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4941-4943:フローニンゲンからの便り 2019年9月12日(木)


お知らせ

・成人発達理論やインテグラル理論の観点を交えながら、楽しく一緒にボルダリングを体験するためのYoutubeチャンネル「ライフ・イズ・ボルダリング」を始めました!

・成人発達理論やインテグラル理論の観点を交えながら、楽しく一緒に音楽理論や作曲について学ぶためのYoutubeチャンネル「ライフ・イズ・ミュージックコンポジション」を始めました!

本日の3曲

本日の3曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

4941. 一時帰国に向けて

4942. 一時帰国中の楽しみ:「民族ボルダリング学」

4943. 身体芸術としてのボルダリング:今朝方の夢

4941. 一時帰国に向けて

時刻は午前6時半を迎えた。まだ辺りは薄暗く、日の出の時間が随分と遅くなったことを感じる。外はとても肌寒く、もはや早朝に換気で窓を開けていることが難しくなった。

起床直後にオイルプリングをしながらヨガをしている時だけ換気をするようにしており、ヨガを終えて水を飲む頃にはもう窓を閉めている。そうでもしないと、寒さで体が一気に冷えてしまう。

そんなことを述べながらも、私は秋の到来を喜んでいる。冬に関しても、それが厳しいものであればあるほど嬉しくなってしまう。

季節に対する受け取り方というものが、この4年間の欧州生活を経て随分と変わった。昨年の冬は思っていた以上に厳しくなかった。今年の冬は厳しいものであることを願う。

自己を極限まで圧縮させるような厳しさが欲しい。そこから春を迎え、圧縮していたものが一気に開花するその爆発を楽しみにしている。

春を迎えるのは来年のことである。その時には、爆発後の自分がそこにいるだろう。

絶え間ない出発と絶え間ない爆発。それを繰り返しながら自己が自分の知らない世界へといざなわれていく。

出発、爆発、いざない。それらが繰り返される人生が淡々と進んで行く。

再来週に日本に一時帰国するにあたって、その直前に母に再度連絡をしておこうと思う。実家の滞在期間を連絡するだけではなく、食生活が変わったことについても連絡をしておく必要がある。

動物性の肉についてアレルギーがあることがわかったことを伝え、牛・豚・鳥の肉は食べることができず、魚についても基本的には摂取を控えることを伝えておく。休息のために日本に滞在するのであるから、日本でそれらを食べてアレルギー反応が出てしまっては元も子もない。

それともう一つ、実家に到着したら、バランスボールがあるかどうかを確認しておこう。以前父がトレーニングで使っていたような記憶があるのだが、なければ近くのスポーツショップでそれを購入する。

ここ8年間は基本的に、室内で椅子に座ることはない。椅子に座ることが寿命を縮めると言われるように、椅子に座る時間が長くなればなるほど、身体が弱体化していく。

姿勢が悪くなり、知的活動や創造活動に従事するエネルギーがどんどんと減退してしまう。そうしたことからも、実家に滞在する期間が短かったとしても、バランスボールを購入しておきたいと思う。

久しぶりに日本に一時帰国する日が近づくにつれ、そうした些細でありながらも重要なことをぼんやりと考える。日本からオランダに戻ってきた翌月には、ふらりとヴェネチアに足を運び、そこで美術展とボルダリングを楽しみたいと思う。

ふと顔を見上げると、辺りは随分と明るくなってきた。これから一日が始まる。充実感と幸福感に満ち溢れた一日がまた始まる。フローニンゲン:2019/9/12(木)06:51

4942. 一時帰国中の楽しみ:「民族ボルダリング学」

時刻はゆっくりと午前7時に近づきつつある。今、美しい朝焼けが空一面に広がっている。

白いちぎれ雲が薄ピンク色に輝いている。その下を数羽の鳥たちが羽ばたいていった。

早朝のフローニンゲンの街を吹き抜けるそよ風は優しい。街路樹たちは、優しいそよ風にお礼を述べるかのように揺れている。

この世界の一体感を感じる。この世界が何か大きな力によって連動して動いていることを感じる。

今回の日本への一時帰国では、できるだけ日本を満喫しようと思う。日本はまだ残暑が残っているようだが、私が帰る再来週あたりには少し秋を感じられるようになっているのではないかと期待する。

秋の始まりと共に日本に滞在することができることを有り難く思う。秋は自分が誕生した季節でもある。

今回の一時帰国を通じて、私は再び誕生を経験するかもしれない。そんな予感がする。

今回は休息のために日本に滞在することもあって、滞在期間中は仕事をほとんど入れていない。唯一の仕事は、協働させていただいている大阪の会社を訪問し、そこで一緒にプログラムの作成をし、その会社さんが主催のセミナーを行うことぐらいである。その他の仕事は入れないようにした。

確かに東京にも数日滞在するが、そこでの目的は限定的である。銀座のホテルに数日間ほど宿泊し、銀座で少々購入したいものがあるため、買い物を行う予定である。

新しいパソコンを購入すること、秋冬物の服を購入すること、故障したメガネを修理に出すことを銀座で行う。銀座を滞在拠点にし、初日には東京駅付近の大型書店に立ち寄り、作曲関連とボルダリング関連の書籍を購入したい。

翌日からは、神保町の古書店巡り、北斎美術館の訪問(今回が3度目)、銀座にあるボルダリングジムに行くことなどを計画している。もし何か面白い映画が上映されていれば、銀座近辺の映画館でそれを鑑賞したい。

いずれにせよ、東京に長く滞在したくはないため、数日したら岐阜県に移動する。岐阜県では二つの美術館を訪れる予定であり、今からそれが楽しみだ。また、岐阜市内にあるボルダリングジムにも足を運んでみたい。

ちょうど数日前に、ボルダリングに関する自分のチャンネルの中で、民族音楽学ならぬ、「民族ボルダリング学」なるものが存在しうる可能性について説明をしていたい。各国のボルダリングジムに足を運び、ジムの雰囲気のみならず、壁や課題から文化特性を汲み取っていくこともまた私の楽しみの一つとなった。

壁や課題の設計にはきっとお国柄が現れる。そのようなことを考えている。

そうした考えを基にし、日本という一国を見た場合においても、より微視的に捉えれば、県民性というものがボルダリングジムにも現れるように思えてくる。そうしたことを検証する意味でも、今回の日本滞在期間中においては、東京、岐阜、大阪、山口のボルダリングジムに足を運びたい。

そこで喚起されたものは、自分の作曲にも影響を与えるであろう。そうなってくれば本当に、ライフ・イズ・ミュージックコンポジションであり、ライフ・イズ・ボルダリングである。フローニンゲン:2019/9/12(木)07:10

4943. 身体芸術としてのボルダリング:今朝方の夢

時刻は午前8時に近づき、辺りはすっかり明るくなった。空には少しばかり雲が見られるが、今日は晴れのようである。

昨日は午後から今朝方にかけて長く雨が降っていた。雨音に溢れた世界から一夜が明け、今はまた多種多様な音に溢れた世界が広がっている。

世界はこのようにして豊かな音で成り立っていたのである。そのようなことを再度思い出させてくれた。この感覚を今からの作曲実践で表現してみようか。

再来週からの一時帰国においては、文献として持っていくのは楽譜と作曲ノートだけにする。機内では日記の執筆を少々行って、睡眠までの時間は楽譜を読み込むことに時間を充てたい。

今のところ、ブラームスの楽譜を持参しようかと考えている。ブラームスの楽譜とじっくりと向き合い、和音分析を自分なりに行っていく。昨夜そのような考えが芽生えた。

それに加えて、昨夜は改めて、ボルダリングの動画を今後も継続して見ていこうと思った。検索対象を日本語だけに絞らなければ、英語空間においては随分と有益な動画が存在している。

優れた楽譜から得るものが多いのと同様に、ボルダリングに関して優れた動きをする人の動画から得られるものは本当に多い。とにかく繰り返しうまい人の動画を見て、彼らの動きを脳内で再現できるようにしていく。

ボルダリング初心者の現在の私が言うと滑稽に響くかもしれないが、いつかは美しく、芸術的に壁を登っていきたい。端的には、ボルダリングをスポーツとして行うというよりも、身体芸術(アート)としてボルダリングをしていきたいと思っている。身体を通じて、芸術性を発揮させる余地を多分に含んでいるのが、自分にとってのボルダリングの魅力である。

それではこれから早朝の作曲実践に入る前に、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、小中学校時代を過ごした社宅にいた。

両親の寝室の隅には室内用のバスケットゴールがあり、私はよくそこで遊んでいた。夢の中の私もそこでバスケをしていたのだが、いつもよりゴールが決まらない感覚があった。

部活の中でもシュートの成功率が最近落ちていることに気づいていた私は、改めて自分のシュートの成功率のデータを眺めた時に、10%前半だということを知って愕然とした。そこまで成功率が下がっているとは思ってもみなかったのである。

両親の寝室でしばらくシュート練習をしていると、父が笑顔で私に話しかけてきた。なにやら、近くの電気屋のポイントが貯まったらしく、ポイントカードを私にくれるとのことであった。ポイントカードに加えて1万5千円ほどの現金を渡してくれ、それで何か買ったらいいと言ってくれた。

私は有り難くポイントカードと現金を受け取ったのだが、特に欲しいものが見つからなかった。あえて挙げるとすれば、シュートの成功率を測る測定器ぐらいだろうかと考えていた。

そこからもしばらくシュート練習をしながら、何が欲しいのかを色々と考えていた。今朝方はそのような夢を見ていた。

その他にも、大学時代のフットサルサークルのメンバーと一緒にフットサルをしている夢を見ていた。同学年のメンバーに、運動神経のあまり良くない友人がいて、夢の中では彼と同じチームだった。

彼に動き方の指示を色々と送ったところ、彼はそれが気に食わなかったのか、私に対するパスがとても雑であった。運動神経が悪い人間の雑なパスは、通常の雑なパスよりもさらに受け取りにくかった。

言葉で指示をしてもこちらの指示を聞かない彼に対し、私は最後の手段として、彼の顔面や腹部を思いっきり殴ることによって指示を理解させようとした。一切感情が高ぶることもなく、非常に冷静な感情状態の中で、私は彼を何回か思いっきり殴った。

それによって彼は地面にぐったりとうずくまった。私の行動を見ていた他のメンバーや先輩たちは、私の行動に少し驚いているようだった。フローニンゲン:2019/9/12(木)08:16

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