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6926-6929: アートの国オランダからの便り 2021年5月18日(水)


No.2262 ダイモーン_Daemon


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.625, A Harmonious State

My body, mind, soul, and spirit are harmonizing one another.

I’m always in the harmonious state.

It continues to heal and transform me.


Where will I go from here?

Probably, nowhere.

Because every time I breathe, I’m always here and now.

Groningen; 06:33, 5/18/2021

No.626, Poetry for Me

For me, poetry could be one of the best forms to express a feeling of gratitude for life.

Also, it enables me to articulate my abstract thoughts and existential feelings.

Poetry is a precious creative activity for me.

Without it, I could not lead my life.

Groningen; 06:38, 5/18/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(5つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

6926. 今朝方の夢

6927. 至福さに包まれて/ムースの世界

6928. 夕方のひとときに

6929. 探究領域の拡張と時間意識の拡張


6926. 今朝方の夢


時刻は午前6時を迎えた。今、穏やかな朝の世界が目の前に広がっている。空はうっすらと晴れていて、小鳥たちが朝の世界を祝福するかのような鳴き声を上げている。


今日は午後に、かかりつけの美容師のメルヴィンの店に行き、髪を切ってもらう。ここ最近は5週間に1度髪を切ってもらうことにしていて、前回から早くも5週間経ったのかと思う。


前回店に訪れたときにメルヴィンからもらったパズルがまだ解けておらず、今日店に行った時はパズルが解けたか必ず聞かれるだろう。そもそもパズルに触れることを忘れており、それに取り組むことがあまりできていなかったので、日常もう少しパズルに触れるように意識しようと思う。それにしても、デルフト工科大学の大学院生が開発したこのパズルはなかなか難しい。


小鳥たちの鳴き声に耳を傾けながら今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、日本の地方都市と欧州のどこかの国の地方都市が混ざり合ったような場所にいた。


その街は海に面していて、街は運河が張り巡らされていた。そこで私は、一風変わった化け物を追いかけていた。それは人間の姿をしていながらも、色々と変化することができた。また、人間の言葉を話すこともでき、なんと日本語を話すことができた。


その化け物をどういうわけか捕まえる必要があり、私はそれに奔走していた。しかし、その化け物の変化の術と逃げ足の速さに翻弄され、なかなか捕まえることができなかった。


そうこうしていると、応援部隊が駆けつけ、中には190cmほどの大柄な知人の方がいて、その他にも数名ほど知人がいた。彼らと一緒に化け物を追いかけていると、化け物は運河沿いの入り組んだ長屋の住宅地に入った。


他の人たちは全員化け物を見失っていたが、私だけが化け物を引き続き追いかけていた。すると化け物は運河沿いでふと立ち止まり、突然姿を変えた。


驚いたことにそこに現れたのは七福神だった。化け物は七福神の7人に変化したのである。それに驚きと感銘を受け、私は言葉を失った。


すると気がつけば私は、モーターボートレースに飛び入り参加することになっていた。ある知人がボート経験の一切ない私を突然このレースに送り込んだのである。


どうやら私にはモーターボートの才能があるとのことだった。文字通りモーターボートなど運転したことがなかったのだが、スタート地点までボートを動かす中で、なんとなくコツのようなものが掴めた。


知人が影響力のある人物だったこともあり、私は随分と前の方からスタートできることになった。具体的には、前から3番目の列でスタートできるようになった。


いきなりの飛び入り参加を周りはあまり快く思っていないようであり、しかも私が前から3列目という好位置からスタートできることも彼らの気分を害することにつながっていたようだった。


スタート前に周りを見渡すと、近くに高校時代の小柄な友人がいて、彼が私に話しかけて来た。レースとはあまり関係のないことを彼はボソボソと呟くように話していて、私はレースに集中したかったのでこちらから話をすることはほとんどなく、彼との会話を早々と切り上げた。


いざボートが静止し、いよいよスタートするかというところで、目の前に高速道路が現れ、今からそこに水が満ちてきて、その上をレースするようだった。レースに向けて気持ちを落ち着かせ、集中した気持ちで目の前を見つめていると、いつの間にか夢から覚めた。フローニンゲン:2021/5/18(火)06:25


6927. 至福さに包まれて/ムースの世界


清々しいばかりの朝空が広がっている。空は見事に晴れ渡っていて、優しい朝日が地上に降り注いでいる。それを祝福するかのように小鳥たちが静かな合唱を奏でている。


先ほど朝風呂に入りながら天窓の向こう側の青空を眺めていると、なんとも言えない至福感が自分の内側から湧き上がってきた。青空を眺めている最中にも小鳥たちの鳴き声が聞こえていて、それがなお一層のこと観想的な意識に誘った。


日々の充実した形で探究活動と創作活動に従事することができているのは、こうした至福感に裏打ちされている。それがあるからこそ自分のライフワークが少しずつ前に進んでいるのだと思う。


とにかく今のこうした状態には感謝をしたい。至福さに感謝することが新たな至福さを生み出す。至福とは循環的な創造物のようだ。


ライフワークということについて言えば、昨日は改めて、日記を執筆することは自分のライフワークの1つであることを思った。なおかつそれは世界に対する奉仕なのだという考えも芽生えた。


日々の創作活動もまたそうだ。それはライフワークであり、同時に世界への奉仕なのである。ライフワークかつ奉仕としての活動に今日も存分に従事していこう。


小鳥たちの祝福の鳴き声は止むことを知らない。優しい朝日も引き続き地上に降り注いでいる。


昨日、隣人のマークが飼っている猫が自分の家の近くをうろついていた。その猫は、私たちが住んでいる住所の通りの名前を取ってムースという。


先日、オーナーのフレディさんから話を聞いたところ、この通りは非常に歴史があるとのことであり、どのような歴史があるかについての詳しい情報は、フローニンゲンの市のウェブサイトに掲載されている、と述べていたことを思い出した。


まだどのような歴史があるのかについて調べていないが、街が誕生した中世の頃からこの通りが存在しているらしい。そこから現代にかけて、一体何人の人がどのような思いでこの通りを通って行ったのだろうか。そのようなことに思いを巡らす。


マークの愛猫のムースは体が大きい。マークは放し飼いにしていることもあり、外で人から餌をもらったり、自ら何かを捕まえて食べているのだろう。実は時々、私の家の屋根にも遊びに来ることがある。


昨日は夕方に、ムースが倉庫の脇の木の下にいたので何をしているのかを観察してみた。端的には、猫の気持ちになってみたのである。


猫の目を通じて世界を眺め、猫の身体を通じて世界を体験しているかのような想像力を働かせていた時間がしばらくあった。バスカーの言葉で言えば、ムースとの「超越的一致」があった。


ムースは辺りをキョロキョロ眺めてからどこかにスッと消えて行ってしまった。今この瞬間、ムースはどこにいるのだろうか?そんなことが気になる。フローニンゲン:2021/5/18(火)07:26


6928. 夕方のひとときに


時刻は午後4時半を迎えた。先ほどかかりつけの美容師のメルヴィンの店から自宅に戻ってきた。自宅に戻ってきて、敷地の門を開けると、そこに見知らぬ男性がいた。彼はオーナーのフレディさんの協働者らしく、名前をバスという。


バスは私のことをフレディさんから色々と聞いていたようであり、私の名前を知っていて、門を開けて目が合った時に私の名前を呼んでくれた。バスとそこで少し立ち話をし、彼は随分と昔に日本に足を運んだことがあるようだった。


東京や京都に足を運び、その他にもいくつか温泉を巡ったそうだった。そして私の実家がある山口県も知っていて、九州に行く際に山口県を通ったという話をしてくれた。


バスと話して家に戻ると、すぐに家の扉を叩く音が聞こえた。1階の玄関に降りてみると、そこにいたのはマークだった。マークが本を届けにやって来てくれたのである。


ここ最近は特に書籍を購入する頻度が上がっていて、郵便受けに入らないような書籍も多くあり、マークを含めて隣人の人には随分と助けてもらっている。アメリカにいた時は、郵便受けに入らない書籍を隣人に預かってもらうということはなく——アメリカの社会的特性からそれは確かに考えられにくい——、オランダのように隣人同士が助け合いながら荷物をお互いに預かっておくということに最初驚いたのを覚えている。


新居に移ってからも、同じ敷地内の人だけではなく、彼らが不在の時に私の荷物が届けられたら、全く見知らぬ隣人の家に荷物が届けられることもすでに2度ほどあった。指定の近所の家に行って呼び鈴を鳴らし、そこでお礼を含めて会話をすることによって、助け合いの精神に根差した共同体意識のようなものが芽生えていることを興味深く思う。


このあたりに日本やアメリカとは違う精神風土を見る。ヨーロッパの他国はどうなのかは知らないが、オランダのこうした地域共同体的精神、隣人同士の共同体意識はとても心地の良いものである。


マークから受け取った書籍は、数日前に注文したフランスの思想家ルネ·ゲノンの書籍だった。本日はその他にも数冊ほど書籍が届く予定であり、それらはできる限り郵便受けに入って欲しいと思うがどうだろうか。


現在霊性や宗教を起点にした探究が中心を占めており、今朝方は宗教と経済学、宗教と社会学、宗教と生態学、宗教と心理学に関して学術書を調べていた。すると、合計で30冊近く興味深い書籍を見つけた。


関心度合いからすると、宗教と経済学が自分の中では最重要テーマであり、それらに関する書籍を最も多く見つけた。今月はもう随分と書籍を注文しており、先月届けられたバスカーの書籍群ですらまだ読めていないので、宗教と経済学に関する書籍は来月以降に注文しようと思う。


探究上の自分のダルマは何なのか、自分の進むべき道は何なのか、貢献するべき領域は何なのか。ゆっくりとではあるが着実にその輪郭が見えつつある。フローニンゲン:2021/5/18(火)16:47


6929. 探究領域の拡張と時間意識の拡張


穏やかな夕日。今日もそれを拝むことができている。


時刻は午後8時を迎えた。今日も天気予報が良い意味で外れ、雨が降ることはほとんどなかった。降ったとしても通り雨程度であり、早朝の快晴の青空に加えて、基本的には1日を通して晴れていた。


午後にかかりつけの美容師のメルヴィンの店に行き、髪を切ってもらった後に中央市場を通って自宅に帰っている途中に、ここ最近の自分の探究活動の特性について考えていた。端的には対極的な世界を行き来しながら探究が進んでいることを思ったのである。


具体的には、霊性学、しかもとりわけ高度な意識段階や意識状態を扱うような極めて抽象的な探究を進めている一方で、それと調和を保とうとするかのように、具体的な現実世界の課題と密接につながった形で経済学、政治学、生態学を探究してしている自分がいる。


この点についてはこれから本格的に探究していこうと思っているのだが、現実世界の経済的·政治的な具体的問題の背後にある宗教上の問題について探究をすることに大きな関心の矢が向かっている。本日30冊ほどリストに加えた学術書は、まさにこのテーマに関するものである。


いずれにせよ霊性や宗教は関心の根幹にあり、あえて言えば、霊性(宗教)経済学、霊性(宗教)政治学、霊性(宗教)生態学の3つの分野を個別に探究していき、いずれはそれらを横断的に探究できないかと考えている。


おそらくそうしたところまで探究が進むのはまだまだ先のことだろうが、まるで自分の未来を見据えるかのように、時間的展望を伸ばす形で今の自分の探究活動を捉えている自分がいる。


そう言えば、今日メルヴィンとの会話の中で、今から100年後の未来について話をしていたことを思い出す。ここ最近は、関心のテーマの拡張に加えて、時間意識も拡張してるようなのだ。そのようなことを思う。


メルヴィンから聞いた話によると、オランダでもコロナのワクチンの接種が進んでいるとのことだった。今のところ、まだ自分には何の連絡も来ていない。


欧州各国はワクチンの接種を進めながらも、残念なのは欧州内の行き来が制限され、同じEU圏でもワクチンの接種を受けていないと国の出入りが難しくなって来ていることである。例えばスペインやフランスなどは、ワクチンの接種を受けていないと外国人は入国できないらしい。


ますますオランダ国外への旅行が難しくなっている印象だ。こうした状況の中、オランダ国内の旅行に関してはワクチンの接種は関係ないため、国外への旅行は控え、まだ足を運んだことのないオランダ国内の街にどこかのタイミングで旅行に出かけようと思う。


早ければ来月あたりに、オランダ南部にある2つのモンドリアン美術館に足を運びたい。その際には、美術館近くのホテルに宿泊し、その街をゆっくりと堪能しようと思う。フローニンゲン:2021/5/18(火)20:12

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