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5922-5923: アートの国オランダからの便り 2020年6月22日(月)


No.755 空の優しい流れ_A Gentle Flow in the Sky

本日の言葉

Stillness is obtained correctly with a continuous fulfilment of the senses: once the senses are fulfilled, one has freedom of mind. Aśvaghoṣa

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本日生まれた12曲

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タイトル一覧

5922. 中世の城と井筒俊彦先生の書斎に関する夢

5923. 内的色彩世界を豊かにしていくこと

5922. 中世の城と井筒俊彦先生の書斎に関する夢

時刻は午前6時を迎えた。もうこの時間は辺りはすっかり明るくなっていて、朝日も昇っている。赤レンガの家々の屋根を照らす光はとても美しい。

新たな週の到来を祝ってか、小鳥たちも普段以上に元気に鳴き声を上げている。今日は午前中に1件ほどオンラインミーティングがある。それ以外には特に何もないので、創作活動と読書に励んでいこう。

読書に関して言えば、今日は今道友信先生の『美について』という書籍を再読しようと思う。数日かけてその再読が終われば、今度は先生の『愛について』を読み返そう。それらの書籍を読むことは、秋の講演会に向けての準備となる。

今朝方は起床前に夢を見ていた。夢の中で私は中世の城のような建物の中にいた。その建物には部屋がたくさんあり、またなんと列車の車両のようなものもあった。

私はその建物の中の止まった列車の中にいた。そこでは、当時の服装をした人たちが何人もいた。彼らは軒並み欧米人だが、彼らの話している声は日本語として理解された。

彼らの話から推察すると、どうやらこれから戦争が始まるようだった。城の中にはすでに雇われ兵がたくさんいた。

車両の中では、王子のような格好をした人物がいて、彼が車両から飛び出して反対側にあるバスに乗り込み、爆発物か何かのスイッチを止めるミッションを遂行しようとしていた。

バスの中には姫のような人物もいて、彼女がミッション開始から爆発物のスイッチを止める時間を計算し、それは9.4秒であった。それを聞いた王子のような人物は、十分な時間だと判断した。彼の機敏な動きを持ってすれば、7秒ほどでそれを止めることができると踏んでおり、9.4秒というのは十分すぎる時間だった。

いざミッションが始まると、バスから降りてくる人たちが続々といて、彼はミッションの遂行がしずらそうだったが、列車の車両から素早くバスに飛び乗り、見事に爆発物のスイッチを止めた。それを見届けると、私の意識は実際に通っていた中学校にあった。

校舎の周りは水で浸水し切っており、校舎のそばには見慣れない家屋がたくさんあった。その家屋に戦争の相手方が潜んでいて、こちらを攻撃しようとしていた。

こちら側の雇われ兵は精鋭部隊であり、みんな戦闘能力がとても高かった。一方、相手型の傭兵は単なる雇われ兵であり、士気も技術もどちらも共に低そうであった。

校舎の周りの水に腰まで浸けながら歩みを進めていくと、家屋から銃弾が飛んできた。しかし私たちはそれを気にかけることなく、また相手に攻撃することもなく、素通りする形で先に進んだ。

すると再び私の意識は、城の中の列車の中にあった。先ほども列車の中の時間の流れが緩やかだと思っており、またミッション遂行の前には時間が止まっていたのだが、今度は完全に時間が止まっているようだった。

止まった空間の中で、列車の中を見て歩くと、どうやらが襲撃があったようだった。残念ながら、城の中の何人かの人が殺されてしまっているようだった。

ふと気づくと、私は言語哲学者の井筒俊彦先生の書斎の中にいた。そこには大量の蔵書があった。

先生はすでにこの世を去っているが、ご家族が今も先生の書斎を当時のままに保存しているようだった。私は書斎の中を案内していただき、書斎の本を自由に閲覧してもいいという許可を得たので、早速本棚から1冊の書籍を手に取ってみた。

それは先生が論文を執筆する際に核としていた書籍らしく、細かな書き込みがびっしりとなされていた。巻末の検索のところには、ページ数の漏れたものについて逐一該当ページが記載されていた。

書物の中に書き込まれた文字や図を見ていると、これが碩学の書物との向き合い方なのかと多いに感銘を受けた。私は書籍の真ん中あたりに書き込まれていた図に関心を示し、それを見て閃いたことを呟いていると、書斎のドアの付近にいたご家族の方は「何のことやらさっぱり」という不思議そうな表情を浮かべていた。

最後に私は、一冊ばかり本棚の書籍をもらえることになったので、何がいいかと思案していたところ、過去の宗教家や哲学者などの名言集が気になり、それをいただこうかと思った。その書籍の巻末を見ると、出版年は1990年とのことであり、本棚にある書籍の中ではかなり新しいものだった。フローニンゲン:2020/6/22(月)06:35

5923. 内的色彩世界を豊かにしていくこと

時刻は午後7時を迎えた。今、燦然と輝く夕日が西の空に浮かんでいる。

今日は清々しい1日であり、とても爽やかな気分にさせてくれる1日だった。もうすぐ7月を迎えようとしているが、フローニンゲンはまだまだ涼しい。

もちろん、最近は日中の買い物には半袖で出かけるようになったが、朝は冷える。今週末には一時的に気温が30度近くになる日があるようだ。フローニンゲンにも本格的な夏がやってくるのは間もなくだ。

今日も1日を通して創作活動に打ち込み、午前中にはオンラインミーティングが1件ほどあった。そうした活動に加えて、今日から再び、今道友信先生の『美について』という書籍を読み進めている。

これは秋の講演会に向けた資料作りとして読み返しているのだが、何度読み返しても本書からは新しいことが得られる。本書を読むのは今回で4度目だ。

読むたびごとに新たな気づきや発見をもたらされているのは、自分自身が変化しているからなのだろう。良書を繰り返し読むことを通じて、自分自身の変化に気づかせてもらっている。そのようなことを改めて実感した。

本書を再読したら、同じく今道先生の『愛について』と『美について考えるために:実践美学とカロノロジー』を読み返そうと思う。必要に応じて、先生のその他の書籍である『美の存立と位相』などを読み返していこう。秋の講演会までまだ時間があるので、想定している参考文献をできるだけ繰り返し読み返していきたい。

午前中に絵を描いているときに、今後はより自分の内側の多様な色に着目していこうと思った。自分の内側には、まだ気づけていない色彩豊かな世界が広がっている。そうした世界を発見し、開拓していくために、絵を描く際には普段使わない色を眺めてみて、それが自分の内的感覚に合致するようであれば使ってみることにしよう。

そうした形で絵を描いていけば、徐々に自分の内側の色の世界が開かれていくだろう。色彩感覚を涵養し、自分の内側の色彩世界をより彩り豊かに育んでいく。そのようなことを思った。

それでは今から、明日の作曲実践に向けて何曲か曲の原型モデルを作っていこう。それが終わればメールに返信をし、少しばかり話しておきたいテーマがあるので、それを音声ファイルにして、「一瞬一生の会」のドライブ上にアップしておこうと思う。

西の空に浮かぶ夕日のように、今日もまた輝くように充実した1日だった。明日もまたそのような1日になるだろう。フローニンゲン:2020/6/22(月)19:28

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