があった。とはいえ、野生動物の中には飢えているものもいるであろうから、後ほど海岸線を散歩するときに、砂浜にそっとフランクフルトを置いてこようと思った。そこで夢の場面が変わった。


すると、いつの間にか同じテーブルにいた2人の友人と私たちは空を飛んで移動していた。3人で円を作るようにして体を合わせ、空高くを飛んでいたのである。


しばらくすると、眼下に高速道路が走っているのが見えた。私は進行方向とは逆向きに飛んでいて、進行方向には同じ小学校に通っていた友人が、そして横向きに小中高時代の友人がいた。3人はそれぞれ違う方角を向きながら進んでいた。


空を飛ぶ高さがあまりにも高かったので、私は少し恐怖心を感じ、進行方向を向いている友人に硬度を下げるようにお願いした。空を飛ぶ高さも速度も彼がコントロールしていたのである。


彼に高度を下げるようにお願いすると、彼はゆっくりと高度を下げてくれた。しかし、自分たちがいる下には高速道路が走っていて、あまり高度を下げすぎると車にぶつかってしまう恐れがあった。


私たちは車の進行方向とは逆向きに空を飛んでいて、対向車にぶつかりそうになりながらも、何とかそれらをかわして目的地に向かっていた。無事に高速道路を抜けると、目的地の旅館近くにやって来て、山道を飛んでいる最後の最後で靴が脱げてしまった。


私はどういうわけか脱げやすいサンダルを履いていて、それが道路の上に落ちてしまったのだ。私たちは立ち止まることなく進み続ける必要があったので、私は早々に靴を諦め、目的地に急ごうと2人に述べた。


友人たちは私が靴を犠牲にしてまでも目的地に早く辿り着こうとする意思を感じ取ってくれ、私たち3人は最後まで気を引き締めて空を飛んでいった。フローニンゲン:2021/8/9(月)08:49


7224. 今朝方の夢の続きの続き/最高倫理責任者について/暗号共産主義とメタ自動化/

世界の宗教とトランスヒューマニズム


気がつくと時刻は午前11時半を迎えていた。今朝は足元から冷える。


早朝に今朝方の夢について振り返っていたが、そう言えば一連の夢の前に、別の夢を見ていたことを思い出す。続く夢と同様に、その夢の中でも私は空を飛んでいた。しかしその時には、街の中で追っ手から逃げるために空を飛んでいた。


空を飛ぶ高度もそれほど高くなく、追っ手の外国人がジャンプをすれば自分の足に届きそうなぐらいであった。私は力を振り絞ってなんとか高度を上げようとしたが、最終的には追っ手の外国人に足を掴まれてしまい、危うく捕まってしまうところだったが、その男を振り払い、なんとか逃走した。


その場面について思い出すと、次の夢の場面において2人の友人と空を飛び、目的地の旅館に到着してからの夢の場面についても思い出した。旅館に到着すると、長く空を飛んでいた疲れを癒すために、すぐに温泉に入ろうと思った。


興味深いことにその旅館には、私たち3人のそれぞれを見守っている神専用の風呂が別々にあった。私を見守っている神は若い女性のようであり、私はその神が入った後の風呂に入ることになった。


浴槽の水は澄んでいたが、どういうわけか体を洗う箇所にも水が溜まっていた。そして、2つの色の違う石鹸が石鹸置きの中で輝いていたことが印象的である。


私は体を洗った後に、友人がいる隣の大浴場に行こうと思ったが、自分の神の浴場でゆっくりすることにした。そのような夢を見ていた。


早朝のそよ風。辺りには涼しげな風が吹いている。幸いにも雨は夕方から降ることになったらしく、買い物へは午後の仮眠を取った後に行こうと思う。


昨日、近年企業の中で「最高倫理責任者(Chief Ethics Officer)」が置かれる動向について考えていた。企業倫理だけではなく、今後は発達倫理やテクノロジー倫理も考慮に入れた倫理が企業社会の中で求められるようになってくるかもしれない。


その際に、最高倫理責任者に求められる素養は高度なものとなり、果たしてそのような素養を持つ人材がどれだけいるのかは疑問が残るところである。今のところ、そうしたポジションに就いているのは倫理を専門にする哲学者なのだろうか。倫理に関する知識と思考訓練を積んでいない一般企業人がそのようなポジションが務まるとは到底思えない。


今日はこれまでのところ、2冊の書籍の初読を終えた。1つは「暗号共産主義(cryptocommunism)」に関するものである。


本書を読みながら、暗号技術による自動化の自動化を通じた社会運営の実現が近づいていることについて考えていた。社会の至る所で自動化が実現されることを超えて、そうした自動化が自動的になされるという「メタ自動化」とでも呼べる現象がきっと現れるだろう。


その時に人間はどのように変貌するのだろうか。知覚や感覚、そして思考や実存性といったものがどのように変容していくのか。そのあたりに関心がある。


もう1冊は、それぞれの宗教における独自の身体論に関する書籍とトランスヒューマニズムを扱ったものだ。それぞれの宗教には独自の身体論が展開されており、それを突き詰めていくとトランスヒューマニズムの発想が開かれてくる点が興味深い。やはり神学とトランスヒューマニズムを含めたテクノロジーの問題は、1つの重要な思想テーマになる。フローニンゲン:2021/8/9(月)11:43

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