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6070-6073: アートの国オランダからの便り 2020年8月3日(月)


No.1110 午後の夢_A Dream in the Afternoon

本日の言葉

Against the enemy’s sword, do not raise your guard, but keep you mind still; that is the place of victory. Takuan Sōhō

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本日生まれた11曲

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タイトル一覧

6070. ファスティング3日目の朝に思うこと

6071. 今朝方の夢

6072. 穏やかな朝を振り返って

6073. アリエン·ロッベンのフローニンゲン帰還に思うこと

6070. ファスティング3日目の朝に思うこと

時刻は午前5時半を迎えた。今朝起床したのは午前5時前であり、その時にはまだ辺りは暗かった。

今ようやく辺りが明るくなって来ており、日の出の時間が少し遅くなっていることに気づく。季節は着実に進行しているようだ。

今この瞬間には、ほのかな朝焼けを見ることができていて、雲はあまりないのだが、今日は昼過ぎから夕方にかけて雨が降るようだ。天気予報を先ほど確認したところ、夕方になってもまだ小雨が降っている可能性があるため、午前中に街の中心部にある銀行に行って来ようかと思う。そこで2枚の銀行カードを再発行してもらう。

小雨が降り始める前に銀行に訪れたいので、もうこの際銀行が開く9時頃に自宅を出発しようかと思う。銀行に歩いていくことは、朝の良い散歩になるだろう。銀行で手続きを終えたら、その足で、街の中心部のオーガニックスーパーに行く。

今日は断食3日目であり、断食は明日に終えようかと考えている。もし明日にもまだ断食が必要そうであれば、断食を継続し、明後日に終了しようかと思う。

断食終了に際しての回復食の材料を今日はそのスーパーで購入する。いつもながら2種類の味噌を購入し、バイオダイナミクス農法で作られたチーズを購入する。チーズに関しては、回復食の最初に食べるのはふさわしくないであろうから、しばらく冷蔵庫に保存したままにする。

その他には、椎茸や豆乳を購入する。そして、ハーグに住む友人が日記の中で言及していたギーを試しに買ってみようと思う。

ギーについては名前は聞いたことがあったのだが、すでに諸々のオイルを使っていたこともあり、それを試してみようと思ったことはなかっ。しかしこれも何かの導きか、ギーを試してみようという気持ちになった。

ヨガのインストラクターの資格取得に向けた講座の中で、アーユルヴェーダについても学び、ギーはアーユルヴェーダでも大切にされているオイルである。ギーは、アーユルヴェーダの言葉で言うところの「オージャス(活力のもと)」を高めてくれ、体の様々な組織に働きかける強壮作用がある。また、知性·記憶力·理解力を高めるという認知的な作用もあるらしく、非常に興味深いオイルである。

今日はそれを購入し、帰ってきてから飲む予定のカカオドリンクに入れてみよう。ギーはバターをより濃厚にしたものというイメージなので、きっとカカオドリンクに合うだろうし、断食を終えた後に飲み始めるコーヒーに入れても美味しいだろう。

アテネ旅行中に考えていた雑多なことをメモに残しており、今それらを見返している。ここから、それらについてゆっくりと考えを深めていきたいと思う。

今メモを見ると、自分の癒しと肥やしになる時間の使い方を絶えず意識していこうという旨の事柄が書かれている。現代社会においては、それと真逆の形で私たちの時間を使わせる仕組みが無数に存在しているため、それらには注意が必要だ。とりわけ単なる情報と無駄に触れないことを意識することは大切だろう。それらが治癒や肥やしにつながることはあまりない。

もし触れるとしても情報から一段高いところにある知識や、さらに高い次元にある叡智に触れるようにする。そもそも、自分の外側の叡智に触れることよりも、自分の内側にある叡智を大切にしていくことはさらに大事だろう。

内側の叡智と絶えずつながり、絶えずそれを見ていくようにする。そして何よりも、自ら形を生み出す活動に従事していくことを最も大切にしたい。そうした活動そのものが、自分に癒しと肥やしを与えてくれるのだから。フローニンゲン:2020/8/3(月)06:03

6071. 今朝方の夢

時刻は午前6時を迎えた。辺りはすっかり明るくなり、空にはほとんど雲がない。あったとしても、それはとてもうっすらとした雲だ。午後から天気が崩れることがにわかに信じられないが、オランダの天気は変わりやすいので、おそらく天気予報通りになるのだろう。

今朝方起床した時には小鳥たちの鳴き声が聞こえていたのだが、彼らは今少しばかり休憩をしているようだ。彼らの鳴き声がまた聞こえてくることを楽しみにしている。

今日から断食3日目を迎えた。断食はもう慣れたものであり、前回の断食が14日間を超えるものであったため、3日程度の断食はなんともない。

前回はヴェネチアに訪れた後に断食を行い、その時に宿泊していたホテルには朝食が付いていなかったので、朝はフローニンゲンでの生活と同じく果物しか摂っていなかった。夜に関してもフローニンゲンで食べていたものとほとんど変わらず、日々の食習慣は、知らず知らずのうちに断食の準備食の役割を果たしていたようだった。

そうしたこともあり、前回の断食においては好転反応を含め、辛さを感じることは一切なかった。一方、今回はアテネのホテルで朝食をしっかりと摂っていた。もちろん、肉類を摂取することは一切なかったのだが、それでもチーズやパンなどを食べており、準備食としてはあまりふさわしくないものだったかと思う。

そのため、断食2日目の昨日は、少しばかり好転反応が出て、だるさや頭痛を生み出したのだと思われる。断食3日目の今日は、起きた瞬間に気づいたが、すこぶる調子が良さそうだ。朝から活力が漲っており、活力の迸りを感じる。

旅を終えた後に心機一転して再度日常の生活に戻っていくに際して、断食を取り入れるというのはとても良い習慣のようだ。今後の旅においても断食を取り入れよう。次回の断食は、秋に日本に一時帰国してオランダに戻ってきてからになる。

今朝方もまた夢を見ていた。夢の中で私は、どこかの国のオーガニックスーパーにいた。品に表示されている金額がユーロ表示だったので、おそらくそこはヨーロッパのどこかの国だろう。

夢の中の私も断食をしているようであり、断食がもうすぐ終わりに近づいているので、果物や回復食の材料を買いに来ているようだった。そこで私はいくつか必要なものを買い物カゴに入れ、最後にリンゴを買い忘れそうになっていることに気づき、リンゴ売り場に向かった。

そこにはオーガニックの様々な種類のリンゴが売られていて、どれも美味しそうに思えた。形や大きさがバラバラなのはオーガニックの良さの1つであり、1つ1つの果物の個性がわかる。

私はリンゴがいくつか入った袋を手に取り、レジに向かおうとしたところ、かいわれを食べたいと思ったので、それもカゴに入れた。

レジの担当の店員はアメリカ英語を話していた。私の手元にはカードがなく、現金しかなかった。現金で支払いをしようとした時に、かいわれがなんと12.55ユーロすることに驚いた。

すると、私の左隣にいた友人の母親が、「かいわれは最近高いのよ」と笑みを浮かべて述べた。かいわれの値段が高騰している理由は謎であったが、無事に支払いを済ませた。

するとそこで、リンゴについても、別にその店ではなく、近所のスーパーのオーガニックコーナーで買えばよかったかもしれないと思った。今朝方はその他にも、外国にある日本旅館で宿泊している夢を見ていた。

そこで、可愛い犬に懐かれ、顔を舐められていたことを覚えている。その他にも後1つほど夢を見ていた記憶があるのだが、それについては詳細を思い出すことができない。

上記の最初の夢は、現実世界の状況と重なるものが多分にあり、とても興味深い。今からドリームディクショナリーを通じて、リンゴと犬のシンボルの意味について調べてみようと思う。フローニンゲン:2020/8/3(月)06:25

6072. 穏やかな朝を振り返って

時刻は正午を迎えた。そのタイミングで激しい雨が降り始め、今は雨脚が少し落ち着こうとしている。午前中に街の中心部に出かけておいて良かったと思う。

少しばかり時計の針を巻き戻してみたい。今日は午前9時頃に自宅を出発し、街の中心部にあるABN AMRO銀行に向かった。

自宅を出発した時は雲がほとんどないほどに晴れていて、朝日がとても気持ちよかった。その時間帯は空気が澄んでいて、それでいて時間の流れもゆったりとしたものに感じた。実際に、街にはまだ人がほとんどおらず、店も開いていないものがほとんどだった。

そんな中で、開いているカフェが数店ほどあり、そこには客がいて、みんな朝のゆったりとした時間を思い思いに過ごしているようだった。彼らが寛ぎながらお気に入りの飲み物を飲んでいる姿を見ると、こちらもホッと一息する。

朝の時間はいつも、自分の創作活動や探究活動に充てているため、このように朝の時間帯に外出することなど滅多にない。そうしたこともあり、朝の時間帯の街の中心部がこのような雰囲気になっているのかと新しい発見があった。

人通りも少なく、街はとても穏やかであった。銀行に到着すると、客は誰も待っておらず、すぐに対応をしてもらえた。

銀行のデビットカード2枚を紛失してしまったことを伝えると、すぐに新しいカードの発行手続きをしてもらうことができた。いつもは銀行で飲み物をセルフサービスでもらうのだが、まだコロナの影響があってか、そのサービスは一時停止中のようだった。

新しいカードの発行もほとんど待つことなく、すぐに手続きが完了した。そこから私は銀行を後にし、街の象徴であるマルティニ教会を仰ぎ見た。

銀行の近くには市場が開催される開放的な場所があり、そこを通り抜けて、オーガニックスーパーに向かった。客は私以外に1人だけであり、そこでも速やかに必要なものを購入することができた。

これまでは銀行のデビットカードで支払いをしていたのだが、今日は現金で支払いをする必要があった。その時に店員さんと会話をし、カードがアテネで盗まれてしまったことを話した。

すると、その店員の中年女性も、昨年ギリシャに訪れた時に、銀行カードが使えなくなってしまったエピソードを話してくれた。そこから私はまたゆっくりと自宅までの道のりを歩いて帰った。

今日の午前中を振り返るとそのような内容になるだろうか。帰宅後、購入したギーを早速カカオドリンクに入れてみたところ、大変美味であった。今後もカカオドリンクやコーヒーにギーを入れてみようかと思う。

また、断食後に茹でたジャガイモを食べ始める時には、ジャガイモにつけても美味しいかもしれない。そのあたりもまた模索してみようかと思う。

それでは今から少し仮眠を取り、仮眠後、午後の活動に集中して取り組みたい。フローニンゲン:2020/8/3(月)12:25

6073. アリエン·ロッベンのフローニンゲン帰還に思うこと

時刻は午後6時を迎えようとしている。正午に降った雨が嘘のように、今は空が晴れ渡り、西の空に輝く夕日を拝むことができている。

明日と明後日も天気が良いようで何よりだ。明日は断食を終える日なので、近所のスーパーに行って、オーガニックの果物と野菜類を購入したい。

断食後の回復食は、毎回ながらとても楽しみであり、きっと美味であろう。その味を噛みしめることが今から楽しみである。

今日の午前中に、街の中心部のABN AMRO銀行に足を運んだ際に、銀行横に、FCフローニンゲンの大きな看板が掲げられていた。看板に掲載されている選手を見た時に、見覚えのある選手がいた。

「えっ、ロッベン?」と思わず声が漏れた。元オランダ代表の英雄の1人であるアリエン·ロッベンがFCフローニンゲンに移籍したことをその時に知り、とても驚いた。

というよりもロッベンは、ドイツの名門クラブバイエルン·ミュンヘンを退団し、現役を引退したはずだったのだが、どうやら電撃復帰を果たしたらしい。

ロッベンは元々フローニンゲン州のベドゥムという小さな町で生まれており、キャリアのスタートはFCフローニンゲンだった。ロッベンが古巣に戻ってきたのだ。私はなんだかそれがとても嬉しく思えた。

ちょうどFCフローニンゲンには、日本人の板倉滉選手も在籍しており、一度試合を観戦しに行こう行こうと思っていながらも、はや4年が過ぎた。コロナの影響を受けて、昨季はリーグが早々と終了してしまったが、今季は通常通りに開催されるらしい。ロッベンと板倉選手を応援しに、今年の秋か冬にでもスタジアムに応援しに行こうかと思う。

ロッベンはオランダからイギリスに渡り、そこからスペインを経由してドイツに渡った。そして今、故郷のフローニンゲンに戻ってきた。

人は人生において、生まれ故郷に帰らぬまま生涯を閉じることもあれば、生まれ故郷に帰ることもある。ロッベンは後者の人生を歩んだ人なのだろう。

今後の自分の人生がどのようになるのか誰にもわからないが、私はおそらくロッベンとは対照的な人生を歩む形で生涯を閉じそうだ。だが、故郷を思う気持ちは変わらず、ロッベンはフローニンゲンという故郷を思って帰郷したのだろう。

故郷を愛し、故郷のチームのために現役を復帰したロッベンのプレーをぜひ一度間近で見てみよう。9月12日にオランダ1部リーグが開幕するようなので、日本に一時帰国する前に、一度スタジアムに足を運ぼう。フローニンゲン:2020/8/3(月)18:08

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